世には様々な工学があります。私の専門、創造工学(非常にマイナー)も工学ですが、感性や認知系のものを工学的に扱うものは実は結構あります。工学、という名称をつけられていないだけで。
さて、それよりもかなり工学的な度合いの高い「Value Engineering (価値工学、通称 VE))」というものがあります。
産業界において、VEの使い手は、TRIZのユーザ層と似ているところもあり、お互いの手法領域はもっと融合的な新展開をみせてもいいのではないか、と思っていました。
そんな経緯もあり、かつ以前から、VE協会さんとは、講演でお招きいただいたこともあり、しっかり基礎の勉強はしたいと思っていました。
そこで、座学+『VE基礎講座テキスト』から、私なりに理解してメモしておきたいところをメモしてみました。それを、情報カード(名刺カードと同じサイズのカード)にまとめてみました。
VE_学習したことをまとめたカード.pdf
・・・引用 『VE基礎講座テキスト』
かなり、我流の理解ですので、初めて学ばれる方は、正確なテキストや講習で学ばれることをお勧めます。このファイルは、VEの雰囲気を表現してみたいのと自分なりにまとめておきたかったので作ったものです。
追記:
■VEにおけるアイデア発想法について
VEについては「代替案作成」のところで、アイデア発想法の事が出てきます。VEの文献を沢山見たわけではないので正確ではありませんが、そのアイデア発想法のパートに出てくる技法類は以下のハンドブックに技法のダイジェスト説明が多く、参照に便利そうです。(ただ、本格的な個々の技法を手取り足取り語るものではないのですが。あくまで事典。)
「新編 創造力事典」


これは、日本創造学会の現在の理事長「高橋誠」先生の書かれたもので、オーソドックな発想技法を知るにはこれがもっとも参考になるでしょう。
VEで言及されるような各種の発想技法は以下のページにあります。
302 形態分析法
307 チェックリスト法
312 マトリックス法
314 属性列挙法
316 希望点列挙法
318 欠点列挙法
325 SAMM法
331 ゴードン法
334 シネクティクス法
339 NM法
343 バイオニクス法
posted by 石井力重 at 20:17
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