「会議キットが欲しい。」
知的生産のために効果的な会議が求められています。会議の本質はいろいろと議論され尽くされています。会議の質を高めるオフィス機器、これは、いろんなものがあります。会議のプロセスやテクニックを論じる本もたくさんあります。その中で、私たちに寄せられる声「会議キットがほしい。」という声に注目しました。書物の内容をメンバーに周知実践することの大変さを考えると、そういうのは抜きに、すぐに実行できる道具がほしいのだ、というニーズです。
そこで、発案型の会議(=アイデア会議、と呼んでいます)に特化して、会議のアウトプット(アイデアの量とアイデアの質)を大幅に向上するキットを開発しよう、ということで、これまで開発を進めてきました。<評価型の会議には?ということでは、これは全く対応していません。シンプルでタフな道具にするために、出来ないことを明確に定めています。>
アイデア出しを支援するツールという意味では、ブレスターと似ているの?と関係者から時折、聞かれます。まったく異なるコンセプトです。
ブレスターは、コンセプトは、「創造的に話し合うトレーニングをするための道具」であり、ブレインストーミング状態を作り出すことに強みがあります(ただ、実践として使っていただいているユーザも予想以上に多かったことを、ユーザインタビューで発見しましたが)。
一方、この開発中のアイテムは「アイデアを実際に大量に創出するプロセスを議長が慣れていなくても、キットが指示してくれて1時間で、100以上のアイデア創出と、優れたアイデア3つを抽出する」プロセスを、実際に行える会議キットです。ある意味では、ブレスターのような「ブレインストーミング状態をチームで体験・共有する」ことはバッサリ落としています。会議のアウトプットをブーストする!ことを第一の使命とする道具です。
そんな経緯があり、開発をしているのですが、それがいよいよデザイナーとの調整も最終段階となり、手づくりの試作品ができる段階に来ました。
開発の裏側をちらりとおみせします。

カッターとノリと格闘しながら、こうしてプロデューサー自ら試作品をつくる、というのは、好きで好きで仕方ない仕事のとても楽しい時間です。日付をまたいでの作業ですが、地道に。
【お知らせ!】
この最終段階の試作品のテストプレイ実施と感想コメントをくださる方を募集いたします。
石井まで、メールをお送りください。なお、ご協力いただいた方には、完成品をプレゼントいたします。18歳以上ならどなたでもOKです。(募集期間:11月19日〜11月25日)
メール送付先 rikie.ishiiあっとまーくgmail.com







