クリエイティブサロン66thでは、オンラインで大人数でアイデア出しを行うやり方を、皆で一緒に実践し学びました。
参加者は学会員と一般参加の方、計50人弱で、積極的な方が多くてブレストタイムは創造的なコミュニケーションが活発になされていました。
@まずZoom上ランダムな小集団をつくりブレストをしました。時間が来たらシャッフルし、新しい小集団でさらにブレストを。合計で4回のブレストを行い、アイデアを醸成しました。(ファシリとして、各チームを回ってみましたが、集団サイズが小さいゆえ皆さんが楽しんで活発にブレストをされていました。)
A次に各人が着想をGoogleスライド(無料のパワポのようなもの)に書きだしました。休憩ののち、魅力的なものに☆印をつけてもらいました。
B最後に上位3案についてレビューしました。発案者はアイデアの内容を2〜3分で紹介し、それを聞いて皆さんはその次のページに設置した白いページにコメント(便乗アイデア、感想、質問など)を書き、それも発表者とファシリ(=石井)が読みあげて、着想をさらに広げていきました。
レビューした3案はどれも魅力的なものでした。短時間でよくここまで発想されたなあと思うアイデアが、☆の少ないものにもたくさん見受けられました。(このワークショップ中、発想時間は「ブレスト8分×4回」および「アイデア素描15分」の合計47分です。)
こちらから全アイデアを閲覧できます。こうした創造的な資質や現場の知見を持つ人が、効果的に創造的コミュニケーションをする場があれば、広く課題になっているものに対する解決のアイデアを創出していける貴重な力が日本創造学会にはある、と感じました。
なお、事前配布したスライドPDFは、拙著のイラストを多く使っていますが、それは出版社の著作物ゆえ、ネット上に公開されるなどは避けていただきたいのですが、授業や社内等でご本人が講義にお使いになる分にはご自由にお使いください。
なお、このワークの内容は、拙著『すごいブレスト』3章に、より丁寧な解説がついて掲載されています。