「頭部の運動が眼球運動を助けることで無理なく見ることができる範囲」とのこと。
(あくまで私の観察ベースでですが)、この範囲というのは、人が机に向かって作業しているような状態の視野に近いです。
実験のアイデア
縦長い紙、横長の紙、極端に広い紙、すごく狭い紙、丸い紙、などを用いて、被験者にアイデアを書きだしてもらう、という実験もしてみたいです。
ワークシートも然りです。
ポジティブ心理学。心理学者Martin Seligman(マーティン・セリグマン)が、アメリカ心理学会の会長だった時に、提唱し展開してたもの。世界大戦以前の心理学は、広かったがそれ以降のものは、人の心の弱い所や問題を専門に研究してきた。人々がより幸せになるための部分についての心理学をテコ入れしよう。ということで、ポジティブ心理学、という研究領域が発展。
幸福優位7つの法則 仕事も人生も充実させるハーバード式最新成功理論 (シェーン・エイカー)
フロー体験入門―楽しみと創造の心理学(チクセントミハイ)
世界でひとつだけの幸せ―ポジティブ心理学が教えてくれる満ち足りた人生(セリグマン)
※ポジティブ心理学は、「幸せ」に対して光をあてるので、何度なく本のタイトルが「あやしげ」感を醸しますが、多分、一番上にあげた本は手堅いと思われますし、そのほかの本も、その道で有名な研究者の本であり、良いものだと思います。
→ ポジティブ心理学協会のサイトに、推奨図書一覧がありました。こちら
・・・
そういえば、過去のメールを拾うと、今年の2月、高橋興史さんが、ポジティブ心理学協会主催のイベントをされていました。
パターンがあるもの、を好む
均一より、同じ模様の繰り返し、を好む。
同じ形の2個配置でも、無地との比較でなら、2個配置を、好むコントラストが強いものを、を好む
同じパターンや模様なら、より濃淡のはっきりしたものを好む。
いろんなコントラストのものを混ぜて配したものより、全部同じ濃度でも濃くはっきりコントラストのものを、好む。大きいもの、を好む
パターンの要素のサイズが小さいものより大きいものを、好む。
要素が大きくて少ないものと、要素が小さくて多数のものでは、大きい方を好む。数が多いもの、を好む
要素のサイズや形状がおなじなら、その要素の数が多いほうを好む。
形についても、形状の特徴(でっぱりや角)が多いほうを好む。曲線で構成されているもの、を好む
同じようなでデザインなら、角が円いものを好む。
要素は、四角より、丸を好む。
線は直線より、曲線を好む。
4つの基本原則
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
上手にデザインされたどの作品にもみることができる基本原則の概要を次に示します。それぞれの原則を個別に説明しますが、実際には互いに関連していることを覚えておいて下さい。どれか一つの原則しか使わないのは、ごくまれなことです。
コントラスト
コントラストの背景にある考え方は、ページ上の要素同士が単に「類似」するのを避けるということです。もし要素(書体、色、サイズ、線の太さ、形、空きなど)が「同一」ではないなら、はっきり違わせるということです。コントラストは、ページ上で最も重要な視覚的な吸引力になることがしばしばあります。つまり、読者をまず読む気にさせる役割をするのです。
反復
色、形、質感、位置関係、線の太さ、書体、サイズ、画像などの視覚的要素を、作品全体を通して繰り返すことです。これは、組織化を促進し、一体化を強化します。
整列
ページ上では全てが意図的に配置されていなければなりません。あらゆる要素が、他の要素との視覚的な関連をもつ必要があります。これにより、明快、洗練、新鮮、という印象が生まれます。
近接
互いに関連する項目は、近づけてグループ化しなければなりません。いくつかの項目が互いに近接しているとき、それらはバラバラな要素としてではなく、一つの視覚的ユニットとして認識されます。近接は、情報を組織化し、混乱を減らし、読者に明快な構成を提示するのに役立ちます。
出典『ノンデザイナーズデザインブック』P13
ラウンド図形要素のうち、可能なものは、かどまるや円型を使う。直線を曲線にする。有機的な形にする。