2024年03月11日

最良のアイデアは最悪のタイミングでやってくる【コピー用紙のメモ帳】


めちゃくちゃ忙しいとき、メモなんか取っていられないような焦っている状況ってありますよね。そういう「メモを取るには最悪のタイミング」ってあります。
しかし、最良のアイデアというのはそういう瞬間にやってくることがよくあります。

その時ははっきりと「あ、これって、◎◎だったらいいのに」と閃いていても、そのバタバタ状況を切り抜けて落ち着いたころには消えてしまいます。
なので、いつでもポケットにはメモとペンを入れておくことをお勧めします。

しかし「A7サイズのメモ帳って高いなあ」とか「気に入ったのが見つからない」、という時にはこの「コピー用紙のメモ帳」を。

A4白紙を3回おれば、A7サイズのメモ8面ができます。コピー用紙の単価は1円です。10秒でできます。

白紙をみつけたら、ささっとおって、ポケットへ。そういう習慣が、アイデアワークに大きく役立ちます。

ちなみに、考えが膨らみ、大きな紙に構想を書き留めたくなった時は、広げてA4サイズとして使用できますし、使用後にスキャナでデジタル化し、紙を処分したい時にもA4用紙は非常に便利です。この2点に関しては、高価なメモ帳よりも優れていると言えます。

#コピー用紙のメモ帳
#A7メモ


<PDF配布>


A7メモは白紙で十分なのですが、石井のワークショップでは薄い罫線と目安となるページ数がプリントされたものを配っています。メモ用紙っぽい。ただそれだけのことなのですが、最初の数回は、そういうものを使うほうが「その気になる」「そういうものだと思って使い始める」わけです。

数枚、これを使ったら、後は白紙を使おう、という導入用のツールです。研修後に社内でも使いたいのでデータでほしい、という方のためにおいておきます。私(石井力重)のコピーライトとかは入っていません。書き込むのに邪魔になりますので。ですが、もし再配布するときには、オリジナルの作者が石井力重であることを添えてもらえたら嬉しいです。
いずれにしてもこうした小さいコンテンツが皆さんのお役に立てば幸いです。
posted by 石井力重 at 12:00 | 311special

2020年03月11日

3月11日を迎えました。少し、仕事・研究以外のことを書きます。

2011年3月11日に起きた巨大地震から9年が経ちました。


9年間が立ち、死んでいった友人たちを思い出す時間が、ずいぶん減りました。
さみしくもありますが、それが偽らざる9年後の今です。

2011年、あの時、日本中、世界中から支援の手が東北に届きました。

私個人は何にも支援を受け取ったことはないのですが、この地域(宮城)に暮らす仲間はとても救われました。

それに、金品を受け取らなかったけれど、気持ちはいっぱい貰いました。勇気づけられました。

そして、いつも思います。”今度は僕らだ、恩を変えそう”


と。


また、思うのですが、災害を生きのこったものの使命として、生きている人はいつも人生を謳歌して生きなくてはいけない。沢山、稼いで、沢山納税して、たくさん使って、もっともっと社会が良くなるようにしなくちゃ。と。




震災から9年を経て、思うことをまとめますと以下の3つです。



◎生きてる限りは、毎日悔いのない全力日を生きよう。


◎災害になってからじゃなく、先例に学び、減災しよう。


◎恩をもらったら、社会に倍返しだ。


社会的な困難になった時、なくなった快闊な友人の声を思い出します。

「石井君、そんなの悩んでないで、やって失敗して、知ったら、進むよ」と。

その通りですね。

創造的努力の日々を、皆とともに、行きます。

posted by 石井力重 at 00:18 | 311special

2018年03月11日

ブレインストーミングのルールとガイド

大震災から此の方、3月11日は、創造ツールを公開・配布しています。

【ブレインストーミングの4つのルール、および、ガイド】を一枚のシートにしたものを、公開します。

ブレストのルール.jpg

(上記は、WEB用で粗いので、以下に、PDFファイルを置いておきます)







<<シートの説明>>

【ブレインストーミングの4つのルール】

これは日本ではいろんな人により、いろんな表現がなされています。
その中でも、原典であるA.オズボーンの文献に近い表現を上記では採用しています。

なお、オズボーン系の技法の中核の一つに「プレイズ・ファースト(先に褒めよ)」という概念があります。
一歩踏み込んで、その概念を用いるならば、「赤のルール」は「判断遅延≒批判禁止」より「良点発見」(リョウテンハッケン)となります。
それを端的に表現しています。
ブレストの根底にあるものをよく知っている人だと、このルールのほうがしっくりくるでしょう。


【創造的アイデア創出のガイド】

「ブレストのルールって、結局なんなの?」という声を、よく聞きます。

オズボーンの考えていたブレストの”ルール”というのは、「縛るもの」というよりも「ガイドするもの」、つまり、ガイドライン、という方が、概念をより正確に捉えられます。

平たく言えば「あなたの創造性を引き出す時に、すると良いこと、4つ」みたいなものです。

そのガイドっぽさをより強めて、表現したものが、この「ガイド」です。

(挿絵とフレーズは、アイデアプラントが作り出した「ブレインストーミング・カード」のエッセンスで表現しています。)


【使い方】

ブレストをする際に、ホワイトボードの端っこに掲示しておきます。

「ブレストのルールは何だっけ?」という時に、上段をみると思い出せます。

「ブレスト中に推奨される行動って、どんなもんだろう」というと時には、下段を見ると良いでしょう。

実際は、上段と下段は、同じ本質を、異なる表現でつづったものなので、どちらかだけで充分です。
私は、(手前味噌で恐縮ですが)下段(ガイド)の方を推奨しています。

その理由は、

  • ワーク中に「批判禁止」といった禁止事項を提示されても人は「じゃあ、何をすればいいのか」となります。
  • そうじゃなくて、「他の人のアイデアの良いところを見いだそう」という積極的に推奨される行動を提示される方が、人は動きやすい。
  • (※これは、アイデアプラントの仕事として、大企業のイノベーション部門を訪問し続ける日々の中で強く感じた経験則です。完全に、どの国でも、どの時代でも成り立つ、というわけでなく、21世紀初頭の、日本では、こうだ、というだけのことです。厳密に言えば。)



備考:

2008年、シリコンバレーに本社のあるIDEOを訪問して、ブレインストーミングの実際についてインタビュー調査したことがあります。
会議室には、7つのルールが掲示してありました。

そのルールを、昔のこのブログに掲載しています。こちら

IDEOですら、ブレストのルールを会議室に掲示している。

その事実に、われわれ日本人も、創造的な話し合いの環境を整えるということを、もっと、してもいいのではないか、と感じたことは、今も心に残っています。


 

後記:

最後に、なぜ、こういうコンテンツを公開するか、について、語らせてください。

我々は、仙台に拠点がある会社です。
311では多くの人が被害を受け、かつ、たくさんの仲間を失いました。
一方で、日本中、世界の各地から、暖かい支援を受けました。
本当に、ありがとうございました。

震災前も今も、変わらぬ、アイデアプラントの志しがあります。

創造的な人や組織が次々生まれてくる社会を作りたい。

こういうコンテンツを公開することで、創造的な可能性をもった個人や企業さんが、創造的な産物を生み出していくことに、ほんの少しでも貢献できたならば、幸甚です。


posted by 石井力重 at 11:52 | 311special

2016年03月21日

発想する授業

時々、高校・大学の先生方から「発想する授業をしてみたい」という声をいただきます。

参考になるような小ネタ(技法)と創造的姿勢に関することを、8000文字にまとめたものを掲載します。


ただし、4月のとある無料媒体の紙面になるものですので、石井の自主的配慮により、紙面発行1か月※が過ぎるまでは、パスワード付きの限定公開にしておきます。(※およそ、5月の連休あたり)

ご興味ある方は、石井まで、メールかFacebookのDMまで、ご連絡ください。


((このブログのカテゴリー「311special」は、社会に役立つコンテンツを作り、世の中に提供しよう、という趣旨のものです。過去のこのカテゴリーでは、ワークショップに便利なワークシートなどを公開しています。今年は、311から10日ほど遅れてのアップとなりました。))


(本文より一部抜粋)

創造的なことに理解のある先生と巡り合うことは、その若者の未来の可能性を大きくします。

一人一人異なる人生を生きる教師たちが、その内側に宿す創造的人格をもって生徒に接していくことは大事です。本当に大事なことの獲得は見えにくいもので、短期の結果はきっと見えないでしょうがそれで結構です。

生徒が成長し、次の世代を育てようとした時に、恩師の与えてくれた薫陶が自身の創造的姿勢を醸成してくれていたことに気付きます。


posted by 石井力重 at 14:04 | 311special

2016年03月14日

【問題を見つける】【目の付け所の転換】ワークシート

震災以降、3月11日はスペシャルコンテンツを提供する、ことを自主的にしていました。
今年はその頃に大きなイベントがあり遅くなっていましたが、3月14日現在ですが、バックデートで、アップします。

コンテンツその1

【問題を見つける】ワークツール

使い方:

起きてから寝るまでに、自分がすることを動詞で書き出していきます。

具体的に行動を振り返っていくと、困ったこと、あるいは、願ったこと(「こうだったらいいのに」)が思い出されます。それも書き留めます。

24時間周期の中では思いつきにくいことは、週単位(月火水木金土日)や、春夏秋冬、のくぎりで考えるのもアリです。(シート左側)

(7時⇒23時が合わない人は適宜修正して使います。「私は26時からこそが大事!」というひとは、7や8や9をつぶして、24時以降をつくってもいいでしょう。あるいは、欄外を使っても結構です。)

描き出しでは、大量に問題を見つけることを目的とします。なので、トリビアルなもの、個人的なこと、なんで結構です。

(補足)人数が多い場合は、一枚のシートを、ペアでわいわい言いながら書いてもいいでしょう。気づきが増えます。二人の行動が違えば、記述は矛盾し混乱しますが、問題ありません。

次に、グループの中で、そのシートを回します。そして「あるある、それあるわ〜」というものに○をつけてもらいます。

そうすると、他者の共感を呼ぶ問題が見えてきます。

(補足)

本質的には、創造技法でいう「シナリオ法」と同じです。
あるいは、最近風の技法でいえば「カスタマージャーニー」の一部を切り取ったものとしても位置付けられます。



さて、最も共感を呼んだ「問題」について「直線的に解決策を考える」のは下策です。解決の労が多いわりに表面的な打ち手になってしまったり、すでにあることを再び企画してしまったりします。

そこで、回り込んだり根っこを狙ったりして、攻め口の選択肢を広げます。
具体的には、次のワークをします。



コンテンツその2

【目の付け所の転換】ワークツール

使い方:

問題を、6つの視点(人、物、プロセス、環境、意味価値、五感)でみていきます。

この問題は、その観点で見ると、どういう問題として捉えられるか、と問いかけて、思い浮かぶことを書き込みます。

そして、それらを生み出す本質は何だろうか、と掘り下げていきます。(問題の根っこを照らす感じです)

そうすると、中には、小さな解決策で、大きな効果・根本的な打ち手となるものが見いだせるでしょう。

ここはチームで1枚のシートをまえに、皆でわいわい言いながら、いろんな目の付け所を探し当てていく感じです。
複数出たならば、最終的にどの攻め口でいくかを選びます。どういうアイデアが出せそうか、という直感も立ち上がってくるころですので、それを頼りに。



目の付け所ができあがったら、ブレストに入ります。
この先は、ノーマルなブレスト、ブレインストーミング・バリエーションズ、発想技法、いろんなものを使っていけばいいでしょう。




posted by 石井力重 at 14:42 | 311special

2014年03月11日

【ブレストTool配布】SCAMPERブレストカード

アイデアプラントは、「ブレインストーミングの道具を作る」会社です。ワークショップのほうが露出が高いですが、ブレストの道具をたくさん、作っています。

アイデア発想技法として最も使い道の広い「SCAMPER(スキャンパー)」技法を直感的に活用するための道具(シート)を1つ作りました。

SCAMPERは「オズボーンのチェックリスト」と言われたり「アイデアのチェックリスト」と言われたりもします。

うーん、アイデアが出ないぁ、、、という時には、SCAMPERで強制的に発想すると、必ず何からしらのアイデアが出ます。

Brainstorming_Tool_of_IDEAPLANT_1.jpg
印刷用PDF SCAMPER_Brainstorming_Card.pdf

これは、長年、「SCAMPER」の思考パターンを直感的な絵にしてみたものです。
かつ、配置もSCAMPERの並びを踏まえつつも配置に意味があります。

中央から行きますと

M(修整、拡大・縮小)・・・なにかを修整できないか。拡大・縮小できないか、と考えてみる。
 (Mの絵は、大きくする/小さくする/頻度を変える/フォルムを変える/価値を変える/密度を変えるイメージ)

C(組み合わせ)・・・何かを組み合わせられないか。
 (Cの絵は、何かをぎゅっとくっつけているイメージ)

E(省略・削除)・・・何かを省略できないか。削除できないか。
 (Eの絵は、何かをざっくと削いでいるイメージ)

この辺が最も発想しやすいことが過去のワークショップから分かっています。なので、中央の辺りにあります。まずはここら辺を発想のヒントにしてみてください。

次は、中央付近の残り2つで、

A(適用)・・・何か似たものを適用できないか。
 (Aの絵は、他の似た領域のエッセンスをこっちに持って取り込んでみるイメージ)

P(ほかの使い道)・・・何か他の使い道がないか。
 (Pの絵は、素材をそのまま変更せずに、場所や使い方を変えて、新しい用途を見つけるイメージ)

この辺は、今いる領域の外から中へ持ってくる・中のものを外にもって行く、という”越境”という思考なのでちょっと、ハードルがあがります。概念適用の柔軟さが要ります。
 
最後は、外側の二つで、

S(代用)・・・何かを代用できないか。
 (Sの絵は、どこか一部を削ぎ取って、そこに新しいものを入れるイメージ)

R(逆・再構成)・・・何かを逆にできないか。何かを再構成できないか。
 (Rの絵は、何かを上下さかさまにする/裏側をめくって表に出すイメージ)

この辺は、思考作業としては、単純な最初のほうに比べて倍ぐらいの認知負担なので、最後にしています。

もちろんテーマによっては、この辺(端っこ)がまず発想できる、というケースもありますので、これは一つの目安だと捕らえて、好きなように使ってください。

使い方:

なお、オススメの使い方は2つあります。

1)印刷して余白に思い浮かんだことをどんどん書き込む。次第にもっとアイデアができます。

2)印刷して六角ますをカード状に切り、ブレスト中に、ランダムにさっと引いて、発想の刺激にします。

ブレスト中に、アイデアが出なくて困った、という時には発想してみてください。



 
達人向け

このツール、先月号の日経アソシエの記事のダウンロードのプレゼントとして提供したものとほぼ同じシートなのですが、さらに発展版もありまして、それはここだけにつけます。

このツールを使い込んでいくと、もっと発想の幅が欲しい、と思うときが来ます。そのときには以下のものを使います。

Brainstorming_Tool_of_IDEAPLANT_2.jpg
印刷用PDF SCAMPER_Brainstorming_Card_and_6_View_Points.pdf

こちらは、SCAMPER部分は一緒です。違いは右横です。

ここには、6観点リスト、というものがあります。ざっくり言うと人が発想するときの観点を集めて、大きく分類したものです。発想を大きくずらしたいときには、これを使うと上手くいきます。

使い方

SCAMPERで、どれか一つ発想するものを決めたら(例えば、”C”)、今度は、6観点を一つずつ問いかけて考えてみます。

C×人→なにか人同士を組み合わせれないか。
C×もの→なにかモノを組み合わせられないか。
C×プロセス→なにかプロセスを(他の何かと)組み合わせられないか。

といった風に使います。

出るたびにポストイットに書くか、シートに書いてもいいでしょう。

こうすると、SCAMPERの7つ(正確には9つ)の発想の型を、6つの観点で見ていくことになるので、42の発想の可能性が出てきます。

発想をもっと、ずらしたい、飛ばしたい、という時にはぜひ活用してみてください。


 
■ 終わりに

「このスライドはなんなのか?」「なぜ、こういうものを公開するのか?」について。

少しだけ、作り手(石井&IDEAPLANT)の考えをつづります。

アイデアプラントは、ブレストの道具作りと、アイデアワークショップ、という超ニッチな事業をしています。ありがたいことに多くのお客さんからオーダーや依頼をいただきます。

この社会へのおかえしとして、完成度の高まったものを、(販売作品という形以外でも)、世に出したいと常に思っていました。
私たちのブレスト道具を使った人たちから生まれる創造的な成果が、人々の日々の暮らしを楽しいものにしてくれることを心から願っています。

石井力重 ( IDEAPLANT 代表 )
2014年3月11日

 
なお、過去の3月11日のブログにも、スペシャルコンテンツがあります。
 
posted by 石井力重 at 17:52 | 311special

2013年03月11日

【Kit配布】アイデアワークショップ・キット

「 アイデアワークショップ基本キット 」 を掲載します。

アイデアワークショップ基本キット ver001

アイデア創出のための4つのフェーズを実施するワークショップ・コンテンツです。

内容はモジュール構造になっています。

使いたいところだけを利用したり、あるいは、この基本プロセスをベースに、別の要素も織り交ぜて使えるようにしてあります。

 ■ 想定要素

・社内の創造研修
・イベントなどで、創発的にアイデアを引き出したい時に
・勉強会でなにか、企画的な成果物を生み出した時に
・コワーキングスペースなどでオープン・ブレストをする時に

そういう場面で、用いてみてください。


追記:(2013年8月21日)

動く、作り出すタイプのパブリックな職務に従事する方々の勉強会用に、アイデアワークショップを整えました。 

地域課題抽出ワークから、始まり、チームを形成し、理想案を作り、最終的には、ブレイクスルーパターンを用いて、解決方法を発想していく、2時間20分のワークショップです。


 ■ 想定要素

・行政マンやNPOスタッフが自発的に行う勉強会でのワークとして
・市民も迎え入れるイベントなどで、創発的にアイデアを引き出したい時に
・大きな組織・企業において、自分の機関・会社の中の課題を解決するプロジェクトの初回のミーティングに

(2013年8月21日の追記、ここまで。)




それから、もう一つ。

「Team Engine Card」を掲載します。

チーム用に、「議論進行ガイドCard」っぽいものとして作りました。


各ステップは、創造的問題解決の基本所作。その表現を思い切りそぎ落としたものです。

基本的にはどれも、当たり前のこと。創造的な挑戦といっても、一つ一つのワークは基本をやるだけです。

創造的な挑戦において、試行錯誤はとても良いことだと私は思います。ですが、ブレスト〜ディスカッションぐらいは、すっと進めたい、という時にこのカードセットを活用してください。


 ■ 使い込んで、独自ツールにしてください

簡単な表現にしてありますが、ワークの骨子は結構しっかり作ってあります。

足りないステップがあれば付けたし、説明を加えたい時には書きこみ、独自ツールへと発展させてください。

何度か使えば、ほどなく”自分の流儀”というものが浮かび上がってくるでしょう。

このカードの作り手の思想として、カスタマイズできるバイクみたいに、思い切りいじり甲斐のあるよう概念デザインにしてあります。






この2つのKitは、似ています。

しかし、プロセスの面でも、コンテンツの面でも、異なっています。用途が違うためです。

前者は、大人数が、場から創造的に何かを生み出すことに向いています。

後者は、コンパクトなグループが、どんどん、創造的に議論を展開することに向いています。





 ■ 終わりに

「このスライドはなんなのか?」「なぜ、こういうものを公開するのか?」について。

少しだけ、作り手(石井&IDEAPLANT)の考えをつづります。

毎年、1月1日に、アイデアプラントの目標を立てます。2013年はこちら

この右下の目標に対して、行動したのがこのスライド2つです。基本的には、新しいことに挑戦する人々に役立つ礎となることをアイデアプラントはします。それは、道具の制作販売ということもあれば、講演&ワークショップ、ということもあります。

そうしたことの中から、生まれてくる知見は、さらにコンテンツを育んでくれます。

そうしたことへの社会へのおかえしとして、完成度の高まったものを、私石井がいなくてもできるような「道具Kit」として、世に出したいと常に思っていました。

アイデアワークショップのコンテンツを使って、そこから生まれる、創造的な所産が人々の日々の暮らしを楽しいものにしてくれることを心から願っています。

石井力重 ( IDEAPLANT 代表 )
2013年3月11日


追記:

3月11日のブログには、2012年も特別コンテンツを掲載しています。ここも、そのページにも、将来もコンテンツがゆっくりと追加されていきます。

  →  ブログカテゴリー: 311special
 
posted by 石井力重 at 00:19 | Comment(0) | TrackBack(0) | 311special

2012年03月11日

ideaworkshopでよく使う【ワークシート】集

IDEAPLANTのワークショップに参加された方が、自前でもやってみようとされるときに、多分、もっともよく使うであろう「アイデアスケッチ」。そのフォーマットを置いておきます。

アイデア・スケッチ

IdeaSketch (日英併記)

ideasketch_PPT (パワーポイント版&記入例)

この「2012年3月11日」の日記には、ワークショップでよく使うものを置いておく場所にします。(時々追加します。)








創造工学ノート (ブレストのルールの根底にあるもの、想像力の促進要因)


要素技術→効能→用途 (技術から市場を発想するワーク)


8hours_wokshop_prints_2013_ver01 (技術、8時間WS、発想ツール)


app_idea_tools (アプリのアイデアソン用、発想ツール)


story-idea-cards (ストーリー生成カード)






    

1DAYバーブ・サークル (高校生アイデアソン用)




Design_Sketch (IAMAS流アイデアスケッチを描くときに)


number_sheet_2014 (県岐商の授業用)


アイデアPitov(1:研磨
アイデアPivot(2:再発展)




追記:ワークショップBGM

ワークショップBGM(1→2→3→4→5分)
http://www.youtube.com/playlist?list=PL720AD8CA0A3ACCAF

ワークショップBGM(上記、及び、→6→7→8→9→10分)
http://www.youtube.com/playlist?list=PLBDE4CF5B41A844F5




※ 特殊資料 ※

Idea to BM
     For Kyoto D-School

BM□2013

アイデアスイッチ特別付録(2013年9月版)
(PW解除には、アイデアスイッチの著書ページ、石井の名前の下に〇〇代表、とありますが、そのカタカナ名を、英単語で打ち込んで下さい。)

創造力のガイド・レール




posted by 石井力重 at 23:32 | Comment(0) | TrackBack(0) | 311special



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