アイデアプラントの製品上市10周年の今年は、いろんな切り口での開発に取り組んでいます。
先日の開発会議では、アイデアプラントのパートナー企業であるマグネットデザインさん(の オンラインショップ店長iさんと、デザイナoさん)と、もろもろの案件を打ち合わせていました。
海外展開の第二弾としての商品のローカリゼーションの打合せの一コマ。
とはいっても、展開する言語は英語、ターゲット市場は北米なので、グローバリゼーション、というほうが適切かもしれませんが。※
※(大震災以降、戦略的に、世界を見に行くようになりました。世界の裏まで滞在しに行って、人と文化を見る目が、少しだけ開きました。そして、『「英語化=グローバリゼーション」なんてのは違うんだ』という言葉を実感として理解できるようになりました。あらゆる国は、その国の中の人々の独自の営みがある。商品や知識を提供しようとしたら、民族や国や地域ごとに合わせたローカリゼーションが要る。それらを束ねた総体が、グローバリゼーション、なんだ、とようやく、分かり始めました。ですが、それぞれの国への具体戦略をEdgyに立てられるレベルには程遠いです。あくまで、世界各地は違うんだ、ということが分かり始めた、程度です。)
国際展開は、今後、長い時間をかけて取り組んでいきます。投資フェーズがしばらく続いていく中で、あまりに粗雑な舵切りをしてしまわないように、代表として戦略眼をもっと養っていかなくちゃ、そして、現地をもっと見に行かなくちゃ、と。
また、別の開発案件としては、長らく非売品であった、ワークショップ専用ツールの一般販売にも取り組みます。
ワークショップの中で使う前提で作るなら作れるものがあり、それはその誕生の経緯から、ずっと、ワークショップの付属品でした。ただ、そろそろ、それを単独でも提供できるように、商品としての在り方を一歩深化させてみよう、と。
その他、もろもろの打合せを長時間にわたり一気にしていました。
今、パートナー企業には、国際的な素養を持っている方や、眼のいいデザイナーさんがいて、石井の中で醸成してきたものが、現実のトライとして次々、動き始めています。
戦略的に考えているベースもあるのですが、時代の変化の急流の中では、出来るだけ、軽量で迅速なトライ&Pivotが大事だろうという思想のもと、仮設的なことを、これからも力をかけてやっていこうと思います。
(このブログでは、どうしても講演・ワークショップの情報発信が中心ですが、私の仕事のもう一つの側面は、発想道具のデザイナーです。外からは見えにくい、開発行為の日々もまた、私の仕事のとても大事な部分でしてこのブログにつづりました。いつにまして、まとまりのない文章になりましたが。
こうして作る時間が多い時は、副産物として、うちの製品やサービスにならないようなもの・こと、もよく作っています。余談すぎる話なので、これはまた、どこかで、余話として綴ってみたいと思います。)