
VE協会さんといえば、開発手法に長けた技術者の方がたくさん所属している組織です。その機関誌の巻頭インタビューとして、8ページも取り上げていただきました。拙著『アイデア・スイッチ』以外に、出版物・刊行物でこれだけのボリュームで何かが掲載されたのは、初めてのことだと思います。ありがとうございます。
掲載していただいのは、第24号(2010Winter)です。
構成を、簡単に紹介します。
タイトル:画期的なアイデアはいつも頭の中にある!
□日本はイノベーションに回帰していくべきである
□アイデア創出のコツはアクセルとブレーキの使い分け
□発想装置を起動する”スイッチ”を押してみよう
□顧客ニーズを見つけるとっておきのヒント
□今後の日本に関する三つの予測
□「来た道をゆっくり戻る」という未来予測
□これから求められるのは世界から尊敬される企業

他所でのインタビューでは、発想トリガーやブレインストーミングのエッセンスといった発想技法のコメント中心ですが、このインタビューでは、私の信念や志しを、真正面からかいてくださっています。
また、IDEOなどのメソッド(エクストリームユーザ、ビジネスエスノグラフィーなどを通じて、潜在ニーズを発掘する方法)や、日本の産業の未来予測(石井の予測ですが)、尊敬される企業として私がこころの中でいつもモデルにしている「中村ブレイス」さんについてのことまで、書いていただきました。
凛と背筋を伸ばし、力強く進んでいく。
そういう方に、私の仕事ではよくお会いするのですが、若い層からもっとそういう人材が出てくることを願って、私がいつも真剣に考えていること、出会った人の事、知識を精一杯お話しました。読んでくださった方にとって、ほんの少しでも役に立つところがあったならば幸いです。