2017年02月12日

アイデアWSデザイン講座の第三期を実施しました。

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企業内のイノベーション担当者や、創造的な活動をされている個人に向けた講座(アイデアワークショップ・デザイン講座)を、千代田区の会場で実施しました。(2017年2月11日〜12日、千代田区)

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これは、アイデアをMappingしているところです。
こうして、タイムラプス動画で見てみると、良く動く人、どっしり構えている人、皆をリードしている人、など、場の印象をざっと把握することが出来ますね。


スライドを掲載します。

(受講者の皆さんへ:PDFファイルをご希望の方は、事務局のSさんまで、受講から三日以内にほしい旨を連絡してください。)

追記:

今回の参加者さんのお一人が、私の話(二日間、超びっちり話す)をその場で絵巻物に書き出してくださいました。

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大阪のHさん。

その書かれているものは、蛇腹式のホワイトボード、ジャバランです。欧文印刷さんの製品です。


さて、今回も日本各地からご参加いただき、皆さん、本当にありがとうございました。
今回の二日間が、皆さんの創造的努力や事業発展にほんの一助にでもなれていましたら、幸甚です。

posted by 石井力重 at 23:24 | アイデアプラント 4th(2015-2017)

2017年02月08日

「私にしかできないこと」に大量の時間を使う(タスク・プライオリティ)

2月の旅仕事のスケジュールは、旅立ちの目前になった今も、計画が揺れていて、先ほど、ようやく全行程が確定しました。

一年を通してみると、不定期に、仕事の立て込むタイミングはあります。
その時期は、忙しくなる時期の前に、急にやってきて、予想よりもずっと高いタスク・ピークを作るので、処理可能量を超えてしまうものです。

そういう時に、急ぐけれども丁寧に、行うように心がけています。

そして、自分しかできないことか?という問いを、トップ・プライオリティをつけるうえでの大きな評価軸にしています。

(事業の代表として、収益性=儲かるのか、という評価軸も、持っていますが、私のトップはそれではありません。)

アイデア創出のプロセスをデザインすること、創造的挑戦に関するコンサル(というと大げさですが、知見のシェア)、アイデアプラントの製品開発、といったあたりは、いつもトップ群としています。

もちろん、それ以前に、「今日行う講演、ファシリテーション」は、圧倒的な優先度です。

そういう、シンプルな判断基準でいます。

なので、処理しきれないタスクの下の方にずっと沈んでいる連絡も、あります。1.5か月後に返事をする、なんてざらであり、相手はとうに、他のことを考えているわけですが、石井にとっては「できる限り早く返す、その日が今日だった」という体で、まるでさっき来たメールに応えるように返信することもあります。

また、私でなくてもできることは、ほとんど、短くお返事しています。(余談です。:大抵は、他の人でも成り立つ登壇の依頼、数合わせの出席依頼です。中には社会貢献として場に出ることを要望されることもあります。私は社会貢献を重視しています。そして、一年間の中で決めた量のリソース(時間、資金)を、効果的に社会に提供しています。なので、提供するリソースが大きく生きる場合に厳選して、提供しています。それぐらい厳選しても足らない状況にはあります。)

そんな感じの意思決定をしています。

今、旅仕事の前、深夜まで書斎にこもっています。「私にしか」カテゴリーの依頼が複数来ていて、あれこれ、考えてはタイピングしています。それがまったく実りにならないこともありえるでしょうけれど、それは、いいのです。実るかどうか、は、トップ・プライオリティを選ぶうえでの第一の評価軸ではない、と、自分の道を行くときに決めています。

長期的に見て、自分の仕事の質や徐々に育つ才能を最大化するものは、「自分しかできないこと」プライオリティで日々を愚直に邁進することだ、と、思うのです。 

posted by 石井力重 at 23:15 | アイデアプラント 4th(2015-2017)

2017年01月29日

パネルディスカッションに登壇してきました(アイデア創発フォーラム2017)

宮城に向かって北上中です。新幹線の車窓からは、冬の畑で盛大にたき火をする牧歌的な車窓が広がります。

昨日は、お台場でアイデア創発フォーラムでした。

基調講演

冒頭の山口高広さんの基調講演は凄かった(素晴らしかった)です。

山口さんを形容するに、この本を


書かれた方です、という紹介では、彼の中身に対して、印象を小さくしてしまいます。

少年期にムエタイ、プロボクサー、そして引退し、多家族シェアハウス事業の立ち上げ、イグジット(事業売却)、そしてもう一つ立ち上げてやはり成功裏に事業売却されています。そして、現在のような創る若者を作るというインキュベーションパートナ事業、をされている方です。

成功している実践があり、考え方を言葉に落とし、ほかの人にもやってみようと思えるような面白くやれそうな思考方法を話していただきました。エモーショナルにささり、理性で階段を上るような、長い講演時間が短く感じるトークでした。

参加者の皆さん、企業のイノベーション担当者だったり、クリエイティブな仕事をしている方々で皆さん、一家言ある方々ですが、そういう皆さんが、いやーいい話を聞けた、と、掛け値なしに喜んでいました。


パネルディスカッション

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次は、山口さん、PHPの吉村氏(The21 編集長)、iCONの理事(矢吹さん、三澤さん、私)、進行は、同じくiCON理事の宮島さん、という構成でした。

イノベーションの壁って?乗り越え方って?というトピックを皆で話し合いました。

山口さんの言葉がやはり中心となって展開しました。面白い内容が沢山きけました。仕事を引き受ける際の1か月の使い方など。
その中身については、フォーラムの公式のレポートが後日上がる可能性が高いとおもいますので割愛します。

吉村編集長のコメントもまた興味深いものでした。
山口さんのお話しから展開し、インタビューのコツについて教えてくださったり。

※The21、ほとんどPRされませんでした。今月号は、40代の英語の学び方についてのヒントが満載で、興味深いです。



さて、本論からずれたパネルディスカッションに登壇すること、について少し語ります。

私石井は、パネルディスカッションにサブの立場で参加するのが好きです。

メインの時には要素を提示していく役回りになりますが、サブの位置づけの時には「聞けます」。

会場の質問者と同じ気持ちでメインパネラーの言葉を聞き、もっと掘り下げて聞きたい(とみんなも思っているだろうことを自分の中でもシミュレーションしつつ)、パネラー同士の対話スタイルでそれをたずねます。
「面白がり」って、クリエイティブな営みにはとても大事。

かつ、バランス(出過ぎない)も、大事で、面白がりつつも、相手の話したい流れも邪魔しないように、と話しの構造を見ています。


他、いろんなことがありました。(電源のない新幹線の中で、PCのバッテリーがきれそうなので、一旦アップします。)

・・・

(夜、自宅に手続きを書き始めました。)

そのあとは、iCONの会員による、各種のクリエイティブメソッドの開発プロジェクトの紹介があり御昼へ。

パラレル・ワークショップ

昼明けからは、各種メソッドをワークショップで体験できる、というものでした。

5つのパラレル・ワークショップで、(2ラウンドあり)、各人は選んで2つまで参加できます。


私は三澤さんたちのメソッド(偶発性を主としたもの)で、回していくお絵かき、と、タロットを用いた発想スキーム、を体験しました。

二ラウンド目は、アイデアタンブラーという発想トリガーの記されたタンブラーを片手にコーヒー飲みつつブレストする、というワークを体験しました。


円座フィードバック

最後は、円座フィードバックでした。全員が二重、三重の円になって座り、コメントしたい人は中心6席のところへ出てきて、発言ターンをまって、話の流れが変わったら戻っていくというものです。


ブログタイトル的には、パネル登壇しました、という体裁で書きましたが、それも含め、こんな感じのフォーラムの一日でした。


追記(2月2日)

iCONの公式レポートがアップされました。

参加していない人にもどんな内容だったか感じてもらえる良いレポートです。

posted by 石井力重 at 10:34 | アイデアプラント 4th(2015-2017)

2017年01月25日

未来洞察2017(第4次産業革命、及び、他)

2017年現在から、未来をじっと目を凝らしてみると、大きな流れを作り出すものだろうものが、いくつか浮かびます。

これまで個別にいろんなスケールで喋ったことを、まとめて整えてみました。


スライドを一枚抜粋して、画像としても載せておきます。
各種の労働の変化.png




資料は、はじめは、産業革命の過去のステップと、今いる「第四次」の革命は、何が革命の要となるのかについて、からはじめ、3タイプの労働形態の行く末をうっすらと推察していきます。

後半は、それらの他に、いろんな領域から、目安として立てられる未来の姿をいくつか、断片的に綴っています。

アイデアプラントは創造的アイデアを創出することを、事業として支援したり、その補助ツールを開発したり、ということをしていますが、創造産業が、今後どうなるのか、はとても強く興味をもっていつも考えたり議論したりしています。基本的には、伸長する数十年を過ごすでしょう。

多くの人が創造を仕事にしている未来、その時点で、なおもまだ、人々は何か創造活動への支援を必要としているか、といえば、多分、答えはYESだと私は考えています。

ただ、それがどんなのモノであるのかは、ここにあげたような未来が来た時に、人々がじゃあどんなニーズを持っているのか、という、推察の土台に立ったうえでさらに想像していくことが求められます。

そういう私の見ている世界の未来の様子を、ちょっと自分用にまとめておいたのが、このスライドです。そのため、他者に対する説明性は、他の資料に比べて相当に低いものです。ですが、薄暗い未来という揺れている存在を推し量る手がかりの一つになれば幸い、と思い、公開資料にしました。

今年も来年も、日本各地や世界の街をゆきます。こういう話もいろんな領域の人たちともっとできれば幸いです。


執筆余話:

早いもので、新年あけたばかりと思っていたら、もう1月も過ぎ去ろうとしています。年明けから作っては直していたこの資料、いつまでたっても公開版にならないので他のブログ記事が出せずにすっかり、時間だけがたっていきました。なので、このあたりで、エイッと上げてしまいました。

今日、三度目の旅仕事がはじまりました。早めに仙台空港のラウンジについて、このスライド資料を仕上げ、今夜は、大阪の宿でブログ(この記事)を書いています。

大きな未来の潮流は、ここに記したことがベースだろうと思っていますが、世界情勢が最近は急速に変わってきた感があります。それはもしかしたら、江戸時代の長らく天下泰平だった時代が、激動の明治へ変化し高度に発展していったことと似て、安定均衡が崩れて、不安定になる一方で高度な変化を生み出す時代になったのかもしれません。

上り坂でも下り坂でも、変化はチャンスを生む。
予兆に聡くあることも、イノベーターたちには大事で、それは今後ますます重要になるのかもしれません。

posted by 石井力重 at 23:55 | アイデアプラント 4th(2015-2017)

2017年01月18日

【ご案内】クリエイティブ教育のNPO「iCON」のイベント(1/28)、アイデアの講座(2/11,12)

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今月と来月に、iCON(クリエイティブ・メソッドの専門家たちが理事を務める、クリエイティブ教育のNPO法人)の企画があります。

アイデア、クリエイティビティ、イノベーション、事業企画、商品企画、創造性教育、などに興味のある方(個人でも、企業人としてでも)で五経の身のある方がいらした、ぜひご検討ください。


■アイデア創発フォーラム2017

日時:1月28日 10:00〜17:30
場所:お台場(MONO:テレコムセンタービル 東棟14F)
詳細と申し込み:http://icon2017.peatix.com/

(多分、多くの人にって初めて知るような面白いクリエイティブの取り組みが沢山あります。なお、11:40〜12:20のパネルディスカッションには、私もパネラーに)


■アイデアワークショップデザイン講座(私は”アイデアの講座”と呼んでいます)

日時:2月11日&12日
場所:千代田区(ちよだプラットフォームスクエア)
詳細と申し込み:http://www.i-con.or.jp/event/if.html

(これは、二日間、私石井がフルに講師を務めます。いろんな企業のイノベーション部門の方や、アイデアソンの担当になった方や、NPOや大学でクリエイティブな活動や教育をされている方が全国から集まります。学習内容も、過去12回の実施をへて強く太くしていますが、得る知以上に獲得できるのは、同じ時代に創造的に挑戦する他の企業の人と、わいわい二日間ブレストして、情報交換ができたり、友人が得られたり、という面もあります。まだ、席に余裕はありますが、定員数は少な目です。この次の開催は、3か月後か6か月後です。)



以上です。

1月中旬時点での、今年の私が登壇する公開型イベントは以上2件です。

あとは、、もしかしたら、4月に、公開型の大きなイベントが一件(登壇時間は15分程度)のものが、仙台であるかもしれません。

その他は、企業内アイデアソンや、数社合同のアイデアソン、創造研修はたくさんあるのですが、どれも非公開です。大学系の授業が今年は結構な日数を行うことになりそうです。ただ、一般の方が見に来られるたてつけではありません。

この他に、公開型イベントの予定があったら、またブログからご案内します。

posted by 石井力重 at 22:12 | アイデアプラント 4th(2015-2017)

2017年01月14日

2017年、抱負「地図を作る」

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2017年の抱負、サマリ:

 

  • 専門分野の「コンテンツ地図」を描こう
  • 時間(長期展望)と空間(各国の状況)を整理して「グローバルの10年」地図を作ろう
  • 人生の10年の道のりを描こう
  • 思考のしっぽを捕まえて手繰っていくような、「考えの地図」の道具も世に出そう




専門分野の「コンテンツ地図」

これまでにたくさんの技法を使い、提供し、改良と発展をさせてきました。現代の企業の現場に使いやすいように改良したものに、かりそめの名前を付与したこともあります。その技法がだんだんと使われていくようになると、学び伝える人が参照できる原典が必要になります。これを、書籍に掲載するのが一番ですが、次々生まれて改良されていくものをアナログ書籍にするのは難しいので、WEB上で、引用に足るような形式で作成し、掲載しておこうと思います。

それらが「地形要素」であり、それらを、大きな図にまとめたいと思います。いわば、コンテンツ地図です。それは、どの技法を使うべきか、使い込んできた技法がうまくいかない時には、隣接する別の何を使いえるのか、を選択するときのガイドとなるでしょう。

コンテンツ地図は、3枚できるはずです。「一人ブレスト」の地図、「ブレインストーミング・バリエーションズ」の地図、「創造性ベーシック」の地図。

私の範疇を超えるので作れませんが、“イノベーション・リーダーのための地図”というものも私の周りのクリエイティブ・リーダーたちには必要だろうと思います。その辺は、いろんな専門家との交流を深めていくことをもっとしなければ、なりません。(なので、今年の目標にはしません。)


「グローバルの10年」地図

なにも世界地図をフリーハンドで書けるようになるぞ、というわけじゃありません。(そのスキルが身についたら、それも面白そう、ではありますが。)私の仕事は、2つあります。ブレスト道具のデザイナと、アイデアワークの設計&進行役です。これが「アイデアプラント」という事業の基幹部分です。国内での事業が今後もメインです。ですが、一方で伸びしろとして、海外でのブレスト道具の市場を目指しています。展開するぞ、と、言うだけでなく、人々の創造性に対するニーズ、ビジネスの成長する活気などを、実際に調査に渡航しにいっています。

渡航する中で、見えてきたものが多くあります。各国のポジション(人口規模、一人当たりGDPR&D国家予算、他様々な国際ランキング)は渡航してみて、その数字の実感がわきました。それらは、数字としてMappingすることが出来ます。また、数字には見えない文化風土や発展機運も見えました。それによって、Map上の各国にベクトルを書き込むことが出来ます。10年スパンで見たときに、大きく伸びつづけるエリアを戦略的に、見ていく材料になるでしょう。


「人生の10年の道のり」地図

私は、30歳の4月に、自分のためだけのとても精細な「10年の道のり、その歩き方」を描いたファイルを作りました。時期はちょうど、商社を退職し、大学院の博士課程へ進んだ時です。研究室が本格始動するまでの三日間、大学院の図書館にこもり、30年を振り返り、そこから10年間の道のりを思い描けるだけ描いて、それぞれの歩き方を記した書を作りました。それは友人や家族にも見せたことはありません。今振り返ってみると、自分にとってはすっかり忘れていたプランがあり、それらは形を変えていろんなものが自分の人生に起こっていました。

30歳の春から、今、13年の歳月が流れました。その間に予測し得なかった大きな出来事がありました。311の震災です。大震災はまさに天変地異でした。急転直下、といいたいところですが、現実には、「直下」というような早急な結末はやってきません。大災害後の世界というのは、すぐには決着の付かない復興の長き道のりがその地域社会に残されます。震災から3年のあたりで、道のりに描いた10年がたちました。地図としては賞味期限切れでしたが、次の10年地図を描くだけの腰を据えた落ち着きは得られず、今ようやく、そろそろ、描こうと思えたのでした。

これは、自分の中だけの約束であり、ブログに公開する必要はないのですが、一年後の私が読み返すだろう文章なので、ここに記しておきます。


「考えの地図」の道具

コンセプト・マップやマインドマップ、と呼ばれる放射状のメモの書き方があります。自分の中にあるもやもやしたアイデアや、こんがらがってうまく説明できない事柄を書き留めるのに向いています。これをワークショップや授業で行うと、最初の一回をうまく乗り越えて使いこなす人と、出来ない人が出ます。自分の中にある考えをもっと引っ張り出してもっと深く考える拠り所にしたい、と願っている人には、世に数ある技法の中でも、かなり良い方法です。

そこで、その「考えのマップ」を書き出すことをサポートする道具を、良く送り出そうと考えています。簡単に言えば、今年の新製品の一つとして「アイデア書き出し専用のメモ紙」を出そうと思います。学校(大学や高校)や企業(研修やワークショップ)において、投入して反応をみて、多くの人にとって役立つといえる線まで、熟してきました。デザインする人は、完全を狙いたいもので、私もそうなんですが、これは今年の春先にリリースするぞ、とこの年始の抱負に記し、自分を動かそうと思います。



さいごに

今年は新年の抱負を、1月の中旬まで練りながら、書き上げました。例年は、11日か2日の内に、さっと書いたり、ビデオに撮ったりして、ブログに掲載していましたが、今年はじっくりと時間を使って、考えて書きました。毎年、こういうスタイルを取るのは難しいので、今年だけのやり方にしようと思います。私にとり43歳は一つの区切りでした。30歳から43さ今まではガムシャラに全力前進、という覚悟で歩んできました。今後も、愚直に、アイデアプラントという生き方をしていきますが、ここで、次の10年を見渡すための時間を取ることを意識していました。

このあとの数個の記事は、将来の自分に向けての文章が続きます。(このブログの後、記事を分けて、もうすこし未来洞察を綴ったり、自分の中の仕事のコツなど書いたり、してみようと思います。)



posted by 石井力重 at 14:55 | アイデアプラント 4th(2015-2017)

2016年12月31日

2016年は7カ国を行きました。

アイデアプラントは、今年、海外渡航を重点的に行いました。

ヨーロッパとアジア、合計7カ国(合計21泊)です。

春、

◎アムステルダム(オランダ)2泊
◎ベルリン(ドイツ)2泊
◎コペンハーゲン(デンマーク)2泊
◎ベルゲン(ノルウェー)2泊
◎オスロ(ノルウェー)1泊

夏、

◎シンガポール(シンガポール)6泊

秋、

◎香港(※中国)3泊

冬、

◎台北(台湾)3泊


そもそも、海外展開を目標に入れ始めたのは2011年、あの311の大震災の後です。

そのころ外国との縁ができ、ながらく出不精だった私を引っ張り出してくれた韓国人の教授がいまして、韓国でアイデアワークショップを行ったのが、この活動の皮きりでした。

以降、毎年一度はゆこう、として、続けてきました。

そして、今年の春の欧州渡航で、北欧4カ国は全部行けて、
欧州も主要国を回れて、だいたい雰囲気は見えたので、

今年後半からは縦(東南アジア方面)への渡航を展開し始めました。

アジアはLCCを使って、Booking.comの会員特別価格の提示されたタイミングでとると、ものすごく旅費が安くすみます。
なので、短い期間で1カ国だけで戻ってくる、というスタイルで、夏、秋、冬、といきました。

アジアは展開は、フライト時間も3~4時間であり楽ですし、時差が1時間程度で済むので体が楽です。


さて、アイデアプラントの海外渡航は3つの目的があります。

1、アイデアプラント製品の海外展開に向けた市場性の調査
2、感性の仕入れ
3、現地でのワークショップ(通訳を立てての)

1については、現地のビジネスマンやクリエータに会えるならば会い、あえなくても、現地の創業者たちの集うシェアオフィスの中で半日ほど過ごして、現地の人の会話やブレインストームの様子を観察して、その様子を知り、ニーズを推し量る、ということをしています。

Regusという世界的サービスのカードがあるので、世界中2000か所に、ビジネスラウンジが無料で使えて、そこに半日いると、そんなことがかないます。(日本も色んな都市にあります。)

台湾では、Travelocoという現地に住む日本人や日本語のできる現地の方に、ガイドやサービスを有料で依頼できる仕組みを使ってみました。事前に自分がネットで調べたことでは、知り得なかった貴重な情報もたくさん知ることが出来ました。このサービスは、来年の渡航先でも重宝しそうです。

2については、コストがかかっても、コストより体験を大きく重視して、時間を作っては、日本ではできない体験をして、アイデア発想の肥やしにしています。私のクライアントは、いわゆる大企業が大半で、発想力も高いものをいつも要求されます。アイデアの講師としては、常に新鮮なインプットを浴び続けることも、重要な仕事になります。なので、楽しいは楽しいのですが仕事として無理してでも体験をする、ということを心がけています。

その中で、今年の渡航先(と国内旅先)で、体験したエクストリーム体験を、ざっと書きますと、以下です。

◎願いの天燈

 台湾の十分(シーフェン:台北から電車で東へ1時間ぐらい)で、人間ぐらいの背丈の大きな紙気球を飛ばせます。スポンジに染みた油が燃えることで気球のように空高く上昇します。4つの面に願いを書いて飛ばしました。ものの価値のたてかた、体験、について、示唆になりました。

◎水流で飛ぶフライボード

 香港に行く直前の沖縄の名護でやりました。スノーボードのようなボードをつけ、その下から出ている管からは、マリンジェットの吐出水流がでて、その水圧で空に浮上する、というあれです。すごく難しい。そして、コツがわかると、急にできる、という体験でした。物理的機構のアイデアや、移動器具の発想のヒントになりました。

◎室内で飛ぶスカイダイビング

 シンガポールのセントーサ島(マーライオンのでかい方がある島)に、iFlyという、室内でスカイダイビングができる施設があります。下から時速200kmの風が吹きあがります。人間が自由落下すると空気抵抗と重力加速度の均衡点が時速200qぐらいのようで、要は、その状態を室内につくってあります。最初の体験は、脳が異常な環境に入った直後の処理過大でわけもわからず。でも、テイク5まで追加で飛ばしてもらい、最後はかなり空中を泳ぐ感じを楽しめました。飛行機械や、移動器具、ウエア、新規体験における脳の処理について、発想のヒントや示唆をたくさん得ました。

◎フィヨルドのクルージング

 ノルウェーでは、ベルゲン急行とバスで、ソグネフィヨルドのあたりへ出れます。フィヨルドの切り立った地形の中をバスで降りていき、船でクルージングする1時間は、人間のつくりものじゃ絶対にできない景観を肌で感じることが出来ました。景観と都市デザイン、感性価値について、大きなヒントを得ました。

以上です。

他にも、たくさんあります。コペンハーゲンでアンデルセンの生前の家のある美しい港、彼のお墓公園で過ごした午後、アムステルダムの若者たちがくゆらせている、日本じゃ嗅いだことのない煙の酸っぱにがい香り、ベルリンの壁は一枚板ではなく、1メートル幅のものを並べたものであることとベルリンの壁って東西の境目なんて巨大すぎて無理でベルリン中の西側の飛び地を覆う程度のものだったこと、コペンハーゲン空港のSASラウンジのクオリティ、ベルゲン急行の途中の荒涼たる風景、シンガポールの巨大な富裕層を感じる国造り、台湾人の暖かさ、香港の東西ミックスさ、などなど。

来年は、更に、東南アジアと、更にその先の方面へ展開しようと思います。

posted by 石井力重 at 23:59 | アイデアプラント 4th(2015-2017)



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