4月22日。
今日は春の長旅を終えた最初の営業日。仙台でいろんなことをしていました。
■ 10:00〜13:00 「開発打合せ」
開発中のアイテムについて、コンセプトデザイン、プロダクトデザインの観点から、パートナーのデザイナーさんから、アドバイスをもらいました。
■ディスカッションのテーマを設定という道具、という、知識産業のビジネスマン向けの道具を作っています。
試作品レベルではワークショップ投入して手ごたえも得ていましてが、それを広く世に出すための製品化の段階はまた別です。プロの眼からいろんなアドバイスをもらい、感心しきり。プロトタイプ2、を作るための青図が見えてきました。
■アイデアを強化するための道具、についで開発中です。
プロトタイプとテストプレイの結果を見てもらい、アドバイスをもらいました。なるほどなるほど、と。自分で確信が持てることも大事ですがそうした部分でもこうした打ち合わせを通じて強化をしてもらっています。
■子ども用のTRIZの道具を作っています。
どういう普及戦略をとるか。言い換えれば、広く使ってもらうためのアプローチについて検討しました。今後の展開で最初に為すべきことがクリアになりつつあります。
■脳波計の利用を促進するカードを作っています。
ある種の、落ち着きの深い思考へと、自分で意図的に導くためのカードセットを作り、それの展開等についてディスカッションしました。
■13:40〜14:00 「ブレインストーミング・カードの完成品」
ワークショップで、冒頭にブレストの準備運動的な、あるいは、アイスブレイク的なワークを良く行いますが、その時に使うカードが、製品クオリティーになりました。(これまでは、デザインと制作とも私の中で行っていた”最終試作品”段階でした。)
今後のワークショップでは、これを用いたブレストの準備運動ワークを入れようと思います。カードゲーム型ブレインストーミングの導入教材です。(アイデアプラントのフラッグシップ製品である「ブレスター」のエッセンスをとことんまでそぎ落として、それを半分に分けたような、ものです。)
今日は、それをパートナー企業であるマグネットデザインさんにいって受け取ってきました。予想していたよりもずっとよいクオリティーです。使うのが楽しみ。
■ 15:00〜17:00 「試作品段階のツールの小ロット製造」
子ども用のTRIZのカードを、手作りで14セット(560枚のカード)、作っていました。作り手の中ではほぼファイナルのデザインになっているこれを幾度かワークショップの場に導入して、アイデアワークの道具としての効能感や、使い勝手を更に磨きこみます。ここ大事。そのためのワークをこれからするために、手間がかかりましたが、小ロット製造を自分自身で行いました。
以上です。
旅の間は、旅するワークショップ講師、さながら、(KJ法の)川喜田二郎先生の移動大学の小さい版のような感じですが、私の本当の仕事は、道具作家。アイデア発想を支援する道具を作り続けています。
3月にしていたような、こもってひたすら描く、考案する時期、というのは、創造的孤独が必要です。今は、その次の時期なので交流的な仕事状態です。試作品を使ってテストプレイをしたり、パートナーと打ち合わせしたり。
以上、仙台での仕事の一側面を紹介してみました。