2016年01月07日

アイデア創出活動のステップ

アイデア創出に関する活動は多岐にわたります。
創造技法、アイデア発想法の文献も多くあり、活動は様々に表現されています。
それらを、大量に集め、切り刻み、纏め直して、ステップに組み直していくとどうなるか、というものを、博士課程で創造工学の研究をしていた時代に作りました。

企業さんでそれを紹介した時のものがあります。切り出して単体で成り立つようにしたものを、上記のスライドシェアにあげておきます。

アイデア創出活動の全貌.jpg

個別に思いつく活動をチームで上げてみれば、こんなあたりが思い浮かぶでしょう。

アイデアワークの地図(白地図).jpg
文献をあたり、流れをつけて、主要なものは六角マス、副的なものは丸マス(さらに小さい副的なものは小さい丸マス)で並べると、このようなステップになりました。
複ルートであり、状況によっては省かれていくものもあったりします。
なので、毎回このステップをフルパッケージでやる必要はないのですが、すべきことの辺縁全てを把握したうえで、必要なことをチョイスしていきたいという時に役立つでしょう。
また、スランプなどで、うまくいかない時に、自分たちが普段やっているワークプロセスでは、省いている部分がそろそろ必要になったのだ、ということを自ら気づくための手がかりにもなるでしょう。

具体的なステップを記したものを掲載しますと、こうなります。

アイデア創出活動のステップ(アイデアワークの地図).jpg

アイデアワークの地図。

私はこれを、そう呼んでいます。

優れたアイデアを生み出し、良い製品・作品を誕生させていくには、この俯瞰図だけでは、話は終わりませんで、各フェーズのハウツー(テクニック、メソッド、心理様式をうまいこと引き出して本来の能力を目いっぱい使うための技術)があります。

そういうものは、ブログの記事( アイデアの技術 カテゴリ )に、たくさんあります。(この時点で210記事)
ご興味があればご覧ください。



余談:

自前のものばかりを推奨するわけでもありませんで、世にあるアイデア発想法の記事、文献、先人の口伝なども、いいものがたくさんあります。

大量の文献を見て思うのは「アイデア発想法に間違いなし」といったところです。
あるのは「オーソドックスで万人にやりやすいもの」と「アバンギャルドな個性があって、似た境遇の人には鋭利な剣となるもの」という二種類。

どれにも尊重すべき何かがあります。

2012年09月06日

【発表スライド】「TRIZのカード ( 智慧カード ) を用いたアイデア創出ワークショップ」TRIZシンポジウム2012

今年のTRIZシンポジウムで、二か国でのアイデア創出ワークショップの実施について、報告します。

TRIZ sympojium 2012 _J28_Jp_T1.pdf

(スライドに英語が多いですが、中身は中学生の使う範囲の英語、しかも、ほとんどが単語だけで作っています。今年は、韓国の教授との共同発表の形にして、セッション会場も、メインの日本語会場ではなく、サブの多国籍(の英語)会場で発表します。)

開催の二日目、2012年9月7日、15時ごろから、発表します。(多少、時間が前後するかもしれません)


将来に向けて:

今後、このワークショップは、4(もしくは5)つの国で行い、比較研究を行うかもしれません。最近、頑張って外国に行ってみているのも、これも、国際化の足掛かりとして、模索しているからです。

”英語ができなくても大丈夫、話したいことがあれば、きっと会話が成り立つ”と信じて、とにかく前に進んでみます。
 

2010年10月17日

発想トリガー・ボードの開発事例

souzougakkai2010_ishii.jpg

創造学会で発表してきました。

発表スライド

ブレインペーパーシリーズのメイン商品である「はちのすボードA1」の開発秘話に当たる部分、つまびらかに話してきました。

学会の場で発表をするというのは、示唆深いフィードバックをいただけて、とても有意義でした。

なおこの「はちのすボードA1」というツールは、マグネットデザイン社の運営するオンラインショップ及びアマゾンから購入することもできます。



仙台のメンバーが心を込めて出荷していますので、よかったらぜひ使ってみてください。

2010年10月16日

日本創造学会2010に参加しています。

ishiirikie_blog_DSC03568.jpg

近畿大学で日本創造学会が開かれています。数年前に設立30周年を向かえた伝統ある学会です。なんと初代会長は川喜多二郎先生。KJ法の川喜多先生です。

明日の発表論文をいま一生懸命ブラッシュアップしています。

発想トリガー・ボードの開発事例_石井力重

創造技法のベテランの先生方ばかりで、身の細る思いですが、新しい取り組みを私たちもしています、ということを精一杯、伝えてきたいと思います。その上で、それが他の先生の展開のなにかのお役に立てば幸甚です。

発表論文を掲載します。

発表論文

スライドなどは、発表後に掲載いたします。

2008年12月14日

創造性サロンで、智慧カードを体験してもらいました。

12月13日。東洋大学・白山キャンパスで、創造学会の創造性サロンがありました。光栄なことに講師として招いていただき、智慧カードで、アイデア出しの体験ワークショップをおこないました。

4人でアイデア出しを競う、というスタイルのゲーム(Idea Pop-up Cardsで新たに導入したゲーム・スタイルです)を実践しました。

普通、このゲームの場合、ゲームの進行とともに、アイデアが言えなくてどんどん人が脱落して勝敗が10分くらいで決まります。しかし、さすがに創造学会に来る方々ですね、勝敗が決まりません。30分たっても一人も脱落せずに、引き分けで終了。あとで、司会の櫻井先生が、「体験した方は、楽しかったですか」とたずねてくださり、なんと全員がYESと答えていただきました。うれしいです。

chiecard_in_sozosalon01.jpg

プレーに参与観察してもらった方々から、良い点、よっとよくできる点、感想などをいただきました。より良くするアイデアが沢山でました。

その後は、智慧カードをはなれて、各種の創造技法を、アイテムにするアイデアをディスカッションして、終了。


ちなみにその後は、本格的に、講演がありました。徐先生の示唆深いお話でした。聞けて良かったです。その後、夜はお疲れ様会。創造学会の副理事、静岡大学の弓野先生、に久々にお会いできて、その際に、Idea Pop-up Cards(シリアルナンバー0010)を進呈させてもらいました。先生はいつも子供のような笑顔で、僕たちのチャレンジをよろこんでくれます。応援してくれます。

また、NIIの柴山先生にもお会いできました。先の学会で、ブレインストーミングの研究動向を整理してご発表されてとても興味深いお話でした。そのことにまつわるお話も聞かせていただきました。

2008年09月11日

TRIZシンポジウム2008で開発したツールを発表しました。

TRIZシンポジウムの二日目です。今日は特に興味深かったのは、ポスターセッションで産能大の黒澤さんがご発表なされたお話でした。TRIZを学問、科学として、とらえて考えていく、というお話でした。

詳しいことを書いてしまうのは避けておきますが、私はこの発表はとても興味深く聞かせてもらいました。MOTの大学院生は時々TRIZを対象に研究論文を書きたい、と思うことがあります。(私もかつてそうでした)しかし、TRIZがノウハウや実用手法であってアカデミアの議論に乗ってこないじゃないか、と本人や指導教官は、判断してしまいます。なので、あまりアカデミアの参画が見られていない、のだとおもいます。TRIZは結果を出すものであって、アカデミアの視点は副次的、というものなんだろうか、と感じていたのですが、黒澤さんやTRIZのベテランの方々の問題意識や視点を聞いて、必ずしもそうではない(アカデミックな議論の土俵に十分上がるものだ)とおもいました。


さて、宮城TRIZ研究会の発表について、報告をします。

二日目の今日、午後一番で、発表をさせていただきました。(その説明は動画に残せなかったのですが、何らかの方法でビデオラーニングができるようなものを考えます)[講演のファイルは昨日のブログに掲載]

今日のブログでは、報告したツール群の説明ビデオをアップします。(この発表の朝、早起きをして窓際で撮影したので光の具合が徐々に変わっていたり、浴衣の袖が映り込んでおります)



■アイテム1■
黄色い40枚のカード「智慧カード」
(これだけは、2007年に開発したアイテムです)





■アイテム2■
選ぶ負担感の少ない表「小さいマトリックス」




■アイテム3■
技術的な発想を促すノート「技術的ブレークスルー・ノート」




■アイテム4■
進化トレンドを3グループに分けたシート「新製品の指針シート」


【注意】このアイテムに引用した「31の進化トレンド」は、著者に特別に許可をいただいて引用しています。




「あのツール、使い方って、どうするんだっけ?」というときには、ぜひ見てみてください。

少しでも多くの企業さんが、チャレンジに踏み出し新しい価値を創造していくことに、こうしたツール提供を通じて貢献できたらば、幸いです。

2007年10月27日

日本創造学会2007、パネラーとして発表しました。

10月27日。静岡で日本創造学会2007(第29回)が開かれています。今年で30年目の歴史ある学会です。

初日の今日は、講演とパネル討論。パネル討論ではCPS(創造的問題解決)手法の各種事例をもったパネラーが登壇・発表しました。

私はそのトップバッターとしてお話させてもらいました。

ishii.jpg

あいにくの天気でしたが、小さい部屋には、ベテラン級の創造学会のメンバーがずらりと。期待にこたえるべく、精一杯、「CPSツールの開発」についてお話させてもらいました。ブレスターの開発の心臓部、となる部分についてつまびらかに。

それから、他のメンバーも次々と。そして、学会の重鎮である、弓野先生(静岡大学教授、創造学会副理事)が最後の発表を。

yumino_sensei.jpg

CPSの全体に及ぶようなお話で、勉強になりました。

それから、会場では、コクヨさんのポケディアの開発チームの方がいらしていました。田中さんと井川さん。

tanaka_san_igawa_san.jpg
(恐縮ながら、井川さん(左)の目のつぶった状態の写りに…。)

懇親会でも、お二人とはいろいろお話をさせていただきました。「へー、そうなんですか。」と私はいろいろ興味深くお話を伺いました。ポケディア、というアイデア出しのツールを創る人のブレストって、おもしろいと思いませんか。ブレスターもそうですが、ブレストするためのツールを作るブレストって、大変ホットです。開発者自身がそういうのを楽しんでいないとできることじゃないですね。お二人とも仕事が楽しそう。

創造学会のメンバーは、それぞれに創造性の専門家。懇親会でも、わいわいとディスカッションがあちこちで繰り広げられます。創造的な人の集まりは、いつも陽気でにぎやかだという共通点を感じますね。学会は明日に続きます。



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