47都道府県の「文字」を、遊びのコンテンツにできないだろうか、と考えていました。
※アイデアプラントでは、アイデア発想ツールを大量に試作します。その際に、副産物として、発想ツールではない遊びコンテンツが、出てくることもあります。これも、その一つです。
都道府県カード(篆書、隷書)
※篆書体は、「白川フォント 篆文」を活用させてもらいました。
都道府県の全文字を、隷書フォントで表現すると、全部そのまま表現できるのですが、古代文字(の一つ、篆書体)で、表現すると、出てこない文字があります。4つ。
やむなく、それらは、文字の由来や漢字分解から、古代文字に相当する文字があるものに置き換えています。
それぞれ、置き換えた文字は以下の通りです。
新潟の「がた」⇒新潟で古く使われていたガタの略字「サンズイ+写」(さらにサンズイを水に)
栃木の「とち」⇒元の文字である橡(さらに、キヘンを木に)
埼玉の「さい」⇒ツチヘン+奇(さらに、ツチヘンを土に)
佐賀の「さ」⇒ニンベン+左(さらに、ニンベンを人に)
アイスブレイク的に遊ぶとしたら、こんな遊び方です。以下。
(((遊び方のアイデア1)))
このカードをプリントします。
右側(篆書の方)を、文字単位にばらばらに切り離します。
(ただし、上記4つの文字は、カギかっこ付きで1文字として扱う)
(ただし、上記4つの文字は、カギかっこ付きで1文字として扱う)
そして、どれがどの県の文字かを、皆で推測しながら完成させていきます。
特には競技性はなく、推測を楽しむ感じで遊びます。
(((遊び方のアイデア2)))
このカードをプリントします。
右側(篆書の方)を、文字単位にばらばらに切り離します。
(ただし、上記4つの文字は、カギかっこ付きで1文字として扱う)
(ただし、上記4つの文字は、カギかっこ付きで1文字として扱う)
トランプのような扱いやすいカードに、それを張ります。
一人6枚の手札を持ちます。
順に番が時計回りに回ります。
山札を1枚引いて、手札の中で、県名が1つでも完成したら、場に出します。
引いても、完成しない時は、手札から一枚場に捨てます。
それ以降の人は、山札を引くか、あれば捨て札(だれの、どの順の捨て札でもOK)を引いて、県名を完成させます。
(なお、北海道、東京都、京都府、大阪府、だけは、都道府を込みで完成させる)
ゲーム終了は、皆が手札を全部使いきるか、山札がなくなったら終了。
早く終わった人は、順に3点、2点、1点。
作った県が、隣接していれば、2点加算。(3つ作って、それぞれ隣接していれば、6点の加算)
県名に間違った文字が1つ入っていたらマイナス1点(3県作って、間違いが4文字あれば、4点の減点)
ーーー
この遊びは、篆書に馴染んでいる書家や歴史家には簡単すぎですが、多くの普通の人には等しい難しさでしょう。
元の参照文字の「隷書」の雰囲気を見ることで、何となく推測が立つ人も出てくるでしょう。
元の文字を想像するあたりに、面白さが生まれそうです。
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