今日は、デュナミスの社長「一馬さん」のお花見(毎年恒例の終日花見、100人以上が参加する)が行われている。
今年の花見は豪雨。でも、そんなの関係ございません。とばかりに決行し活況を呈している。なぜ豪雨の中でも、花見をするのか。もはや桜がある、ないの問題ではない。豪雨の中でのお花見の楽しみ、とは?豪雨の中、発見した、7つのポイントを報告したい。
雨のお花見のポイント(その1)駐車場がすいている。
お花見会場の向かいにあるお花見に絶好な駐車場が、がらがらだ。お花見の時期でなくてもめったにない快適さで、すぐ駐車できる。

仙台にはよく見ると、楽天球団のキャラが、あちこちについている。
雨のお花見のポイント(その2)会場周辺の人通りが少ない。
シーズン中は、人がいっぱいで、乗り降りする車の列もあって大混雑。しかし、今日はすがすがしいほど人も停車する車もない。

仙台の青葉城(伊達政宗のお城)をすく後ろに控える場所なので交番の作りが妙に武家風。
雨のお花見のポイント(その3)雨に濡れた桜の花に思いをはせる。
いつもは、ただのバス待ちのベンチも雨に濡れて漆黒に。その上にコントラストがはえる、桜の散りたての花びら。もう、ここで一句詠みたくなる気持ちを、抑えつつ進む。

風流のわかる歌人であれば、悶絶するような風景。桜のあめ。桜が雨と一緒に降ってくる。そんな中を、この時点でずぶぬれになりつつ進む。
雨のお花見のポイント(その4)駐輪場がすいている。
自転車で来る人が多い会場。いつもは自転車の置き場にも困るところだが、今日は一台もない。一台もないのだ。雨の中、自転車に乗る人がいない。そんななか、「自転車できました」という人は自分のアラブる魂を見せつけることもできる。
雨のお花見のポイント(その5)透明感ある桜にハッとする。
花開いた桜をまじかで見る機会は貴重だ。そして、雨に打たれ、しっとりとぬれた透明な桜を見る機会はさらに貴重。豪雨の中で顔を上げれば、みたことのない桜の表情をまじかにみることになる。

桜ははかない。しかし、豪雨の中で見る桜は、みずみずしい生命力を放っている。その美しさを表現するならば、「葉桜はむしろウエルカム」大変われながら、陳腐な表現をおもいついたものである。
雨のお花見のポイント(その6)トイレは貸切。
イベント会場のトイレは行列、汚い、人の目が気になる。の3拍子がそろっているもの。しかし雨の日は、朝から誰も使っていないきれいなトイレでゆっくりとようがたせる。女性は特に、トイレの使い勝手が気になるもの。豪雨なほど、トイレ事情はよいのだ。

仮設トイレはもちろん、常設のトイレも、ひっそり。
雨のお花見のポイント(その7)ゴミ箱が、空で捨てやすい。
イベント会場のゴミ箱は昼早々にいっぱいになる。その上に山住になったゴミ箱を、無視しながらお花見をするものだが、豪雨の中で塵一つない、すがすがしい園内を十分に堪能できる。ふだん、ゴミを見ないようにしている自分がいたことを気づかせてくれる(かもしれない)

さて、7つのポイントと、いいながら、この時点でまだ、お花見の集合場所についていない。でも、そんなの関係ございません。とつぶやきつつ、タイトルの縛りすらも突破して、記事は続く。
雨のお花見のポイント(その8)せんべいを焼く。
おばあちゃんのぽたぽたやき。それを炭火に遠火であぶってみる。寒いので暖かいおつまみがほしいからだ。するとじゅわわと赤外線が表面を焦がす音がしはじめる。表面にうっすらと焦げ目ができる。

さっそく、口に入れてみた。すると!ただあたたかいだけではない。香ばしい焦がし醤油の風味がふんわりと広がる。これはうまい!せんべいの炭火焼は絶品である。本格せんべいでなくてもいいのがうれしい。
(おい、花はどうなった、という外野の声はこのさい、右から左に受け流すことにして、さらにこの行動は展開する。)
雨のお花見のポイント(その9)おい、何でも焼いてみよう。
ということで、ポテトチップスを遠火であぶる。焦げないように慎重に。そして、口にしてみた。すると!驚いたことに上げてのあのフライドポテトの味がする。ただ、残念なことに、薄いのでその効果は短い。ものすごいはやさで飲み込んでしまうと、食道ぐらいは「お?こりゃ、プライドポテトですかい?」とだませるかもしれない。しかし、胃袋はまではだませない。しょせん、ポテチ。はらは膨れぬ。

一口、食べた一馬さんの図。”うお、あちちち”。
一馬さん、迫真の演技である。(というのは冗談で本当に熱い。なお写真は、ポテチはとりそこねて、ぽたぽた焼きである。
雨のお花見のポイント(その10)焼きたてのホタテを買う。
三陸の新鮮な魚介類をやいて食わせる店がある。ここのホタテは絶品である。みんなでその店に、雨が流れ込んでくるのをバケツでくみだして、調理が早く進むように手伝う。豪雨の水は容赦なく、足もとを水たまりにするがそれをどんどんかき集めて、遠くに捨てに行く。そうしているうちに、じっくり入り炭火で焼いたホタテができあがった。これで300円。しっかり味もついている。倍以上の値段をつけてもおかしくない、実の詰まったおいしいホタテ。それをプロがやいたら、うまい以外のセリフを思いつく方が難しい。これはうまい。

一口だべれば自然と笑顔がこぼれる。300円を浮き浮きとはらいたくなる。この人気屋台の店主に連続オーダーをする、という暴挙もゆるされる。豪雨で他に人がいないのだから。
以上、豪雨のお花見を取材して、気がついた「豪雨のお花見、10個のポイント」である。タイトルと結論が違うことも、豪雨の中の猛者たちがかもす影響である、いい切ってしまえるから不思議である。
豪雨の中、さらに花見はヒートアップしていく。続きは、一馬さん本人のリアルタイム中継をご覧いただきたい。(たぶん、数カ月するとリンク先の記事には違うものがトップに出るでしょうけれど、2008年4月19日の記事をさがしてみてみてください。)
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