五反田駅に、クライアント企業があり、その辺のいろんなホテルに泊まります。
ある時、朝が早かったので、「最も近いホテル」をとってみました。歩いている時によく見かけていたすごく雰囲気の良さそうなイタリアン・レストランが一階にあるところで、興味もありましたし。
アリエッタ ホテル&トラットリア

私の写し方が悪いのですが、こんな感じの落ち着いた入口。シチリアとかで泊まったホテルの門構えと、雰囲気が似ていてちょっといい感じです。(※シチリアのホテルは、庶民的なとこでも固いかんぬきのささる守りの強固なとびらもついていたりして物々しさもありますが。)

ロビーを上がって、9階に。すると、中空のオープンな廊下。時期的に、少し秋風の爽やかなころだったので、気持ちいい感じでした。ホテルの密閉された空間と違ってここは部屋から一歩出ると外の風を感じられます。ソファーがゆったりあって、長期滞在しているならテラスっぽい感じで本でも読みたい雰囲気。

渡されたキーをスイッチにさします。差し込むものは、木のプレートなのも、ちょっとしたことですが、感じが出ています。
部屋は、南国な雰囲気で、落ち着いた品の有る感じの部屋です。
これは、1人で来るのはもったいなかったなぁと、思いました。なんというか、素敵なクリスマスディナーを一人で過ごすような感じです。でも、置いてあるシャンプーやボディーソープがいいもので、朝にはすっかりチェックアウトするのが名残惜しく思いました。
トイレやお風呂が、ビジネスホテルの物とは違って、部屋とつながっているのも、演出として面白いなぁと思いました。
ちなみにこのキー、うけとると、すごく重いです。

このコルクっぽいものが、真鍮?かな、渋い感じの表面処理がされた金属でできていて、外出する時にこれを持って出ようとは思わない作りになっています。ポケットに入れておくには重いです。このコルクを模した金属のおもりの凝り方とかも、受け取って部屋に入るまでの感じを作っています。
朝は、パンがおいしい、ということで食べました。パンと飲み物だけのライトな朝食ですが、確かに美味しいですね。食パンを焼いて食べたのですが、カリカリ、サクサクで、特に何もつけないでパンのおいしさだけで食べてしまいました。朝からガッツリと食べるわけでもないので、おいしいものが少しだけ、という朝食も、この空間を楽しむ意味でとてもいい様に思いました。
出張と出張の合間の滞在時間が長い時に、またとまって今度は一階のイタリアン・レストランでも食べてみたいと思いました。ゆっくり執筆をするには、長く滞在したくなる部屋、息が詰まらない空間、が好ましいと思うのですが、ここは結構、いいなぁと思いました。五反田という土地柄、さほど、駅前の喧騒もひどくないですし。そこそこに食べ物屋さんもあります。