2015年07月09日

ゴールが見えてきました。加藤昌治さんとの往復書簡。僕が今回投げたボールはデカイです。

『考具』の著者、加藤昌治さんとの、往復書簡、いよいよ、ゴール目前まで来ました。

第11回

今回は、直接体験、間接体験の発想に与える影響差について、加藤さん論と、石井論を、展開しています。

さて、ゴールが見えてきた今、次にパスするボールはデカイです。

こういう公開やりとりの中でしか、聞けない、もっとも僕が知りたいことを聞いています。

「この20年で発想法の本はずいぶん変わりました。シンプルになり、即効性のものになりました。洗練、といえば、大いに洗練された20年だったと思います。思考技法の表層化、といえば、もしかしたら、後年そう評価される20年だったのかもしれません。

この先20年で、社会から求められていくアイデア発想法の本は(あるいは、広くカテゴリーを切りなおして、創造技法の本は)、どのようなものになるんでしょうか。

この手の質問は、返しの第一声は「そりゃー、それが分かれば苦労しないよ」なんですが、その次に、洞察がつづられていきます。加藤さんの二言目を、ぜひ、教えてください。」

と。

さてさて、現代のビジネス界のアイデア発想法の著者として、もっとも本の売れている大御所、かとうさん。

かとうさんが、アイデア発想法の本の未来をどう、洞察的に見据えているのか、その答えは、どの読者さんよりも、石井自身が楽しみに待っております。

そして、返事の返ってくるときまでの間、『 じゃ、石井さんは?石井さんは、同じ質問に対峙した時、なんて答えるの? 』という質問は常に考えておかなくちゃ、とも思って、考えてみています。

この先、20年。世界が、もっともっと、ロボットとITとで、世界が様変わりしているでしょう。

知性の領域もある程度、ロボットによる効率化が図られて、人々はより、創造性の未踏の闇の奥のほうへ、その活動エリアを進めていくはずです。

そういう社会では、いったい、創造技法は、アイデア発想法の本は、どういう形になる? 折に触れて、考えてみています。

2015年04月18日

加藤昌治さんとの往復書簡(2)

石井から先に質問を出せてもらいました。

目次というものについて。

私は、本を見るときは、全体像を把握しようとして初読で、目次をじっくり読むのですが、「発想法の使い方」では10ページ、という紙面の5%に当たる分量には、驚きました。

学習後、技法を使おうと思ったら、サマリメモがあると学習者は楽ですが、この目次は、二読目の読者のためのメソッド・サマリとして機能するようになっている、と思いましたが、書き手としては、そういうことでしょうか?

また、アイデア発想法にまったく慣れていない読者の初読の際は、この目次はざっと斜め読みして、先へ進んでしまうほうがいいでしょうか?



加藤さんからのお返事

石井さん、まずは書籍制作へのご協力ありがとうございました。締め切りに追われてしまうスケジュールになりがちなんですが、「発想法の使い方」についてはスタート時、合宿、そして途中段階の原稿作成時・・・と何度も各種の指摘をいただくことで、原稿の精度が格段に上がりました。
 自分としてもこういう本の作り方をしたのは初めてで、アカデミックな視点が入ると違うもんだな〜と思ってます。

 さて、そんな石井さんからの最初のご質問、驚きました。目次から来るとは! 実は目次にそれほど熱意を傾けてはいなかったかも。分量の割合についても初めて「そうか、多いのか」と気がつきました。

 改めて自分が目次をどうやってつくっているのか、を整理しますと・・・わたし個人のやり方としては、「本の企画=目次(案)」です。しかもある程度、そうですね「中見出し」ぐらいまで書いてあって、それぞれの中身をおぼろげながらも云えないと、まだ書き始められないタイプです。

 なので、目次構成案は何度もやり直すことになります。「発想法の使い方」にしても、出だしの当初案、編集会議に掛けてもらった案、合宿で「これでOK!」と思った案、書き始めた時点案、結局かなり入れ換えた案、下原稿を元にまた変えた案・・・と結構二転三転、じゃなくて右往左往しましたのは石井さんもご存じの通り。

 そういう意味では、目次とは書籍の全体構造であり、設計図。結果としてメソッドのサマリにもなっている、というところでしょうか。全体が何pだから、目次は○pまでとは考えないですね。本文のボリュームとは関係なく、設計図に必要なページ数。

 モノが違えば、例えば『アイデア・バイブル』(ダイヤモンド社)のような、そもそもが辞書のような構成とページ数の場合は、初読で全部を読み切れないこともあるでしょうから、目次がインデックス機能を持ってますし。

 「発想法の使い方」には、基調として部活動、あるいは最初のお試しコース的な機能があります。なので、まずは目次を含めてザッと読んでもらって。読むよりも「見る」ぐらいの感覚でしょうか。
 それで、できれば一回か二回は各発想技法を試してもらいたいですね。その時には必要な箇所だけは「読む」ことになります。キレイに読まないで、本を開いた真ん中、ノドの部分をグイグイ押し広げるようにしてもらうぐらいが嬉しいです。
 それで、二回目からは「好きなのだけ確認のために、また見に行く」でよろしいんじゃないでしょうか。

 どんな本であれ、目次を先に読んだ方が、理解も早くなるのは承知です。速読法なんかでも推奨しているケース多いかと。ビジネス系の書籍には当然その傾向が強いですよね。
 あえて目次をすっ飛ばして本文から入るやり方もありますかね・・・。ワクワクしたい時、なんかは? 拙著がその期待に応えられるのかどうかはさておき。

 すいません、長くなっちゃいました。今度はかとうから石井さんへのご質問です。

「知見を原稿にする時、どこまで省略」しますか?

 「発想法の使い方」は(名称は文庫ですが)分量的には新書なので、原稿量の制限がありました。
 個人技ではなく、一般的な取扱説明書としての発想技法を紹介するにあたって、どこをどの辺まで書けばいいのか、とても迷ったところです。
 実際にライブとしてのアイデア発想ワークショップや講義を数多く実施されていて、聞く側が理解してできるようになるまでのプロセスをよくご存じの石井さんとして、テキストが果たしうる限界は何処までなのか。一方で書籍のみで独学した、もあり得るなかで? 石井さんのご意見を伺いたいです。

かとうまさはる拝
(2015年4月17日)



ということで、石井に課せられた質問は「省略」について。

ただいま、思考を、練り練りしております。

2015年04月17日

加藤昌治さんとの「往復書簡」、はじまります。

かとうさんと、こんなことを始めました。

かとうさんのWEBサイトを引用します。

これから、更新内容をこちらでも、まるっと引用して紹介してゆきます。

(まずは、企画の趣旨、最初の部分から)

石井力重さんと加藤昌治の「往復書簡」について

 「発想法の使い方」の制作に一緒に携わってくれた(※)石井力重さんと、この一冊を起点にした疑問や質問をお互いにヤリトリしてみようという試み。「これだけ一緒に議論してたとしても、結構わからないことあるんでしょうね?」がキッカケです。

 素直に対談、みたいなやり方もあるんだと思うのですが、今回は「往復書簡」スタイル。ヤリトリの間にある程度の時間を置き、答えあるいは応えをそれなりに推敲するーしっかり考え、考え直すーことで、当意即妙のヤリトリとはまた違う発見があると思ったからです。

 じゃあ二人だけでメール交換してればいいじゃない、てなこともあるわけですが、最近「演劇の構造」になるほど! がありまして、二人のヤリトリをみなさんにもご覧いただけるような舞台の構造にしてみました。

 のべ10回ぐらいヤリトリできればいいかなっと思ってます。

※石井さんはかとうと違って創造工学をきちんと学んでらっしゃる方。「発想法の使い方」の企画段階からアレコレ相談に乗ってもらっていました。相談事項は原稿作成段階にも及び・・・採録する発想技法種目についてなど、もうどれくらいご一緒したのか記憶もアヤフヤ。アナロジー技法についての議論、ブレーンストーミングについても大いなる示唆を頂戴しています。もう実質的に監修してもらった、と云っても好いぐらいです。

2015年04月13日

往復書簡、という、アイデア発想法をめぐる執筆余話、というラリーに取り組んでいます。

詳細がまだ書けませんが、創造工学の雑談、として普段の講演やワークショップで話しているような領域の話しを、アイデア発想法の著者の某氏と「往復の手紙」という形で、数回ほどやってみよう、ということで、準備を進めています。

公開ができるようになったら、このブログで随時、アップして報告していきます。



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