2015年2月25日。311の震災から、1447日目。
仙台の青葉城址の道(仙台市内と八木山を結ぶ道)が、昼からいよいよ通行可能になりました。
震災後、人々の予想と期待をはるかに上回る期間、青葉城址の道が封鎖される、と聞いたのは、確か、震災から数ヶ月した、初夏か秋の頃だったと思います。
「数年は復旧のめどが立たない」と聞いて、それは不便だなぁ、、、と。ただ、震災で誰もが困っていたので痛みは共有していて、まあ、やむなしと。
(歴史的な石垣が崩れ、市道をふさいだため、文化的な建築物の修復を伴うため、たんなる土木作業とはいかなかった、と聞いています。)
数年にわたり、封鎖されていたためすっかりそこを通る感覚も消えていたのですが、今日、開通を(勝手に)祝って、通ってきました。
助手席に座っている妻が取ったため、カメラアングルがぐるんぐるんしています。
車線をはみ出して運転しているように見えるところもありますが、車線の内側、時速は法定30kmで走っています。
さて、開通を心待ちにしていた間、ずっと気になっていた「通行の難所」があります。ここは直ったのか。
ビデオでは1:35秒あたりから。(ただし肝心の所はあまり、写っておりません・・・)
「せせり出ている城壁」、昔に比べていくらか通りやすくなっていますが、依然として、相互に一台ずつ通行する、譲り合いの必要な道幅でした。
崖の脇&城壁、という地理的困難さから、さほど道を広げられなかったのだろうと思います。
ただ、難所の前後の道幅は、幾分広げてくれているように思います。その分、譲り合いの余裕幅ができているようにも見えました。
震災からこっち、いろんなものが直りました。
物理的な復旧。社会運営というシステムの復旧。人々の体の回復。生活の回復、心の回復。
・・・と、復旧の途上をずっとたどってきた4年間でした。
それでも、封鎖されたままの青葉城址は、仙台市内に見られる震災の爪あとでした。ですが、これでひとつの区切りとなりましょう。
冬が終わり春に向かう、晴天の暖かくなった良い日和に再開しましたね。
余談:
posted by 石井力重 at 16:57
|
日記、価値観、仙台オススメ