ビジネスモデルとアイデアの距離は絶妙な距離があります。アイデア即ビジネスモデル、とはなりません。しかし、アイデアからもう少し熟慮をすると、ビジネスモデルの原始段階までは、なんとか行けます。
そこで、「アイデア」にあと、何を考えたら、BMになるのか、を整理してみました。
結果は端的に言えば「C3PO」でした。
つまり「3C」(顧客、競合、自社)と「P」(パートナー)と「O」(お金=コスト&利益)です。
スライドを掲載します。
(冒頭に、アニメーション付きのYoutube版あり。無音です。)
ぜひ、アイデア(誰に、何を、狙い)を考えたら、C3POも、考えてみてください。
そうすると、ビジネスモデルに進めます。
補足:
京都BDスクールに、講師として参画しています。多様な専門講義の根底にある共通フレームワークは、BMCです。
なので、この数カ月、毎回、自分の講義回もふくめ、BMCのことを何度も何度も見て考えました。
もう、どの枠にどの要素があるか、その意味は何かを、そらんじて言えるようになっていますが、多くの人は、その枠を覚えるだけでも一苦労です。
BMCはいいものだと思いますが、一方で、記述項目が多く、重要必須な要素と、あった方がいい要素の全部がならび、かつ、考えておきたい要素(競合)が明示的には扱えない、という点もあり、「アイデアにプラスアルファ程度でBMを表現してみたい」という考えに至りました。
そして、伏見稲荷さんを散策している間に、浮かんだのがこのスライドでした。
アイデア+3C+P+お金、これが、BMの基本要素だな、と。
あとは、それを「感性的」→「定性的」→「定量的」の3段階にわけて、整理しました。
アイデア系のワークでは、この段階で徐々に、議論が深まるので、その特性にあうようにしてあります。
”新ネタ”のスライドですが、即公開します。
アイデアワークショップの参加者の方で、BMが苦手、という方にとって、「あれ、結構、アイデアとBMって距離が近いんだな」と感じてもらえて、発想の材料にしてもらえれば幸甚です。