2010年11月20日。前日
京都ASTEMでアイデア創出(少数精鋭編)に引き続き、アイデア創出のワークショップをしてきました。
この日はスクール編ということで、20名以上の方が受講されるスクールの中での実施でした。私のアイデア創出は1.5時間×3コマ、お付き合いいただきました。
ワークショップ・スライド
20101120_ASTEM_ideaworkshop.pdf
技術的なテーマに対して、企画系、文系の方もいらっしゃるので、まずは、技術シーズの概要説明(石井意訳版)を紹介しました。
アイデア創出につていは、イレギュラーながら、「スピードストーミング」をして、そのうえで「ブレインライティング」をする、というリッチな時間の使い方。
そのあと、アイデアのレビュー、ミニブレストを行っていきました。


そして、人数の多いワークショップとしては、非常にレアなケースですがアイデアの強化プロセス「PPCOプロセス」も各グループにリーダを立てて実施しました。


各グループのリーダの方に、私から直接、テーマ設定のコツや、ブレストの舵を切るためのハウツーをお伝えして実施してもらいました。これは、かなりトライな要素があったのですが、かなりの水準で即席のリーダがグループの力をつかってアイデアを強化されていました(これが、当たり前と思ってしまうと見誤ります、これはかなり、リーダ、メンバーが優秀な集団だからうまくいったケース、と心にとめて)。
リーダーを務めていただいたみなさんありがとうございました。また、そのあとの事業アイデア評価のワーク担当をされていたチームのみなさんにも温かく見守っていただいて、2コマを3コマにすることをお許しいただいてありがとうございました。そして、光栄なことに、早稲田の新事業創出マネジメントなどの大家であるO先生にも、暖かく見守っていただきました。ありがとうございます。
〜余談〜
なお、MOTコースの企画・運営を担当されているSさんから昼飯の時に、MOT系の参考図書として紹介してもらいました。せっかくなのでシェアします。この方は、公的機関の企画担当者という肩書がふさわしくないほど、多様な経歴をもっていて、アカデミックな山師、というべきでしょうかね、ニューヨークに住んでいたこともあったりして、広い知見とエネルギーがあって、この人を中心に回転軸がうまれていて、多くの人がこの人のシナオリで楽しんで踊らされている、という、ちょっと面白い人です。
MOT参考図書
スタートアップの4つの市場タイプ
・既存市場に参入するスタートアップ
・まったく新しい市場を創造するスタートアップ
・低コスト参入者として既存市場を再セグメント化しようとするスタートアップ
・ニッチプレイヤーとして既存市場を再セグメント化しようとするスタートアップ
など興味深い。
それから、おなじみの「キャズム」
それから、大江先生の本
などなど。
ここで、アッターバックやクリステンセンあたりを出してこないあたりは、実践派のとりそろえだなぁと、思ったのでした。