

私のパートは、「優れたアイデアを得るための4フェーズ」で構成しています。

まず、創造工学の基本となる視座をお話して、さっそくワークに入りました。
次に、「テーマ紹介」です。
本日のテーマとなる素材「自己吸着シート」の特性について簡単に紹介しました。
次に、「アイデアを拡げる」パートです。
スピードストーミング(ペアブレストを5分交代で行うブレスト)をしました。

次は、ブレインライティング(黙ったまま相互のアイデアを刺激にして発想するブレスト)を行いました。

この2つのタイプのブレストの合間合間に、ブレストの根底にあるもの(ブレストを創造的思考のガイドラインとして読み解く)ということを、お話しました。
今度は、「アイデアを絞る」パートです。
ハイライト法(魅力度の高いアイデアを可視化していく方法)を行いました。アイデアの質的な出現割合などについても解説をはさみつつ。
最後は、「試作パート」です。
各チーム内で出したアイデアを、実際にはさみ一本で形にしていきました。(時間がおして短くなってしまいました)。

今日の参加者の方は創造的な方が多く、私は内心”進行役をおりてどこかのチームで一緒にアイデア出したり話し合って試作物つくったりしたいなぁ”と思っておりました。このテーブルで自由にブレストできたらそれは楽しい時間だろうなぁと。
余談ですが、ホワイトボードの一風景です。

樹脂シートでつくったiPadケースをホワイトボードにかけて、書き込める時計として使っていました。地味ですが、実はこれはなかなか便利です。
今回、オブザーバ席にスペシャルゲストが。考具の著者、加藤昌治さんと、アイティメディアの誠Biz.ID編集長の鷹木創さんが、来てくださっていました。

お二人がいらっしゃることは、今回の参加者募集時には公表していませんでした。次回(6月予定)にも、もしかしたら、スペシャルゲスト(オブザーバ)がいらっしゃるかもしれません。
今回は、「拡げる」「絞る」の2つをメインにしたのですが、本来であれば、企業内のアイデアスキルは、「(テーマを適切に)設定する」「(アイデアを)強化する」というところもとても重要になります。そのあたりの、基本の作業も最後にメッセージのパートでご紹介しました。
ちなみに、そのあと、近くの居酒屋で有志でいきました。面白い話をたくさん聞かせていただきました。その中で、面白いアイテムを見せていただきました。ご紹介します。
3Dプリンターの専門家の方(うのすけさん)の腕時計です。

これは、世界に2つしかないそうです。文字盤だけでなくサイドの作りも凝っています。デザイン的にもかっこよく、これは一つ欲しい、とおもいました。三次元造型の技術はここまで来たのか、と驚きました。
以上です。
今回ご参加いただいた皆様のおかげでとてもよい場が醸成できました。ご参加いただきありがとうございました。
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追記:
次回(第二回)は、6月4日(土)を目標に計画を練っています。今回は「チーム」の創造力を引き出す方法でしたが、次回は、「一人」でアイデア出しをする時に役立つ発想手法をもっと増やします。今回ご参加いただいた方も初めての方も、ぜひおいでください。







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