2007年04月27日

デュナミスが、仙台の街中に引っ越します。

4月27日。私の駐在先企業であるデュナミスが、仙台の街中に5月から引っ越します。

今日は、21世紀プラザ研究センターで過ごす最後の日、ということで、そこでお世話になった方々へ、ご挨拶に回っていました。IM(インキュベータマネージャー)である斉藤さん、事業プラン作りの師である川村先生、その他、入居企業のベンチャーの社長さん、弁理士の松枝先生。

とはいえ、仕事で同センターに来ることは多々ありそうで、これからもよく伺う予定です。

夜は、移転準備のために、もてる限りの私の荷物を持って、新しいオフィスにむかいました。そこでは新入社員さんたちが、新オフィスの清掃をおこなっていました。

new office.jpg

場所は、Five Bridgeの真上です。このオフィスのがらんとした風景、実はFive Bridgeを造る前に見た光景とほとんど一緒。その意味でも感慨深いですね。この4月末は、卒業と新しい船出、そんなことが重なる時期でした。

新しいオフィスは、仙台駅からタクシーで10分程度、五橋駅から徒歩10分くらいです。ビルのすぐ裏には、東北大学の片平キャンパスが。

仙台駅は、新幹線の止まる駅です。仙台にいらっしゃる際には、ぜひお立ち寄り下さい。

2007年04月26日

人間がする選択は、不思議なもの。

4月26日。あるクライアントを訪問していました。同社はベンチャーであり、その事業成長のサポートをしてきました。

ある意味、MOTサービスを提供しようとしていた私を育ててくれたお客さんです。彼らへの提供物として、ずっと行ってきた調査を数十枚のページからなるレポートにまとめました。

そのレポートをお渡ししつつ、その先について話し合い、両者で合意したのは、サポートの終了、という選択肢です。

経営者の方とは、ずっと前から知り合いで、人間的にも事業の意味でも大変ステキな方です。しかし、選択した以上は、そのお客さんとの仕事はひとまず終わりです。

私を育ててくれたそのお客さんに、いつかでっかく恩返ししたい。いま、小さく何かをお返しても、所詮は微風。長い時間をかけて、恩を返したい。そうおもいます。

まだ散らぬ仙台の桜を見上げつつ、あい矛盾する気持ちに、当惑しつつ、それでも、前へ。一歩前へ。

sakura.jpg

この桜をたぶん、いつまでも思い出すだろう、とおもいつつ、しばし最初のお客さんの卒業に、様々なことを思っていました。



・・・そして、
そんな時には、腹から声を出すことだ。
と経験的におもう。

人間の生きている時間は所詮100年。だからこそ、今このときを生きる。迷っていても日々はめぐるのだから。「迷わないこと」。いみじくも、先日言われたアドバイスを、このブログを書きながら、思い出しました。

2007年04月25日

事業アイディアを引き出す9つの方法(5月24日の講義)

4月25日。独立行政法人 雇用・能力開発機構殿から「事業アイデアの出し方」について、正式に講演依頼をいただきました。

創業・経営革新応援セミナー、という無料の起業系の講座を、同機構殿は行っています。私もいくつも参加させていただいて勉強させてもらいました。今回は、その講師として、依頼をいただきました。正式な依頼書を手にして、感慨深い気持ちでそれを拝見していました。

これまでの打ち合わせをへて決まったタイトルは

現状を打ち破る!「着想する」技術で、一点突破
〜魅力ある事業アイディアを引き出す9つの方法〜


です。企業において事業企画を担う方々、社員の能力を活かして事業を発展させたい経営者、および、これから創業を希望する方にむけて、アイデア出しに付いて、実習を踏まえて2時間で講義をさせてもらいます。

【講義内容】
1 成功企業事例からアイディア発想の重要性を理解する
2 事業アイディア発想のポイントとは
3 事業アイディアを発想するための手法及び演習

という構成でお話します。特に演習の部分では、チームでアイデアを出すことが、「三人寄れば文殊の智慧」となることを体験してもらいたいとおもいます。ブレスターをもちいたブレストのゲームをする予定です。

私の経験・知識が、ある部分では、社会にお役に立てるのであれば、精一杯のものを提供します。講義案づくりが、深夜まで及ぶ日々ですが、これまで多くの方にいただいてきたご恩をこうした形で、社会に少しでも帰せれば、とおもいます。

日程は5月24日の夕方です。事前に内容を知りたい、という方が気軽に私までお問い合わせ下さい。企画の詳細がアップされ次第、ブログでもご案内します。

追記

雇用能力開発機構のサイトにアップされました。
http://www.ehdo.go.jp/miyagi/event/19/06.html

2007年04月22日

事業アイデア3要素

4月22日。事業アイデアにおいて、アイデアを注ぐべき3要素を整理していました。

What、Whom

事業アイデアを考えるときのポイント、1つ目は、何を開発するか・何を売るか。つまり「何をするか(What)」です。

2つ目は、誰に売るか、どんな課題に対応した商売をするか。つまり「誰にむけてか(Whom)」です。

この「製品」「顧客」の2軸をとって、既存と新規を割り振ると、既存事業から新事業への進出戦略を図示したものになります。

既存製品・既存顧客 → 新規製品・既存顧客(つまり、顧客深耕の戦略)
既存製品・既存顧客 → 既存製品・新規顧客(つまり、新市場展開の戦略)
既存製品・既存顧客 → 新規製品・新規顧客(上記戦略の次にとりえる戦略)

これらの理由で、よく事業アイデアを述べるときに「誰に、何を売る」というポイントで話されることが多いですね。

How

さて、3つは、どうやって提供するか。つまり、「どうやって(How)」です。

事業の上で大切な考え方に、イノベーション(革新、もしくは、創新)というものがあります。イノベーションとは、ざっくりと表現すると、「高い価値を創出するために、大きくチャレンジしてその成果を上げよう」といったものです。市場や社会の変化に合わせて、事業や製品は順次発展していくものですが、連続的な小変化だけでいつまでもいけるものばかりでもなく、あるときには、大きな変革が必要になります。そうした大きなジャンプがイノベーションというもののざっくりとしたイメージです。

さて、そのイノベーションには、「製品」と「事業システム」があります。事業システムとは、簡単に言えば「商品を届ける方法」です。企業が顧客へモノをうるときにその売り方、といったイメージのものです。イノベーションを考えるときには、製品と事業システムの2つがある、ということを意識することが有効です。事業アイデアを考えるときにも、この「どうやって、提供するか(How)」は事業の価値を設計する上で、重要なポイントです。

ここまでを整理すると、事業アイディア発想のポイント(事業アイデアとしてアイデアを注ぐべき3要素)は以下になります。

What・Who・How
何を、誰に、どのように、売るか。


ちなみに、6W3H(5W1Hのビジネス拡張版)との関係で言えば、上記の2W1Hは、次のようになります。

事業アイデア発想のポイント

一行目は、「何を」とその関連性の強いもの。

「誰が(Who)」といえば、通常は事業アイデアを考えてるその人・その組織です。ここは、誰が、という問いの奥にある「なぜあなたがそれをするのか」つまり自社の強みの活かし方、という視点を。

「いくつ(How many)」は、何を作るかと深く関係します。一人起業の場合、手作りの商品であれば、作る数は小規模です。製品として出せるクオリティーにも関係します。意外と見過ごされがちなポイントです。

二行目は「誰に(Whom)」とその関連性の強いもの。

「なぜ(Why)」の意味するものは「なぜ、顧客はそれを買うのか」と表現されます。売り手が思い描くように顧客が買う場合ばかりじゃありません。お客はほしくなってそれを買う、わけですが、お客がそれを欲する理由、きちんと説明できますか。イラナイモノ屋にならないために。

「いくらで(How much)」の項目は「だれに」=顧客を決めた時点でかなり絞り込まれます。価格を高く設定するならば、だれに、も一緒に見直す、そんな関係にあります。

三行目は「どうやって(How)」、つまり「事業システム」と関連性の強いもの。

「いつ」「どこで」というのは、事業システム、すなわち顧客への提供方法として、考慮しておく必要があります。働くビジネスマンに、平日の日中、住宅街でサービスを提供しようとしても、ハードルが高いでしょう。いつ、とうのは、一日のうちの朝、昼、夜、という視点もありますが、一年のうち、春、夏、秋、冬、という視点もあります。あるいは「小腹が減った時」という視点もあります。

これら9つの要素の全てがアイデアフルでなくても構いません。一つにきらりと光るものがあれば、可能性が出てきます。

追記:

事業アイデアを考える。漠と考えていてはなかなか出てきません。発想するいい練習方法があります。それは、既存の事業を、コア2W1Hで、見直してみて、それを1要素だけ入れ替えて新しいビジネスを設計してみる、という方法です。(はてなタクシー、が手法のエッセンスです。)

たとえば、街のパンやさん。

だれに=地域に住んでいる方、とくに、主婦、子供
なにを=お店で作ったパン
どのように=焼き場と自宅と売り場が一緒になったお店

このときに、「なにを」を変えてみましょう。
お店で作ったパンを、変えて、「お客さんが作ったパン。それを焼くサービスを提供する」ということは出来ないか、と考える。家で火力の弱い機器で焼いているパンを、プロの腕と釜で焼いてみませんか。といったスタイル。

あるいは「お店で作ったパン」と「新聞」を組み合わせてみる。一人暮らしで朝ごはんを買って食べている人が毎朝、コンビニでおにぎりや新聞を買っています。朝からパン屋さんによって、それからコンビニによるのは、時間がもったいない。そこで、パンと新聞のセット提供。毎朝かう、という定期購買、料金前払いの契約をすることと、テーブルでその場で焼きたてパンが食べられること、朝の時間を一緒に過ごす人がでてくること、などなど、いくつかのヒントやアイデアも加えていけないか、と。

こうして考えていくと、ビジネスアイデアの種をふっと考えていく思考力が養われていきます。

2007年04月20日

事業アイデアの講義案づくり

4月20日。事業アイデアの講師を、5月下旬に ある機関でやらせていただくのですが、その講義案を、夜中まで考えています。 クライアント殿の要望にできるだけこたえたい。 聴いてくれる人に出来るだけのものを提供したい。ですから。

ファイブブリッジにて講義案を作っています.jpg

その講義「事業アイデアの出し方」は2時間。これまで私が提供してきた講義は、広く「アイデア出し」という設定でした。なので、アイデア出しの基本部分を主軸にしていました。今回は、事業アイデア、という「絞られつつも複雑な要素の含むテーマ」です。そして限られた時間で、参加者に効果的な手法を身に着けてもらう、というのはなかなかチャレンジング。これをわかりやすく、効果的に、短い時間で。

この依頼、実は、久々にハードルの高い課題設定です。この講義コンテンツは、出来上がれば、今後に活かせるいい講義コンテンツになりそうです。それだけに、あれこれと考えをめぐらせています。 ある意味、講義コンテンツそのものが、 講師を勤める私のアイデアの出し方を実践・具現したものですから。

講義の広報も、正式に広報できる時期がきたら別途ご紹介します。お時間のある方は、是非おいで下さい。

2007年04月01日

2ndギアー

4月1日。産学連携コーディネータ、事業化コーディネータとしての二年目が始まりました。

私の駐在は、3年間のプログラムなので、今年は、二年目、つまりセカンドギアーにいれて加速するときです。

昨年、一年目は、車でいえば、一速。最初のひところがし、といったところです。今年、二年目の二速は、ぐーーんと、エンジンを引っ張って、力強く加速するときです。三年目がおわると、最後はトップギアに入った状態で、独立、となるわけです。

さて、セカンドギアーのこの2007年度、どこまでエネルギーを使ってひっぱっていけるのか。常に自分が競争相手、です。少しでも多く、社会に価値提供できるよう、情熱を燃やして、進んでいきます。皆様よろしくご指導下さい。

2007年03月30日

850枚。

3月30日。NEDOフェローとしての一年目が終わります。一年間にお会いした方からいただいた名刺は、約850枚。いただかなかった方もいるので、900〜1000人くらいの方と言葉を交わしたようです。

沖縄から北海道まで。ベルギーの方の名刺もあります。

人と人をつなぐコーディネータ。技術と事業化をつなぐコーディネータ。

新しい結線ができる。新しい可能性が出来る。新しい商品が出来る。新しい価値が生まれる。

新しい選択肢が生まれれる。
新しい希望が生まれる。
新しい動機がもたらされる。

それが実現できたのは、1/850、であったかもしれない2006年度。それでも、たった一人でも、彼にとっての細い穴がうがつことが出来たなら。そう思います。

2007年03月28日

地方にいても、特許庁へオンラインで出願。

3月28日。仙台の本庁にある発明協会(県庁のすぐそば)にお伺いして、ある案件の出願作業をしていました。

仙台にいても、特許庁(東京都港区虎ノ門)にオンラインで出願することが出来るのです。東京までの往復費と時間を考えると大変便利です。役所の書類系が、地方でもできると、かなり仕事の本質に特化した仕事ができていいなぁとおもいます。

ちなみに各都道府県にオンライン出願のためたの端末があるそうです。

仙台。知的生産活動をするには、東北の中心であることから、地方としては充実した環境があるとおもいます。もちろん、都内にいるのとは違って不便もありますが。

仙台は、自然豊かな東北、という住環境と、東北地域の中心、人口と経済の10%が、仙台に集中していることもあり、ある意味の都市的資源が豊富、という側面があります。仙台の暮らしやすさはそこにもあるとおもいます。



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