今日は純粋に情報紹介です。
オンラインの芸術・美術が今後伸びそうです。
鑑賞を楽しむサイトとしては
Google Arts & Culture
がおすすめです。
個別の美術館のオンライン鑑賞も結構出てきましたが、現地語&独自UIで、手間の高さ、表示の乏しさ、開くまでの重さがネックで、あまり食指が動きませんでした。
Googleのこれは、その点、Googleらしい情報量です。
見ていて2点、思い浮かぶことがありました。
1)PCの四角画面、せいぜいA3程度しかない画面で美術品を鑑賞するのは、無理があります。
ゴーグル型のディスプレイが、そろそろ、市民権を得るのではないかと思います。
2)世界の街を旅して、行くのは主に次の4つです。
歴史的町並み、マーケット、バルや夜市、そして、Museum、です。
歴史、生活、飲食、文化。これらは、いろんなスタイルで、オンライン市場を形成するでしょう。
特に文化。リアルに匹敵する充分な鑑賞ができるなら、現地に行くことがかなわないなら、
オンラインの鑑賞(現地と同じ入場料〜20€とか)を払ってもいい人は相当数います。
オンラインファーストの美術作品も今後は出てくるだろうと思います。
virtual空間で制作され、virtual空間で人々が鑑賞する。
それは、きっと面白い「芸術の拡張」が起こるだろうと思います。
補足:
とはいえ、現地現物の良さも捨てがたいです。
現地に行くと、有名な絵画が「え、こんなに小さい作品だったの?」と思うことがあります。
肉眼で細部まで見るには絵に近づいてしげしげと眺めたくなります。
絵画を楽しむのは、結構体力が要ります。
私は小さい美術館・博物館でも数時間見ていますが、出てくるとへとへとです。
そういう体験が、よかったりします。
オスロにムンクの叫びを見に行きましたが、
足首と目が疲れた体で、輝く北欧の夏の日差しの中を宿まで歩いたな、とか、
そこにいったからにはフィヨルドも見に行こう、タラのトマト煮も食べよう、
という総合体験が記憶に刻まれます。
将来的には、リアルとvirtualの両方を鑑賞して、
作品の本当の鑑賞が完成する作品、なんていうのも出てくるかもしれません。