12月3日。今日は朝から豪雨。夜また雨。日中は12月なのに上着が要らないかもという暖かさ。妙な気象の日でした。
夜、システムとデザインの関連の友人たちの情報交換の集まりがあり、行ってきました。当初はタリーズでやろう、ということで行ってみると誰もおらず。あれ?と思っていると電話が。「石井さん、カラオケでやりましょう」とのこと。なにそれ面白そう、ということで現地へ。

カラオケルームに入ったものの、歌は歌わず。流れている音楽もすぐにミュート。ドリンクは飲み放題で一人一時間1,000円。貸会議室の楽しいバージョンだと思えばなかなか面白い趣向でした。
(歌いたい人もいたのかも。でも歌うよりも話すことに夢中で、ついぞうたわず。石井唄え、といわれたら、アカペラで”東北大学学生歌
http://www.ais.riec.tohoku.ac.jp/gakuseika/index.html 青葉もゆる〜”とでも歌おうかと思ったのですが、幸いそういう機会はなく)
周りの部屋の歌がうるさいのですが、これもブレストのようなミーティングならありかなと。狭くて広い壁が多いので、消せる紙とかポストイットも使いやすそうでした。
■新しいアイスブレイク「ワミー・トーク」
この日の夕方、レゴブロックでアイスブレイクをする、という記事を見ていて、フレキシブルな広義のブロックである「ワミー」でやったら楽しいのでは、という仮説のもと、冒頭、さっそくみんなにお付き合いいただきました。

サイコロを振って、出目でテーマを出します。そのテーマから自分が思いつくものをワミーで形作ります。時間は、3分ぐらい。それで各々が作ったものを紹介していきます。それを作った意図を聞いていくことでその人の考え方のテイストをお互いに知っていくことを目指しました。手で形を作るという「創造的な」作業の後、言語でそれを説明するという「ロジカルな」作業で、なかなか面白いワークでした。

10ピースは少ない。しかし、これぐらいの制約の中から意図した形状を作る、というのもまた、面白いなぁと思いました。「青とプロセス」というテーマから、波や水を作ったも人盛れば、青二才の行動としての恋愛(ハート)を創ったり、地球を作ったり、その人が、そのテーマからそうしたものを尋ね、そう考えた理由を教えてもらいます。あいまいなテーマに対してどういう視点を持っている人なのかな、を垣間見るワークとなりそうでした。ちなみに、ワミーというブロック(というかパーツ?チップ?)の制限で10ピースと3分という短時間でうまく形にならないので、試行錯誤をするとか、お互いの不出来さが笑えたりする良い効果があります。
■オリジナル付箋
今日の昼、マグネットデザイン(仙台のパートナー企業の一つ)の大上さんからツイッターで連絡が。「オリジナル付箋、出来上がりました。プレゼントします」と。それで会合の前に早速立ち寄ってきました。

よく使う形状の付箋です。上の磁石のようなロゴが入っているのがマグネットデザインのロゴ。なかなかいい感じですね。4色の四角のほうは、ブレストの4つのルールがはいっています。アイデアプラントのURLとロゴマークも。これは4冊頂戴しました。ブレスト・ルール付箋は6冊しか作っていない貴重なものなのですが、4つももらってしまいました。オリジナルで付箋がこんなに小ロットで、このクオリティーでできるもんなのか、と驚きました。普通に世の中で使われている質の良いポストイットとまったく同じでした。
■カラオケでブレスト
今日は、これだけをやりに来たのではないのですが、内容がどこまで書いていいのかわかりませんので、私の部分だけを引き続き報告します。
ある方の課題を発想の題材にして、みんなで即興でアイデアだしを行いました。使ったのは、非売品(目下、製品化に向けて開発進行中)の「親子で楽しむ、アイデア・カルタ」です。簡単に子供が使う様子を紹介したうえで、ちょっと気楽にやってみましょう、ということで発想のカルタを机に広げました。

早速、オリジナル付箋も使います。ブレストのルールが描かれているので、ブレスト専用。批判は後回しですよ、どんなアイデアもいいですよ、量が大事、など、ブレストの基本がそのまま見えるので、結構便利っぽい印象でした。(私は、4つのルールは、忘れたくても忘れられないほど、毎日見ているので効果のほどを正確には判断できかねますが)。

みんなでどれでもいいから思いつく札を拾ってもらって、それからアイデアを出してもらいました。それをさっと書き留めて、カルタにペタッと貼りました。これはなかなか、具合がいいですね。いろんな意味でいい。何より達成感がありました。

合計で多分15分ぐらいやったと思うのですが、なるほどそれ面白いですね、というアイデアがかなり出ました。この46枚は、発想トリガーの各種を分析しなおして作り上げた「発想トリガー・ボード(はちのすボードA1)」を子供の言葉に意訳したもので、大人なら、一目で意味がとれるほど平易にしています。(暗い中でちょっとの説明で即興でやった割にはかなりアイデアが出ました、みなさんの能力によるところが大きいと思います、ありがとうございました。)
帰りには、この付箋は、課題を出してくださった方にお渡ししました。
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ざっくりと、こんな感じの時間でした。
今日、思い付いて、仮設計して、すぐ試せる。面白い道具を創るパートナーがいてそういうものが手に入る。「面白がり」の姿勢を持った仲間がたくさんいる。そういう環境があって、今日のような夜があります。とてもありがたいこと。皆さん本当にありがとうございました。