いわば、異なる専門の人同士が効果的にコミュニケーションできるツールを開発できないか、と。ツールといっても、メカニカルなものやPCソフトではなく、アナログの紙。紙の上に描かれた”ある種のものさし”です。イメージマップ、といっても言ってもいいかもしれません。
そんなわけで、まずはじめに行なったのは、優れたプレスリリースのつくり方についての優れた解説本を手に、プレスリリースの基本要素や多様な事例を一気によみこみました。本質を抜き出して類型化。
(主な参考文献『プレスリリースのつくり方・使い方
◆プレスリリースの原則
大分類(5)
『社会動向』 『事実』 『新しい事柄』 『短く』 『見やすく』
小分類(13)
『社会動向』…「背景」「なぜ」「社会はどう変わる」
『事実』…「素材」「事実」
『新しい事柄』…「新しい事柄」
『短く』…「簡潔に短く」「削除」「ベストワン」
『見やすく』「見やすく」「他人に見せ」「タイトル」「小見出し」
◆ニュースを見つけるポイント
大分類(4)
『社会』 『業界』 『読者』 『自社』
小分類(7)
『社会』…「調査結果」
『業界』…「窓口機関の設置」「記念日」
『読者』…「募集」「読者プレゼント」
『自社』…「人にフォーカス」「切り口(見せ方、書き方、伝え方)」
これらを取材する側の感性イメージとしてMAP上に整理してみました。以下。

これらの評価軸がみえてきました。優れたプレスリリースの事例を100近いパターンを集めて整理してみています。それらを上記にそって類型化したら何が見えるか、もうすこし手間をかけて分析してみたいと思います。仮に整理しつつ、いったん類型化の途中まできたもの。詳しい内容は上記の参考図書をぜひ見てみてください。初心者にわかりやすい良書だとおもいます。
=社会動向=
対象層の実態
実証実験の内容を具体的に紹介
「時代のキーワード」
「トレンド」を見分ける視点
「開発の背景・動機」
タイムリー性
=業界=
新商品が市場を活性化
内容を明らかにし、需要をアピール
タイミングのよさをアピール
業界注目のニュース
=読者=
募集の内容の詳細な記述
読むものを「その気」にさせるような要素
共感をえる結論
「読ませる」ための具体的な情報
魅力の印象付け
商品を知らない読み手に興味をもたせる
記事として取り上げやすいテーマ
読者の期待にこたえる内容
商品をプレゼントする「贈呈」
「無料」イベント
疑問に先回りした回答
メリットを万人にわかるよう伝える
ニュースのメリットを誰にでもわかるように明記
改装で便利になったもの
=自社=
**整理中(37)**
=事実=
事実を忠実に伝える
不利な事実を隠さず、設立の意図を明示
なじみの薄い分野は、リリースの基本に忠実に
事実関係を淡々と記述
事実は事実として報告
事実を客観的に伝える
=新しい事柄=
新技術開発を誇張せず、ありのままに
決定している計画の細部
現時点での具体的な情報を1つでも
=短く=
ひと目でわかるように説明
=見やすく=
分かりやすく漏れ無く
理由の箇条書き
下線を使って文章自体を目立たせる
掲載の可能性がアップするタイトル付け