
これはいいな、と思った椅子でした。
あとでWEBで探したら30万円ぐらい。
これを手に入れるのはもう少しましな原稿を書けるようになってから。

芸術家たちが、Tuusula湖畔に自宅とアトリエを作った。
ヤルヴェンパー駅で降りて東側に沿っていくと、ペッカハロネンの素敵な家が。
確か、フィンランド第二の都市、タンペレ(Tempere)と、ヘルシンキの間、ヘルシンキから北に30qの所。

ガレン=カレラ。
叙事詩カレワラの絵をたくさん描いた。
彼は生活の道具も結構作った。自然木の瘤をいかしたペーパーナイフ。それの使い易そうなかげんに心を奪われる。

積雪を直線だけでうまく表現。シンプルなデザインの空気はこういうところにも感じる。


Tove Jansson。
ムーミン=フィンランド、という強い印象はそれまでなかったが、ここにきて変わった。フィンランドだからムーミンなんだ、というのは、文化と歴史の部分も小さくない。

トーヴェヤンソンのスケッチを書きとったもの。大きな雪の丘を前にムーミン困りげ。

マリメッコはもともとテキスタイルメーカの中のファッション部門から。
この服は、面白い。ポケットごとに用途を変えてみて、一日のTodo、薬、コイン、切符などを順番に入れていって全部やったら一日終わり、みたいな遊びもできそう。

マイヤ・イソラ。有名なウニッコ。ケシの花。
その他布地にも、ロッキ=カモメ、カイヴォ=井戸、など、生活の中のモチーフが非常に単純な線で素敵なデザイン要素になっている。

アルテックの椅子。ナンバー611。
座面背面は、4センチ幅ぐらいの感情な布の帯を交差させて構成。座れるので座ったらなかなかのすわり心地。これも欲しくなる。

アルヴァ・アアルト。
合理主義と人間、1935年、スウェーデンクラフト協会の講演。
彼の作品が非常に範囲にわたって国の中にある。
立国の歴史とデザインと風土と文化。そういうらせんの中でアアルトの存在、作品、哲学は大きかった。

天使の羽、という、フロアランプ。ナンバーA805
間接照明で明るくするが、大きさの違う木のわっかで構成して 羽のような印象を与えるデザイン。なるほどなぁと。単純なものを積み重ねても有機的なモチーフを表現できる。

カイ・フランク。
食器。テーマ。
梅田先生が昔言っていた。これは、ティーマ、じゃなくて、テーマ、と発音するんだよと。

彼のデザイン思想には、デザインを超えて学びが多い。
・使いやすさ
・耐久性
・普遍的な美しさ
・製造過程の合理性
・コスト
・マーケティング

スツール No.Y61
これもなかなかいい。

アアルトの会社、Artek(アルテック)の社名は
Art(芸術)+Tekniika(テクノロジー)から。

人々が日々を生きて刻んでいった傷は、むしろ味わいとして気持ちよくもあった。
2nd Cycle project of Artekは、
そうした古い椅子を引き取り、手を入れて、プレートを付けてまた世の中に送り出す動き。
今、日本で、フィンランド展が行われています。
私は一昨日それを見て学んできました。
私は一昨日それを見て学んできました。
歴史と立国。気候と文化。
カレワラの概要と、美術、文学への影響。
ムーミン。
デザインと建築。特に、マリメッコ、アルテックの思想と作品。
私は特に、アルテック社の2nd Cycleの思想に感銘を受けました。
カレワラの概要と、美術、文学への影響。
ムーミン。
デザインと建築。特に、マリメッコ、アルテックの思想と作品。
私は特に、アルテック社の2nd Cycleの思想に感銘を受けました。
No60、という丸椅子は自分で組み立てるタイプなので割と小さい箱に入っていました。
前からフィンランドの椅子が欲しいなぁとおもって、いいものを買うのは我慢していたのですが今日これだけ文化や思想を見てしまうと、この時間の中から一つ何かを持って帰りたいなぁという気持ちが強くて一つ買いました。