東北工業大学のアイデア基礎の授業をしてきました。
およそ100名。ほとんどが一年生です。
「ブレインライティング」を中心に、創造的心理の使い方や、発想トリガー法などを、実践して学んでもらいました。
ハンドアウト(配布用に最適化したスライド)
&ワークシート(A4、A3)を掲載します。
&ワークシート(A4、A3)を掲載します。
※授業に参加された方は、学内利用においては、ご自由にお使いください。
このような大規模授業では、感想や質問を、誰もが気兼ねなくその場で発言できるわけではありませんで、今年は、グーグルフォームとQRコードを使って、皆がコメントできるようにしてみました。
そのコメントの集計と、石井からの回答をスライドにしてみました。
学生さんの各回答の集計データを見た時、実は驚いていました。
私としては、学習して意味のある事をレクチャーできるように内容を練っているものの、想定では1/4ぐらいの人が「学びになった」と言ってくれたら御の字で、普通が50%で、残りが否定的、ぐらいのつもりでいました。しかし、回答結果は、予想と大きく違いました。
内容をより良くするための材料が、ここから沢山切り出せます。
また、「ブレインライティング後に、どのように収束するのがいいか、という提案してください。」という問いにも、幅広い観点から提案が出ていました。
全部を兼ね備えた方法は存在しませんが、どれも、どこかの局面では「それが最適解」と言えるものだったりします。このコメントを集める講義方法は、一つの知識創造の場になっているなぁと思いました。
なお、自由に記述する「感想・質問・要望」欄は、石井にとっては、授業中にただちに補足解説をする機会をくれるものでした。授業中に補足解説しましたが、それを補うように回答を書いてみました。スライドの最後に記しています。
(石井の講義ではこんな調子で、しょっちゅう余談的に解説の話が分岐していきます。)
皆さんの回答はより良い教育をするための貴重な材料として、大切に使わせてもらいます。
まずは、次回(5月22日、石井担当回2)の講義をより良くするための材料にします。
執筆後記:
昨年までは、非常勤講師を拝命していましたが、今年はゲスト講師としてご依頼いただきました。登壇回数も内容も変わりありませんが、義務と負担はこの方が格段に軽く、ご配慮くださったようで、ありがとうございます。
この日、夜になって、平成時代の登壇仕事としてはこれが最後だったのだ、と思い至りました。悔いのない全力講義ができました。
へとへとになって家に着き、夜はお酒でもと思ったのですが、企業さん向けの企画作りがまだあって、鞭打って働いていました。