(共同執筆の本を除いた単著としては)二冊目となる本を書いているのですが、ついに「校了」に達しました。
(校了:本の印刷データが完全となり、印刷してOKな状態のデータになること。)
実に長い、執筆でした。
精神的な強靭さはあるつもりですが、やはりつらかったです。
迷路の中を模索する長さ、のではなく、どこまでも仕上げの坂道を全速力で登り続ける、そういう充実感があり、その代償として支払う種類のきつさです。
そして、自画自賛になりますが、いい本が書けました。
書名は
『使えるアイデアがあふれ出る すごいブレスト』 |
です。
※これ以降は略し『すごいブレスト』と表記します。
((タイトル決定の報を聞き「す、すごいブレストですか、、、そんなたいそうな名称をもらっていいのでしょうか。『ふつうのブレスト』とか、そんなぐらいの内容だと思いますけども。。。」としり込みしたのですが、とにかく、『すごいブレスト』になりました。
著者案としては、色々出していまして「『できる!オンラインブレスト』とかどうです?」というのも送ったのですが、その出版社ではないですから、当然ボツです。))
詳細な書籍情報が掲載されるのは、11月末ごろです。
発売は、12月10日です。フォレスト出版から。
早い書店だと、8日に出るかもしれません。
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長い余談、執筆余話を少し書かせてください。
春はコロナ禍でどこにも行けず、自粛が解けても、この原稿執筆で、夏も秋も、平日も週末も、朝から晩まで部屋で本を書き、美しい夕暮れを見ながら家から一歩も出ないでまた夜が来て。
休みらしい休みは今日まで、とれませんでした。
特に、お盆過ぎてからの3カ月間は。
草稿→初稿→再校→三稿→四稿→五稿→六校→七稿→出力見本と、稿がここまで上がるとは思ってもいませんでした。
好きなことをしているとしても、正直、仕事も執筆も手を抜かずに両立するのは、きつかったです。
ですが、先に書いたように、費やした時間と情熱の分だけ、納得のいく一冊ができました。
この先、また本を書く機会がまたあっても、今回以上に納得のいくものはできないかも、と思います。
「アイデアスイッチ」の頃の技量1、執筆努力1、納得感1を基準にすれば、
新刊「すごいブレスト」は、技量2、執筆努力3、納得感6ぐらいです。
こう書いてみて、自分でも、あ、そうかと思ったのですが、
「技量」と「努力」の掛け算したものが、仕上がった時の「納得感」の量なのかもしれません。
そうであるなら、将来、三作目を書くときも、「技量才能」が乏しいとしても「努力」は最大限していこうと思います。
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校了の日(11月19日)は、午前中で校了したので、仙台も夏日でしたので、久々に、気の赴くままに車を走らせて、湖畔まで行ってきました。
山を登り切った47歳のおじさんというのは、こういう顔をするのだな、と思ったり、かつて高校に見た父の姿に少し似たなぁとも。
(高校の後、家を出た後はずっと千葉の実家で暮らすことはなかったので、最後の方の父とともに暮らした記憶は、父が48歳ぐらい=今の僕ぐらいの年齢=だったので、その辺の印象が強いのです。)
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制作に関わってくださった方へ
本を書く機会をくださった編集の貝瀬さん、素敵な挿絵を描いてくださった津久井さん、ありがとうございました。
お二人のおかげで良い本が書けました。
また、私は直接は存じ上げませんがフォレスト出版の皆さん、印刷所の皆さん、どうもありがとうございました。
皆さんのおかげで、広く知見を、世に届けることができます。
心よりを申し上げたいと思います。
石井力重
2020.11.19