
印刷用PDF SCAMPER_Brainstorming_Card.pdf
かつ、配置もSCAMPERの並びを踏まえつつも配置に意味があります。
(Mの絵は、大きくする/小さくする/頻度を変える/フォルムを変える/価値を変える/密度を変えるイメージ)
(Cの絵は、何かをぎゅっとくっつけているイメージ)
(Eの絵は、何かをざっくと削いでいるイメージ)
(Aの絵は、他の似た領域のエッセンスをこっちに持って取り込んでみるイメージ)
(Pの絵は、素材をそのまま変更せずに、場所や使い方を変えて、新しい用途を見つけるイメージ)
最後は、外側の二つで、
(Sの絵は、どこか一部を削ぎ取って、そこに新しいものを入れるイメージ)
(Rの絵は、何かを上下さかさまにする/裏側をめくって表に出すイメージ)
この辺は、思考作業としては、単純な最初のほうに比べて倍ぐらいの認知負担なので、最後にしています。
この辺は、思考作業としては、単純な最初のほうに比べて倍ぐらいの認知負担なので、最後にしています。
ブレスト中に、アイデアが出なくて困った、という時には発想してみてください。
達人向け
このツール、先月号の日経アソシエの記事のダウンロードのプレゼントとして提供したものとほぼ同じシートなのですが、さらに発展版もありまして、それはここだけにつけます。
このツールを使い込んでいくと、もっと発想の幅が欲しい、と思うときが来ます。そのときには以下のものを使います。

印刷用PDF SCAMPER_Brainstorming_Card_and_6_View_Points.pdf
こちらは、SCAMPER部分は一緒です。違いは右横です。
ここには、6観点リスト、というものがあります。ざっくり言うと人が発想するときの観点を集めて、大きく分類したものです。発想を大きくずらしたいときには、これを使うと上手くいきます。
使い方
SCAMPERで、どれか一つ発想するものを決めたら(例えば、”C”)、今度は、6観点を一つずつ問いかけて考えてみます。
C×人→なにか人同士を組み合わせれないか。
C×もの→なにかモノを組み合わせられないか。
C×プロセス→なにかプロセスを(他の何かと)組み合わせられないか。
といった風に使います。
出るたびにポストイットに書くか、シートに書いてもいいでしょう。
こうすると、SCAMPERの7つ(正確には9つ)の発想の型を、6つの観点で見ていくことになるので、42の発想の可能性が出てきます。
発想をもっと、ずらしたい、飛ばしたい、という時にはぜひ活用してみてください。

印刷用PDF SCAMPER_Brainstorming_Card_and_6_View_Points.pdf
C×もの→なにかモノを組み合わせられないか。
C×プロセス→なにかプロセスを(他の何かと)組み合わせられないか。
■ 終わりに
「このスライドはなんなのか?」「なぜ、こういうものを公開するのか?」について。
少しだけ、作り手(石井&IDEAPLANT)の考えをつづります。
アイデアプラントは、ブレストの道具作りと、アイデアワークショップ、という超ニッチな事業をしています。ありがたいことに多くのお客さんからオーダーや依頼をいただきます。
この社会へのおかえしとして、完成度の高まったものを、(販売作品という形以外でも)、世に出したいと常に思っていました。
私たちのブレスト道具を使った人たちから生まれる創造的な成果が、人々の日々の暮らしを楽しいものにしてくれることを心から願っています。
私たちのブレスト道具を使った人たちから生まれる創造的な成果が、人々の日々の暮らしを楽しいものにしてくれることを心から願っています。
石井力重 ( IDEAPLANT 代表 )
2014年3月11日
なお、過去の3月11日のブログにも、スペシャルコンテンツがあります。