2011年03月27日

アイデアを強化をするワークをガイドするツールを作っています

このところ、他の作業と並行して、読書と思索と試作にかける時間をたくさんとっています。

アイデアプラントのツールには「ブレスター」「智慧カード」などの「アイデア発散系ツール」があり、次いで、「IDEAVote(アイデアボート)」という「アイデア収束系ツール」がありました。

アイデアワークには”発散”・”収束”、その先に”強化”がありますが、この「強化」の部分にあたるツールの開発を今年のテーマにしています(年初のブログで書いたPPCOツールです)。

これをこのところ、ずっと構想していました。

私のツール作りの典型の1つには、まずは「プロセス」を「タンジブル(手に触れる)」なものにしてみる、というものがあります。物体に担わせ、何度も手でさわって、実際にそのワークプロセスをやってみて、何度もやってみて、徐々に道具としての輪郭を描き出していく、というスタイルです。

それで、まず最初の手触りある物体を、こういう感じに作りました。

ideawork_tool_phase4_01.jpg

手のひらにすっと納まるようなアクリルのケースに作業ステップを書いたカードを入れています。めくると中にはサブツールが描いたカードがあります。100円チョップで買ったアクセサリー入れです。

これが、カードの一枚ぺらではないことで、アイデアが徐々に醸成されていきます。一つの作業が一つの手ごろなアイテムとして空間的な体積を持っていると、とても認識力が上がって、チェスのコマのように並べたり、重ねたりしながら、視覚的にアイデアを考案することがでできます、私の場合は。

数日間、それを机の上において、他の作業でも道具として使ってみたり、なんども位置を変えたり重ねたりしているうちに、ふっと、具体的なアイデアが見えた時にありました。今回はA4の専用シートのセット、がいいな、と。

それをまずあらあらの状態で書き起こしてみました。

ideawork_tool_phase4_02.jpg

書いてみると、具体的に考えられます。書いていくほど、アイデアが輪郭を帯びてそれが示唆となって筆が進みます。

この試作002バージョンは、最終的にはほとんど生かされないものであることも、経験的に知ってはいますが、これが最後の仕様であるという気持ちで書かない限りは、先に進む踏み台になれないので、この辺は私なりにかなり丁寧に書いてみました。

このツールは、沢山世の中に出るものではないので(ブレスターだってそうそうたくさん出るものではない製品ですが、今回のは、それに輪をかけて少ないものなので)ある意味、A4のチーム進行を備えたワークシートでもいいかな、とも、今の時点では思っています。

最終的にどうなるかわかりませんが、私たちがいなければ無かったはずのものを、精一杯に作ってみようと、思います。

(これを一通り作ったら、更にさらに前に進めたい仕事もありますし。)

2011年02月28日

生活課題へのアイデアを具体化する補助ツール

ビジネスアイデアの領域では、優れたアイデアを、6W3Hシートで展開すると、アイデアが企画の初期的なものになりますが、生活課題(生活での困りごと)へのアイデアを出した時、そのアイデアを具体化するのに(そして、できるだけビジネスアイデアへ思考を振り出したい時に)便利なシートを作ってみました。


これは、いま、あるところで行っているアイデアワークの設計の中で生まれた副産物です。

2011年02月20日

PPCO(アイデア強化)プロセスの道具を

PPCOボード.jpg

今日は、今年の開発アイテムであるPPCOプロセスの道具のアイデアを、さっと書き起こしてみていました。

2011年02月09日

セミナー&WSテーマ設定カード

昨日、起業家支援のプログラムの中で講師をしていたのですがその時に、セミナー事業を運営されている参加者さんがいらしたので、試作品、というよりも、その方や自分が使うために作った道具を、ちょっと紹介します。

テーマ設定カード

tscard.jpg

表紙1枚と、中身11枚から構成されています。

今日、新しいワークショップの依頼があったので、ちょうど使ってみたのですが、なかなか、打ち合わせが効率的にできてよかったです。

絵も文字も、私が描いたので汚いですが、ちょっとご紹介します。

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以上です。





2011年01月30日

半透過型ホワイトボードを作りたい

試作の目線( http://www.ideaboard.jp/newproduct/ )というサイトを作りましたが、その後半に、先日のブログロックフェスティバルで使ってみた「半透過型ホワイトボード」があります。そのことについて少し紹介します。

sisakuhin03.jpg
(写真は、渡辺一馬さんのブログからお借りしました。)

中央が私です。ホワイトボードマーカーでしゃべりながら書いています。この試作品は本当に初期の試作品なので、空間に固定しておく道具がないので、非常に恐縮ならが、二人の方に私の持ち時間15分間、ずっともっていただいていました(ありがとうございました。)

この試作品は「水森亜土さん(古い!)のガラス板」をなんとか、持ち運べる形で、実現したいというのが、動機でした。

作ってみるといろいろ、課題もありました。

まず、当たり前ですが「文字が逆さ」です。文字を書かれてしまうと、見ている人は、結構な違和感を感じるでしょう。

次は、右、左の、言葉が、逆になります。ホワイトボードの場合は、書く瞬間に自分は観客と同じ方向を向くので、図の中の右と左はずれませんが、この透過ボードの場合はずれます。

後は技術的なことですが結構なネックになりそうなのが、軽くて安定する「支え」です。人が二人も付いてもらえることなんてめったにないし、時間が長いと厳しいものがあります。

最後は、「書きやすく、消しやすくするため、下側を固定する必要がある」ということです。特に消す時に、のれんのような状態では、まさに”暖簾に腕押し”状態で、ホワイトボードイレーサーがうまく消してくれません。

ideaplant2011_DSC06819.jpg

私のホワイトボードの板書は、文字がほとんどなくて、絵ばっかりなので、左右逆でもある程度、いけそうな感触もありました。アルファベットと数字は逆になりますが、この辺は、何とかなる範囲かと。

私たちの試作品はそのうちの4%程度が製品になっていますので、これが、その4%まで発展してくれたら、もしかしたら日の目を浴びる時が来るかもしれません。個人レベルではとりあえず、満足するレベルまでは持っていき自分用で使っていこうと思います。

2011年01月24日

人間の身体的特徴をもとに大きさを表現

よく、繰り返し思うのですが、人間の身体的特徴をもとに大きさを表現すると、製品デザインは素人にもしやすくなる可能性があると。

面積・長さ
1ユビサキ,
1テノヒラ,
1ヒジカラサキノナガサ,
1ウデ,
1オシリ,
1ポ,

重さ
1アカゴkg,

時間
1タンキキオク秒,
1ジンセイ秒

伝えるときの情報量
1概念理解数
概念を提示して、相手に一度に理解してもらえる数。アプリケーションなどで情報の提示のしかた、メニューの分岐の数などが、この辺の特徴的な数に支配されているかも知れません。(我々人間は「3」ですが、仮に別の高度文明を持った生物がいて腕が六本あればその数が7~9ぐらいではないかとおもいます。一度に把握できるもののが数は「1つの手に1つ持つのと、一対の腕を体におしつけてはさむことでもてる分」位を持っていないと、腕が動かせないので。なお人間の短期記憶が7チャンクであり、集中して聞いている時には、1概念理解数=3ではなく7ぐらいまで上げられます。ということは腕が2対(4本)まであってもおかしくないと、思いますが、これは、サルの身体性が4つの腕と一つのしっぽを持っていたことことに依拠しているのかもしれないと思います。私見です。)

お金
1ゴハン円。「ご飯が食べられる金額」を単位にしたら、いろいろと生活費が計算しやすく見えてくるかもしれません。財布にあと、100ゴハン円だと「朝昼晩三回の食事」×「三十三回」、つまり「一ヶ月分の食費」がある、と分かる。そんな感じになるかと。身体に比べて、短時間で変化してしまう尺ですが。(だいたい、1ごはん円は、今だと、300〜500円ぐらいでしょうかね。5万円というのは1か月・ごはん円。飲み会5000円は、10ごはん円。などなど、いろいろ買い物への解釈がききそうです。)

日月年
1ミチ日
その道に一心に打ち込み、ごく狭いことだけれどもその人しかできないことが生まれてくるまでの日数は「1000日」だと、個人的には思うのですが、千日は約三年に相当します。年を超えた日数として、1000日を表現する時間単位が欲しいです。「1ミチ日」。若者が大学を出て三十代になるまでに2.5ミチ日。ごく狭い範囲かもしれませんが、その若者にしかできないことが2つぐらい獲得できているのが30歳ごろかと。

人数
1コワーカー人
1コグニシャス人
1スクールデイズ人
人が日常付き合えるレベルで20人、組織内で把握できる人数は100人。記憶から呼び出せる人数は、クラスメート50×小中高12規模から見積もって、1000人。そうざっくり仮定すると、1コワーカー人、1コグニシャス人、1スクールデイズ人。という人数感があるかと。私見です。

そんな事をツイッターで書いていたら友人が、教えてくれました。

「 いまだに身体尺が残ってる理由では?  

これはとてもいいですね。ディジット(指先)、パーム(手のひら)という多いんがあるんですね。


追記:

この情報から考えて、「世界中の身体尺を集めてカードセットにしたら、製品や体験をデザインする様な人々に、ツールとして面白がってもらえるのではないか」と、ふと思いました。(蛇足ですが、認知科学から、概念操作の基本を取り出すと、アプリ開発者に、以下同文)。

アプリのUIを作る時にもすごく良さそうです。あと、園児と小学生など、子供の基準でキッズ身体尺は、作ってみたいです。子供の身体尺をカードセットに。あるは実寸の半透明素材で。デザイン原案の上にそれを当てて見れる様な物を。これから、多くの人がデザインをする様になる。そのときにエントリ段階の人が、ちょっと手に入れたくなるような、ツールを提供したい。と思いました。

2011年01月19日

BiNDで、試作品のショーケースのサイトを

今年の目標の1つ、ソフトウエアを一つ使いこなせるようになる、がありますが、先日BiNDでのWEBサイト制作の研修をうけて、実際に、初歩的なものが作れるようになりました。

BiNDの試用期間が今日まででしたので、何とか作り上げてしまおう、ということで、今晩必死に作ってみました。


「試作の目線」
http://www.ideaboard.jp/newproduct/


このBiNDの研修は非常に秀逸で、私のように、WEBサイトのことが全く分からない人にも、情報デザインや写真の撮り方も含めて、短時間でリッチな内容を教えてもらいました。(ただし、上記のサイトに乗せた写真はすべて元から持っていた写真を使っています。新たに取る写真ならばかなり、いろいろと出来そうです)

このページのメインコンテンツは、JAVAで書かれたスライドショーです。iPadからも見ることができます。BiNDのSHIFTという機能が、とても簡単に、スライドショーを作成してくれました。


なお、余談なのですが、この試作品をリストアップする作業は、過去に作りかけてお蔵入りしていたアイデアをサルベージしてくれました。過去、「アイデアプラントの試作の目線」カテゴリーで書いたことをほとんど(それ以上を)頭の中から拾い出すことができました。

私自身が、開発途中のネタを循環させるのに、このサイトをぼーっと見るでしょう。

2011年01月10日

ストーリー要素カード、ファーストロットは手作りしました

story_youso_card.jpg

お話づくりのワークショップ用に、「ストーリー要素カード」を作成しました。

久々に、初心にもどって、第一ロットを手作業で作りあげました。

製品を作る場合に、少量だと、手作業のほうが、精度がだせることがあります。今回手作りをしてみて、最後のほうは我ながら職人芸のような高精度でカードを切り出している自分に気が付きました。

かつてブレスターのファーストロットは私が手作業で作り上げましたが、その当時に比べて格段に、作業の制度が上がっているのを感じました。アイデアや概念やラフ作品をつくる、ということは得意でもものを作る力がないのは片手落ちなので、こうした作業にも没頭して取り組んでします。

以上、手作りしました、という話でした。

このストーリー要素カードについては、今月に受講するWEBサイト作成の研修を通じて、実際に形に(ツールになるWEBサイトに)してみたいと思います。

2011年01月06日

手のひらの大きさと、アイテムのサイズ

次の冬に向けて試作品を作っていました。

使ったのは、先日も紹介した「自己吸着性シート」です。

ideawork2011_DSC06600.jpg

2011年の冬には、アイデアプラントの「ブレスター(アイデアを拡げる)」「IDEAVote(アイデアを絞る)」に次ぐ、アイデアワークのプロセスの道具を作ろうとしています。PPCOプロセス(アイデアを強化する)を担う道具でです。

その試作品をいろいろとこれまでも、頭の中では考えていたのですが、この自己吸着性シートでつくってみたら、いろんなアイデアがわきました。樹脂シートなのではさみやカッターでさくさくときれます。0.5oの厚さなので柔らかいのですが、写真のように12枚ぐらいかさねて6oぐらいの厚さにすると「6oのアクリル板」のようなカチカチの硬さになります。貼るといっても空気の入らないようにピタッと置くだけなので、何度でも貼り直しができます。6oのアクリル板を切り抜こうとしたらそれは大変な作業ですが、このシートだと、はさみ一本あれば、(12枚同じ形を切り出すことにはなりますが)どこででもできる良さがあります。

このシートのカットラインを私はプロッキーで書き込んで切り抜いていますが、シートを石鹸で洗えば、プロッキーはさっぱり流れ落ちます。写真のものは、あえて消さずにレイヤーの奥の方にも文字や図形が書かれたままにしています。


本題に戻ります。

テーブルでアイデアを取り扱う時には「もの」があった方がいい、と私は体感的に思っています。言葉よりも紙に落としてある方がより、チームというのはアイデアのハンドリング(扱い)がうまくなります。アイデアを評価する時にも「評価軸」がものとして、場においてある方が、人々というのは、深く検討をするめられる、というところがあります。アイデアを強化するフェーズもまた、しかり、と思うのです。

そんなときに、テーブルの上に置くアイテムの大きさ、カードやチップのサイズは、「手のひらの大きさ」をベースに考えるととてもうまくいきます。人間が手ごろな大きさ、思わず所有したくなる物体といのは、人間の身体的特徴が持っている物理量をもとに考えると、おのずと見えてくることがあります。手のひら、手首から肘までの距離。肩から手首までの距離、背中を固定し手のひらを面積動かせる空間体積、などこれらの物理量LとかWは、手ごろな作るときのおよその見当を与えてくれます。

手のひらの心地いい大きさ、これをいろいろ探しているうちに、探り当てたのが11センチ×5センチ、でした。写真の携帯電話がそれに近い形状をしています。この形態は私がいろいろ携帯電話を触った中で最も質を感じた機体です。まずはこれに似せた形のものを作ってみようということで、写真のものを作ってみていました。

サイズの話としては、ここまでです。

もう少し脱線をして書きます。

この樹脂シートを積層させて立体的アイテムを作ると面白いとおもいました。作業をすすめるごとに一枚ずつ、はがしていく。はがしたものをテーブルか、ホワイトボードに張り付けていく。そういうことをすることで、面白い、デジタル空間に似た、情報表示のテイストを持ち込めるのではないか、と思っています。

これは、試作の中でも本当に初期の段階なので、まったくはかない仮説でしかありませんが、試作してみて、少し見えてきたものがあるも確かです。

(ただ、この方向性は、最後の実現性を上げる段階で苦労するだろうことは、容易に想起されます。なので、別の方向に進めるか、大量に生産ができない、プロユースの限定ツールにしてもいいかなぁとも、思っています。)

2011年01月04日

自己吸着性シートで「大きな紙のケース」を

先日の自己吸着性の樹脂シートをつかって、消せる紙(A1サイズ)を入れて持ち運ぶためのケースを自作しました。

マキサヤ(巻き鞘)、と命名しました。大きな図面や消せる紙A1など、大きな紙を入れることができます。

idea_0205_DSC06578.jpg

A1の紙を完全にカバーします。自己吸着性があるのでくるっとまけば、それだけでぴたっとくっついて筒の形状を保持します。紙面には全くつきません。

巻いていない状態へ拡げるとこんな感じです。

idea_0205_DSC06584.jpg

この形状、わずかに「タル」のように端部を幾分狭くしているのですが、これは簡単に巻き取る為の改良を繰り返した結果、生まれた形状です。

このマキ鞘で、このA1の紙4枚位であれば、十分に巻いてケースにできます。

よく見るような、プラでできた完全なポスターケースにくらべると、そこまの強度はありませんが、鞄に突っ込んでおいても強度はそれなりにあるので、故意に潰したりしなければ、中の紙は全く折れたりしません。普通、A1の模造紙を裸で鞄に突っ込んしまうと、つぶれて折れてしまうし、紙の端が擦れたりします。マキサヤはその程度ならば、まったく中の紙を傷めずに保持します。

紙を入れていないときは小さくできます。

idea_0205_DSC06590.jpg

A4縦の長さよりも小さくなるので、たとえば、目的に大きな紙を持参して、帰りは紙を入れる必要がなければ、マキサヤは小ぶりの鞄の中にすっと収納することもできます。

個人的には、このマキサヤは、「消せる紙A1」を持ち歩く時に非常に重宝しています。ポスターケースを持っていくとなるとかなり大がかりな感じがしてしまいますが、これだと、ものものしくないので、カジュアルに大きな紙を持っていくことができます。

2月5日のアイデア創発ワークショップでは、みなさんのアイデア次第で、更にいろんなものを作ることができるでしょう。


2011年01月03日

「左手だけで目的を果たす」という事にこだわって、自分の周りを眺めてみる

TRIZとユニバーサルデザインの掛け算で、子供の創意工夫の新しいワークコンテンツができないか、と、考えています。

お世話になっている先生からお話をいただいて「TRIZのワンページ連載案」について、しばし考えてみていたのですが、折角ならば、毎年、夏休みになってから未着手を後悔している「子供の夏休みの工夫発想を、TRIZを活用して、促進するコンテンツ」を、書いて載みようかと、検討しています。児童文学のコンテンツっぽく、子供が学べる紙面とデザインだといいなぁと思います。

そんな時、ふと頭の中のアイデアがつながったのが、かねてから温めていた「ユニバーサルデザイン×TRIZ」というアイデアでした。そんな中で、今いろいろ調べてみたら面白いサイトがありました。富士通のユニバーサルデザインのページが、子供向けになかなかの、楽しい作りになっています。 http://jp.fujitsu.com/about/design/kids/ud/index.html


ユニバーサルデザインの7原則全てをカバーしようとすると、子供が観察発見するワークとしては一気にハードルが高くなるので、右手に「封」を張り付けて、右手が使えないと、何が起こるかを体験するワークを取り入れる方式が良さそうだと思いました。あるいは、更には左手に、小さい物体を握らせて(例えばペットボトルのキャップ)、そのまま落とさないように、券売機を操作したり、ドアを開けようとしたりすると、更に、腕の機能を制限できそうです。一方で、ワーク中にけがしないよう、とっさのときには右手が使えるように、腕を縛ったりせず、封シールだけにしておくことも大事かと思います。制約を高めるために握らせるペットボトルキャップも、手に入りやすく安全な形状をしているので、いいかと思いました。

この状態で駅前や通学路や家の中をめぐる「左手ツアー」をしてみて、どんな難しいことがあったかを、体験者(子供)は逐次報告し、同行者(親)がデジカメで撮影していくことで、モノの改善余地を大量に掘り起こすことができるでしょう。

そのうえで、TRIZの発明原理(や、智慧カード)を用いてアイデアを発想し、ラピッドプロトタイピングをしてみる、というところまで行くと、ぐっと面白そうです。

ただ、これでは、UD×TRIZ、というには、UD部分が少なすぎます。なので、出来上がったものを、UD7原則をチェックポイントにして評価してみるといいのではないかと思いました。

1.どんな人でも公平に使えること
2.使う上で自由度が高いこと
3.使い方が簡単で、すぐに分かること
4.必要な情報がすぐに分かること
5.うっかりミスが危険につながらないこと
6.身体への負担がかかりづらいこと(弱い力でも使えること)
7.接近や利用するための十分な大きさと空間を確保すること
(引用:Wikipedia 「ユニバーサルデザインの7原則」)

また、改良前をUDの7項目で評価し、改良案は「向上」になっているかを確かめるよう良いように思います。改良案の中には、逆に4とか5の項目が悪化してしまうアイデアもあるでしょう。そういうものに気が付いておくだけでも次への大きな学びになるかと思います。

この方式で、親子で見つける「左手ワーク」というコンテンツを作ってみたいなぁと思います。

夏休みに、お父さんと子供が、利き手に封シールをしながら、駅前とか通学路を歩くような姿が、実現できたらこの上ない喜びです。

このコンセプトを作ったところで、この案は少し寝かせてみようと思います。(原稿は、どうなったの・・・と自問しつつも、時間が来てしまいました。)

未来の自分への申し送り事項:

親子で見つける「左手ワーク」というコンテンツ
というタイトルで、また近々、ブログを書くこと。

樹脂シートを丸めて肘クッションに

本の執筆やまとまった論文を書くような時期に、PCに向かう時間が長くなると、肘が痛くなります。私は腰痛持ちで、上半身の重さを腕に預けて腰の負担を軽くするように座っているためです。机は時々足が折れることがありました、いまは、木工作家の友人が作ってくれた頑丈な物なのでびくともしませんが。

肘が痛くなると、ジェルの封入されたパームレストをかってきて肘の下に置いたり、ボレーボール用のサポーターを肘につけて仕事をしていることもありました。前者はあまりの圧力に耐えかねてときどき、やぶけてしまっていました。後者は手の血行が悪くなるので長い時間つかえませんでした。

そんなか、昨日の、自己吸着性の樹脂シート( 自己吸着性の樹脂シートでの、ラピッドプロトタイピングを )のはぎれがたくさん机の上にあったので、なんとなく丸めて、納豆巻きぐらいの大きさのロールを作り肘の下に入れてみました。すると適度な腰とぐっと形を受け止める柔軟性があってなかなかいい感じです。特にいいなとおもったのが、当たり具合をすぐに変えられる事です。巻いた樹脂シートをひろげて巻きなおせば、好きなように硬さを調整できます。要らない時にも広げておけば邪魔にならない点もいいと思いました。

自分自身が忘れないように、メモとして書いてみました。


追記:

最近、どこかで見かけたのですが、発展した社会では自分の欲しいものを自分で作れるようになることが最高の贅沢、なのかもしれないと思うようになりました。いつも「これは量産できるだろうか?」と考えて物を作っていたのですが、自分のための逸品を設計書なしに、修正改良で仕上ていく、というのは、とても生活を豊かにするのではないかと思うのです。楽器作家の島野さんのところへお邪魔して、彼が自身のために施した工夫・加工の数々を見て、その思いはさらに一歩、強まっていました。




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