2012年07月09日

「充分考えたら4日離れる」

脳医学の専門家の方の書かれた本にあった言葉を思い出していました。独創的な考えを引き出すにあたっての具体的なヒントがたくさんある本なのですがその中でこうおっしゃっていました。

考えたら、4日間離れよ。

とのこと。

その前に考えは整理し、図なりにしておくべし。

とも。

(出典(林成之氏の本)を見ずにブログにメモしているので、上記の表現は私の中で再現していた言い換えが起こっています。)

外山氏の『思考の整理学』や、古い発想技法の文献にも「一度離れる」「寝かせる」(外山先生はこれを、ねさせる、と表現しました。)という概念がよく見られます。一方で現代のビジネス書では、効率を最重視する現代社会の価値観のせいか、そうした概念を明示的に表現する書物は少ない傾向にあります。

離れる日数にも、具体的な数字があるというのは面白いと思いました。一度忘れる、というもののそれが、どれぐらいかを明示的に表現しているものはほとんどないので、この「4日」という数字は印象に特に残りました。

ちなみに、時間で言うと4日はと、約100時間です。

アイデアの技術という観点からもう少し考えてみました。

100時間というとそんなに遠くない気もしますが、実際は100時間前の自分というのは、4日も前の自分なので、その時の体調、考えていたこと、感情が同じままということはめったにありません。いわば100時間前の自分は別の人。その「別の人」とノートやメモを使えば、対話やブレストが成り立ちますが、それは「価値観の良く似た他者と行うブレスト」に近いものがありますね。「価値観の良く似た他者と行うブレスト」というのは自分の中の未成熟な発想の芽を育み、大きく枝葉を伸ばさせることがよくあります。

100時間前の自分。それを利用する知的生産の方法。

そんな観点でいろんな知的生産テクニックや構造のあるノートやアプリが考えられそうです。
 
posted by 石井力重 at 10:35 | Comment(0) | TrackBack(0) | メソッド&ハウツー

2012年06月25日

違和感のある機械翻訳を、すっと理解する方法

機械翻訳を使っていて他の国のWEBサイトを読んでみると、日本語としてはあちこち違和感があります。文章として破たんしているものもあります。どうしたら、よみやすくなるのか、いろいろ、試してみて見出した方法があります。


大意を取るには、外国語から英語へ機械翻訳する


最近、フィンランドについて集中的に調べています。フィンランド語のWEBサイトは全く読めないので、機械翻訳にかけます。しかし、機械翻訳の日本語文は、どうも違和感があり、読みにくく感じられます。そこで、そういう時は、日本語ではなく英語へ機械翻訳し、それをざっくり読みます。私は英語も苦手なのですが、だからこそ、細かい違和感は感じ取れずに、単語の並びから大意をつかむことができます。ある文章を英語に翻訳してみると「ミッドサマー、リターン、ボトルネック、、、、ああ、お盆の帰省ラッシュみたいなものか」という感じに大意をつかめます。細かく読むことは必要でないならば、こういう大意の把握でさーっと流して全体の内容を取るように読みます。日本語では同じことができません。あちこちで、突っかかったり、日本語としてはこれはむしろ逆の意味を意味する慣用句に似ているのだが、どっちなんだろう、とか、余計な思いが浮かんでしまします。


単語レベルの違和感もある。カタカナ語

外国語と日本語の翻訳を見ていて、もう一つ、自分自身の認知の不思議さを感じるところがあります。それは、カタカナ語と、英単語で見かけたときに、同じ単語を指すとしても、感じられる意味が変わって認識されるという点です。

例えば、ブレスト。日本語で”ブレインストーミング”というと、クリエイティブなアイデア出し、という感覚をほぼ持ちますが、英語で”Brainstorm"と言えば、ニアイコール、”meeting”です。あるいは、すこしクリエイティブ側によったものとしては、”選択肢を列挙する”ぐらいの意味合いで感じられます。A.Osbornや創造性の学術的な文章においてならば、”問題を解決するための創造的イマジネーションを働かせる1時間程度の会議”、という意味合いに感じられます。

これは、本来の単語が、日本に入ってカタカナ外来語になる時、導入する人が特定の意味合いに限定してもちいるためだと思います。つまり、その言葉をその特定の概念にだけ割り付けて皆が認識したものが「カタカナ語」なんだと思います。自分自身でも、その単語のオリジナルの意味はもっと広くてその内容もわかっていますが、日本語としての理解モードになっているとその辺が蓋をされてしまいます。その点でも、英語に翻訳して英語を理解したほうがそうした特殊性に引っかからずに読めます。(私見ですけれども)


とはいえ、これも、仮の考え

もっと、理解や学習が進むと、(それから機械翻訳のシステムが進化すると)これとは違った考えを持つであろう、とも今の私は思います。まずは、今の段階で気が付いたこととして、機械翻訳の利用で、外国のWEBサイトを見る時に、一つの方法として、自分が行っていることを紹介してみました。

posted by 石井力重 at 14:11 | Comment(0) | TrackBack(0) | メソッド&ハウツー

2012年06月18日

なにかを興そうとおもった時、いつも振り返る管理道具

 


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石井の我流でつくった道具なので、多くの人に役に立つのかわかりませんが、1億人に一人ぐらい、「お、これは、前に進むのに役に立った」と言ってもらえるかもしれないと思って、公開します。


(以下は、長い、長い、蛇足)

これは、2004年に、商社を辞めて大学院博士課程に戻った時に、新事業創造マネージメント(正確には、技術経営)を勉強していて、「物事を起こす時、起業家個人にはものすごい負担がかかる。実働であり、戦略であり、財務であり。これは大変だなあ」と。

それ後、自分自身でも、組織を起こしていろんなことをしていいくうちに、何度も失敗しました。”合議”ってのは、いい面も多いのですが、ときどき、使いすぎる。その結果、迷走してしまう、そういうことがよくありました。自分が引っ張られている側の時にはよくありますよね「リーダー、ここで、相矛盾する組織メンバーからの要求をどちらも選べなくてまよっているんじゃなくて、組織の理念、かなえたいと志したときのその最上位の目標から、照らしてみて、バシッと判断してくれよ」と。

そういうなかで、2008年ごろ、自分自身が、場を運営する上で、いつも振り返るべき「管理道具」を作りました。それが、先の7枚です。なかなか、無形の概念的なものを表現するのは難しくて、いつも、作っては満足できないのですが、時々、更新します。今日も、東銀座のホテルの中で、一年ぶりでしょうか、更新していました。

私の周りでは、友人たちが、新しい可能性を開くための取り組みを始めることが一層多くなりました。彼らが、一人奮闘をしているときには、ガッツで何とかなる段階がありますが、その先、人が、2人3人とふえていって、創設当初の志しをいつにできる人ばかりじゃない状態になった時に苦しむパターンはよくあります。そして、創業当初の志しを知っている人数よりも、成長の軌道をあがり始めてプラクティカルな仕事内容に賛同して入ってきた人たちのほうが人数が多くなっていくと文化が変わります。そういう人たちを載せたまま、大きく舵を切れず、全員の心の赴くベクトルを足しあげたように、舵を切り始めてしまうと、組織の使命を果たすための力強い成長というのはどんどん落ちて、そして、船出したつもりが湾内でぐるぐる回っているだけになったりもします。それも、一概に悪いこととは言えないとおもいますが、石井個人としては、組織使命、起業家自身の高い志があるならば、それを叶えるための最速の行動をとり続ける方がいいと思っています。(これは、私見、です)。

そういう力強い成長の軌道を駆け上がっていくときに、姿勢を低くして、空気の抵抗を打ち破って飛び上がっていくには、うまくデザインされた組織の在り方が必要です。そして、ともすれば、先頭きって飛んでいくリーダの心はいつも迷いの雲を突き抜けていくときに、視界が効かなくても方角を把握する羅針盤が要ります。私はそういうものとして、自分にこの道具を作ってあげました。
 
「まあ、石井さん、言うほど、うまく、そうはできてないですよね」

そういう突っ込みを受けることもわかっているのですが、ここに、公開します。
 
posted by 石井力重 at 19:46 | Comment(0) | TrackBack(0) | メソッド&ハウツー

2012年01月17日

(自分用の道具) 記事サクサクtool

 

記サクtool_PREP.pdf
記サクtool_PREP.ppt
 
良い記事を書く時に、いつも振り返る基礎があります。私なりの書き方なので、万人向けではないのですが、いまPCの移行期で、道具へのアクセス容易性を上げるために、ここにおいて置きます。

原稿をサクサク書くためのツール、として、昔つくったもので、最初はすごくこまごま、解説コメントを入れたのですが、道具というのは単純でなければならない。その原則にのっとって、これ以上削るとなくなってしまう所まで削ってあります。(自分に分かるようにしか書いていませんが)
 
posted by 石井力重 at 15:43 | Comment(0) | TrackBack(0) | メソッド&ハウツー

2011年12月26日

【休む技術】未来の自分への作業指示書を

休み前に、しがかり中の仕事がたくさんあって、どれも完了できないままで、何かすっきりしない、という時のために、いい方法があります。


休み明けの自分へ、作業指示書を書いておく

  • ざっくりしたToDoメモではなく、他の人が代理処理ができる位に、書きます。
  • 仕事も案件ごとにフォルダに入れて、それぞれに作業指示書を書いておきます。
  • 特に書いておくべきで忘れがちなのは、「電話で話すべき内容」です。

折り返しの電話を待っているまま仕事納めになってしまった、なんていうことが営業部門ではよくあります。メールを送る人もいるでしょうけれど、電話で相手の答えを聞きながらしか進まないこともあります。そういう時に、「○○さん、電話」と書かないで、伝える項目、オプションとなる相談要因、聞きたい情報、会話から得たい結果などを、電話をかける(うける)未来の自分に向けて、作業指示書として残しておきます。

これらは、万が一にも、お正月明けの一週間、インフルエンザで休んだ時に、実際に人に渡る可能性もあるので、Todoの具体レベルの内容と、その意図(目的)を、明確にかいておくようにします。

これをしないで、なんとなく打ち上げに行ってしまうと、29、30日も出社し、さりとてさほど何もできずに残務処理をするでもなくいてしまったり、大みそかまでやきもきしてしまいます。

そして、それは、かなり損だったりします。そのあとのお正月で結局、気がかりなことは、かなり忘却してしまうので、心にやんだ状態ですごした年末三日間は丸ごと、無駄になってしまいます。紙に書き出し、すっきり忘れて、遊ぶ、休む、やっておきたかった勉強をする、というほうが、個人レベルでも会社レベルでもとても生産的です。

10分ぐらいで終わる仕事は別にして、仕事納めの今日、定時(17時)までの時間は、未来の自分への作業指示書を書く時間にあてて、一月4日から、全力で再加速できるようにして、すっきりと、終わりたいものです。

私は20代のころ、商社で働いていのですがその時代には、まったくそういうことはできなかったので、実際はなかなかそんな風に行かないことも経験として知っています。実際はどうしたかというと、この未来への作業指示書を、結局翌日に出社して、書いていたりしました。ならば仕事納めの午後の時点でやっておけばよかったと思ったものです。また、もっと若いころには、しがかりの仕事がきになって、自宅に持って帰って交渉案件のことを考え続けてお正月を過ごしてしまったことがありました。その間、自分の学びたかったことを学ぶことや友人と思いっきり遊ぶこともできたはずです。

休むときに深く休める一つのコツとして、作業指示書を未来の自分に向けて、具体的に書いて、仕事納めすることを提案してみました。


― ― ―

ちなみに、私は今は、アイデアプラントという「好き」なことをできる職を作り出したので、年末年始も、思いっきり仕事です。でも、それは遊びであり、学びであり、人の役立つことであり、仕事でもあるようなものなので、昔の状況とは違います、好きなことへの没頭なので好んで仕事を続けています。

ただ、それでも作業指示書は書きます。帳簿付けとか、事務的な処理の事(たとえば、来年、確定申告前に、税務指導を受けるときまでにするべきこと)は、作業指示書を具体的にかいて、年末年始はすぽんと、忘れてしまうようにしています。

━━━━━━━━━━━━━━━━━

以上、去年の年末、「誠ブログ」に、書いたことを転載しました。

今年は、震災があり、大事な人を失ったり、食べるものが無くなっていく、まるで戦後のような大変な日々を過ごしたりしましたが、それでも、日々は続いているし、人は時間軸を前にしか、あるけない。だから、この年の年末でもやっぱり、普通の年の暮れのように、あわただしく過ごしています。

休むことは、平時でも有事でも、大事なこと。上手く休むことは、割と大事な技術だと、今も思っています。その一助になれば幸いです。

posted by 石井力重 at 00:05 | Comment(0) | TrackBack(0) | メソッド&ハウツー

2011年11月07日

【資料】「学びの活〆め」

以前、松阪でアイデアワークショップをさせてもらう機会があり、それも8時間じっくりと時間が取れる場でしたので、「学びの定着と共有」タイムをはさんでみたところ、とてもいい感じでした。

それを私は、「学びの活〆め」と呼びました。
その説明スライド(1枚)と、記入シート(4枚組)の資料を掲載します。

資料
学びの活〆め.pdf


これは、何を何をするもので、何を意図して作ったのか?

学びは、釣りたての魚ににています。一日にたくさん学んでしまうと、夕方にはだんだんと朝に学んだことは鮮度が落ちて、曖昧になります。家に帰ってから一気に全部を振り返るというのは結構な負担です。そこで、単元ごとに、その場で、知識を、バサバサと解体して、要素3つにして、グループ内で紹介しあう、というワークを作ったのがこれです。特に、切り出した3つを「用途発想」の練習として、自分の仕事・生活のどんなところで使えるか、も、考えてみて、シェアします。

なお、私もやってみてかなり驚きがありました。まず、学びを3つにはぎ取ってみると結構ばらばらであること。ポイントはここだ、と講師が思っている点とは全く違う風景が見えている人も結構います。そして、興味深いのは、用途を発想し、シェアするところです。そういう使い方を想起したのか―と思うのと同時に「あ、確かにその仕事で使うのはいいかも」と思うと他のメンバーもメモを取って、その発想手法の使い道を具体的に発想することができます。

何気に、このワークを通じて、もっとも価値の出るシートは、いくらでも出力できるテキスト、ではなく、自分が学んだことをそぎ落とした「3つ化」と「手法の用途」を書き記したメモ、だったりします。何を学んだかをそのシートを見ることで非常に鮮明に思い出すことができます。講義テキストを振り返るよりもずっと色濃く思い出せますし、テキストを思い出す時にも「要はここで学んだことは、、、、あ、これだ。では、テキストを読み返してみると・・・」という感じに、記憶の手掛かりにもなります。

普段からそれを入れたいぐらいなのですが、8時間に及ぶようなワークでもこれを入れれば、1時間のうち15分はとらえてしまうので、沢山提供したいという姿勢と、バッティングします。なので、短時間しかないの場合は、どうしても知識重視になりこのワークはやれません。受講者のの方の学びの負担を考えると、これを入れるほうが親切であるのはわかりつつも、です。

もう一つの福次効果は、「疲れにくい」点にあります。ずっとインストールを続けると頭は飽和します。後で整理しない解けないものをたくさん抱えて次々何かを学んでいくのはかなりの処理能力を必要とします。学びの活〆めタイムは、ちょっと荷物(知識)をもったら、それをカバンにしまってもらって、すっきりして次に進む。そういう手順を提供できるので疲れにくくなるという良さがあります。
 
学びの活〆め、というワーク自体にも、もっと洗練が要るとは思うのですが、 誰かの何か役に立てばと思い、ここに掲載しておきます。
 
posted by 石井力重 at 23:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | メソッド&ハウツー

2011年04月06日

XPの起動が遅いので試した、4つの対処

ThinkPad X200sを使っています。OSはXPが乗っています。最近PCの起動時間がだらだらと長くなっていました。これは被災時に、貴重なバッテリーを使っての起動の際にやきもきしまくっていたので、この度、できるだけ軽くするために、いろいろトライしました。知られていることばかりですので、自分メモとして書きます。


1.起動してしまうソフトを外す

http://www-06.ibm.com/jp/domino04/pc/support/Sylphd06.nsf/jtechinfo/SYJ0-027FFC6
ここを参考して、勝手に立ち上がるソフトをとめました。

(私の場合は、Scansnap、Sybershot、Webcamのマネージメントソフトが立ち上がる設定でした。後、iTunesHelperです)


2.不要なサービスを停止する

http://news.livedoor.com/article/detail/3912699/
ここを参考にして、要らないけれど常にサービス状態になってくれてるをとめました。

(よく分からないので、Webサイトにある項目だけ)


3.Update履歴の削除

http://zenryokuhp.com/blog/archives/2010/11/windows_xpwindo.php
ここのやり方を利用して、履歴を削除しました。

(指示通りにやっていて、ファイルを2つほど削除するだけです)


4.壁紙をシックな茶色にする

茶色 ・・・R,G,B=(107、71、35)

壁紙を無くして、カラーパレットから選んだ色にしておきました。ただ、あそこで示されるカラーパレットの色はどれも色彩感が崩されるようなちゃちな色なので、今までは「黒」を選んでおきましたが、どうも311以降はこういうのが気分的にいやだったので、次の色にしました。

ビターチョコの様な、落ち着いた色調が気に入っています。(明るすぎると、ファイル名が読みにくいのとずっと見ている画面なので、暖かい色の方がいいなという理由でこれにしました。芽吹きの萌黄色、みずみずしいレモンライムもいいなと思うのですが、背景には向きません)
 

・・・

これらを行って、今の起動時間(HDDの忙しいアクセスが終わるまで)が2分10秒ぐらいです。前は長い時は4分ぐらい、ゆっくりゆっくり立ち上がっていたので、だいぶ良くなりました。この先に進むには、PCの更新か(でもまだ、一年しか使っていません)、SSDに変更してみようかと。

posted by 石井力重 at 02:43 | Comment(0) | TrackBack(0) | メソッド&ハウツー

2011年01月30日

ベンチャーの商機の見つけ方(石井私見)

ベンチャー企業にとっての商機となるものの発見には、いくつかのコツがあります。そのうちの一つに「大企業には小さすぎた市場」というファインダーで世の中を見ていく方法があります。

大企業が新規の製品を投入する時、一定の市場調査がなされています。規模は公言しがたいですが、少なくとも1億円よりもずっと大きな潜在市場があることを、コストをかけた市場調査で見出しています。

ふたを開けてみると、予測ほどには市場がなく大企業の中の新事業チームが維持できない程度の規模ならば、早期に撤退となります。

しかし、この市場規模は、全くのゼロではない、というところが、ポイントです。予測したほどの規模はなかったとしても、何千万円かの規模はあります。大企業としては収益は出せないので撤退しますが、初期のベンチャー企業にとっては十分な売り上げになります。

また、この方法の時に、事例から抜かないといけないのは、大企業の「テスト販売」的な新製品のケースです。それ自体が市場調査の一部を担っているのでこの段階ではまだ上記に当たりません。

また、大企業ではない事業者(中小企業、ベンチャー企業)の事例もそれに当たります。撤退する場合に彼等にとって市場が小さすぎる場合には他のベンチャーにもやはり難しい所があります。ベンチャーといっても規模に依りますが。

たとえば、私の体験からですが「あ、このノート、すごく面白いし、実際使いやすいな」と感じたものが、実はとても短い期間で生産終了で、のちに手に入らなくて、何とかしてほしいなぁと、探すようなこともありましたが、これは、この例に当たりそうです。汎用ノートほどの量は出ないけれど、一定のニッチな市場は存在していました。

知的財産の面で問題があるのでまったく同じものを作って販売はできませんが、そのノートのコンセプトを受け継いで、別の表現でその市場を責めなおすならば、ある程度の規模の市場は獲得できそうです。

自社の事業分野での「大企業の製品投入→早期撤退」をあつめてみてると、その中には、すでに市場(ただし小さい)があることの情報として読み取れるものがあるでしょう。

posted by 石井力重 at 23:32 | Comment(2) | TrackBack(0) | メソッド&ハウツー



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