以前から「令」という文字を、筆で書いたものと、デジタルデバイス上のフォントとして見る時で、ずいぶん違うと思っていました。
令和時代に、今後よく使うだろうと思い、整理の意味で主要なフォントを確認してみました。(その結論があるわけではありません。)
まず、行政機関やオンライン記事で目にする文字系。
横棒、縦棒がはっきりと書かれています。
次に、よく挨拶書面や、教科書的コンテンツで目にする文字系。
カタカナの「マ」、のように書かれています。その上の一画も「点」のように。
私は習字では、後者の字形で書きます(こちらの書き順ページのように)。
しかし、よく考えると、ペンでの手書きの際に、両方使っていた気がします。
もともとの字はどんな文字だったのだろう、と思い、古代文字系を調べてみました。
※白川フォント、を使わせてもらいました。私は、PC上で使う古代文字は、白川フォントが好きで使っていますが、篆書体の事典では、他にも篆書体の字形が複数あります。
文字のオリジンである古代文字系の形からするに、縦棒・横棒系の方が、起源に近い印象です。
特に「やね」のような部位(人)の下に入っていいる一画が「横棒」です。
==余談==
デジタル教科書の字体は「マ」系を使うので、どうして違うのか、という疑問を子どもに聞かれることは、増えそうです。
この辺は、手書きとデジタルの違いに対して今後整理が必要かもしれません。単にデジタル上の見やすさの問題なのか、手書きでも両方の字体を正式にしているのか。
筆記試験の1点を争うときなどに公式な回答が、求められるかもしれません。
==最後に、教えてください==
グーグルフォームで、チェックボタンを作りました。
普段、手書きの際にどちらを書くか、ぜひクリックしてください。
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