防災ずきんを一つ買いました。ある、学習支援ツールを作るためのプロトタイプづくりのため部材として買ったので、本来の防災ずきん性能オンリーであればもしかしたら買わなかったかもしれない製品なのですが、手にしてみたらなかなか良かったので、ちょっと仙台東北の友人(あるいは、今後、災害が起こりそうな地域の友人に)に紹介します。
トートバッグにもなる防災ずきん
(正式な名称
「非常用頭巾 緊急ホイッスル付き」)
こんな感じ。佐川急便から封筒型荷物を受け取った時、かなり軽い感じでした。
サイドポケットがありそこに、住所名前血液型を入れるカードがいれられます。(カードは、取説の厚紙の下部を切り取って使います)。名刺サイズのカードなら入りますのでバッグとして使うときには、面白い工夫をしてもいいかも。
ジッパーを開くとこんな感じ。ふかふかのタオルみたいで付けたときの心地がなかなかいいです。
もっとあけていくと、首筋のあたりは布がさらに入っていて、広がります。
紐を前に持ってきてあごの下で結びます。この紐を結むのは、小さい子供だとちょっと戸惑うかもしれませんが大人らなら簡単に結べます。
マニュアルをみて、なるほど、とおもったのが、これは、バックとしては耐熱加工が施してあり、(通常、災害時は、荷物を持って逃げれないとはいえ)、薬とか携帯電話等、どうしても必要なものを持って逃げる時に、防火バッグとして使える、という点がなるほどおもしろいと、思いました。
(耐熱布の雰囲気が嫌いでなければ)、トートバッグ的に普段使いができる点でも、カバンとしてもっていていざというときに防災ずきんになるというのも面白いし、震災後に避難所などで、ちょっとした荷物入れが欲しい時にも使えそうで、なにげに優れた道具だなぁと思いました。
二番目が防災頭巾。頭頂部だけ、ちょっと厚いスポンジが入っています。全体的に薄くてその分フィット感がいいですが、本格的なスポンジパンパンにはいった防災ずきんに比べると耐衝撃性は劣るのはやむをえないところでしょうかと。ただ、防災頭巾がない状態に比べれば格段にいいです。厚みの感じとしては、夏に子供がかけて寝るタオルケットと冬用の毛布の週間ぐらいといった感じでしょうか。そう聞くと心もとない感じがしますが私はスマートな感じでいいなと思いました。
クッションににもなる。これは、子供の学校の生活を見ていればわかりますが頭巾は椅子の所にあって背中の所か座面にあります。この頭巾も座った時に引けば、床に直に座るよりもずっと暖かく、クッションを感じました。ふかふかクッションとはいきませんが。たぶん、研究室で徹夜して段ボールとかで寝る時に枕にするのもちょうどよさそう。(どんなニッチな想定だよ。と突っ込まれそうですが)
それから、この製品は、笛&ライトがついています。意外としっかりした感じ。吹いてみるとストームホイッスルのような高性能は望めませんが、普通の笛として機能します。
電池もテスト用が入っていて、直ぐにつけられます。締めていくと点灯するという仕様なので、カバンの中に入れておくとしょっちゅう接触して電池を減らしてしまいそうなので、電池は出しておきましたが、いざというときにちょっと光が欲しいという場面で子供のカバンについていると便利かもしれません。
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私はこの頭巾の形状を利用して、全く別の用途の試作品の材料として、たまたま買ったのですが、「防災ずきん、そうえいば、手に入れておくか」という方にはいいかもしれません。あるいは、燃えにくいバッグを買うつもりでかってもいいかもしれません(※ただし、カバンの持ち手の部分はすこし耐火性はひくそうなので、燃え盛る日の中を行くような感じには使えないでしょうけれど、バッグの本体に降りかかる火の粉ぐらいなら大丈夫、ぐらいな感じでとらえる必要がありそうですが)。
アマゾンで見ると、防災頭巾、値段的の最安値はアイリスオーヤマの製品ですが、この製品も価格面でもかなりリーズナブルではありました。
posted by 石井力重 at 15:15
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