8月14日。
仙台市内の喫茶店で、「TEDxTohoku」の代表者(発起人、というべきでしょうか)と会っていました。
なんと、現役の学生です。東北大学の余力(よりき)さん。

彼と、しばし、幾つかの事について、ディスカッションをしていました。
余力さんは、彼が一年生の頃、所属する企画系サークル(東北大Masspy)で、私がアイデアワークショップをやらせてもらって以来、いろんな場面で話してきましたが、とてもしっかりしていて、既に修士ぐらいなのかとおもったら、まだ三年生だとか。ただの学生ではないな、と思っていましたが、なんと彼がTEDを引っ張って来るとは。うーむ、男子三日みざれば括目してみよ、まさにその通りかと。
ワークショップを検討しているということで、ワーク設計について相談に乗ってほしいとのことで、「そりゃもう、後輩がここまでやっているんだから、喜んで!一緒に考えますよ」ということで、小一時間位話していました。
その後は、実際にワークショップをする会場に行ってみました。人数も非常に多い想定で、会場の形も特殊なのでそれは現地を見たほうがいいかと。
で、車で移動して、東北大学の川内北キャンパス(メインのキャンパス)に着きました。

道路から、キャンパスに入ったところ。
左手に、クルールがあり、その奥に、北食堂(川内北キャンパス新食堂)があります。

入口はこんな感じ。
普段、東北大生はこっちからは入らない、とのこと。でも、萩ホールから歩いてきた初見の人が、自然とここへ導かれるように、建築設計者の意図が分かるような作りです。自然と、皆、クルールの入り口へ向かうでしょう。

クルールの入り口まで来たところ。
お盆中で閉まっているので、東北大生が普段、入る側にまわります。

右手がクルール。左手が、新食堂。
中央が、オープンテラスっぽくて素敵です。93年ごろの東北大とはえらい違いです。

ウッドデッキで、木陰があり気持ちよさそう。
洒落ていますね。

中庭側からみたクルール。
形が、ドーナツの1/3みたいな形(細い扇形、というべきでしょうか)をしています。

正面の壁っぽいのが新食堂。
クルールと、ウッドデッキの廊下でつながっています。

クルール側に沿って歩いているところ。
奥に、つながる廊下が見えます。

クルール側から見たウッドデッキの廊下と、新食堂。
広くて、椅子も動かせるし、ここなら結構いろいろできそうです。
・・・
こんな感じに現地を見て、例えばこういう場の作り方はどうだろう、とか、移動にだいたい何分かかるんだじゃない、という会話をしていました。
彼の思いが何百人もの人を集め、思いや知識が、伝搬していく。そんな秋の日が、もうすぐ来るんだなぁと、おもいながら彼を街中へクルマで送り届けました。(東北大は、仙台駅前や中心地から、ちょっと離れているんですよね。歩いても歩けないわけじゃないですが、30分ぐらいはかかります)

余談。喫茶店で出てきたグラス。
起き上がりコボシのようにしたが球面です。かたむけても転がらない不思議なグラス。
非常に熱い、夏の日でした。
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TEDxTohoku (テデックス・トウホク)
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本家、TED(テッド)
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ideas worth spreading(広める価値のあるアイデア・考え)の精神をもとに、様々な分野の方が講演を行う活動。TEDは、「テクロノジー」「エンターテインメント」「デザイン」の頭文字。
ツイッター上などでも、知識産業系の人々などで、よく話題にされています。
(私も、昔、バイオミミクリーの専門家の方の話しを、この講演のビデオ(日本語字幕が付いていた)を見て、初期的な学びを得たことがありました。内容は専門家以外の人にも実に分かりやすく、講演のスタイルが非常にどの方も魅力的で、沢山の内容をコンパクトにまとめていて、人気のイベントなのもうなずけます。本家のTED(テッド)はCAで行われるのに対し、いろんな地域で行われるTEDx(テデックス)があります。震災後には、東京でも開かれました。TEDxTokyo。IDEOの方が講演されたりして、とても面白いイベントでした)