2009年10月11日

【再掲】プレスリリースのパターン

プレスリリースの「ものさし」が作れないか、と考えていました。というのも、以前、新聞記者さんと起業家さんをお引き合わせすることがあったのですが、記者さんの意図することを起業家さんは、もっと的確に把握し、効果的に説明することができるのではないか、と感じつつ立ち会っていたからです。

いわば、異なる専門の人同士が効果的にコミュニケーションできるツールを開発できないか、と。ツールといっても、メカニカルなものやPCソフトではなく、アナログの紙。紙の上に描かれた”ある種のものさし”です。イメージマップ、といっても言ってもいいかもしれません。

そんなわけで、まずはじめに行なったのは、優れたプレスリリースのつくり方についての優れた解説本を手に、プレスリリースの基本要素や多様な事例を一気によみこみました。本質を抜き出して類型化。

(主な参考文献『プレスリリースのつくり方・使い方』)

◆プレスリリースの原則 
大分類(5)
『社会動向』 『事実』 『新しい事柄』 『短く』 『見やすく』

小分類(13)
 『社会動向』…「背景」「なぜ」「社会はどう変わる」
 『事実』…「素材」「事実」
 『新しい事柄』…「新しい事柄」
 『短く』…「簡潔に短く」「削除」「ベストワン」
 『見やすく』「見やすく」「他人に見せ」「タイトル」「小見出し」

◆ニュースを見つけるポイント
大分類(4)
『社会』 『業界』 『読者』 『自社』

小分類(7)
 『社会』…「調査結果」
 『業界』…「窓口機関の設置」「記念日」
 『読者』…「募集」「読者プレゼント」
 『自社』…「人にフォーカス」「切り口(見せ方、書き方、伝え方)」


これらを取材する側の感性イメージとしてMAP上に整理してみました。以下。

pressrelease_tool.png


これらの評価軸がみえてきました。優れたプレスリリースの事例を100近いパターンを集めて整理してみています。それらを上記にそって類型化したら何が見えるか、もうすこし手間をかけて分析してみたいと思います。続きを読む
posted by 石井力重 at 20:38 | Comment(0) | TrackBack(0) | メソッド&ハウツー

2009年10月09日

角印と代表印を作る

創業して半年たち、ようやく角印と代表印を作りました。
作るまでのプロセス、意外に簡単でした。
(将来創業される方向けに)ご紹介します。

なお、今回、銀行印だけは、省きました。
創業時からすでにありましたので。
もってない場合は、
代表印と同じ要領でつくるとよいとおもいます。


創業したころのブログ記事に友人から
アドバイスをもらい、そこでつくりました。


 ハンコの件ですが、
 代表印・銀行印・角印の三点セットは、
 始めからあった方が良いですね
 (セットで4,180円〜、バラなら1,280円〜)
 http://www.e-hankoya.com/corporate/set/index.html



「株式会社いいはんこやどっとこむ」さんのページ行くと
印鑑のタイプ、材質、サイズなど選んで
必要な文言をいれると、20分ぐらいで発注完了。

結構面倒だとおもっていたのですが、
迷うようなところ(個人事業主の場合はどうかくのだろう、とか)
も、推奨がしめされているので、
「妥当な線で作ろう」という人の場合はほとんど迷いません。

むしろ、まよったのは、材質とサイズでした。

会社などでよく目にする「明るい色の木」は、どれかなと。
これは、「柘・アカネ[無垢]」でした。つげ、と読みます。

また、サイズについても、実際にどれぐらいが妥当なのか
(この友人のところで判子の実物を見て)
妥当なサイズがわかりました。
 角印…24ミリ
 代表印…18ミリ

(定規を見てみても判子になった時の印象は想像しにくかったですが、このサイズがだいたいの企業のサイズです。
代表印はたまにもっと大きいものを見かけます(多分21ミリ)。
それぐらい大きいと、契約書などでも映えますが、
スタートアップには分不相応な見栄にもみえて不適切かも
しれません。


あまり多くないのですが、書類を作ることがあります。

個人事業主であるため、
石井の個人印で契約をおこなってきたのですが
お仕事先の方からよく
「社印に相当する判子(角印)を」と
依頼されていました。

この半期で二度目の取引になる企業さんから
「やっぱり角印を…」と
依頼されて、作ることにしました。
相手に余計な負荷をかける状態は
続けたくありません。


これ以外は迷うことなく、すいすいと
くりっくしていき、屋号名(会社名)などをいれて
完了です。


この2つを作って、品代が3000円ぐらい。送料が500円ぐらい。
意外と安いです。


お届けに関して、お急ぎも選べます。私は通常を選びました。
それでも非常に早く届きました。1日と7時間で手元にきました。

正確な日付は覚えていないのですが
1日の夜中2時に発注すると、2日の朝9時に、とどく、
というぐらいの速さ。


なお、仕上がりも上々でした。



判子を作ることは、結構身構えてしまって、できる限り保留してきたのですが、発注の手間、コストを考えても、飲み会1回分よりずっと少ないし、アマゾンで本を買うのと同じぐらいにすぐにてにはいることが分かりました。

この手の知識は、「人生に1,2度しか必要ない」のですが、毎日どこかで誰かが必要としている知識でしょう。お役にたてれば幸いです。
posted by 石井力重 at 13:32 | Comment(0) | TrackBack(0) | メソッド&ハウツー

2009年09月15日

からだリセットのウォーキング

今、オフィス(兼自宅)の周辺を30〜60分ほど歩いてきました。あることに気が付きました。肉体的に「基準状態」に戻っている、ということに、です。

講演原稿を作ったり、相談対応をメールで行ったりしている日は、朝から起きるなり10歩も歩けば自分のオフィスで、夕方まで机の前、なんてこともあります。でもそういう日は、声がでにくい。そういうことが前から悩みでした。なんとなく次の日は歩くのが億劫になっている(たぶん脚力がなまる)ことも、気が付いていました。

先ほど、仕事が一区切りして、しかもPCがしばらくOCR処理をほどこして1時間近く仕事ができない状態になったので、近くを散歩することにしました。散歩しながら講演設計をしたり、銀行で記帳をしたり。

すると、もどってきて、気が付きました。へとへとになるような歩き方はしないで、少し早足でアップダウンや八木山南の通りを歩いていたのですが、足腰がしゃんとした感じになりました。特に、感じ方の問題かもしれませんが、”腹筋”に力が入るようになったきがします。なので、声もはれる。そんなふうな感じがしました。

普段、講演前などは汗をかかないようにしているのですが、どうも、それは、間違っているのかもしれないと思いました。歩くなりして、体調を強制的にリセットするほうがいいのかもしれません。

大事な日ほど、歩こう。
忙しい日ほど、歩こう。

からだリセットのウォーキングを心がけよう、と思いました。
posted by 石井力重 at 17:06 | Comment(0) | TrackBack(0) | メソッド&ハウツー

2009年09月09日

■定期的に、メソッドブログへ移設処理を!

この記事は非公開にすること。


2009年9月9日。

これ以前のすべての「メソッド&ハウツー」カテゴリー記事は
「メソッド&ハウツー ブログ」に移設しました。

きょう以降のブログで、メソッド&ハウツーを書いていった場合
定期的に、移設処理を行うこと。

なお、リンクアンカーとして、以下の記事は、
移設後もなお、こちらも公開状態にしておいています。
リンクアンカーとしての機能が不要になってきたら
公開を無くしても良いです。

3件のリンク・アンカー

 郵便・料金・A4を三つ折りにする封筒での

 出張先の朝食に、シリアルバーを

 ビジネス・エスノグラフィー【まとめ】
posted by 石井力重 at 18:20 | Comment(0) | TrackBack(0) | メソッド&ハウツー

2009年09月03日

切迫感ある思考の回転数にあげる

打ち合わせをする時、特に、講演の事前打ち合わせをする時に、現地の打ち合わせ場所に行くまで(大抵は自動車を運転して)いくときに、その打ち合わせで提案したいアイデアなどを、たくさん、そして、リアルなシーンを想起して、考えておきます。

そういう時に「今日の午後、突然、講演することになった」状況を思ってみると、思考の回転数がとてもよく上がることに気が付きました。

以下は、私なりのコツです。回転数を強制的にあげるための。

今日の午後、突然講演、といったことは、私の場合はほとんどないのですが、それでも日々の中ではきっとそういうことも、あるでしょう。

今日、昼前に主催者と緊急で打ち合わせ、午後のお客さんをそうていして、「がががっ」とコンテンツを提案し、合意し、並べて、文脈をそこに意味出して、得た文脈をもとに、コンテンツの組み合わせをしっかり、なじませる。そういうことを、1時間で、がっと、やってしまう、そういう意識で、現地に臨みます。

打ち合わせの際に、相当に、頭を回転させて、あれこれと提案しながら、構成を考えます。




これは、講演スライドの作り込みでも同じです。

ベストを目指したい。でもそうすると、いつまでも、白紙。そういうときには、今日の夕方に、「これではしゃべるんだ、とにかく、頭の中を紡ぎ出し、良いものだけをとり、そしてならべなおす。多少のほころびは、許容する!」という意識で取りかかる。そういうスタイルもありかと思います。

もちろん、それ一発で終わらせるわけじゃなく、もっと、磨きをかけるべきで、最初の初期的なスケッチを書き出す、とういうときに、やるといいかもしれない方法です。
posted by 石井力重 at 15:39 | Comment(0) | TrackBack(0) | メソッド&ハウツー

2009年09月02日

【再掲】話し始める前に「ミートポイント(芯)」を。

事業アイデアをお伺いする機会が、公私ともに増えています。話を伺い意見が求められるときに、喋り始める前に、ぐっと踏みとどまり考えてみています。この伝えるべきことの、ミートポイントは何か、と。

沢山喋らないといけない場面(講演、講義)では、こちらが沢山喋りますが、事業アイデアの相談を受ける場合には、大抵は相手が沢山喋ります。こちらは「適切に聞き、情報をテーブルに並べていく」作業をします。

さて、こちらが意見をいう、という段階に、伝えたいこと・しってほしいことが10あったとして、それを、1番から順番に10まで伝えることは、効果的ではないと思います。初め、と、最後、に話したことが、受けてのアンテナに引っかかります。間は「その他いろんな話」に圧縮されます。

それを考えると、相手に最低これだけは受け止めて欲しい、という1つを、伝えることを心がけています。つまり、伝えたいことのミートポイント(芯)を見定めてから、それをお伝えする、と。

さらに、「シェアしたい情報があと9つあります。」と加えて話を終えます。こちらの伝えたいことの芯が、相手の聞きたいことに沿っていれば、続きを。沿っていなければ、相手からさらに、お話を伺います。

このミートポイント探しは、私の頭の中のイメージとしては、複雑な稜線をもった連峰の中に埋まっている大きな玉(山の1/2くらいの大きな玉)があります。それがミートポイントです。それをぐっと取り出して、それを相手に渡すような意識でいます。

圧倒的に時間が足りない、どうしても話(講演や会議)が長くなってしまう。というときは、「提供物をできるだけ減らさずに、時間に余裕を持たせるにはどうすれば言いか」という矛盾問題に出会ったときです。整理して、大事なことだけを伝える。TRIZならばその矛盾を解消する具体的な戦術を40パターン、示唆しています。減らし方にもやり方がいくつもある、と。
posted by 石井力重 at 01:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | メソッド&ハウツー

2009年09月01日

100%から一つ減らす。

知的コンテンツは、完成した後に、一つ減らす。

そういうことを学びました。
(時間ぎりぎりまで詰め込むと、
 オーディエンスの反応を見ながら、
 詳しく話したいプラスαを、十分に話せず
 聞いている方に充分に楽しんでもらいにくい、ことがあります)

自戒の念をこめて、もっと、精進します!
posted by 石井力重 at 23:08 | Comment(0) | TrackBack(0) | メソッド&ハウツー

2009年08月31日

講演中の時間管理をしていて気が付いたコツ

大体いつも、お伝えしたい事が沢山あって、2時間のところを20〜30分、はみ出してしまうのですが、ある時に、ぴたりと終わったことがありました。

当初90分と伺っていて、そのために内容を設計した、120分ぶんになってしまったので、予備スライドとして、30分を「+α」にしました。

その後、その持ち時間が120分であるとわかり、それならばちょうど呼びも含めて、おさまりがいいとおもって臨みました。

その結果、当初90分枠で終わる内容が終わったのは、120分ちょうどでした。残りの予備スライドには入らずに。

90分の中でも、聴講される方の反応を見て、「すこし具体的なこともお話ししたり」「関連するちょっとアドバンストな内容」もお話ししたりするので、25%程度長くなるのが、原因です。

これを初めからおりこむのは難しいもので、大体、組織によって、「これは聞いたことある」「この辺は興味がない」というのがあります。そこは大抵、最小限の要素をお伝えして、ささっと進みます。聴講されている方にはわかりえないかもしれませんが、いく度が私のワークショップに参加された方は、実施毎に内容もちがうち、同じ内容でもウエイトが違うと感じられると思います。そこにはそういう背景があります。


さて、もどりますが、大体120分の持ち時間があった場合、私のようなタイプは、90分ぶんで組んで、後の30分は予備、という構成が良いようです。少しでも多くのものを渡したい、しかし、早く過ぎて多すぎて何も伝わらないのは、もっと避けたいですから。

追記:

あるいは、波多野先生(波多野卓司先生)のように、配布資料がワードで書いた、「もうほとんどこれは本ですね」というような知の解説書をくばり、それを元に、適宜お話していく、というのもありかもしれません。波多野先生はスライドをめったに使いません。それでもすごく分かりやすくお話しされます。そしてホワイトボードをよくつかわれます。


ということで、話の長くなりがちな講師の場合のコツ、としては「短い時間で終わる内容+予備」でスライドを作ること、と最近思い至りました。
posted by 石井力重 at 16:06 | Comment(0) | TrackBack(0) | メソッド&ハウツー



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