2013年08月11日、追記:
このページを訪れてくださる人の目的にかなう記事を書きました。
↓子ども向けの工夫発想ワーク
http://ishiirikie.jpn.org/article/72242058.html
〜サイエンスデー1時間目
「家の中の困り事から工夫アイデアを出してみよう」ワーク〜※お父さんが発想サポーターに成れるツール(ガイドとカード)を公開しました。
ユニバーサルデザインの7原則 → グーグル
万人が使いやすいものは、もちろん、成人にも使いやすいわけで、悪条件(たとえば、災害時で薄暗い、手が濡れている、けがをした状態で握力が低下している)に陥ったときにも、使える道具となります。大規模地震の予想されている宮城においては、災害時・避難後の生活を生きるための道具が使いやすい、というのは、かなり切実な問題であると個人的に思っています。
さて、UDとTRIZを車の両輪として使おうというアイデアです。
UDで、今の道具をもっと使いやすくする方向性、どうなったらいいのかという理想像がでます(whatが発想できます)。そうしたら今度は、じゃあ、どうやって、それを実現するか「howの発想」が必要になってきます。このときに、モノづくりのブレークスルーパターンであるTRIZの知識セットは使えるだろう、と感じます。
簡単に書くと
使いにくいモノを、使いやすくしよう
↓
UDの7原則をつかって「what」を発想する。使いやすい理想形を
↓
TRIZの40パターンを使って「how」を発想する。理想形にするための具体的な工夫を。
※ TRIZ40パターンは、広く深いので、簡便に智慧カードの40枚ではじめはトライ
↓
使いやすいモノを、はっきり描き、その具現化アイデアもある。
そういうモノづくりアイデアをだせる、のでは、と考えました。
UDのことを独学で勉強し始めたばかりですから、誤解もありそうです。でも、使える有効な知識は使えばいい、本格・厳密であることは、もっとあと。人に役だつことが大事。そうおもって、とにかく、アジャイルに知識活用を試みています。
宮城から世界へ。僕は(英語ができませんが)意識は、いつもそうです。クリエイティブな街から、世界に発信するぞ、と。
追記:アイデア「夏休みの宿題、工夫工作のテーマをさがすお父さんへ」
■アイデアの一つですが、私のサイトに「夏休み 自由研究」「夏休み 工夫工作」で検索して到達される方が、7,8月は急増しますが、そういうかたへ。
今身の回りにあるものを一つ選んで、たとえば、懐中電灯とか、スコップとか、そういうものを、ユニバーサルデザインの観点からチェックしてみて、もっと、万人に使いやすいデザインてなんだろう、ということをノートする、なんていかがでしょう。
工夫の仕方は、智慧カードのサイトのカードフルセットが、ヒントになれば幸いです。
子どもに語るユニバーサルデザインとしては、2ついいソースがあります。ひとつめは、コクヨのサイトです。7原則がシンプルにやさしく書かれています。これを印刷して子供にチェックリストにしてごらんと、渡す。あるいは、同サイトにUDにのっとった製品がしょうかいされています。ぷにょっとしたリングのついた画鋲なんて、秀逸!とうれしくなりますが、そういう、簡単だけどすごく安全になるもの、ってもっとありそうです。子供さんが周りで見聞きしたけがの状況を聞くと、ヒントはたくさんありそうです。ヒントになる2つ目は、キッズデザイン賞です。今年の受賞作品のサイト(10ページにわたって作品があります。その他、物体ではなく概念的なものもあります。ここをみると、手が切れないようなハサミ、とか面白いものがいっぱいあります。
この辺をお子さんと一緒に見て、じゃあ、○○くんがけがをした道具、どうしたらいいかな、と、UDの項目を一つずつチェックして、理想形を絵にする、実際に市販品にボンドでつけたくらいの簡単なものを試作する、なんていかがでしょう。