2017年01月25日

未来洞察2017(第4次産業革命、及び、他)

2017年現在から、未来をじっと目を凝らしてみると、大きな流れを作り出すものだろうものが、いくつか浮かびます。

これまで個別にいろんなスケールで喋ったことを、まとめて整えてみました。


スライドを一枚抜粋して、画像としても載せておきます。
各種の労働の変化.png




資料は、はじめは、産業革命の過去のステップと、今いる「第四次」の革命は、何が革命の要となるのかについて、からはじめ、3タイプの労働形態の行く末をうっすらと推察していきます。

後半は、それらの他に、いろんな領域から、目安として立てられる未来の姿をいくつか、断片的に綴っています。

アイデアプラントは創造的アイデアを創出することを、事業として支援したり、その補助ツールを開発したり、ということをしていますが、創造産業が、今後どうなるのか、はとても強く興味をもっていつも考えたり議論したりしています。基本的には、伸長する数十年を過ごすでしょう。

多くの人が創造を仕事にしている未来、その時点で、なおもまだ、人々は何か創造活動への支援を必要としているか、といえば、多分、答えはYESだと私は考えています。

ただ、それがどんなのモノであるのかは、ここにあげたような未来が来た時に、人々がじゃあどんなニーズを持っているのか、という、推察の土台に立ったうえでさらに想像していくことが求められます。

そういう私の見ている世界の未来の様子を、ちょっと自分用にまとめておいたのが、このスライドです。そのため、他者に対する説明性は、他の資料に比べて相当に低いものです。ですが、薄暗い未来という揺れている存在を推し量る手がかりの一つになれば幸い、と思い、公開資料にしました。

今年も来年も、日本各地や世界の街をゆきます。こういう話もいろんな領域の人たちともっとできれば幸いです。


執筆余話:

早いもので、新年あけたばかりと思っていたら、もう1月も過ぎ去ろうとしています。年明けから作っては直していたこの資料、いつまでたっても公開版にならないので他のブログ記事が出せずにすっかり、時間だけがたっていきました。なので、このあたりで、エイッと上げてしまいました。

今日、三度目の旅仕事がはじまりました。早めに仙台空港のラウンジについて、このスライド資料を仕上げ、今夜は、大阪の宿でブログ(この記事)を書いています。

大きな未来の潮流は、ここに記したことがベースだろうと思っていますが、世界情勢が最近は急速に変わってきた感があります。それはもしかしたら、江戸時代の長らく天下泰平だった時代が、激動の明治へ変化し高度に発展していったことと似て、安定均衡が崩れて、不安定になる一方で高度な変化を生み出す時代になったのかもしれません。

上り坂でも下り坂でも、変化はチャンスを生む。
予兆に聡くあることも、イノベーターたちには大事で、それは今後ますます重要になるのかもしれません。

posted by 石井力重 at 23:55 | アイデアプラント 4th(2015-2017)

2017年01月18日

【ご案内】クリエイティブ教育のNPO「iCON」のイベント(1/28)、アイデアの講座(2/11,12)

icon.jpg

今月と来月に、iCON(クリエイティブ・メソッドの専門家たちが理事を務める、クリエイティブ教育のNPO法人)の企画があります。

アイデア、クリエイティビティ、イノベーション、事業企画、商品企画、創造性教育、などに興味のある方(個人でも、企業人としてでも)で五経の身のある方がいらした、ぜひご検討ください。


■アイデア創発フォーラム2017

日時:1月28日 10:00〜17:30
場所:お台場(MONO:テレコムセンタービル 東棟14F)
詳細と申し込み:http://icon2017.peatix.com/

(多分、多くの人にって初めて知るような面白いクリエイティブの取り組みが沢山あります。なお、11:40〜12:20のパネルディスカッションには、私もパネラーに)


■アイデアワークショップデザイン講座(私は”アイデアの講座”と呼んでいます)

日時:2月11日&12日
場所:千代田区(ちよだプラットフォームスクエア)
詳細と申し込み:http://www.i-con.or.jp/event/if.html

(これは、二日間、私石井がフルに講師を務めます。いろんな企業のイノベーション部門の方や、アイデアソンの担当になった方や、NPOや大学でクリエイティブな活動や教育をされている方が全国から集まります。学習内容も、過去12回の実施をへて強く太くしていますが、得る知以上に獲得できるのは、同じ時代に創造的に挑戦する他の企業の人と、わいわい二日間ブレストして、情報交換ができたり、友人が得られたり、という面もあります。まだ、席に余裕はありますが、定員数は少な目です。この次の開催は、3か月後か6か月後です。)



以上です。

1月中旬時点での、今年の私が登壇する公開型イベントは以上2件です。

あとは、、もしかしたら、4月に、公開型の大きなイベントが一件(登壇時間は15分程度)のものが、仙台であるかもしれません。

その他は、企業内アイデアソンや、数社合同のアイデアソン、創造研修はたくさんあるのですが、どれも非公開です。大学系の授業が今年は結構な日数を行うことになりそうです。ただ、一般の方が見に来られるたてつけではありません。

この他に、公開型イベントの予定があったら、またブログからご案内します。

posted by 石井力重 at 22:12 | アイデアプラント 4th(2015-2017)

2017年01月14日

2017年、抱負「地図を作る」

地図を作ろう.jpg


2017年の抱負、サマリ:

 

  • 専門分野の「コンテンツ地図」を描こう
  • 時間(長期展望)と空間(各国の状況)を整理して「グローバルの10年」地図を作ろう
  • 人生の10年の道のりを描こう
  • 思考のしっぽを捕まえて手繰っていくような、「考えの地図」の道具も世に出そう




専門分野の「コンテンツ地図」

これまでにたくさんの技法を使い、提供し、改良と発展をさせてきました。現代の企業の現場に使いやすいように改良したものに、かりそめの名前を付与したこともあります。その技法がだんだんと使われていくようになると、学び伝える人が参照できる原典が必要になります。これを、書籍に掲載するのが一番ですが、次々生まれて改良されていくものをアナログ書籍にするのは難しいので、WEB上で、引用に足るような形式で作成し、掲載しておこうと思います。

それらが「地形要素」であり、それらを、大きな図にまとめたいと思います。いわば、コンテンツ地図です。それは、どの技法を使うべきか、使い込んできた技法がうまくいかない時には、隣接する別の何を使いえるのか、を選択するときのガイドとなるでしょう。

コンテンツ地図は、3枚できるはずです。「一人ブレスト」の地図、「ブレインストーミング・バリエーションズ」の地図、「創造性ベーシック」の地図。

私の範疇を超えるので作れませんが、“イノベーション・リーダーのための地図”というものも私の周りのクリエイティブ・リーダーたちには必要だろうと思います。その辺は、いろんな専門家との交流を深めていくことをもっとしなければ、なりません。(なので、今年の目標にはしません。)


「グローバルの10年」地図

なにも世界地図をフリーハンドで書けるようになるぞ、というわけじゃありません。(そのスキルが身についたら、それも面白そう、ではありますが。)私の仕事は、2つあります。ブレスト道具のデザイナと、アイデアワークの設計&進行役です。これが「アイデアプラント」という事業の基幹部分です。国内での事業が今後もメインです。ですが、一方で伸びしろとして、海外でのブレスト道具の市場を目指しています。展開するぞ、と、言うだけでなく、人々の創造性に対するニーズ、ビジネスの成長する活気などを、実際に調査に渡航しにいっています。

渡航する中で、見えてきたものが多くあります。各国のポジション(人口規模、一人当たりGDPR&D国家予算、他様々な国際ランキング)は渡航してみて、その数字の実感がわきました。それらは、数字としてMappingすることが出来ます。また、数字には見えない文化風土や発展機運も見えました。それによって、Map上の各国にベクトルを書き込むことが出来ます。10年スパンで見たときに、大きく伸びつづけるエリアを戦略的に、見ていく材料になるでしょう。


「人生の10年の道のり」地図

私は、30歳の4月に、自分のためだけのとても精細な「10年の道のり、その歩き方」を描いたファイルを作りました。時期はちょうど、商社を退職し、大学院の博士課程へ進んだ時です。研究室が本格始動するまでの三日間、大学院の図書館にこもり、30年を振り返り、そこから10年間の道のりを思い描けるだけ描いて、それぞれの歩き方を記した書を作りました。それは友人や家族にも見せたことはありません。今振り返ってみると、自分にとってはすっかり忘れていたプランがあり、それらは形を変えていろんなものが自分の人生に起こっていました。

30歳の春から、今、13年の歳月が流れました。その間に予測し得なかった大きな出来事がありました。311の震災です。大震災はまさに天変地異でした。急転直下、といいたいところですが、現実には、「直下」というような早急な結末はやってきません。大災害後の世界というのは、すぐには決着の付かない復興の長き道のりがその地域社会に残されます。震災から3年のあたりで、道のりに描いた10年がたちました。地図としては賞味期限切れでしたが、次の10年地図を描くだけの腰を据えた落ち着きは得られず、今ようやく、そろそろ、描こうと思えたのでした。

これは、自分の中だけの約束であり、ブログに公開する必要はないのですが、一年後の私が読み返すだろう文章なので、ここに記しておきます。


「考えの地図」の道具

コンセプト・マップやマインドマップ、と呼ばれる放射状のメモの書き方があります。自分の中にあるもやもやしたアイデアや、こんがらがってうまく説明できない事柄を書き留めるのに向いています。これをワークショップや授業で行うと、最初の一回をうまく乗り越えて使いこなす人と、出来ない人が出ます。自分の中にある考えをもっと引っ張り出してもっと深く考える拠り所にしたい、と願っている人には、世に数ある技法の中でも、かなり良い方法です。

そこで、その「考えのマップ」を書き出すことをサポートする道具を、良く送り出そうと考えています。簡単に言えば、今年の新製品の一つとして「アイデア書き出し専用のメモ紙」を出そうと思います。学校(大学や高校)や企業(研修やワークショップ)において、投入して反応をみて、多くの人にとって役立つといえる線まで、熟してきました。デザインする人は、完全を狙いたいもので、私もそうなんですが、これは今年の春先にリリースするぞ、とこの年始の抱負に記し、自分を動かそうと思います。



さいごに

今年は新年の抱負を、1月の中旬まで練りながら、書き上げました。例年は、11日か2日の内に、さっと書いたり、ビデオに撮ったりして、ブログに掲載していましたが、今年はじっくりと時間を使って、考えて書きました。毎年、こういうスタイルを取るのは難しいので、今年だけのやり方にしようと思います。私にとり43歳は一つの区切りでした。30歳から43さ今まではガムシャラに全力前進、という覚悟で歩んできました。今後も、愚直に、アイデアプラントという生き方をしていきますが、ここで、次の10年を見渡すための時間を取ることを意識していました。

このあとの数個の記事は、将来の自分に向けての文章が続きます。(このブログの後、記事を分けて、もうすこし未来洞察を綴ったり、自分の中の仕事のコツなど書いたり、してみようと思います。)



posted by 石井力重 at 14:55 | アイデアプラント 4th(2015-2017)

2016年12月31日

2016年は7カ国を行きました。

アイデアプラントは、今年、海外渡航を重点的に行いました。

ヨーロッパとアジア、合計7カ国(合計21泊)です。

春、

◎アムステルダム(オランダ)2泊
◎ベルリン(ドイツ)2泊
◎コペンハーゲン(デンマーク)2泊
◎ベルゲン(ノルウェー)2泊
◎オスロ(ノルウェー)1泊

夏、

◎シンガポール(シンガポール)6泊

秋、

◎香港(※中国)3泊

冬、

◎台北(台湾)3泊


そもそも、海外展開を目標に入れ始めたのは2011年、あの311の大震災の後です。

そのころ外国との縁ができ、ながらく出不精だった私を引っ張り出してくれた韓国人の教授がいまして、韓国でアイデアワークショップを行ったのが、この活動の皮きりでした。

以降、毎年一度はゆこう、として、続けてきました。

そして、今年の春の欧州渡航で、北欧4カ国は全部行けて、
欧州も主要国を回れて、だいたい雰囲気は見えたので、

今年後半からは縦(東南アジア方面)への渡航を展開し始めました。

アジアはLCCを使って、Booking.comの会員特別価格の提示されたタイミングでとると、ものすごく旅費が安くすみます。
なので、短い期間で1カ国だけで戻ってくる、というスタイルで、夏、秋、冬、といきました。

アジアは展開は、フライト時間も3~4時間であり楽ですし、時差が1時間程度で済むので体が楽です。


さて、アイデアプラントの海外渡航は3つの目的があります。

1、アイデアプラント製品の海外展開に向けた市場性の調査
2、感性の仕入れ
3、現地でのワークショップ(通訳を立てての)

1については、現地のビジネスマンやクリエータに会えるならば会い、あえなくても、現地の創業者たちの集うシェアオフィスの中で半日ほど過ごして、現地の人の会話やブレインストームの様子を観察して、その様子を知り、ニーズを推し量る、ということをしています。

Regusという世界的サービスのカードがあるので、世界中2000か所に、ビジネスラウンジが無料で使えて、そこに半日いると、そんなことがかないます。(日本も色んな都市にあります。)

台湾では、Travelocoという現地に住む日本人や日本語のできる現地の方に、ガイドやサービスを有料で依頼できる仕組みを使ってみました。事前に自分がネットで調べたことでは、知り得なかった貴重な情報もたくさん知ることが出来ました。このサービスは、来年の渡航先でも重宝しそうです。

2については、コストがかかっても、コストより体験を大きく重視して、時間を作っては、日本ではできない体験をして、アイデア発想の肥やしにしています。私のクライアントは、いわゆる大企業が大半で、発想力も高いものをいつも要求されます。アイデアの講師としては、常に新鮮なインプットを浴び続けることも、重要な仕事になります。なので、楽しいは楽しいのですが仕事として無理してでも体験をする、ということを心がけています。

その中で、今年の渡航先(と国内旅先)で、体験したエクストリーム体験を、ざっと書きますと、以下です。

◎願いの天燈

 台湾の十分(シーフェン:台北から電車で東へ1時間ぐらい)で、人間ぐらいの背丈の大きな紙気球を飛ばせます。スポンジに染みた油が燃えることで気球のように空高く上昇します。4つの面に願いを書いて飛ばしました。ものの価値のたてかた、体験、について、示唆になりました。

◎水流で飛ぶフライボード

 香港に行く直前の沖縄の名護でやりました。スノーボードのようなボードをつけ、その下から出ている管からは、マリンジェットの吐出水流がでて、その水圧で空に浮上する、というあれです。すごく難しい。そして、コツがわかると、急にできる、という体験でした。物理的機構のアイデアや、移動器具の発想のヒントになりました。

◎室内で飛ぶスカイダイビング

 シンガポールのセントーサ島(マーライオンのでかい方がある島)に、iFlyという、室内でスカイダイビングができる施設があります。下から時速200kmの風が吹きあがります。人間が自由落下すると空気抵抗と重力加速度の均衡点が時速200qぐらいのようで、要は、その状態を室内につくってあります。最初の体験は、脳が異常な環境に入った直後の処理過大でわけもわからず。でも、テイク5まで追加で飛ばしてもらい、最後はかなり空中を泳ぐ感じを楽しめました。飛行機械や、移動器具、ウエア、新規体験における脳の処理について、発想のヒントや示唆をたくさん得ました。

◎フィヨルドのクルージング

 ノルウェーでは、ベルゲン急行とバスで、ソグネフィヨルドのあたりへ出れます。フィヨルドの切り立った地形の中をバスで降りていき、船でクルージングする1時間は、人間のつくりものじゃ絶対にできない景観を肌で感じることが出来ました。景観と都市デザイン、感性価値について、大きなヒントを得ました。

以上です。

他にも、たくさんあります。コペンハーゲンでアンデルセンの生前の家のある美しい港、彼のお墓公園で過ごした午後、アムステルダムの若者たちがくゆらせている、日本じゃ嗅いだことのない煙の酸っぱにがい香り、ベルリンの壁は一枚板ではなく、1メートル幅のものを並べたものであることとベルリンの壁って東西の境目なんて巨大すぎて無理でベルリン中の西側の飛び地を覆う程度のものだったこと、コペンハーゲン空港のSASラウンジのクオリティ、ベルゲン急行の途中の荒涼たる風景、シンガポールの巨大な富裕層を感じる国造り、台湾人の暖かさ、香港の東西ミックスさ、などなど。

来年は、更に、東南アジアと、更にその先の方面へ展開しようと思います。

posted by 石井力重 at 23:59 | アイデアプラント 4th(2015-2017)

2016年12月09日

持ち運べる半個室、RAMAD WORKER(ラマドワーカー)、これは面白い道具でした。

RAMAD_WORKER.jpg

”持ち運べる個室があったらいいのになぁ”という会話は、アイデアプラントのブレスト道具開発チームでもよく話に出てきまして、高度な構造体を作れるようなデザイン段ボール加工企業さんにも訪問したことがありました。難しい点がいっぱいあり、開発ネタとしては暖めているけれども・・・という構想段階でした。

さて、ラマドワーカー。先週その商品リリースをネットで見て、「ああ、これは、具現化したかったコンセプトだ。いや、半分ぐらいは違うけど、でも、本質は具現化している。」とおもって、さっそく買ってみました。

(余談ですが、ある製品が自分が欲しい・あるいは・世の中にあったほうがいいな、と思っていたとして、それを先行してほかの会社がだしたなら、それはそれでいいことだ、と思います。自社でリスクやコストをかけなくても、その具現物を手に入れることができるわけですし。)

さて、それでその実際のものをつかってみよう、と。

ここは、映像があったほうがどんなものなのかが分かるので、実際に、組み立ててみる、座ってしばらくPCをたたいてみる、しまってみる、というあたりを動画で撮影してみました。湖畔で。

湖畔で、というのは、全く個人的趣味です。日清食品(この製品は、食品会社さんが、作った!)の公式画像では、ラマドワーカーの使用例は、フィヨルドの大自然の中で使っている風でした。もちろん、ジョークを込めた合成画像ではありますが、その風景を実際にやったら、どんな気持ちかも知りたいと思って、似ている地形である、釜房湖の湖畔公園周辺を選定しました。

【音が出ます!】

テーブルの上のピザの箱みたいなのが、持ち運び状態の製品です。

面と面の接合部分は、マグネットのシートと、薄い金属フィルムで引き合うように、強くつきます。うまくデザインしてあるので、適当にやっても、ぴたっと、とまります。この組み立て感は、ほかの人たちに触ってもらったときも「お、こりゃ、うまい機構だなぁ」と。

組みあがりまで40秒です。(大きな机の周りをもたもたして、組み立てで、です。)

3つの道具(ペットボトル、ティッシュ、PC)をセットし終わって、1分20秒。

そのあとは、ぐたぐだ(未編修)です。自然光が差し込んでPC画面が見にくいので、あれこれ調整しているところです。

たたむのは、もう少し時間がかかります。 ⇒別のビデオです。 1分20秒ぐらいです。

それから、この後、公式画像に似た景色の所で広場のある湖畔へ移動しました。

DSCN0045_kamafusako.jpg

(ちなみに公式写真のフィヨルドは、ノルウェーからベルゲンに向かう途中のソグネフィヨルド周辺の風景だと思われます。ベルゲン急行とフロム鉄道とボートで行くような場所です。こちらは、仙台から自動車で30分、釜房湖です。奥に蔵王山、右手に国営みちのく杜の湖畔公園があります。夏は美しいのですが、冬ですからね。。蛇足でした。)

さて、ベンチしかないこの場所に、小さい台を置いて使ってみました。


半個室よりも小さい台の上でも組み立てが可能です。ちょっとやりにくいですが50秒ぐらいです。

大自然の中で、この半個室に入るとどんな感じか、を率直な感想を書きますと・・・

RAMAD_WORKER_.jpg

「入ってしまえば、これはこれで面白い道具だなぁ。」と思いました。

もちろん、恥ずかしいは恥ずかしいです。

それはいったんおいておいて、半個室でPCに向かってしまえば、音響的には結構な包まれ感があります。一方で、半分は解放されているので、鳥の鳴き声や風でさざめく木々の音も聞こえる、不思議な感じです。

結論としては、この道具は悪くない。そう思いました。

唯一、難点としては、耐久性、でしょうか。なにせ段ボールですから。屋外で本気で持ち歩いてみたあとは、結構クタっとした感じに。

室内でだけで使うならばもっと状態はいいと思います。

翌日、仙台の開発メンバーのオフィスを巡って歩くようなことがあり、もっていて触ってもらいましたが、男性はこの道具は興味津々で、猫みたいに空間に入って喜んでいる姿がありました。

日清食品さんとはなんのご縁もないので、わかりませんが、これはジョーク商品かな、と思いきやこれはこれで、結構いろんなディスカッションがあって、最終的にシンプルなこの形になったんだろうなぁと思われます。

アイデアプラントのブレスト道具開発チームでは昔ディスカッションしてかなり健闘したのですが、何かの行為専用の大きな完全個室を作ろと思うと、閉塞感や強度や重量や組立や輸送の面が問題になります。

そこを踏まえてみると、この道具は、半個室のデザインにしたことで、多くの問題をクリアしていて、うまいデザインだなぁと、思っていました。

以上です。

製品名:ラマドワーカー


余談:

普段も、ブレスト道具開発チームでは、いろんなものを自腹で買っては、体験してみています。

今回の一行気づきを記しておきます。

「箱の中にいたい」という欲求が、猫だけじゃなく、ヒト(特に男性)にはあるんだなぁ。

posted by 石井力重 at 22:00 | アイデアプラント 4th(2015-2017)

2016年12月07日

出版社のCEOとの打ち合わせ

先日、出版社のCEOとお話しさせていただくことがありました。(常に仕事では守秘義務があるので、固有性は記号化して綴ります。)
未来という未確定な暗がりを、裁ちばさみで切り取っていくかのような、くっきりした戦略を伺った時間でした。

今後出版の世界がどうなっていくのか。

私の周りの、編集者さん、編集長さんも、それぞれ洞察をもっていますが、その未来予想の図は、組織の上の方に行くほど、ロングレンジです。そして、CEOとお話しして、なるほど、この会社だとそういう戦略を取りえるのか、同社固有の資源に最適な戦略だぁ、と思うことがあります。そして、それは、それは他の出版社さんにはほぼ不可能な戦略でした。


これ以上は固有のことに言及しそうなので、出版社の話はここまでにします。
ここからは、俯瞰のことを書きます。

長らくやってきて、実績を見ると、アイデアプラントは、産業分類上のほとんどの範囲がクライアント対象です。
宇宙産業も医療も電器も自動車も食品も漫画も行政も。

領域横断で伺ったイノベーションへの取り組み方は、それぞれ全く違いますが、共通して浮かび上がることがあります。

それは、負の変化のトレンドの中でも力強く進む推力を見いだして進んでいく、ということです。

今は、継続的に伸長する経済環境(バブル期)とちがいます。多くのものが縮小し下り坂になり、いろんな構造で高齢シフトや二極化も起こり、ショートレンジで見ると物事の発展は難しい局面であります。多くの人は閉塞に感じるその状況を、変化をチャンスとしできるポジショニングを戦略として立てていける人が、経営者、なわけです。

こういう話に触れているときに、脳裏に絵が浮かびます。逆風の中でも、その風力をうまく利用してヨットが前進する、そのイメージが。

そこから、アイデアの示唆を一つ切出して、文章を終わろうと思います。

逆風は無風よりマシだ。変化は負でも推進力を生む
posted by 石井力重 at 11:51 | アイデアプラント 4th(2015-2017)

2016年11月26日

今年三度目の渡航、香港。

2011年以降、アイデアプラントの海外渡航を毎年1回行ってきました。感性の仕入れ、と、アイデアプラント製品の海外展開に向けた市場性の調査のために。(たまに、通訳付きで現地でのアイデアワークショップも行いますが。)

今年からは渡航に割く日程を増やそうと決め、過去最大の3度目の渡航をしました。今回は香港です。

hongkong_自分に合うレストランの選び方を教えてもらう.jpg

今回は、通常の渡航に比べて、普段とはかなり違うインプットが出来た旅でした。作品開発に役立つ洞察や着眼したものもたくさんありました。インスピレーションの刺激の多くは掲載できないものが大半です。(個人の作家さんの作品などゆえ)。

ですが、差しさわりの無い範囲で、また、普段と違うインプットになったこともいくつか、書いてみます。

hongkong_Victoria_時計台.jpg

イギリスが納めていた長い時間が、ここを「アジアの中のヨーロッパエリア」にしていたんだろう痕跡を、感じます。

hongkong_street.jpg

街中(尖沙咀:チムサーチョイ)の通りは狭い歩道を人々が日本以上に行きかう楽しい繁華街でした。看板出っ張ってるのをみると、香港っぽいなぁと。(ちなみに、狭い歩道で行き交う時、日本みたいにたがいによけません。その街にはその街の流儀がある。)

hongkong_kurashi.jpg

明るい現代的なショップの上を見上げると、おしゃれなヨーロッパ風のデザインだったろう原型に、アジアっぽい生活感や手直しがなされた上層階があります。最初はショップの明るすぎる光で、上の方の様子に暗くて気が付きませんでした。

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たぶん、ガジュマロだと思うのですが、南方の植生だなぁという木が町中に。このひげのようなものは日本だと鹿児島以南でしかみかけたことがないです(私は)。

何本も見ているうちに、ひげが下りて根になるのかもしれない、と思いました。そして、ひげのようなものが垂直に降りて太くなり、広がっていく枝の支柱のようなものになっているのかもしれない、と。

hongkong_Lego-Modeling.jpg

ある文化施設の中で。あたらしくできる施設を、良くあるデザイン模型ではなく、レゴで作ってあったものです。これは見ていておもしろいな、と。実際の製作費が、専用の模型とどちらが高いか、はわかりませんが、予定が見直しになるたびに、レゴを改造する、ということもできそうですし、終わったら、数年の劣化後は、施設に寄付するなどもできそうで、レゴ模型は、面白いアイデアだなと思いました。

(余談のアイデアですが、3DCADのデータから、出力サイズをしてしたらレゴブロックの設計図を吐き出す、というソフトウエアがあったらおもしろいなぁと。ありそうですけれどね。将来的には、そのレゴを、しゅびびびびっと組み立てるロボットアームが出来たりなんかして。)

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ビクトリア湾の南側には、発想をくすぐるような出会いの多いクリエイティブエリアもあります。作品や展示の写真をいっぱい取りました。

hongkong_Airport.jpg

帰国直前の空港でも、また面白いものがありました。

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この100年の香港の建物の、マイフェイバリット10、がそれぞれの特徴を記号化したようなデザインで掲示されていました。同じような建物でも少ない線によるデザインでこうも多様にかき分けるかー、と、ボーディングタイムが迫って時間がない中、じりじりとしりに火をつけつつ、全部のパターンを撮影しました。

hongkong_オープンエアのレストランの並ぶ路地.jpg

宿の裏路地の、オープンエアのレストランの通りです。この街は、アジアンと西洋人が同じ市民としている空気がありました。しゃれたナイトスポットを、色んな人種の人が、それを何の気にもせず、一様に楽しんでいるのは、いいなぁと思いました。

hongkong_Victoria_wan.jpg

有名なヴィクトリア湾。レーザー光線のショーもみまして、、、並んで場所取りまでして長く見るよりは、ショーの間に散歩に来て、数分みる、ぐらいが粋な楽しみ方かもしれません。

hongkong_お茶.jpg

専門的なお茶のお店で、お茶を楽しむ、という体験も。このおもちみたいな状態のお茶っぱは、とても高いものだそうで、本格的なお茶の体験ができたいい機会でした。

hongkong_自分に合うレストランの選び方を教えてもらう.jpg

いい店を選ぶ方法、というはあるそうで、香港に限らず、何に着眼して、食の専門家は、よい店を選ぶのか、ということをリアルタイムで教えてもらい、とても勉強になりました。メニューから選ぶ行為自体も、ちゃっちゃと、決めて、じゃなく、メニューリストの中から、食事の流れをデザインして、組み立てていくその思考を伺い、ああ〜こんな知見があるのかぁと、学びの面白さに感心していました。

大量に取った写真は、発想の材料として、他の渡航と同じように生かせそうです。短い(3泊)渡航でしたが、いつもの渡航とは全く違った観点での鮮烈な体験と、いつもと違うインプットに満ちた旅でした。

これもまた、クライアント内におけるアイデアワークや、アイデアプラントの商品開発に、よい刺激として、長く生かしてゆこうと思います。

余談:

今年の渡航は、6か国(春はオランダ⇒ドイツ⇒デンマーク⇒ノルウェー、夏はシンガポール、秋は香港)でした。アジアは時差が少なくLCCがあるので、国内出張よりも安いぐらいだなぁと、後半になって思ったのでした。この先は、更に南(オセアニア)に展開していこうと考えています。
posted by 石井力重 at 23:14 | アイデアプラント 4th(2015-2017)



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