
昨日の仕事中の一コマです。老舗の某メーカ企業さんの中で行った講義「アイデア創出の技術」をしている時の私です。
(参加者の方の肖像権に配慮して、すこし画像処理をしています)
このときの感想は、機会があれば、お客さんからいただければ、
差し支えない範囲で報告したいと思います。
いま、このブログを書いている場所は、
名古屋の東急ホテルの14階です。
エグゼクティブフロアー、といって
フロアーの入り口にセキュリティーのあるようなところです。
クライアントさんが用意してくださったのですが
今の私には、過ぎたる破格の待遇です。(ありがとうございます)
講義や創造工学ワークショップの仕事で、
私は全国を行きますが、非常に牧歌的な所に行った時は
一泊3000円もしない所に泊まることもあります。
セキュリティーどころか、鍵も怪しい、そんな宿も。
私の身の丈に合った宿はどちらかというと、
そういうところかな、とも。
全国で、いろんな人と出会います。
多くの人とは、人生においてたった1日だけしか接することが
できないわけで、私はその2時間なり一日で
「どれほど多くのものを、参加してくださる方に、渡せるだろうか」
と自分に問うています。
『伝えたい思いがある。』
という強い情念がなくなったら、
こういう仕事はできないと思うんです。
36歳の自分が未来の自分へ伝えたい今、とは、
そういう気持ちで仕事をしているよ、ということです。
毎年、誕生日は内省的なことや未来の自分へのメッセージを
書きますが、次の一年はどうでしょうね。
37歳の自分は、一年前の自分をどう感じるのか、分かりませんが、
願わくば、志しを極めて社会を豊かにする生き方をしていてほしい、と思います。
ちなみに「志しを極めて社会を豊かにする生き方」と書きましたが、
これが「私の考える”しごと”(志・極・豊)」であり、
「私なりのノーブレス・オブリージュ(プロは社会的であれ)」
だと思っています。
37歳の自分へ
「お客さんへの圧倒的な愛が、製品のフォルムに宿る」
そんな仕事を出来ていますか?
過去の8月22日の記事(2006,2007,2008,2009)
http://ishiirikie.jpn.org/category/792940-1.html