「アイデア」と「3Dプリンター造形」の間の壁。これを粘土を用いて低くするメソッドが「ネンド・ダイアローグ」です。
アイデアプラントとアイデアモデリング研修の講師陣で共同開発したメソッドです。
説明を30秒動画にしてみました。
==石井のコメント==
大学や企業の中で3Dプリンターを導入すると「こんな感じ物を作りたい」と言って、アイデアだけ持ってくる人々が出てきます。ですが、3Dプリンターの担当者・教育者が作り方を教えても、なかなかうまくいきません。
そうしたなか、私たちは、3Dプリンターのためのデータを作る研修を繰り返してきて、難所の短時間での乗り越え方が、分かってきました。
アイデアとデザインの間に必要な、短時間の対話、があるのですが、それを明確なステップにしています。
最大のポイントは、アイデアを発想者当人に粘土でさっとラフに造形してもらうこと。
これはかなり手戻りを減らします。
ラフにでも3次元にしてもらうと「あれ、これ構造的にこのままじゃだめだな」と気づくことが多いです。
また、本人が作ったクレイモデルにたいして、サポートがどこにどう入るかを専門家(3Dプリンターの担当者)が、説明することで出力前に造形の改良も大幅に図れます。
3Dプリンターで全部作るのではなく既存品と組み合わせるアドバイスをすることで、物としての強度や形状を大幅によくすることも可能になります。
ネンド・ダイアローグは、もっとも単純なやり方の「短時間の対話、そこからの改良」のメソッドです。
学習者は、3Dデータの造形を繰り返すと、ほどなくネンド・ダイアローグをせずに、いきなり頭の中のアイデアを、3D空間にデザインとして描けるようになるでしょう。その時には、まどろっこしければ、省略してください。
初心者が、登れず挫折する壁を、登れるようにする。その一点にこのメソッドの効能があります。
詳しい情報が欲しい方は、石井までご連絡ください。
我々の知見が多くの方のお役に立てば幸甚です。