私が、尊敬される企業のモデルとしている、中村ブレイスさん。その創業者の中村俊郎さんに2007年にお会いしに行ったときにいただいた言葉で、3つ、ずっと忘れずに、心に刻みつづけようと思った言葉があります。人生において、難局に立つたび、それを思い出します。
当時私はたずねました。
”大きな目標に向かって進み続けてきたのは相当な困難もあったかと思います。それを乗り越え、続けてこれが秘訣はなんですか?”と。
中村さんは言いました。
「一つずつやれば、必ずできる。
3年5年でやろうとしない。
10年20年かければ、必ず、できる」
その言葉は、深く私の中に刻まれました。
当時、私はたぶん、目を見開いて、”こくり”、としか、返事ができなかったと思います。そして、メモカードに言葉を書きとめました。
実は今、少し小さな難局にいます。
事業と復興。両方の発展が同時期に展開していて、時間的にひっ迫しています。できるかどうか可能性は未知数の大きな野望もあります。
ただ、一年二年程度成果をもとめて焦るのは無益だと、言葉を思い出し、思いました。
”10年、20年後の社会で、実れば、いいじゃないか。”
そこまで、とにかく、ぶれず、焦らず、休まず、行こう。今は、成果を持って理解を得ることが可能ではないことでも、自分が信じて徹する道の上にそれがあるならば、それでよし。
そんな風に思いました。
2007年の訪問記(2)
http://ishiirikie.jpn.org/article/9119642.html