2018年05月28日

広がる・つながる nekonote(ネコノート)、その特徴

猫の手の形をした「nekonote(ねこのーと)」は、【広がる】【つながる】【構造が浮かび上がる】という利点があります。

IMG_2310_nekonote_a.jpg

細長いアーチ状の紙で、左端には差し込む剣先、右端には差し込まれる切り込みが3つあります。

思いつくことを、短く書きます。長くなることは、分割し、複数枚にわたって書きます。
コツとしては、なるべく単語で書いてつなげると、どんどん書けます。

直線的に長く、一本道で長くつなぐ。
途中で分岐して、いろんな派生案を広げていく。
広げきったら、全体を見て、「この辺は丸ごとこちらへ付け替えたい」という時には、房ごと外して、別の場所に付け替える。

そういうことができます。

「マインドマップ」ですね、と言われることがあります。それは鋭い指摘です。
実際、マインドマップの最初の学習の前にこれをトライしてもらうと、そのあと、マインドマップをどんどん書き広げるのが、そのグループはうまくなります。

書いて、広げて、組みなおして。

これをみんなでやると、個人のアイデアを越えた広いアイデアやコンセプトが出せることに気づくからです。


==既存のツールとの違い==

 ネコノート  模造紙    ポストイット ホワイトボードソフトウエア 
仮の考えを書き出しやすい×
つながりを示しやすい×
出てきた要素の構造を変えやすい××
大量要素の一覧性  ×


模造紙:
「書いたら消せない」という心理的な抵抗があり、とりあえず書く、をためらいます。

ポストイット:
「繋がり」を可視化することや、つながった要素グループ全体を一度に動かすことが、しにくいです。

ホワイトボード:
書いた意見を「この辺をひと固まりとして、向こうに移動したい」はできません。

ソフトウエア:
画面の中で、大量の情報を広い面積で操るのはやりにくいものです。特に集団では。

アイデア創出の支援専門家として、大量のアイデア創出を見ているうちに、人々の「マイクロ使いにくさ」(ほんのうっすらとした、ためらいとか、抵抗感)をみて、補う試作品を何度も作り直して、たどり着いたのが、nekonote(ねこのーと)です。



=== 閑話 ===

上記のは無しとは全く違う余話を。

NHKの番組で「アイデア」という主題歌の番組があります。
番組の中でも、人々が、ディスカッションしたり、アイデアを生み出したり、発想に苦悩したり、着想を洗練させたり、ということが頻繁に出てきます。
人々の営みを見ていて、とても面白いなぁと思いました。
発想、アイデア、クリエイティブ。
この辺は、テクノロジーがどんどん進化した未来の世界で人間が最後にする仕事の半分だろうと思います。

シンギラリティー後の人々が見ても、今のこの番組は、古くない内容かもしれません。

猫の手の形をした、つながる付箋、nekonote(ネコノート)も、未来において人々が、ディスカッションの場面で使ってくれているものだといいなぁと思います。



===最後に===


nekonote(ねこのーと)の基本パックが、Amazonに登場しました。(160枚入り)です。

nekonoteの製品の中では、これが最も安いパッケージです。

もし「一セット手に入れてみたい」というときには、これがおすすめです。
4人で、1時間のディスカッションを1回するのに最適です。

posted by 石井力重 at 16:48 | アイデアプラントの試作の目線

2018年03月28日

技術者向けのアイデア創出ツールを。

世のアイデア発想法をたくさん見ていく中で、技術者向けのアイデア創出の手法はどうして少ないのだろう、と思っていました。

全くないわけじゃありません。
有望なところとしては、技術者の発想に役立つコンテンツとして
開発工学の範疇にTRIZとVEがあります。

でも、開発工学を独学で理解するのは骨が折れます。
ちょっと手を出しにくい。


私は、どういう分野のアイデア創出支援の仕事も
引き受けますので、領域は多様です。
まんが、精密機器、自動車、医療、様々。

企画者向けのアイデア創出も、
技術者向けのアイデア創出も、担当します。

なのでうちの発想ツールの適応領域を広く設定しています。

ですが、偏りはやはりあります。
12個の発想ツール中、3つだけが、開発工学の領域の知見から作られています。
かなり、少ない。


2018年は、技術者向けのアイデア創出ツールを、世に出してみようと思います。

開発工学の知見や知識構造から、有用な要素をたくさん切り出して。

posted by 石井力重 at 16:22 | アイデアプラントの試作の目線

2017年05月08日

連休中、新しい作品の試作を

5月頭の連休中、昼はいろんな場所で感性の仕入れをして歩き、夜は書斎へ行きあれこれと構想を練ったり、思いついたアイデアを試作したりしていました。

アイデアをメモする程度ならば、日々大量にします。
そのうち、ツールとしてデザインするところまで行くのは10%。
そして、実際にカードやボード上にデザインして、加工して試作してみるところまで行くのは1%。

その1%が出現するほどには、普段は時間が取れません。旅仕事や、案件山積みの中で。

連休のいいところは、することなく書斎に向かえる、というところです。

創業間もないころ、案件が数えるほどしかなく、今日は対外的なやることが何もないな、という、時間がけっこうありました。僕はその頃、いつかその日々を懐かしく思うだろうと思っていました。実際にいまそうです。

そういう「締め切り仕事の何もない日」というのは、意識と無意識の広大な思考領域の奥に芽生え始めている次のアイデアが、考えの主題として浮かび上がってくる時間でもあるようです。

GWやお盆やお正月、には、いわば、疑似創業期を出現させる精神と時の部屋、みたいに使うことが出来るなぁと、近年思います。世が休みの間、書斎で一人、心を回遊させて思索し、即興でそれを手書きとPCで作りラフに試作をする、のが楽しみです。


アイデアプラント試作の目線_2017_01.jpg

アイデアプラント試作の目線_2017.jpg

作品を生み出していくという作業だけは、難しいものでマネージメントなんてできません。
計画的にやろうとしても、全くうまくいきません。

だから、こういう心の奥の、いわば「つくるひと」というプログラムがやおら起動しはじめたら、それを止めないように、一気呵成にそこに没頭していきます。

旅の日々、大量の読書、人との出会い、が混沌となって思考の欠片、アイデアの核となって、結像していく。すべてはこの時間のためなんじゃないかとさえ、こういう生み出す時間の中にいる時には、思うのでした。

posted by 石井力重 at 11:39 | アイデアプラントの試作の目線

2017年01月30日

アイデアプラントの商品誕生から10周年をそろそろ迎えます。さて、急ピッチで追い込みを。

一月は、外国や国内からの来客が仙台にあったり、3度の大きなアイデアワークがあったり、して、書斎時間がとても少ない月でした。

さて、そろそろ、今年の3月14日が見えてきました。

10年前のこの日、2007年3月14日、アイデアプラントの初の商品「ブレスター」が世に出ました。

その後、たくさんの製品が出て多くの製品はそのまま廃盤にならずにラインナップを厚くしてくれています。

10年の節目。
開発責任者としては、一つ先の領域に踏み出したいと思っていました。

それが「クリエイティブ消耗品」です。

まず、アイデアを紙に書く、という行為について述べたいことがあります。

多くの人々のブレスト中の所作を観察すると、書くことの2つの効果が、見出せます。

◎考えを可視化することで多くのアイデアを思いつける

◎未成熟なアイデアの断片を組み換え構造化したり発展させたりできる

通常その作業には、【ポストイット】【A4白紙】【模造紙】という汎用の消耗品を用います。

そこにクリエイティブ専用のものを作ってみよう、というものです。

「アイデアを書き出す、構造化する、蓄積する」という作業を、効果的に促進するような消耗品です。

「ああ、ここで、こんな形状と構造の紙片があったらいいのにな」というのは良く感じます。

それらを振り返り、形状や使い方をデザインし、ワークショップや大学の授業で実用し、長くブラッシュアップしてきました。

この辺の製品のビジネス面をただいま、急ピッチで、組み立てています。

おもに、開発責任者である私のタスクが必要であり、旅仕事先でもずっと、考えていました。
それを、いま、自分の中で急速に仕上げています。

というわけで、ここら辺から3月終わりまでは、仕事のモードが、ファシリテータ(対外的)から、デザイナー(制作的)に切り替わります。

ブログは、自分の思考を可視化するために書くものが増えるでしょう。
posted by 石井力重 at 15:17 | アイデアプラントの試作の目線

2016年05月01日

新しいアイデア・ワークショップを描いています。

制作途中の資料ですが、今こんなことをしています、という活動報告として、掲載します。

ideaplant_lab_for_better_iws.png

アイデアソンという呼び名が、ハッカソン系のコミュニティーでは良く知られています。そこで、私も、短い説明にしたい時には、通名であるアイデアソン、と表現したりしていますが、私の本当の表現としては、「アイデア・ワークショップ」と表現しています。

補足)アイデア創出の活動をめぐる一連のプロセスをそう呼ぶに過ぎないのでどちらでもいいケースもありますが、その活動の次に、ハッカソンが来るわけではない単発の活動に対しても「アイデアソン」と呼ぶのは、説明が余計にややこしくなるので、ハッカソン界隈でなければ、一般名称である「***+ワークショップ」型名称として、「アイデア・ワークショップ」と表現しています。

さて、そのアイデア創出の活動をもっと実り多いものにしたい、という相談をたくさんもらいます。詳しく書きます。
基本形としてのアイデアソンのファシリテータの養成講座というものを今まで展開してきました。
多くの人が実行できるプロセスにしてきたものでしたが、すぐに実践できる初級編を使いこなすことで、その先に、たどり着く人がおおくなりました。

アイデアに限らず他の領域にしても、道具としてのワークショップには、「単純さ」と「成果の深さ」のトレードオフがあります。

そろそろ、「単純さ」という良い面をすこし下げて、「成果の深さ」にウエイトを大きくしたものを、整備したい。そう思っていた一年間でした。

私が、直接案件に入っていってワークショップをする時には、毎回、その場限りの一品ものをやります。初級編そのままが最適な場合もありますが、「テーマ」「人材」「アウトプット」「使える時間、環境」を考慮して、実行可能の範囲内で最高パフォーマンスになるように、ゼロから組み立てるからです。(先日のマイクロソフトの2in1PCアイデアソンのような、異例過ぎるプロセスでの実施が、最たる例です。)

そういう多様の中でもステップとしては共通するものがあり、最初に要望を伺うと、ある程度流れをさっと描き出すことができます。そういう蓄積は、打合せの席上は事務局さんと口頭で話してきたので、頭の中にはあります。

それを今、ほかの人が学習できるワークプロセスとして、描き出そう、としています。

上に掲示したこの画像は、思考1週間、書き出し一日、という段階のものです。ここからもっともっと時間をかけて、人に紹介できる水準に達します。

最近は、過去の経験、人々の様態、気づき、という内観的な思考に、長い時間に潜って過ごしています。深く進んでいる時には、分かりやすく表現できるものがないものです。

そういう「職人としての時間を行く石井の様子」を紹介してみようと思い、作りかけの画面を掲載してみました。

posted by 石井力重 at 13:04 | アイデアプラントの試作の目線

2016年02月03日

自分がほしいものを作る。それが発明する人の心であり、沢山のことは気にしない。

自分がほしいものを作る。そのことにひたすらに従い、たくさんの発明(※)をしていく人はいます。

※ 発明、という言葉について

ここでは、発明のさすものの水準を、特許性のある技術的思想に限定せずに、小さな工夫や道具の考案も含めて述べています。
大辞泉によると「発明」とは「今までなかったものを新たに考え出すこと」であるそうで、例えば新しい楽しみ方を考案するのも発明、といった範疇に入るでしょう。
産業的発明というと、特許性と具現化適合性の合わさったあたりを指していて、人によっては、発明という言葉をそういう高水準のものとしてとらえていることもあります。

本題に戻りますと、発明の作業のあとに、人はそれを製品にしようとしていくと、いろいろと気にしないといけない要素に対峙します。
ビジネスの側面です。
  1. 多くの人にとって役に立つか(汎用性、使用の容易さ)
  2. 収益は出るのか(プライシング、製造コスト、市場規模)
  3. 壊れたり危険だったりしないか(安全性)
  4. 模倣されないか(イノベーションの占有可能性)、などなど。
これらを考えていくと、考案した発明品の内、一部のものしか、市場に製品として登場しません。
また、次第に、それらのビジネス化の要素群を発明の醸成段階で考えてしまうため、形にする前に廃案にしてしまったりもします。

発明家と事業家。
この二つは似て非なるものです。

歴史の中には、エジソンのように両方であり続けた偉大な創造性の人もいます。

とはいえ、彼も最初は発明家であるけれど事業家ではありませんでした。
彼の最初の製品である「議会用の電子投票機」は、便利でしたが使われませんでした。
そうした失敗を糧に、人々が使いたくなるものを作らなくてはいけないことに思い至ります。この辺からは、事業家としての才覚も動き始めています。

話を偉人から我々凡人のところに引きもどしますと、事業家の資質のない発明家の才のある人、というのは、やはり割と多くいて、こういう人が好き勝手に発明していることに割って入って、やたら経営戦略的なことを述べるべきではない、と思われます。

自分の財布をはみ出さずにやっているのであれば、それは、サーフィンをしたり、絵画を描くことと同じで、それはその人の資質を発揮するエンターテイメントでしょう。

私は若いころ、起業家育成(される側、する側のどちら側にもいました)の場で、多くのものを見た時期があります。

中には、事業性をつけて”もっと発明の時間や資材を手に入れたい”という人が素人商売的に製品化をやってみてこけて、もう本来の発明的才能も焦がしてしまうようなケースもありました。

作った本人だけが使う分には便利な発明品と、安価でたくさんの人に使ってもらえる製品とでは、雲泥の差があります。

そういう人も、いずれ最良のパートナーに巡り合えば、事業の道が拓けますので、できることなら、その人がその人の才覚の中で発明的なスキルを自分で楽しむために使っていくことを、私は肯定し、そう伝えていきたいなぁと、思ったのでした。

そんなことを思ったのはもう、10年ぐらい前のことです。

余談:

今私が自分を評するに、たぶん、才覚的には、事業よりも発明寄りのほうが高いと思います。どちらも突き抜けた水準ではなく、普通レベルの中でのことですが。

そして、時々は「ただ、ただ、自分がほしいものを作る。ほかの人が使いにくいとかは関係なく、自分の使いたいもの100%を作ることに贅沢に時間を投入する」ということをしています。

それは結果的にスピルオーバーとして製品につながることもありますが、それが目的ではありません。
発明家の人格を自由に遊ばせること、それが、たぶん創造的パーソナリティーや創造的コンフィデンスという、強い土台を作るだろうから、です。(それにそれは、やっぱり楽しい。)

創業して加速度的に忙しくなり、年々その時間を取れないでいましたが、今年に入ってからは、なるべく飛行機を使って、頻繁に仙台に戻るようにして、書庫書斎に長くいるようにしてからは、ペースがつかめるようになってきました。

ちなみに、今朝は、【Idea Lifeline(アイデアの命綱)】と名付けた【ブレスト中の脱線から有益なものをつかんでアイデア会議に戻ってくるための道具】をつくっていました。

私なりは、これも「ブレインストーミングの補助道具を作る」という範疇のものです。
そして「これを製品にすることは出来ない。僕(説明者)がいて初めて機能するから。」「だが、それでいい。」という脳内対話をしていました。

その根底にあるものは、上につづった10年前の見聞なんだなぁと、このブログを書いてみて思い至りました。

posted by 石井力重 at 14:27 | アイデアプラントの試作の目線

2016年01月26日

アイデアのチェックリスト(ベースのブレスト補助道具を開発中)

久々に、ブログカテゴリー「アイデアプラントの試作の目線」に、アップします。

idea_checklist_by_IDEAPLANT.jpg

文字(の表現)が、まだ素材段階の記号的なものですが、SCAMPER(=アイデアのチェックリスト)の概念を図示して、発想容易順に円状に並べたものを一枚の図にしてみました。

(ちなみに、これとは違いますが、私の名刺の裏も、アイデアのチェックリストと発想手順が文字中心で記されています。)

発想の切り口の主要なものを全9方向から考えてみると、いくつかはアイデアの原型となる着想が得られます。


アイデアを話し合うテーブル上で用いるポストイットと相性の良い、ブレインストーミング補助ツールをつくろうとして、様々なものを作っています。

こういう作業は、試行錯誤の99と、見える形の1、という時間の使い方なのですが、99からの副産物として、いろんな創造研修用の図表やワークツールも出来上がります。

この図表もそのうち、製品か、公開スライドに登場してくる一枚になるだろうと思います。
posted by 石井力重 at 13:06 | アイデアプラントの試作の目線

2015年12月09日

特色というのは、オリジナリティという一振りの枝から、葉っぱや小枝を削ぎ、ほとんど汎用品に見える杖を作ること

何度もアイデアを出し、ツールデザインとテストプレイを重ねてきたとある開発プロダクトが、だいぶ落ち着いてきたところで、パートナー企業での二度目のテストプレイをしました。

ところが、やってみると、どうも違うんだよなぁという違和感。

別のところでやったテストプレイのフィードバックを受けて、簡素化してみたルールが、かえって思考しにくさをあげてしまったり。

こういうことは、語られないだけで、開発過程にはよくあります。聞けば聞いただけよりよくなる、というのは幻想で、時には「得たフィードバックの内、取り入れるものと、取り入れないものとを、意思をもって選り分ける」ことも、必要です。

こういう時、若いころは「ああ〜、せっかく変えたのに、戻すのかぁ」と、がっかりしたものですが、今では自信をもって「こっちの選択肢のほうがいいということがこの変更によって分かったのだ」と感じるようになりました。

(良い実験とは、望む結果が出たときに何らかの計測がなされ、望まない結果が出たときに何らかの発見ができるものだ、と昔何かの文献で読みました。望まない結果がもたらすものを、「情報」としてとれるような、仮説と検証をまわすように、開発は進めたいものです。)

さて、改良方針も見えてきましたが、これは、たぶん、もう一度、バラバラに分解して、アイデアの素材箱に戻して、結晶化を待った方がいい系統のプロトタイプだな、と、直感が働きました。

そういう場合も、もうひと手間かけて、これはこれで、どこかの研修で、最適なシーンがめぐってきたら使えるようにして、最終形を保管します。


さて、それとは別に。

この開発の中盤で、テストプレイを終えて振り返り洞察をしているときに、ふとアイデアが湧き出てきて作った別の試作品があります。
先日の三重でもテストプレイしてもらったものでして、今日のテストプレイその2、として体験してもらいました。

このツールは出だしで数枚のカードを書き出す時間がちょっとあります。
当初、私がそのコアになるとおもって載せていたオリジナルの発想技法は、各地のテストプレイで異口同音に「これ、難しいよ」と言われて、汎用的なものに方針転換。(素直にタイプAに。)

この辺は、開発者として、愛をもって癖のあるエッジを立て、そのうえで公平な耳で声を聴き、癖をそぎ落としていく、という作業がいるのだ、と長年の経験で身に染みています。

特色というのは、オリジナリティという一振りの枝から、葉っぱや小枝を削ぎ、ほとんど汎用品に見える杖を作ることだ。

そんな風に、私は思います。

テストプレイの終盤の風景を、一枚。

IDEAPLANT_idea_assist_tool_making.jpg

試作品1より、ずっとシンプルで、ビジネス市場的にはアリだよな、と自分でも思っていたのですが、今日のテストプレイでも、同じ感触が得られました。

プロジェクトチームの創造的トークの醸成用途に使えます。

更に、プレイ後にディスカッションして「普段の会議のアイデア創出のサポートツールとして使う用途」も、あるといい、ということになりました。

実はこのツールが最初に頭に思い浮かんだのは、「会議のアイデア創出のサポートツール」でしたので、その場でざっとそれを説明して、ラフに対して概ね賛同が得られました。

後は、大まかな価格政策や、製造容易性を上げるのための検討などをして、終了。

この後は、石井なりにマニュアルを作り、テストプレイでそれを磨いていきます。


余談:

昨晩はこの第二のプロトタイプのデザインのことを考えていて眠りにつき、夜中に急に、第三の製品、が頭に浮かび、深夜起きだしてメモをとって眠る、ということをしていました。

この開発の他にも、クライアント企業さんに回答しなくてはいけないことや、文献を読み込んである資料を作らないといけないこと、などが目白押しの年末進行のさなかなのです。

しかし、こういうひっ迫の時期にこそ、最良のアイデアがやってくることを何度か経験しています。

最良のアイデアは最悪のタイミングでやってくる。

なぜかは知りませんが、アイデアとはそういうモノのようです。

ただ、そういう特性があるのだとしたら、普段からできる努力があります。

  • それは、体力をつけること。繁忙期に、頑張りがすごくきくように。
  • それから、普段は睡眠をよくとり、粗食を心がけること。
  • あとは、文房具をストックしておくこと。
この数日は、(外から見えない)タスクの嵐の中を一気呵成に突き進んでいます。
posted by 石井力重 at 21:40 | アイデアプラントの試作の目線



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