2017年現在から、未来をじっと目を凝らしてみると、大きな流れを作り出すものだろうものが、いくつか浮かびます。
これまで個別にいろんなスケールで喋ったことを、まとめて整えてみました。
資料は、はじめは、産業革命の過去のステップと、今いる「第四次」の革命は、何が革命の要となるのかについて、からはじめ、3タイプの労働形態の行く末をうっすらと推察していきます。
後半は、それらの他に、いろんな領域から、目安として立てられる未来の姿をいくつか、断片的に綴っています。
アイデアプラントは創造的アイデアを創出することを、事業として支援したり、その補助ツールを開発したり、ということをしていますが、創造産業が、今後どうなるのか、はとても強く興味をもっていつも考えたり議論したりしています。基本的には、伸長する数十年を過ごすでしょう。
多くの人が創造を仕事にしている未来、その時点で、なおもまだ、人々は何か創造活動への支援を必要としているか、といえば、多分、答えはYESだと私は考えています。
ただ、それがどんなのモノであるのかは、ここにあげたような未来が来た時に、人々がじゃあどんなニーズを持っているのか、という、推察の土台に立ったうえでさらに想像していくことが求められます。
そういう私の見ている世界の未来の様子を、ちょっと自分用にまとめておいたのが、このスライドです。そのため、他者に対する説明性は、他の資料に比べて相当に低いものです。ですが、薄暗い未来という揺れている存在を推し量る手がかりの一つになれば幸い、と思い、公開資料にしました。
今年も来年も、日本各地や世界の街をゆきます。こういう話もいろんな領域の人たちともっとできれば幸いです。
執筆余話:
早いもので、新年あけたばかりと思っていたら、もう1月も過ぎ去ろうとしています。年明けから作っては直していたこの資料、いつまでたっても公開版にならないので他のブログ記事が出せずにすっかり、時間だけがたっていきました。なので、このあたりで、エイッと上げてしまいました。
今日、三度目の旅仕事がはじまりました。早めに仙台空港のラウンジについて、このスライド資料を仕上げ、今夜は、大阪の宿でブログ(この記事)を書いています。
大きな未来の潮流は、ここに記したことがベースだろうと思っていますが、世界情勢が最近は急速に変わってきた感があります。それはもしかしたら、江戸時代の長らく天下泰平だった時代が、激動の明治へ変化し高度に発展していったことと似て、安定均衡が崩れて、不安定になる一方で高度な変化を生み出す時代になったのかもしれません。
上り坂でも下り坂でも、変化はチャンスを生む。
予兆に聡くあることも、イノベーターたちには大事で、それは今後ますます重要になるのかもしれません。