今日は耳栓の話を書きます。
年間100日以上のホテル泊の仕事スタイルでして、毎晩変わる環境での安眠はとても重要です。
ホテルもその時のお客さん次第で、大変うるさい時もあり、これはどんなホテルに泊まっていても起こりうる問題で、悩ましいところ。(価格の高いホテルになるほど、防音性能も上がり、客層も落ち着いていて静か、というのはありますが、いいホテルでも夜中に酔客が戻り、うるさいことはあり得ます)
また飛行機に乗っていて、Apple Watchがノイズを検出し、長時間さらされている都庁力が低下するという警告がでることがあります。しかし、フライト中はどうしようもないわけで。
その2つから、私は、いろんな耳栓を使ってきました。
Boseのノイズキャンセリング睡眠専用のデバイスも、ライブ用の強力なノイズカットのものも。しかし長時間の使用では固いシリコンがだんだんと耳に痛くなります。
スポンジや粘土状のものもいろいろ使いました。ただ、飛行機などで、手が洗えない状況で、不衛生な手で触ると、次に耳に入れるのが少し抵抗があり、一度付けたらできるだけ外したくないなと。ですが、飲み物を配られる会話の時にはとっさに外したり、飛行機を降りるときには外すわけで。
そんな中で行きついたのが、3M(ポストイットの会社)の耳栓です。
「耳栓 E-A-R エクスプレス ひもなし」というものです。
半球状のスポンジ(直径1センチ強かな)に、つまみ(1pぐらい)がついているものです。
写真で見たときには、そのつまみが固そうで、危ない感じもしていたんですが、触ってみると「固めのグミ」みたいな感じで、そこそこ腰があるけど柔らかい。耳栓ているときに、耳に何かがぶつかってもそのつまみが耳にダメージを持たすことはなさそうだな、と感じてからずっと使っています。寝る時もねがりうっても、つまみで押し込まれ耳の奥まで入ってしまう、ということもなく、それ自体が結構柔らかいので、固い棒が耳の出口にある感じは全くしません。
ヨドバシだと1個から買えます。
アマゾンだと15個セットが最小数(でも単価は安いです。)
リピーターになると15個は数か月で使いきります。
旅にもっていくと、大体、3日で新しいものに交換します。
夜3度(8時間×3)つかうのと、飛行機新幹線で1,2度使う(5時間程度)。計で30時間ぐらい使うと、新しいものに。
もっと使えそうですが、何度も使えばスポンジ状の耳栓はかゆくなってきます。
安眠のための道具なのでそこをけちるのは本目的にそっていません。
省資源の考え方やコストの点で、洗浄して使うとかも、考えなくなくはないのですが、中耳炎になれば医療費は少しの節約をあっという間に超えます。またホテルのいい部屋をとることを考えると、1泊当たり40円上がるだけで、数ランク上のホテルの静粛度合いになるなら、全然いいだろうと。
なお、肝心の遮音性ですが、飛行機なら、ゴー、が、シュー、位に。
ホテルだと、部屋のまえで誰かがしゃべっているときに、明瞭に会話が聞こえるレベルのものが、ぼやけた音声に。
(深夜まで起きてて午前中寝ていると)掃除機の音は、するのは気づくけど、目が覚めるほどではない、という感じに。
完全な無音ではないので、前に、ドア前で4人の男女が1時間ぐらいしゃべっていることがあったときには、この耳栓では、寝付くことができませんでした。しかし、まともなホテルでそういうことが起こるのはめったにないので、そこまで完璧に遮音能力がなくてもいいから、トータルの使い勝手のいいものを選ぶ、となると、これが行き着いたものでした。
(なお、以前は、三角錐のスポンジタイプのものもあり愛用していました。「E-A-R プッシュインス(ひもあり)」です。
構成は同じようですが、形状や素材が違いました。スポンジが円錐形で奥まで入れると耳の中にみっしりスポンジが入るので、遮音性がいいような気がしていました。(実際、減衰率は、先のものが25に対しこちらは31dB)
ただ、つまみが固いプラスチックであり、モノがぶつかったりすると、鼓膜にダメージを与えそうな感じをもつものであり、すこし気を遣うものでした。寝返りも同様。なので、就寝時には使わず飛行機だけに使っていました。)