そこに行くまでは、私は打ち合わせをしたり、メールを書いたり、ツイッターで短時間大量の情報獲得をしたり、していました。
さて、BOOOKについて、目当ての本を手にして、しばし、そこで、いる本であるのかどうかを、スツールに腰掛けて、数分、よんでみて、「よし、かって、この場で、できるだけ吸収しよう」と決めました。
買った本は 自然言語処理 (IT Text)
さて、カフェラテと本を、レジで買って、いざ、スツール。
この本は、大学の教科書に近い「しっかり内容の詰まった、でも、面白い知識の欠かれている本」です。学部生の頃(はるか昔)を思い出します。新しい知識の体系という山の登山口に立つ、あの感覚。教科書とがっぷりよっつな精神状態。
しかし、前書きと最初の1ページ目で、なかなか進みません。書いてあることはとても面白いし、論理的。でも、進まない。
そのうちに、ぼおっとしてきて、強い眠気が襲ってきました。最近はそれなりに、寝ているのですが。
困ったなーと思って、iPod touchを出して、無線が来ていたら、メールでもチェックして眠気を覚ますか、とおもったのですが、あいにく(いや、幸いにして)無線LANがありませんでした。
そこで、メモカードに、ヒントとなる概念や、思いつくこと、連想したことを、書くようにしました。また、読み込む速度で、マインドマップを本の上にかく(つもりで、キャップをしたままのペンで、)紙面にマインドマップを各動作を始めました。読む速度のほうが早いので、かなり雑なものですが、さっさか、さっさか、とペンを動かしながら読み進めました。(実際はインクが出ていないので、はみ出すとか汚いとか、はないので、ペン先は見ません。これは、結構快適な行為でした)。
そうしているうちに、眠気が覚めてきて、意識がはっきりし始めました。そして、意識が「深く」「学ぶ状態」になっていくのが分かりました。学生時代は、こういう状態がすっとつくれたのですが、仕事をする環境下で、頻繁に、集中状態をブレークされている追い立てられている環境になれていくうちに、こういう、「深い穴の中で、しんと考える」様な状態をできなくなっていたようです。
この状態に名前をつけました。
「眠気のおくの状態」
これからも、多分、思考の断絶をするような中で仕事をすると、本への集中が、なかなかできないでしょうし、読み始めると眠たい、ということがあるでしょうけれど、この眠気の奥の状態、を目指して、そこを乗り切ろうとおもったのでした。
これには、キャップを閉じて、文字を書き出すようにして行くのがいいようです。本質的には、「視覚情報の獲得」「理解」「書く」というサイクルをずっと回しながら、知識学習をする、という感じです。
ただ、読むだけだと「視覚情報の獲得」と「理解」のうち、「視覚」だけになっていって、だんだんと、理解されないストックが、短期記憶をうめていって、もう、かんがえれない、という状態が来るように思います。そういう部分を越えて、しばらく読んでみようと思います。