今日は、市民200人が先生になる日、オータムセミナーが開催された日でした。
仙台の新しい注目イベントとして、発展著しいこのイベント。
これは、年に1日だけ開校する「市民による学校」です。
会場に着くと、若者(高校生や大学生、若いビジネスマン)や
中堅どころ〜人生の大先輩の方々が、いらっしゃいました。
私石井の講座は
『アイデア・スイッチ』ワークショップ
です。(クリックで、スライドが見れます)
13名の方がおいでになりました。
私のいつものワークショップの中では、かなり平均年齢が若く
また、少人数のものでした。

小さい教室で頻繁にやり取りできる環境でした。
初めにビデオを見ていただき、そのあいだに、必死に考えます。
この顔ぶれだったら、何を入れて、なにを省くか。
一番たのしんでもらえる伝え方はなにか。といったことをです。
あらかじめ準備した内容もあるし、できるだけ
たくさんお伝えしたい、とおもっていますが、
昔はそれを「融通をきかさずに、大量に伝える」ことに
専念していたのですが、
今は、市民講座などで「この学びを楽しく過ごしたい」という
トーンには、敏感に合わせて
「じゃあ、ちょっと、ゲームをやってみましょう」
ということを取り入れたりします。
市民講座などでは
かなり注意深く聞かれている方を想定しても、
「7つ伝えて、3つぐらい印象にのこる。」
のが実情だとおもいます。
(私だって、学ぶ側の時には、そうですから)
一方、十分に体験を伴うと、
それは保持性の強い記憶となります
なので、50分という短い時間で、
用意してきた4つのうち1つだけに丁寧に体験をしてもらいました。
残りは、さっとお話する、という構成にしました。
(本当は、4つどころか、もっともっとお伝えしたいことがあるのです。
できれば12回ぐらいやりたいところです。
もしどこかの大学の非常勤講師などで、
半年(12回)講義の依頼をもらったら
毎回、ちがったアイデア発想法を体験してもらって、
各人に合ったものを渡して、社会に送り出したい、
ぐらいなんです。)

参加者の方にアイデアをうかがっているところです。
今回は、本『アイデア・スイッチ』で書いたことを、
ワークショップ用に仕立てました。
特に「ノート1つで100以上のアイデアを発想する方法」
”エクスカーション”をやりました。
短い講義時間でしたが、かなり多くの方が
優れたアイデアを出されていました。
もっとグループでのアイデアの相互刺激を
もたせる時間があれば、もっと面白いやり方も
できたのですが、今回の時間では、ここまでとなりました。

何か、創造の特性について語っている時の私です。
多分、これが、等身大の私(っぽい、と自分では思います)。
参加者の方の感想を個別にいただいたり、
アンケートをさっと拝見したところ、
皆さん、とても楽しんでいただけたようです。
たのしく参加していただき、皆さん、ありがとうございました。
後ろから一人ひとりのアイデアを拝見しましたが、
今日のワークショップも、創造の力の高い方が多かったと思います。
質疑応答の時間が取れなかったのですが
もし、ご質問のある方がいらしたらお気軽にメールください。
(コメント欄でも結構です)
実は、最後に、皆さんに教えていただきたいことがありました。
時間がなくて、お聞きしなかったのですが、こうです。
1.普段、どのようにアイデアを出していますか?
2.アイデアに関し困っていることは、何かありますか?
もしよろしければ、気の向いた方は、ぜひ石井まで
お知らせください。
私がそれについて、役に立つ情報をもっていれば、
さっとお返事でコメントいたします。
追記:
本日の講義スライドは、この記事の上部の赤い文字を
クリックするとダウンロードできます。
追記2:
「2メートルの壁」は、どこかにかいてありますか?
とお尋ねになった方がいらっしゃいます。
『アイデア・スイッチ』の冒頭部分(まえがき)に、
この4ステップのこと(だけ)は書いています。
”2メートルの壁”という表現は書籍にもネットにも書いていません。
普段は口頭でお話しする内容でしたが、今回はじめて
スライドにしてみたものです。