いま、大学の講義はずいぶん遅い時間まであるんですね。17時40分から19時までの80分です。朝早い人は、朝8時台から講義があるとのことで、12時間ぐらい、大学にいるそうです。

驚いたことに、約200名の学生さんが聴講しにいらっしゃいました。全学共通のこうざということで、1年生から4年生まで、だれでも受講ができる、とのことでした。想定は50〜100名でしたが、ずいぶん大学事務局ががんばってアナウンスをしていただいたようです。

後ろの席からみると、こんな状況です。500名のはいる教室だそうで、かなり広いですね。

後ろの方は充分なケアがとどけられないので、どんどん話しながら後ろに行ったりもします。普段の講演では、なかなか演台からおりることはできませんが、今回は、教室というつくりなので、どんどん学生さんの周りまで、でていってお話をしました。
さて、内容ですが、ブレストの本質、のような話で、「ブレインストーミングの絵本」的なスライドを用いた話を前半にしました。後半は、ブレインライティングをしました。
ブレインライティングのシートと、ビデオも簡単に見ていただきました。シートもビデオも過去のブログにずいぶん書かせていただいたので、あらためてアップしませんが、私のブログの過去の記事をブレインライティングで検索していただければシートとYOUTUBEのビデオがでてきます。ご興味あればご覧ください。
ブログの検索窓で「ブレインライティング」と検索
200名をあいてにブレインライティングを実践する、というのは、実はかなり実験的であり、壮観でした。アイデア出しの講義や講演をずいぶんしてきましたが、大人数で発想法をやるのは、難しいとされています。発想作業は非常にばらつきがでるため、大人数でやろうとすると、収集がつかなくなるからなんです。しかし、ブレインライティングでは、参加者が200名でも、十分に実行可能でした。学校の先生などで、私のブログで発想法やブレインストーミングの進め方を検索される方が多いので、意識してそのことを書いてみました。ぜひ、学生が200〜数百名いたとしても、可能ですので、先生をされている方は試してみて下さい。
最後には、カードブレインストーミング(フリップボード・アイデア会議)のやり方をざっと説明し、私からのメッセージをお伝えして終わりました。例によって数分延長してしまいました。
学生さんのすべてに感想をうかがったわけではありませんが、数名くらいの方にお伺いしたところ、とても喜んでいただけたようです。ここからすこしでも、さらに新しいことをするひと、創りだす人が現れれば、とおもいます。