2008年10月18日

ビジネス・コーディネータ

金曜日、土曜日と、ビジネス・コーディネータを務めさせていただく機会をいただき、その活動を行っておりました。

技術や食品の各社の展示ブースをまわり、各社の強さ・特徴をヒアリングし、その時に、他のブースとのパートナーシップでよりよい事業展開の可能性が見出せたときには、両社をお引き合わせする、という活動です(一般社会であれば、商社の行う仕事に少し似ている性格の活動です)。その活動がうまく行ったとしてコーディネータになにか利益をもらたすわけではないのですが、みな、そうした地域の企業発展に貢献したい、そういうことがおこることに面白さを感じる、という方々でした。

さて、その際に、東北人の謙虚な気質というのは、強さや特徴を的確に主張しない、というスタイルとなって表れて、コーディネータの腕次第では、平凡な商品にしか受け取れないことがあります。私は今年が2年目でなれてきて、よいヒアリング方法をみつけつつありました。ご紹介します。

【1】自社の強みとなる価値軸を2つ
品質だけで日本一になるのはむずかしく、値段だけ、短納期対応だけ、でも同様です。ですが、強みというのは、ある種の狭く切ったエリアでは、日本で一番か、日本でも数社しかない(東北では自社しかない)くらいのものが必要です。
そこで、「○○については、業界1位といえないまでも、かなり強い方だ。ただし、それについて優れた企業が他にあるけれど」というものでいいので、1つあげて下さい。と聞きます。すると出ます。
次に、「もう一つ、あげてみて下さい」といいます。すると、今度は違う方向から、強みとなる価値軸が出ます。
この2つの価値軸の両方がプラス・プラス、になるのは、業界でもそう何社もありません。

【2】その提供価値軸の周りにはどんな概念があるのか
その強みが、マッチングを図る相手企業に容易に理解してもらえないと、マッチングが難しいです。そのため、エッジのきいたその価値軸の周りに存在する類似の概念をきくことで、一般の人向けに、言い換えて説明する場合の説明キーワードとして役に立ちます。

【3】顧客の享受する価値、でいいかえてもらう
強みを、顧客の享受する価値で言い換えると、それはなんとひょうげんされますか?とたずねます。そうすると、しばし考えてから、「それは□□だ」とお答えいただけます。従来の市場での、顧客享受価値ではありますが、これを聞いておくと、事業価値・商品価値を、すっととらえておくことができます。

【4】まとめる
強さの2軸を中心に、この企業・製品の強さを100字程度にまとめます。できるだけ、ヒアリングした直後の情報の多い段階で、さっと走り書きでまとめておきます。この情報があれば、かなり、マッチングの際にも、効率よく、両者へのご紹介ができます。

なお、マッチングには、相手の強さをうけとるだけの自社の課題なり弱みなりが、存在している必要があります。それもやはりきちんと把握しなくてはいけません。それなしに、マッチングをしても、ニーズのないお引き合わせになります。これを短い時間で実行するのはかなり苦しいものがあります。それをもっとも効率的にするのは、逆説的ですが、「強みを聞く」という作業だ、と感じました。

強みを聞く〜顧客享受価値を聞く、ということを脈々としていきます。そうすると、自社の良い所を充分にお伺いできます。その上で、大抵の企業さんは「いやぁ、でも、一方で課題もありましてね」とおっしゃっていただけます。それは、よそでは当然開示しませんが、マッチングを図る時の、出っ張りへっ込みが、あうように意識します。一番いいのは、2者の出っ張りへっ込み(強みと課題)がちょうど逆であると、かなりよいマッチングになります。その場合は、簡単なご紹介をするだけで、あとは両者の会話が自動的に進みます。

そんなことを感じていたので、記録のために書いておきました。

なお、数100社のいるブースをすべて見てヒアリングを詳細にするのは、困難です。なので、私は、A,B,Cと階層を分けていました。

番外編【5】狙いを絞って、活動する
Aカテゴリーは、詳細なヒアリングを行います。集中して時間をかけます。1社当たり40分くらい。
Bカテゴリーは、Aカテゴリーを含む業界ブース全体です。全社をざっと把握しておくために、ごあいさつして回ります。
Cカテゴリーは、会場全体です。どこに何のカテゴリーがあるのかをみて、特に業界を超えてマッチングが見出せそうな、ところは注目しておきます(ただし、他のコーディネータがいるので、そちらに任せて、私は駆け足でまわります)。

こうすることで、全体像と同時に、きめの細かい対応が可能となります。

人によっては、Bカテゴリーを均等に回るという人と、Cカテゴリーを頻繁に回って、多様な連携を作る人もいました。これは、人それぞれの特性がちがうので、それでよいとおもいます。私は割と、しっかり話を聞いて、ブースの方と信頼関係をつくれるぐらいまで、お話を伺い、深度の深い情報をもとに、お引き合わせしたいとおもって、このような方法をとりました。

2008年10月17日

小さな嵐

今日は、深夜までかけて、数日分の仕事量でした。

来月にリリースを控えた新製品の打ち合わせ、それをうけての作り込み。夕方はTRIZ分科会。夜は、今月下旬の東北福祉大学での講義づくり。シリコンバレー訪問の調整。地元産業団体での分科会立ち上げの対応。来年立ち上がるプロジェクトの打ち合わせの調整。そして、翌日のビジネスコーディネータの準備。

普通なら、数日〜1週間分の作業でしたが、午前4時を前にようやく、ひと段落しました。これから、風呂に入り、仮眠をとります。こういうとき、商社で激務の日々を過ごした経験が、支えてくれているなぁと、当時の日々にすこし感謝をします。

それより、なにより、私を必要としてくださる人がいることをありがたいとおもいます。そして、私がしたいことに賛同して協力してくださる方々にとても大きな感謝をしています。

ブレスター開発プロジェクト・チームも「次の何か」を生み出しつつあります。この冬は、新商品を複数、公開できるのかもしれません。お気楽リーダーな石井ですが、優秀なメンバーに支えられて、このプロジェクトには、いつもわくわくさせられます。

2008年10月05日

ご案内:サービス開発プロジェクト(宮城)

宮城県で長期間にわたり、新事業開発のプロジェクトが催されます。縁あって、主に新事業のアイデア出しのサポート役として、私も講師をさせていただくことになりました。長期間でしかもプランと立てていくという内容なので、気軽にどうぞ、とはお誘いできませんが、ビジネスアイデア開発に力をかけたいというかたは、ぜひご検討ください(参加費用は有料です)。

日時:2008年11月5日〜2009年3月18日(6回)
場所:東京エレクトロンホール宮城
タイトル:サービス開発プロジェクト
     (アイディアディスカッション、プレゼン、ブラッシュアップ、発表会)


関連URL http://www.chuokai-miyagi.or.jp/sonota/081001servicedpro/serv_top.htm
リーフレットURL http://www.chuokai-miyagi.or.jp/sonota/081001servicedpro/spro.pdf

2008年10月01日

残り6か月

10月1日、下期がスタートしました。NEDOフェローとしての人気も2年半が過ぎ、任期満了の3年まで、残り6カ月となりました。

この2年半、実に様々なことがありました。人との出会い、さまざまなタイプの仕事、さまざまな学問・知識・新技術。

総仕上げとなるこの半年も、あっという間に過ぎてしまうこととおもいます。そしてフェロー職の完了とともに、未来を見据えた軌道へ飛び立つことが求められます。

あと180日。自分の次のステージへと上がるために、残された時間です。これからの日々は一層、社会に価値を提供できるように、努力したいと思います。

謙虚に、そして、積極的に。

いつもいつも、その心構えをわすれずに、自分の志した道を着実にすすんでゆきたいとおもいます。この半年も多くの方にお世話になりながら、仕事をさせていただきます。

2008年07月04日

起業家を全国のステージに上げるために

起業家支援者として、ある画策をしています。支援しているベンチャーや起業家さんを全国区のステージに乗せて情報発信しようとしています。そういうことが必要だとかねがね思っていたのですが、それが実現しようとしています。それも、同時にいくつかの方法で。

私の活動は多面的なスタイルですがそれらが、より合わさって、時には面白い掛け算が生まれてきそうです。

今は詳しく書けませんが、起業家支援の活動は、必ずしも起業家だけにむけて仕事をするわけではない、その活動の意味がいずれ、周囲に理解してもらえるのではないか、と思います。

私のことはさておき、多くの起業家さんに大きく羽ばたいてもらえるよう、私なりの努力は続きます。

2008年06月27日

東北大学にてミーティング

6月27日。仙台に戻り、夕方は東北大学の工学部エリアで打ち合わせをしていました。元・同僚が大学にいるのですが、その方のプロジェクト立ち上げに関して、相談ごとがある、とのことで。

私が普段行っているブレインストーミング(新事業アイデアづくりや開発ネタ作り)に関するメソッド、ファシリテーションのコツをアドバイスしたり、ブレストのテーマ設定に関する方法をアドバイスして、一緒に考えたりしていました。

合計で4時間。それでその方が大きく前進できるなら、幸いです。意欲があって、学ぶ能力がある。そういう人材にこの大学の未来が託されている、と思いますから。

2008年06月15日

専門誌に掲載されました

産学連携の専門誌「UNITTj」から依頼を受けて寄稿文を以前、書いたのですが、それが掲載されました。

unittj_01.jpg
UNITTj(たぶん、No.3、です)

A4一枚くらいで、なぜ今の仕事「事業化の支援者」という仕事をしているのか、についてを書きました。

unittj_02.jpg

私の仕事は既存の仕事に比べて、非定形であり、かつ分野を超えて仕事します。そうした私の仕事を知っていただくために、その掲載文章の元原稿をここに掲載しておきます。(注:掲載文章は、編集サイドで多少編集していただいているかもしれません)





この仕事を選んだ理由(なぜ事業化コーディネータになったか)

私は以前、大手電機メーカ系の商社で法人営業に従事していました。私の担当していたプラント向け制御用装置の市場は、国内工場の空洞化という時期で、市場は縮みゆくパイを争ってライバル企業と苛烈な競争をしていました。一方で、これからの経済の主役になりうる新産業の芽を探していました。ある時、元科学技術政策担当大臣の尾身幸次先生の講演を聞く機会に恵まれました。私は尾身先生の「科学技術で日本を創る」という考え方に、ドキドキするほどの感銘を受け、それが大きな転機となりました。懇親会で、尾身先生にいただいた名刺は、今も強く私の背中を押してくれています。
その一年後、商社を退職し、東北大の大学院に入学して、二年間、MOT(技術経営)の研究をしました。ハイテクベンチャー論、産学連携論、ロードマップや産業分析など、非常に刺激に満ちたことを教えていただきました。世界レベルで産業に何が起こっているのか、長期的な展望で社会がどういう局面を迎えているのか、私の知りたいことがそこにはたくさんあり、二年間、貪欲に吸収しました。そして私は、社会に新しい価値を作る仕事をして生きていくことを決めました。世界中から尊敬される企業が次々と輩出される社会を20年かけて作ろう、と。

現在の仕事

東北大の周辺地域には、大学発ベンチャーがたくさんあります。特に起業家を生み出すための人材と志の結節点のようなベンチャー「株式会社デュナミス」があります。私は今、同社に受け入れてもらい、起業家支援・事業化支援の活動に従事しています。
相談に来た起業家チームの一員の視点になって、彼らの事業成長に必要なことをアドバイスし、大学や企業との連携をサポートします。若手研究者からの起業相談の場合は、シーズを元に事業アイデアを一緒に作り、事業構想をお手伝いします。また、TRIZ(トゥリーズ)という技術開発の理論を地域企業の方々と一緒に学ぶ活動を展開し、地域企業の企画力の向上に取り組んでいます。ベンチャー企業・地域企業に成長の軌道を力強く駆け上がってもらうため、産学連携を中心に、情熱を持って多様な支援活動を行っています。

産学官連携推進会議。この国の新技術がずらりと。

京都の産学官連携推進会議に来ています。産学連携のコーディネータ関連の人にとって国内の最大級のイベントの一つです。

パネルディスカッション、講演なども興味深いですが、私は展示コーナの、大学やベンチャーの出す新技術(革新度合、産業展開可能性ともレベルが非常に高い)がずらりと。ここを中心に見ていました。

特に注目したのは

ハートウォーカー(電動の歩行アシスト器具)
空気圧による人工筋肉で駆動する歩行補助具。空気圧のコントロールによりチューブのふくらみを作り、張力を生む。この方式のため、万が一の故障時も関節の曲げ角度をこえて力をかけてしまうことがない。また、一部のユニットを除けば、空気圧制御なので、水ぬれ故障が起きにくい。

音力発電
音の振動を受け取ったパネルが、内部の発電素子に伝えて、発電をする(音力発電)。あるいは歩くときの振動で発電する(振動力発電)。デモがあり、人が歩くと付属のLEDが充分な輝度で光った。

こどモード(学芸大こども未来プロジェクト)
「こどもの遊びと子育て」に関する研究開発と事業の展開を目的とした産学連携のプロジェクト


というものでした。



追記:

展示を見学して、特に注目した上記などの技術がありました。技術・ノウハウは高く、一方でそれをユーザに適用する上での様々な工夫や発想過程に関する情報を得ました。私の支援対象者において、事業化プロセスの支援でヒントになることがいくつもありました。また、同様の技術を必要としている組織があります。こんごそうした組織間の連携も視野に入れつつ、支援をしていきたいと思います。

また、パネルディスカッション「事業化のためのマッチングの秘訣」などを聴講し、ハイパフォーマンスな支援者の活動を学びました。その結果、自信の活動において、取り入れることができるいくつかのヒントが得られました。特に、「技術課題を企業から引き出す方法」「難解な技術シーズを、企業側のニーズ視点で表現する技術」などが参考になりました。

情報を得る上で、いずれも、実例そのものや、実例をもとにしたコツであり、大変有意義でした。それ以上に、実際に対面でお話を聞け、文字に乗りにくい知識や人間関係を作ることができました。また、2日間をつうじて、同僚や他地域の専門家とのつながりもできました。それを活かし、よりよい支援活動にまい進したいと思います。



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