3月13日、ダイヤモンド社でかとうまさはるさんのワークショップのお手伝いをしてきました。
『アイデア・バイブル』
ダイヤモンドから出た本です。
かとうさんがこの本でナビゲータをされています。原著者は、あのマイケル・マハルコ氏。あの、といっても日本人にはあまりなじみがないかもしれませんが、現代の発想技法の大家であり、この本の原著の初版(今回は第二版を翻訳したもの)は、アイデアのおもちゃ箱、という名前で出ています。
この本が出た、ということで、たぶん出版社としては珍しいことだとおもうのですが、かとうさんが一般公募で本の読者に向けて中の技法を利用して2時間ワークショップをふるまう、ということをされました。
で、かとうさんが「石井くん、いっしょにやろう」と声をかけてくださって、そりゃもう、二つ返事でお答えしました。私は『考具』に大きな感銘を受け、以来、私は勝手に心の中で師事しているかとうさんに、そう誘ってもらえたならば、もう望外の喜びなわけです。
かとうさんの補佐としてでも、同じ場に立てる日が来るとはなぁと、2004年の私には信じられなかっただろうことを体験できてうれしいのはもう掛け値なし。ただ、補佐とはいえできる限りのことはしようーということで、当日までにいただいた宿題「発想技法を実際に使って、石井のアイデアを40枚(2技法20枚ずつ)を用意しておく」というのを移動の新幹線の中でずっとしていました。
普段、あまりスケッチを真剣に書くことはないのですが、基礎訓練でありお師匠さんへの課題提出の学生のきもちで、40枚ほど一発書き(間違っても直さない)を自分に課してだあぁっと書きました。
「SCAMPER」ワークからのアイデア
ishii idea 1 scamper.pdf
「死者の書」ワークからのアイデア(ヒエログラフから発想するもの)
ishii idea 2 shishanosho.pdf
石井の補佐講師としての役割は、このアイデア発想例を紹介する3分×2回、という楽なものでした。あとは、お師匠さんのしゃべり、進め方を一番近い席で見て学ぶことができました。これは本当にありがたい貴重な経験でした。
ワークショップの中身については、私があまり言及するのもはばかられますが、とても面白いものでした。同じ技法を本からひっぱってきて使うにしても、講師の力量でその技法の輝きが変わる。そうずしん、と感じていました。