2020年06月24日

【レクチャー動画】アイデアの型「CEMRAPS」

もっとも汎用性が高いアイデア発想法「SCAMPER」の改良版である「CEMRAPS」の講義動画を公開します。


上記はオンライン研修用なのですが、これは、リアルのツールにもなっています。




posted by 石井力重 at 18:10 | オンライン・ワークショップ&研修

2020年06月23日

Zoomのブレイクアウトルームのシャッフル度合いを上げる


Zoomのブレイクアウトルームは、日本語が不得意なのか、似た名称のメンバーをきれいにシャッフルしてくれない傾向があります。

たとえば「運営:田中太郎」「運営:鈴木一郎」みたいなメンバーが、何度シャッフルしても同じ部屋になってしまいます。

なので、部屋替えのたびに、ランダム3桁数字を名前の前につけてもらいました。

名前を付け替えると、参加者リスト上、新しい名前でソーティングされます。なので000から999まで、昇順に並びます。重複した番号の人もいるでしょうけれどその次についている名前が違うので同じには見えません。

でブレイクアウトルームを作ると、各部屋きれいに、番号の遠い人同士で組んでいる状態に。012と257と791と811、みたいに。
数字だと「散らせる」という処理がしやすいようです。(多分アルファベットもそうできるんじゃないかと。ただ多様な言語を散らせるのは難しいのか、日本語名はうまく散らせません。)

で、またシャッフルするときに、システムのランダム振り分けを使うのに加えて、皆さんに再度ランダム3桁を振り直してもらい、シャッフル、という感じに。

Zoomは急成長してシステムが改良されていくのでこのテクニックも必要なくなるかもしれませんが、現時点でのミックス処理についての工夫として、実施してみました。

なお、この数表は「パイ」です。
自然対数の底、ともに、人類の文明や現人類の取り決めとは無関係にこの宇宙に存在する無限につづく美しい数ですよね。乱数表とは違うのですが、どんな数の並びも、このパイの中に見出せる、という魅力もあります。
posted by 石井力重 at 18:09 | オンライン・ワークショップ&研修

2020年06月19日

オンライン・アイデアオンラインワークショップをしました(茨城県)

昨年から、茨城県さんと準備してきたワークショップが、コロナ状況下でオンラインとしての実施の運びになりました。

その講義ビデオをアップします。
(石井の解説部のみにしたもので、一般参加者の映像は削っています。)



スライドはこちら


参加いただいた皆さん、ありがとうございました。

皆さんが出されたアイデアの中には「すぐほしいなぁ」というアイデアもありました。
今後、皆さんが企画開発される際のアイデアプールとしてアイデア群は、ぜひご活用ください。

posted by 石井力重 at 23:59 | オンライン・ワークショップ&研修

2020年06月18日

長崎大学でのアイデアの講義が始まりました。2コマ×4週間

今年から長崎大学にご縁ができました。
ゲスト講師として、アイデアの講義を8コマ担当します。

(これで、早稲田、奈良女、東北工大、長崎大学、と4地域(関東、関西、東北、九州)で、シリーズ講義をすることに。
あとは、北海道、四国当たりのご縁ができると、コロナ明けには日本縦断講義をする年もくるかもしれません。)

さて、本日6月17日が第1回目(1コマ目、2コマ目)の講義でした。

N_U_01.jpg
(個人情報に配慮して、思い切りぼかしを入れています)

80名前後の学生さんが参加されました。

今日は、ブレスト技法FBS(フリップボード・ブレインストーミング)と、洞察系の発想技法「6観点リスト」をレクチャーし実践。
雨の日を楽にするアイデア、と、普段の生活の困りごと探し、というお題で、行いました。

今回は実験的に、メソッド説明部は、事前にビデオをとっておいて、Youtubeにおいておき、そこへ書くに見に行ってもらう方式をとってみました。Zoomの画面共有よりも、閲覧性、操作性がよいだろうことから。

ワークはZoomのブレイクアウトルームをフルに生かして、行いました。

彼らの感想を早速拝読していますが、講義を提供する側の私の方が、学びになるよいコメントが多いです。熱心に参加してくださって、皆さん、ありがとうございました。

受講者の皆さんの創造的発展に資するメソッドを渡せるよう、次回も全力で講義を提供します。


<<資料>>

講義ビデオを、期間限定で公開します。



余談です:

発想のお題を3つ提示し、どれがいいですか?と皆さんからの決を採りました。
今回は、全員カメラOFFにしてもらい、挙手の代わりに、カメラONしてもらい、その人数をさっと数える、というアナログな方法を取りました。
これはとてもスムーズでした。ZoomはカメラONの人を一画面目に集める習性があるので、1枚目と二枚目をめくると大体、人数が分かります。
アンケート機能もあるんですが、今回は、どんな人がどのお題を希望するのかをざっと見ることもできて、すこし感覚をつかんで、お題決定ができました。
(Zoomの使い方の工夫として共有します。)
posted by 石井力重 at 01:46 | オンライン・ワークショップ&研修

2020年06月13日

オンライン学会の懇親会のアイデア『席替え飲み会Zoom』

Zoom.png

リアルとオンラインのハイブリッドの社会になりました。

今年の学会は、急な状況変化で中止にならないように、オンラインの併設もしくはオンライン一本化の可能性が高そうです。
学会発表自体はリモートと相性が良いようです。
出産したばかりのある先生が、自宅から三日間の学会参加をしたが素晴らしい体験であった、などの談が出ていたり。

さて、そうなると、学会のもう一つの機能である「知の相互交換」です。
  1. フォーマルな質疑応答時間。
  2. インフォーマルな廊下でのコーヒーセッション。(立ち話)
  3. さらに、越境的な研究アイデアが生まれやすい場、夜の懇親会。
Zoomの普通の使い方は、この3つ目、「懇親会」には向きません。
3人でZoom飲みをするなら、確かに便利です。
しかし。
50人、100人が、一つのズームの中で、飲み会をする、というのは、絶望的につまんない懇親会になります。
リアルで言えば、宴会場の決められた椅子に座り、マイク1本を回して、全員がそれを手にした時だけ喋る、という懇親会です。
(たまにあります。中心の先生は、オーガナイザーとしてたくさんしゃべりますが、多くの方は、1:99の構図で回ってきたマイクで、ながなが喋ったりできず、更にはインタラクティブに会話したりもできず、なんだか会議みたい。。。そんな場。)

そこで、次のような方法を、小さい集団で実験してみました。

<<プロセス>>

20:00〜20:05

R1:オーガナイザーが喋ります。(5分)

「互いに面識のない人もランダムで組みますが、
雑談をどうぞ。自己紹介は短く。
例えば、コロナの変わり目、どんな風ですか?
どんなことしていきたいですか?」という雑談から
きょうが乗れば、興味関心のある研究トピックを語りあってみましょう。」

などなど。
この後に記すプロセスの説明だけなく、
相互に喋りやすくするような、ムードを醸成します。

時間までに戻らない人(自宅なので夕飯を家族でとるでしょうから)が
三々五々集まる猶予時間でもあります。

20:05〜20:55

ズームのブレイクアウトルームへ、ランダムに送ります。 

R2:小部屋の雑談(6分)(ランダム2人)
 ↓
R3:小部屋の雑談(8分)(ランダム3人)
 ↓
R4:小部屋の雑談(10分)(ランダム4人)
 ↓
R5:小部屋の雑談(12分)(ランダム5人)
 ↓
R6:小部屋の雑談(14分)(ランダム6人)

という流れです。
大体これで、60分です。
毎回、移動のタイムロスが出るので、
+5分ぐらい見ておいた方が安心です。

オーガナイザーは、
「話が途切れたら
『コロナの変わり目、 どんな風ですか?
どんなことしていきたいですか?』
と共通トピックにもどってみてください」
などとR(ラウンド)の変わり目で声をかけて、
ムードを醸成します。
(もちろんトピックはこれに限りません。皆が共通に関心のあることで、有意義なことが掘り下げられそうなものであればなんでよいでしょう。)

小部屋で、学会の重鎮の先生と当たれば、ラッキーでしょうし、
えらい先生も若い人と二人の場になれば、
オンラインのスキルを聞けるなど、リアルの懇親会ではできない話を聞けることもあるでしょう。


<<実験時の感想>>

石井の知人を募って小規模に、この方式の実験をしてみました。

人数が少ないので、上記のままにはできませんでしたが
回数とタイムインターバルはそのままに実施しました。
なお、全員が初対面でした。(正確には、石井だけが全員と面識あり)

そのさいの、アンケートを、個人情報を完全に記号化し、紹介します。

いつもは聞き手に回る事が多いのですが、少人数とくに2人になる状態になると否応なく話さざるを得ない状況になるので、いつもよりも話す時間が増えたような気がします。その状態から人数が増えていくので気分が上がり、人数が多くなっても話すことが多かったかなと思いました。
時間も2n+2というのも絶妙だなと思いました。話が進むと少し足りない感じがしましたがいい塩梅なのかなと。足りないぐらいが楽しい感じでしょうか。

”2名から始まる。最初は短い時間で辛くならないように。”は良い手法だと思った。繰り返されること、少しずつ時間が延びることで、自分の中でPDCAがまわることも面白かった。ラウンドと次のラウンドの間に、各セッションの話をシェアしたりフィードバックしたりできる余韻があっても面白いかなと思いました。

時間が長くなっていくこと→話しやすかったです。別の場の交流会で類似のやり方をしたことがあります。
そのさい、ブレイクアウトルームの人数は変えませんでしたが、最初は様子を見ながら話し始めるので、時間が余りがちで、一方、口が滑らかになる3ターン目は時間が足りなくなる、ということがありました。なので、この方法のように、時間は短く〜長くがいいかな、と思っていました。人数少なく開始というのはやってみようと思います。


<<実験的に運営してみた感想>>

参加者の質が場の空気をよくする大事な要素であり、この時は、良い方ばかりでしたので、肯定的な結果に終わった、という可能性もあります。あがり症とか、ネット環境が悪い方、あるいは、学会でも混乱を招く議論の破壊者となる方、などがいた場合にはどうなるか、分かりません。なので、一参考にしてもらえれば幸いです。

また、場が大きくなる後半では、画面共有で焚火を投影して、それを見ながらゆっくり語る、というケースもありましたが、それもなかなか、まったりしてよかったです。学会共通の何かを投影するとか、小部屋の中で工夫して動画を持ち寄るのも面白いかもしれません。

運営自体は、割と簡単です。
Rnの時の人数は「n人」で、時間は「2n+2」分です。
オーガナイザーも場に入って楽しんでもいいでしょう。
ただ、人数が多いと大広間に意図せず戻ってくる人、落ちて入り直す人がいるので、門番的に誰か常駐する方が現実的かもしれません。その場合は、事務局メンバーでお酒を飲んで過ごすとかもいいでしょう。

あとは「私は◎◎先生と同じ部屋に入れてほしい」という個別リクエストは一切聞かない、という運用が鉄則です。それしたら、妙な空気になりますので、完全ランダムに。人数が多いと対応してたら収集がつかなくなります。


((試していないけど、検討したアイデアも))

「トピックを決めて希望者をその部屋へ送り込む」方式
→ありでしょう。でも、分科会、といった趣に。集団サイズが4人を超えると、懇親会のような感じにはなりにくく。

「トピックオーナー(亭主)を立てて、好きに選んでもらう」
→入ったら、そこを中座して他の部屋に行くってのは、相当に、心苦しい。。。

「いっそ全員100人とかで、1分トーク」
→それ、楽しくなるかな。。。事前にそういうビデオを撮って閲覧場においておく方が皆幸せでは。。。


以上です。
今年は、オンライン学会でいろんな懇親会がありそうです。
後世に残る素敵な方式が、◎◎学会から生まれた、ということも、有りそうです。
楽しみです。ここでは、石井式を紹介させてもらいました。

posted by 石井力重 at 20:56 | オンライン・ワークショップ&研修

2020年06月12日

Kさんの実験的イベント(のお手伝いと対談)をしました。

最近、一般の場に告知の出ないイベントが増えました。
なぜかといいますと、フェイスブックで急遽「一週間後に〇〇のイベントをリモートでやります」という案内がたち、すぐに満席ということになって、SNSの外に告知がなされることなく募集終了、というスタイルが増えたからです。
従来だと、SNSで集客しはじめて、順次、ブログなどの掲示やイベント掲示板への配信をしたので、そこが大きく変わりました。
私も、あとで知って、あ、参加したかったなあと思うことが結構あります。

ずっとこのままではないと思いますが、石井が先日お手伝いしたイベントでもまさにそんなことがありました。20人ぐらいの参加かなと思っていたら、告知したら1時間ぐらいで50人を超える申し込みで、慌てて、満席案内をした、というのを、裏側で見ていて、最近のイベントは、入れるかどうかは運しだいだよなあと。

さて、そのイベント、子細はかけませんが、実験的なワークショップをKさんがしよう、ということで、石井は「副〇〇」という立場で入りました。非常に貴重な体験ができました。
その後は、Kさんと石井の対談。トピックを決めて、賛否をしめし、それをディスカッションする、というものでした。これは、石井的には楽でしたが、興味深い反応がありました。

人の企画なので、そこで得たことをあまりかけませんが、最近の活動報告の一つとして散文的に書いてみました。

xsplit.jpg


執筆後記:

とはいえ、このブログには活動報告だけでなく、イベントの事前案内も掲載しなくては、と思っています。ブログを読みに来てくださっている稀有な方にむけて、イベント情報を早く出せるように、心がけます。
posted by 石井力重 at 15:38 | オンライン・ワークショップ&研修

2020年06月11日

ブレストの本質(オンライン講義ビデオ、4分)


オンライン授業で、ブレストの本質の解説をしました。
ブレストの場合、ルールってのは創造性のガイドなんです。

雑談(発想例のトーク)を削り、4分30秒にしてあります。
スライドの文字の見えやすさを改善して、再録しようと思っていますが、いつになるか分からないので、まずはこれを上げておきます。

posted by 石井力重 at 15:21 | オンライン・ワークショップ&研修

2020年06月10日

オンラインのブレストは「フリップボード・ブレインストーミング」(百均のスケブでOK)

東北工大「アイデア基礎」の授業の二度目では、FBS(フリップボード・ブレインストーミング)を実施しました。

まず、「フリップボード」とは何か、を短く。

クイズのパネラーなどが、自分の回答を書いて、一斉に、とんっとテーブル上に立てる、厚みのあるB4ぐらいのサイズのボードです。あるいは、ニュースの解説に使う、図示したもの(これは、フリップ”チャート”と呼ばれることが多いようです)。

ブレストの際に、これを用いて、アイデアを提示・説明するのがFBSです。

FBS.png

<<準備するもの>>

2つ。フリップボードとマーカーです。

実際には「ちゃんとした厚みのあるB4サイズのボード」を用いる必要はありません。
100円ショップで売っているスケッチブックで充分です。
それもなければ、コピー機の中のA4の紙束、あるいは、大きめのメモ用紙で結構です。

それから、太く書けるマーカー。
私のお薦めは、プロッキーの太いやつです。ですが、サインペンあたりでもいいでしょう。大抵、百均にあります。
あるいは、コピックでも、油性マジックでも、OKです。裏うつりするので机の汚損に注意と、換気をしましょう。
(ボールペン、シャーペンなどのような細かい文字を書くものは線いため、細く画面越しに見えないので避けます。)

※持ち運べるサイズのホワイトボードでもいいの?といわれると、FBSにはあまり向いていません。ホワイトボードをカメラ越しに見ると、肉眼とは違って照明の反射で思ったよりも視認性が低いのです。(あと、頻繁なかき消しをするので、ホワイトボードのケシカスが思ったよりも、とびちり、机の上の本やノートを汚します。土足の場所でないと消すのに気を使う道具なのです。)

<<やり方>>(オンラインのFBS)(想定人数は、3~6名)

0.ファシリテータ(いなければ、メンバーの誰かがやる”ブレストの軽い進行役”)が、ブレストのお題を説明します。

もしメンバーがお題について掘り下げるディスカッションが必要であれば、その時間も取ります。5分ぐらい。大抵は、そのお題について、疑問点や、アイデアの範囲(方向性や粒度)はどの辺まで許容されるのか、という話をするでしょう。

1.一人でアイデアを考えて、それを手元のフリップボードに書きます。5分間。

この時、各自がZoomやTeamsのシステムで参加していますので、多数のメンバーの並ぶ画面が横長(Zoom)か、縦長(Teams)かによって、フリップボードを横長に使うかを判断します。一般的には、アイデア素描は横長の紙に書く方が捗るという傾向があります。

アイデアスケッチは1案1枚の形式にします。複数案ある人は複数枚書いてもOKです。

2.皆で一斉にアイデアスケッチを画面の前に掲げ、順にアイデアを説明していきます。6~12分

アイデアを説明する時間は、一人2分程度。なので、参加人数N人いれば、2N分かかります。ステップ2が、6〜12分ぐらいで終わるのがが良いころ合いです。10分を大きく超えるようだとスピード感が失われすぎるので、参加人数は3〜6名がいいでしょう。

2分インターバルはできるだけ、確保します。2分間の中で、アイデアを紹介し、質問をもらって解説をくわえ、更にアイデアを広げてくるコメントが出てきたりもします。
もしそこで皆からのアイデアが広がり始めて2分で足りない場合は、ファシリテータは少し時間を延ばします。それでも長くて5分ぐらいまで。

なお、複数案を持っている人は、2分では足りない場合があります。というのも、1つ出すたびに質問が出て答える方が、場が温まります。なので、共有する時は、言いたい順に紹介して時間切れで共有し損ねてもいいようにします。

3.また、一人でアイデアを考え、フリップに書き出します。8分

この時間の長さは、ファシリが調整してOKです。先のステップで、アイデアの相互刺激が多く出てきて、ここは時間を少し長めにとった方が、アイデアを熟成させられそうだ、と思えば8分ぐらい。逆に、長くとるより、早く皆のブレスト状態に戻した方がいいと思えば、5分としても結構です。

各自が書くアイデアスケッチは、自分が新たに考えだす案ももちろんOKですし、先のステップで聞いた良いアイデアに着想を得てそれを改良発展させたアイデアを書くのもありです。この場で出てるくアイデアは共有材と思って相互に使います。

4.ステップ2を実施します。

基本的は同じです。ですがだんだん、アイデアが構造化されてきたり、アイデアの具体性が高まってくるので、共有やそれについての質問やプラスアイデアのコメントも多くなります。なので、一人のインターバルが長くなっていきます。ファシリテータはその辺は皆の発話状態を見ながら調整します。

さらに時間があれば、上記のステップ3と4を繰り返します。

おおくて、3周ぐらいをめどにします。

なお、ビデオ会議で会話状態にしている時間(ステップ0と2と4)の総時間が40分を超えると疲れてきます。アイデアが広がるのでどこかのステップを時間拡大することもあるでしょう、その際に、あと何分ぐらい、ビデオ会議時間を取っても場のエネルギーを維持できるだろう、ということを気にしてすすると、うまいく行きます。

<<アイデアの記録>>

ファシリテータが任命する記録係は、アイデアスケッチのスクショ(スクリーンショット)を取ります。

WindowsのPCの場合は、「Shift+Windowsマーク+S」を押すと、スクショが立ち上がります。「四角形の領域切り取り」で、スケッチ部分をラフに選んで、保存します。それがもたつくならば、「全画面表示の領域」の保存でもOK。

タイミングは、共有開始するステップ2や4で、各自の番でまず「はい、最初に、撮ります。でっかく映るように前に出して、5秒制止してください。」と声をかけて。こうすることで、他のメンバーもそのスケッチをじっくりと見ることができます。

そして、記録係は、オンラインで共同編集可能ファイルに張り付けていきます。
具体的には、Googleスライドがおすすめです。Win、Mac、他のPC、スマホのどのユーザからも軽くて開けます。
全員がパワポの使えるWinのPCから入っていれば、パワポをオンライン共有状態にして、(そういう設定があるのですが)、そこに張り付けてもいいでしょう。

この処理の効果は「一人でアイデア考える時間」に大きく効きます。一人発想時間には、「さっきのあのアイデア面白かったなぁ、、、」と回想し、そこを土台にして新しい着想が花開いていくことがあります。共有ファイルを書くが手元で開くことで、その刺激を何度も浴びることができます。

もう一つは、成果物の確保です。

オンラインでブレストしたアイデア群が各自の手元に紙で残った場合、あとでスキャンして送信、や、きれいに打ち直して提出、ということをすると、途端に”めんどくさく”なります。なかなか集まらないので、整理がつかない、リモートワークなのにスピードが下がる、ということが起こります。なので、その場で、全アイデアを確保してしまいます。

ブレスト後にアイデアの魅力度に対して、投票したり、グループピングをしたり、という次のステップも必要ですが、ブレストが終わると同時に、アイデアスケッチ集が出来上がっているので、次の作業へスムーズに進むこともできます。


<<実際の例>>

東北工大では、上記を実践しました。
その例を、次の記事で書きます。

(次に行く前の補足)

なお、この時は大規模(90名ぐらい)いる授業でしたので、上記のやり方をフルに足並みをそろえて行うことはできませんでした。特に記録です。そこが上記の用にはできませんでした。

その場合の対処として、「他の人のアイデアは、手元にメモをしておこう」としてしのぎました。

また、「各グループのリーダは、自分の偏見と好みでいいので、グループの中で魅力的だったアイデアを1案だけ、クラス共有のオンラインファイルへ記入してください」としました。
90名の全員がアクセスできるグーグルスライドのURLを石井がつくり、そこ、各チームの代表1案を記入してもらいました。

そうした理由は、その後、90名で、☆付けをして、上位案をレビューするためです。
このやり方は苦肉の策で、急遽とったのですが、実践上、ベターだったように思います。
もし、全チームのアイデアスケッチのスクショを、一つのファイルに置いたら、数〜数十ギガの重さになり、開けなくなる人が続出したでしょう。

ベストにするために、あと1歩欠けた部分は「代表1案をリーダが一人で決めた」点でした。各チームの中で、代表1案を決めて、それを投稿してもらう、ということをできれば、ベストに近かったと思います。(とはいえ、代表1案を決める、という作業は、アイデアスケッチをグループ内で記録していない中では、話し合いがしにくいはずなので、「5分話して代表案を合意できない場合は、リーダーに一任」という感じに、作業を明示していくことも併せて必要だったでしょう。)



追記:

レクチャー動画を作りました。
上記の文章とは、微妙に時間設定が異なります。
そのあたりは、調整シロとお考え下さい。


ishiirikie2020_OIWS.png

posted by 石井力重 at 11:04 | オンライン・ワークショップ&研修



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