
4月20日。仙台の卸町、クリエータのインキュベータTRUNKで、アイデアワークショップをしてきました。
集まっていただいたのは、アナウンスをどこかしらで目にした方々。
・クリエータさん(入居されている方が多かったですが、外部の方も結構きてくださいました)
・企業経営者さん
・ビジネスマン
・職人さん
・公務員の方
などなど、多様な方においでいただきました。(合計30名ぐらい)
実施した内容のスライドは、こちらをご覧ください。
(フルスライドがDLできます)
まず、前半では、人が持つ発想の特性などを、簡単に体験してもらうワークをしました。

ひろいホール、クリエイティブな感じのデザインの空間で、いろんな使い方ができるおもしろい場所でした。TRUNKは。はじめは、中央に集まってスクール形式で、ミニワークをしました。
その後、TRIZ技術の進化トレンドの話を紹介しました。
さて、その後が本日のメイン、業種職種をこえてさまざまな掛け算のアイデアがうまれることを狙い「Speedstorming(スピードストーミング)」を実施しました。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
スピードストーミングとは:
【1】


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
今回、発想のお題は、共通のものにしました。
「新しい防災アイテムのアイデア」
宮城では大規模地震が非常に高い確率で発生すると言われています。その背景もあり、防災製品に対する関心度の高さ、また、製品企画、デザイン要素として、既存の防災製品は、大きく発展の余地がありそうですが、それらを加味して、新しい防災製品のアイデア、をテーマとしました。
なお、2009年の初頭に、みやぎ工業会でおこなったプレ分科会(防災アイテムのアイデア創出の活動)で得られたトップ3のアイデアも紹介して、皆さんに、アイデアのテイストやレベルを感じ取っていただくようにしました。
さて、スピードストーミングです。大きなホールに、2重の円を形成するように、形作ろうとしています。

さて、形ができたら、早速、開始です。
実際にアイデア出しは、このような形で進みました。
ビデオを編集して、ダイジェストにしてみました。
※ ↑ 音が出ますのでご注意ください。
さて、30分で5ラウンドほど、終わったところでスピードストーミングは完了。
今度は、アイデアを書き出す作業を各自でしました。
「アイデアスケッチ」とよばれる「アイデアの一言説明+詳細・補足を3つ程度」という書き方をするものを、一人3枚書いてもらいました。
そして、それを、フロアーの全テーブル上に並べて、ぐるぐると回遊しながら評価していきました。

評価の方法は、ハイライト法です。「面白い」「広がる可能性がある」と思うアイデアに星をつけてもらいます。30人が3枚ずつ書いたので100枚近いシートを、ぞろぞろと歩き、見ていきます。
その後、各シートの星を数え、トップアイデアを簡単レビュー。星の多いものは最大で15個ぐらいをとったすごいものもありました。

星11個以上で、大体5アイデアぐらいに絞れたので、それらについて、発表してもらいました。短い時間で、事前知識もなしに、発想されたアイデアとしては、とても質の高いアイデアでした。
・・・
この後は、イベントとしては、完了。めいめいに、アイデアだしをした相手と名刺交換したりして、解散していきました。
クリエーターや経営者の方が多く、とても効果的にアイデアワークを進めることができました。
ご参加いただいた皆様、有難うございました。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
この講座は将来、パート2、パート3を実施するかもしれない、とのことでした。そのときには、ご興味あればぜひまたご参加ください。初めての参加、一人の参加の方でも、まったく問題ないように、アイデアワークを設計いたします。