2012年08月01日

IDEABOOK(アプリ・WEBサービス版)を作りました

仙台では、震災後、様々なIT団体によるアイデアワークショップが行われてきましたが、縁あって、私が「アイデアプラント」として、あるいは{Fandroid」としてかかわっており、その都度、皆さんから公表を許可してもらったアイデアスケッチ集があります。

このブログにほとんどの電子化ファイルはあるのですが、もともとの紙、の方もとってありました。この街のクリエータが更に沢山、作品を作り出す時のネタ帳になれば、との思いを込めて、一冊のキングファイルにまとめてみました。

アプリIDEABOOK.JPG

これを、アイデアプラントの本拠地である私の書斎(八木山南)に設置しておいても私しか見れないので、パブリックな人の集う場所に置こうと思います。以前なら、Fandroidのアイデア創発分室(当時、カヤック仙台支社の中にあった)の畳のところにおいておくのがよいとおもいましたが、今だったら、Fandroidの事務局であるDMPさん(仙台市青葉区一番町2丁目8-18 仙台中央ビル8F)に置くのが一番、いろんな人に使ってもらいやすいかと思います。

ということで、アプリを企画するクリエータのみなさん、もし、紙の状態のアイデアが見たい!発想の刺激にしたい!という方は、DMPさんにありますので、これを活用してください。それを材料にして、よりよい開発がなされれば幸甚です。


追記:

アプリを発想するためのアプリ(または、サイト)を作るのもいいよね、という意見が、周りで増えてきました。先日のハッカソン・アイデアソンのような「プロセス」をガイドするものや、この「アイデアの材料」となるものを次々閲覧できるものなど。それもいずれ考えたいと思います。

2012年03月10日

知識創造の「たまごの黄身と白身のはなし」

先日、日経ビジネスの編集部を訪問したとき、いろいろ引き出してもらい断片的パーツがつながっていきました。それをスライドにしてみました。

スライド
たまごの黄身と白身のはなし

知的産業にいると、多くの人がこういう「はがされて、また、次の人がつけていく白身の部分」そして最後には「おお、、、どうしてそうなった・・・」展開を感じたことがあるでしょう。

多様な創造系の手法だけあればそれが補える、なんて横柄なことは言えませんが、よいアイデアワークは創造の活動の効果を上げる技術であるのは確かです。

そんな問題意識についての説明スライドです。
 

2012年03月09日

「アイデアトランプ」

いま、浅草橋に滞在しています。今日は雨。机の先にある窓からみえるスカイツリーは上半分が雲に隠れています。

夕方、仙台のメンバーから届いた新製品を使いながら、アイデア出しをしていました。

その時の手元を写しました。

ideatrump_01.jpg

とある企業の創造技法研修の開発を依頼されているのですが、あと一歩、アイデアが足りない、欲しい、というところにいたので、一人ブレストをずっとしていました。


・・・

アイデアプラントにとって、最初の作品(ブレスター)を世の中に出した日(2007年3月14日)から丸5年がたとうとしています。

以来、ブレストの道具や、アイデア収束の道具を作ってきました。実践的なものからトレーニング的なものまで。カードセット、会議用シート、ホワイトボード型ツール、いずれも「ビジネスマンやエンジニアといった大人が、ブレストをすることを、促進する」というものでした。

昨年2011年は、仙台に暮らすわれわれとしては、いろんな思いや出来事がありました、今回の新しい製品、その詳しい開発の経緯は、(非常識なほど長い、開発者メッセージとして)アイデアプラントのメルマガから、近く発信しますが、この場で一言でいうならば、「子供も使える発想の補助道具」の開発を進めてきました。

小学生1〜2年生の国語力でわかる表現になっていますので、親子で発想しながら遊ぶこともできます。もちろん、アイデアプラントがリリースする作品なので、ビジネスマンのブレストを促進する補助道具として使えます。


プレスリリース
「アイデアトランプ」

製品のサイト


・・・



他にも、先ほどとった手元の写真を載せておきます。

ideatrump_02.jpg

開けるとこんな感じ、トランプ+発想の切り口。

ideatrump_03.jpg

背面はトランプ風。IDEAPLANTの道具はいつも背面は無地だったので、その意味ではこれは珍しい仕様。(私が背面にデザインを付けるのは、何のため、誰のため、と考えて、大抵は「機能を持たない不要な部分」と考えて削りますので。)今回は商品の用途から必要であると判断したので付けました。(ちなみに、没案になったのですが、石井が作った背面デザイン案は、素数をモチーフにしたものでした。メンバーからは全力で却下されて没案になりました。笑)

ideatrump_04.jpg

20分ぐらい、一人ブレストをしたところ。この使い方はマニュアルにない使い方なのですが、ランダムにカードを十数枚並べて、一つを開けてそこからアイデアを考えます。思い浮かんだことを展開している間はトランプはいらないのですが、それで大体そのあたりを考え終わったら、また一つ、カードをオープンします。そして考える。そんなことを繰り返していました。

実際の使い方は、マニュアルにあるのですが、WEBからも挿絵入りで見ることができます。


「アイデアトランプ 使い方」
http://www.ideaplant.jp/products/ideatrump/use.html
  
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2012年03月08日

諸々ご報告(日経BP ITpro、誠Biz.ID、日本VE協会、issue+desig)

最近、出張先でもずっと作品を作りつつ、アイデアワークショップの設計をして実施をして、人と会って何かを創る、ということをしています。報告んにつかえる時間がすくないので荒っぽいですが一括して最近のトピックを掲載します。(活動を紹介してもらったもの、監修した記事、開発工学系の教会で行ったワークショップ、デザイン系団体のイベントの審査員をさせてもらいその結果、IT&デザインの団体で行ったワークショップ、などです。)


■日経BP ITpro

ITの力を復興に「Androidで東北に仕事を作る」---Fandroid EAST Japan
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20120305/384486/?ST=rebuild

スマホの新潮流「機器連携」のアイデアが続々---仙台「創発会議」レポート
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20120302/384385/


■ITmedia 誠Biz.ID

アイデア発想実践記:【ブレインライティング法で考えた】自動車の新しい(ユニークな)使い方
http://bizmakoto.jp/bizid/articles/1203/05/news004.html


■日本VE協会

第2回「アイデア創出ワークショップ」を開催
http://www.sjve.org/topics/entry/542/


■issue+design
http://issueplusdesign.jp/project/06_fukkou/result
博報堂サイトにPDFもあります
http://www.hakuhodo.co.jp/uploads/2012/03/20120305.pdf


■DevLOVE×hcdvalue
前のエントリーで追記したとおり。
http://devloveblog.wordpress.com/2012/03/04/brest_festa/
このイベントのすごいところは、レポートの本数と、質。あれだけ忙しいワークショップをここまで記憶記録できるというのはちょっとすごいです。
 

2012年02月27日

ITmedia、アイデア発想術の記事の監修をちょっとだけ。

ITmedia 誠Biz.IDといえば、ライフハックや知的生産の道具をどんどん紹介しているところで、そこで発想法の連載もさせていただいたことがありますが、また一つ面白い連載が始まりまして、私はそこでほんのちょいだけ、監修(というより、好き勝手なコメントをさせてもらっているだけですが)をしております。

【KJ法で考えた】ブルーオーシャンな起業アイデアを探してみる 



この記事の面白いところは「正しいことをプロ並みの知識で効果的にやる」のではなく「たぶんこうだよね。あれれ、なんか、、、でも、とにかく、やりきろう。うぉ、、、、。ぜえぜえ、はあはあ。。。終了〜(なんでこうなった・・・)」的な楽しく読める展開になっていて、突っ込みどころが満載なのでそれを、創造工学的に、ほんのちょっとだけ石井からコメントする、といった感じになっています。(僕のコメント枠は小さくあるべきなので、コメントも、絞って、しています)
 
笑って読みながら、真面目にコメントを入れていますが、これ、でも、よくある企業内のシーンを、実にうまく再現していて、「日本の会議でよくある、典型的な流れだなぁ」と感心しています。
 

『アイデア・バイブル』

『考具』の”かとうまさはる”さんが翻訳の監修というか、本の中をナビゲートされているとても面白い本です。

 『アイデア・バイブル』


原著は、マイケル・マハルコの”Thinker toys”です。これは、数年前に、Second Editionになったのですが、それを、翻訳したものです。

ちなみに、初版は初版で翻訳されていて、『アイデアのおもちゃ箱』という形で世に出ています。ただ、前回の翻訳本よりも内容量がぐっと増え、本のテイストもかなり違っていて、新しいコンテンツセットとして捉えられます。本の構成やタッチもとても現代的なものなので、新しい発想の本として、世の中に広まっていくでしょう。

Michel Machalko (マイケル・マハルコ)について
http://creativethinking.net/WP02_AboutMichaelMichalko.htm

彼のThinkPakは、SCAMPERカードセットなのですが、私たちのブレスターよりもずっと前にそれは誕生しており、創造性の専門家としても、ブレストツール作家としても彼のほうがずっと大先輩で、いつかご縁があればお会いしたいなぁという方です。

ちなみに、昔ITmediaでSCAMPERの誕生〜系譜を紹介したときに、マイケルマハルコのことを少し書きました。
http://bizmakoto.jp/bizid/articles/0804/15/news007_4.html

面白いのは、左脳系、と、右脳系、の、両方が入っているところです。

世のビジネス書コーナーの発想法の本、というのは、どちらかというと、論理的に説明できる発想手順(しいて言えば、左脳的)が多いです。あるいは、現代の成功した人が明かす考え方(ヒットを生み出す発想法!みたいな帯がついて)は、左脳だったり、右脳だったりしますが、その手順の利活用性は領域がとても限定されていたりします。

困るのはアーティスティックな発想を求める人です。私は、京都精華大の漫画学部で毎年一回だけ、ブレストの講義をさせてもらっていますが、その場で行う発想手法は、ビジネスマン向けの方法論は取りにくく、発想という営みの幅の広さを感じるところです。「作家性ゼロでも、話のアイデアを生み出す手順」みたいなのも、もちろんやりますが、よりアンビエントで立ち上る香りだったり、読者を紙面の中に誘い込むような息遣いだったりは、そういうビジネス書に求められる発想手法とは対極のものがあります。

話は戻ります。そういうものを「右脳的」とよぶならば、このマイケルマハルコの手法は、右脳的、なものも、結構含んでいます。『象形文字―「死者の書」発想法』とかはとても面白いですし、『幻視の旅―「シナリオ・ジャーニー」発想法』とかも、魅力的なまでにイマジネーションを刺激する面白い手法です。

えてして、こういう「右脳系」の手法は、都会の、大企業の、会議室で、お昼過ぎの研修受講者が、ネクタイを締めながらやろうとすると、戸惑いがち、です。このマイケルマハルコの本は、その意味では、安心してください、左脳的な、どんどん、論理的に進められる発想法もたくさん載っています。

こういう一つの本で両方を明確に載せるというのは、日本の書籍では割と少ないです。(ないわけではないですが、紙面数が足りず、中途半端になります。1500円ぐらいの本にしようとすると、紙面的に足りなくなるなど、いくつかの要因があるのですが)


ideabible.jpg

この赤い本は値段は3000円近くするので、一般のビジネス書としてはかなりの値段ですが、手元においておき、作品作り、企画のネタ作りなど、一人でブレストをする人にはかなり何度も使える内容になっています。

私もまだ全部実践はできていないのですが、確実に言えるのは、過去に私石井の講義やアイデアワークショップに来くださってその方法が性に合うなと感じた方なら少なくとも、3つは確実に、一人ブレストを助ける手法がここから得られます。




【ご案内】


【3月13日開催】
『アイデア・バイブル』刊行記念・無料ワークショップ



ダイヤモンド社で、かとうさん直々のワークショップがあります。しかも無料。
大変僭越ながら、私石井も、加藤さんの(補佐的な)講師として、進行させてもらいます。



詳しくは、ダイヤモンド社のページにて
http://www.diamond.co.jp/topics/book/201202241040.html


すごく面白そうな機会をいただいたので、お誘いいただいた瞬間、一も二もなく「はい喜んで―!」とお答えしていました。

(もちろん、だからと言って、本を過大に評価して上のように書いたわけじゃありません。良いコンテンツなので多くの人がさらに前に進むときのブーストになればいいなぁと思っています。)
 

2012年02月24日

クライアントのIcebergモデル

ちょっと、考えていることを、絵にしてみました。

クライアントのIcebergモデル.jpg

クライアントの言葉は5%に過ぎない。
どうやって、水面の下にあるものにライトを当てるのか。

創造的努力、もっと具体的には、それとわからないような形で創造技法のエッセンスを使うこと。
それも一つのアプローチではあります。

今、ある組織から依頼されてそれを具現化しようとしています。
 



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