仙台市泉区の寺岡に『円菓(まどか)』というお店があります。
静かな佇まいのその店は外から見ると車でとおっても通り過ぎてしまうかもしれませんが、よく見るととても「デザインされた佇まい」です。
以前、私のブログで書きましたが、この円菓の社長、半澤さんとは、ある起業家セミナーの場で、お互い講師として呼ばれて、続きでお話をさせていただき、知り合いとなりました。
とてもモノがいい。和菓子なんですが、とても新鮮な印象をうけます。そして、商品の感性イメージもきちんとお客さんに届ける。店舗の空間づくりも非常に思いを込めて考えて考えて構成されています。
今日(3月8日)は、寺岡近くの宮城大で学会があったので、帰りに立ち寄りました。
久しぶりにお店にいきましたが、やっぱり、商品が非常にいい。

これはお店に来て観て、ビルエバンスのジャズが流れる中で、透明感ある空気のなかで、作品のように一つ一つが愛情をもって洗練された状態で並んでいます。
お店のコンセプトは非常にお客さんの視点に立っています。お店の接客自体も非常によくデザインされています。それがこのベルに表れています。

これは一度店舗に行って、なぜこのベルがあるのか、体験してほしいところです。
しばらく、半澤さんにお時間をもらって、いろいろお話をさせてもらいました。
きどらない、気さくな人です。和菓子職人であり、デザイナーであり、社長であり。スーパーマンですが、自然なすこし控えめの接客です。お客さんの要望があれば、いろいろ商品のお話を教えてくれます。

半澤さん、もしかしたら黙っていたらすこしこわい?かも知れませんが、笑顔はとても愛嬌ある方です。僕も出会った場所が場所でなければ、そういう人柄をわからなかったかもしれません。そのヒトトナリがすこしでも伝われば、とおもい、写真を載せておきます。
そんなこんなですっかり、長居してお邪魔してしまいました。お店を出る時に振り返り、店の入り口を一枚。

お店に入ってからこの入口を改めてみると、なるほど、自然な中にも統一された透明感やモダン感があります。はじめてくるとその「あっさりさ」が見つけにくいお店、なのかもしれません。しかしぜひ一度覗きに行ってほしいお店です。(私たちがいた間にも「今日は見るだけでー」というお客さん、結構いらっしゃいました。安心して入れます。)
最後に、お店でみた一品です。これは一緒に行った人と帰り道、ずいぶん話題にしていました。

寒氷(かんごおり)
まるでアクセサリーのような繊細で透明感ある一品。これがいくらだと思いますか?ぜひ確かめに、お店の空気を見に、一度お店を訪れてください。きっと、いい作品を作る人の気持ちに、感じるところが多いと思います。
円菓(まどか)
仙台市泉区寺岡5-12-24
posted by 石井力重 at 06:13
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