ライフハッカーさんで、『すごいブレスト』の書評をいただきました。
ありがとうございます。
そして・・・とっても、読みやすいです。
石井の筆の力では、知見の文章表現に限界があると常々思っていたのですが、このように表現すれば、もっと、届きやすくなるよ、という最高のお手本を見せていただいたように、思えます。
皆さん、ぜひお読みになってみてください。
ブレストの基礎部分が、一読すればわかる、ページになっています。
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以下、引用します。
『実践ベースで書かれていることが見えてきます。つまり、ごく単純に「この通りにやればうまくいきます」と語るのではなく、「指針としてこういうやり方がありますが、場合によってはこれをこう変えても大丈夫です」と説かれているのです。
なにせ、集まる人やその目的によって、ブレストの進み方は多種多様に変わっていくでしょう。たった一つの厳密なやり方だけでうまくいくわけはありません。状況に合わせてルールや指針や進め方は変えていっていいのですし、変えていくべきなのです。厳密なルールにこだわることほど非生産的なものはありません。
たとえば、レシピで「○○社のうすくち醤油7.00mlを入れてください」と指示されていたら、普通の人は料理が嫌になってしまうでしょう(小数点に注目してください)。実際的に重要なのは、醤油のmlではなく、「ある味付け」をすることであり、そのための手段としての醤油です。もし同じような味付けを別の調味料で代替できるならば、それを使ってもよいでしょう。それが実践的な料理の考え方です。
ブレストも同じでしょう。細かい部分はアレンジしてもいいのです。大切なのは、その場で「創造的な話し合い」が持たれているかどうか。そのために道具やルールを「使っていく」(従うのではなく)感覚が大切です。本書ではその点がきっちり視野に収められています。その意味で、実践的な内容なのです」
【「仕事に使える優れたアイデア」を大量に生み出せる驚異のメソッドを大公開! 】 ここ数年「人間の仕事の大半は、人工知能(AI)にとって代わられる」 というようなことをよく耳にします。 近い将来、「なくなる仕事」について論じられた本などもたくさん出ています。 確かに、今の技術の進歩を見ていると、 乗り物の自動運転や自動操縦などは近い将来、実現しそうですし、 仕事の大半が人間の手から機械へと移っていくことは間違いなさそうです。 しかし、いくらコンピュータが進化しても、 人間にとって代わることができない仕事があります。 それは「アイデアを考える」ことです。 確かに、チェスや囲碁などルールが決まっているゲームの世界では すでにコンピュータが人間の能力を超えています。 しかし、コンピュータのアルゴリズムが 人間のアイデア創出能力と同等(あるいは、それ以上)のレベルに達するには、 かなり長い年月が必要になりそうです。 もしかしたら、「アイデアを考える」ことは、 人間にとって最後に残された仕事になるかもしれません。 そうなると、 アイデアを考えることは、 これからの生き抜くためには とても重要であることがおわかりいただけると思います。 年齢、性別、職業を問わず、 すべての人にとってアイデア創出能力は必須スキルになるでしょう。 これは、個人レベルにおいても、集団レベル(企業など)においても同様です。 そうは言っても、 「新しいアイデアを考えるのが好き! 」という方は少数派で、 ほとんどの方は、アイデアを考えることに対して 多かれ少なかれ、苦手意識を抱いているのではないかと思います。 そんな方には 「ブレインストーミング(ブレスト)」がおすすめです。 「アイデアが出ない……」と1人で悩むのではなく、 みんなでワイワイ話し合い、 楽しみながら脳に汗をかいて、 よいアイデアをたくさん出すようにすればよいのです。 しかし、ブレストというと多くの方が あまりいい印象を持っていないかもしれません。 たとえば、 「アイデアを出し合っているときは楽しいんだけれど、 結局、仕事に使えるアイデアが出ないんだよな」とか 「ブレストで出たアイデアが実際の成果につながったことがないんだよな」 などというケースです。 なぜそうなってしまうかというと、 成果が出るようにブレストを進めていないからです。 ブレストが正しく機能すれば、 参加者の潜在的な創造性が十分に引き出され、 独創的なアイデア、使えるアイデアはたくさん出ます。 「そんなこと言っても、正しいブレストのやり方なんて誰も教えてくれないし、 アイデア発想術の本を読んでも、 ブレストについてそれほど詳しく解説されてしないしなあ」などと 思われる方もいらっしゃるでしょう。 でも、大丈夫です。 これまでに、グーグル、マイクロソフト、NTTドコモ、富士通、KDDIをはじめ 600件以上の企業や教育機関で、のべ2万人以上のビジネスパーソンや学生に対して アイデア創出やブレストの研修を実施してきた石井力重さんが 誰でも、どんな組織でもすぐに取り組める 「ブレストの方法」と「アイデア創出のコツ」をお教えします。 ブレストを「単なる雑談」ではなく、 「よいアイデアと成果が出る創造の場」にすることは、 実は、それほどむずかしいことではありません。 まず、次の4つの「ブレストの作法」を みんながきちんと守るようにします。 1 まずは徹底的にアイデアを出し尽くす。そこからさらに出す(すべてを吐き出すと新しいアイデアが浮かぶ余地が生まれる)。 2 他人のアイデアを非難しない。よいところだけを見つけて言うようにする(誰もが思いついたことを言いやすい雰囲気になり、創造性が高まる)。 3 できるかどうかわからない未成熟なアイデアも、突飛なアイデアもかまわず出す(そのままでは使えないアイデアであっても、場に新規性や多様性をもたらす)。 4 出たアイデアを面白がる。その面白い要素をもとにさらにアイデアを出す(1つのアイデアからさまざまな可能性を探索する)。 これであれば、誰でもできるのではないでしょうか。 「みんなが、自由に発想して、自由に発言する」 ただこれだけのことなのですから。 そして、この4つのお作法を前提としたうえで 本書で紹介する次の6つの方法を試してみてください。 1 初心者でもうまくゆく「フリップボード・ブレインストーミング」 2 大人数のオンライン・ブレストに威力を発揮する「3人ブレスト」 3 「1人ブレスト」でアイデアをどんどん生み出す方法 4 大量のアイデアから良案を選び出す「ハイライト法」 5 アイデアを徹底的に出し尽くす「1ダース法」 6 50個の一気に脳を使う「クイック・ヒアリング」 この6つのブレストのやり方とアイデア創出法は、 著者の石井さんが長年研究している「創造工学」の理論をベースにしており 実際の現場(企業、教育機関など)で何度も実施されて、 参加者から「よいアイデアがたくさん出た! 効果があった! 」 という称賛の声があがったものばかりです。 さて、この6つの方法の優れたところは、 「ブレストでアイデアをたくさん出す」だけにとどまらず、 「アイデアの中からよいものを選び出し」 さらに「選んだよいアイデアを具体的に形にする」という点です。 つまり、アイデア出しから具体化までを一気通貫に行なうことができるのです。 この「正しく機能するブレスト」を あなたやあなたが所属する組織が実現できたら これまでとはまったく違う「創造性あふれる世界」に到達できるでしょう。 もちろん、すばらしい成果を上げられるようになることは間違いありません。 本書は、アイデア創出のスペシャリストとして全国で研修を行うかたわら、 アイデア創出ツール「ブレスター」(みやぎものづくり大賞受賞)、 発想を引き出す専用メモ紙「nekonote」(日本創造学会学会賞受賞)を開発し、 さらにはNHK「おはよう日本」で紹介された「アイデアトランプ」など 数々のアイデア創出ツール品を開発している 石井力重さんが アイデアを生み出すためのノウハウとコツを あますところなく大公開しています。 常に新しいアイデアの創出を求められている ビジネスパーソンは必読の1冊です。 【主要目次】 第1章 なぜ「アイデア出し」にブレストが効くのか? 第2章 FBS(フリップボード・ブレスト) ――最もやりやすいオンライン・ブレスト 第3章 大人数のオンライン・ブレストに使える「3人ブレスト」 第4章 1人ブレストでアイデアをどんどん出す方法 第5章 アイデアを整理して良いアイデアを選び出す方法 第6章 〈上級編〉ブレストの達人への道(オンライン&リアル対応) 第7章 短期間でアイデアをきたえる方法 第8章 アイデアの創造をめぐる雑談 |