2012年02月22日

大学・研究機関での講演実績

いま、韓国の創造性の先生とやり取りをしていて、彼に依頼されてまとめたものがあります。

「大学」「研究機関」「企業」での講義やコンサルの実績。

企業名はデリケートなので外しますが、せっかくなのでここに掲載します。



■ Universities

  • DOSHISHA UNVERSITY(同志社大学)
  • JAIST(Japan Advanced Institute of Science and Technology)(北陸先端科学技術大学大学院)
  • KYOTO SEIKA UNIVERSITY(京都精華大学)
  • KYUSHU UNIVERSITY(九州大学)
  • MIYAGI UNIVERSITY(宮城大学)
  • TAMA GRADUATE SCHOOL OF BUSINESS(多摩大学大学院)
  • TOHOKU UNIVERSITY (東北大学)
  • TOHOKU UNIVERSITY OF ART & DESIGN(東北芸術工科大学)
  • TOHOKU FUKUSHI UNIVERSITY(東北福祉大学)



■ Research Institutes

  • ASTEM(Advances Scientific technology & Management Research Institute of KYOTO)(京都高度技術研究所)
  • ITIM(Industrial Technology Institute, Miyagi Prefectual Government(宮城県産業技術総合センタ―)
  • Keihanna New Industry Creation and Interactive Community Center
  • (新産業創出交流センター)
  • Organization for Small & Medium Enterprises and Regional Innovation, JAPAN (中小企業大学校/中小企業基盤整備機構)
  • Osaka Sangyo Sozokan(産創館)

 

2012年02月13日

ideaPod Korean version

アイデアプラントの作品の国際版について、すこし真面目に検討しています。

隣国韓国との交流が少し出てきました。

すでに、スマートフォンのAndroid アプリとしては、TRIZのブレストのカードである「智慧カード」(アプリ名は idea Pod )が、たまたま、英語版と韓国語版があります(正確には、一つのアプリの中で言語を即時切り替えられる)

韓国語でのAndroid Market はこちら
https://market.android.com/details?id=jp.co.etos.android.ideapod&hl=ko


ブレスターも、AIRのアプリをリリースしたことがあり、その際に、英語版の開発のプロトタイプができています。これを今までは、数年間、開発をストップしていたのですが、展開してみることも検討しています。まだ、どうなるかわかりませんが。

(ふとした感触ですが、スマフォアプリで先鞭をつけて、それからアナログの道具を展開、というスタイルは、なかなか良いようにも思います。)
 続きを読む

2012年02月01日

ホワイトボードに書くべき項目

創造技法のひとつ、CPSの中に、「フリップチャートの上に掲げる、準備しておくパネル」があります。引用します。

議題役割ガイドラインデータ課題の要約を事前に準備しなさい。可能ならそれらを部屋前面の高い壁位置につるし、(中略)
参加者の注意をひきつける位置に配置しなさい」

(出典:『創造的問題解決』『創造的リーダーシップ』)

創造的に問題を解くためのアイデア会議の場合の項目、ですが、多くの会議は、Problem Solvingなので、この項目が適用できるでしょう。パネルに書くにはそのために会議前に熟慮が必要になります。それが効果的に人々の力を使って、会して議する行為なのだと私は思います。何となく、やってしまう会議ですが、準備の努力度が高いと会議のエネルギーも高くなりがちです。時々、自分自身も忘れてしまうので、自戒の意味を込めて、メモしておきます。
 

2012年01月21日

【ご案内】「スマホ×MEMS」マッチングフォーラム(2/2 13:00〜)

僭越ながら、私が基調講演をやらせていただくイベントがあります。

■タイトル
アイデア創出の技術で、開発の可能性を拡げる

■日時
2012年2月2日 13:00〜

■場所
仙台駅前の「AER」の21階 (会場名=TKPガーデンシティー仙台)

■詳細、および、申込み方法など


なお、16:00〜18:00の間に、1時間のアイデアワークショップと、そのアイデアへの各ゲストからの貴重なコメントタイムがあります。テーマも面白くて、「MEMS(マイクロマシン)とスマホ(スマートフォン)の連携で出来る新製品アイデア」を発想するというものです。

スマフォのエンジニアの方にとって、この箱の中で勝負するしかないというアプリ開発の世界ですが、例えば、シリコンジャケットに一体成型したセンサーやマイクロマシンなどをつかって、より良い体験をユーザに提供できるアプリを発想したりすることができます。

その場には、スマフォ側の方もいれば、MEMS側の方もいたり、この街の面白いことをしている人が沢山来ているでしょうから、ものづくり×アプリ開発、の融合する面白いブレストタイムになると思います。学生さんでも参加できますし、ただ「スマフォのユーザなんだけど、こういうものがあったいいなと思うんですよ」というニーズに近いアイデアでももちろん、多くの方に喜ばれると思います。

ご興味あればどなたもぜひご参加ください。
 

2012年01月02日

IDEAPLANT、2012年の目標

2012年の目標を作りました。

あとで、無難にしてしまわないように、まず、掲載します。

IDEAPLANT2012.jpg

 
1.Kids

発想支援ツールの子供版を作ります。昨年も目標の掲げて、およそコンテンツの魂の部分は出来上がったので、新しい肉体に宿らせていく作業が今年一番最初の開発作業としてあります。子供版、といいながらも、これは「発想トランプ」の名前で、2011年各地のビジネスパーソンに使ってもらって、大人の企画的なブレストにも十分に効果を発揮することがわかりましたので、肩ひじ張らずにトライして見れるブレストツールとして、大人の方にも、提供していきます。石井の密かな思いとしては、プロフィットベースを離れて、子供たちに届けられるものを作りたいな、という思いもあり、大量生産の中で余剰を作り、なにか面白い展開もできないかと思っていますが、まずは丁寧に作品を作ります。
 
2.Androidカード

これも、2011年にごくラフな試作品までできていましたが、関連する先へのコンタクトが遅れているのと、製品化に向けて、やや迷いがありました。でも、アイデアプラントの代表として、そして、Android等の産業で地域に仕事を作る活動をする身として、「短期の浮利を追わず」で、いいんじゃないかな、と思いました。智慧カードを世に出した当初に似て、WEB上でツールをフル公開にして、多くの人がもっと前に進むための車輪にしてもらう、そんな切り口で世に届けるのも、ありではないかと。多くの人が幸せになるとそこには価値が増え経済が回ります。いずれどこかで何かいいことがあれば、いいではないかと。今まで社会から受けた沢山の恩もありますから。ただ、プロフィットベースを組み込まずに創るので、石井の余力の範囲で、構成し、デザインし、WEBにアップしていく、ということになると、若干、課題もありまが、逆に風をはらんで大きく進めるのかもしれません。神保町あたりに、相談に行きたいところもあります(今は秘密)。
 
3.テーマ設定ツール開発

これは「発想を引き出しやすいテーマを設定する道具」を開発しよう、というもので、IDEAPLANTが2006年の秋からずっと展開してきた開発グランドプラン「IDEABOARD」の第4フェーズの開発テーマでもあり、最後まで未着手だったのは、他の部分に比べて、ツール化するハードルがずっと高いからです。IDEABOARDプロジェクトは、発想ツール⇒収束ツール⇒強化ツール⇒設定ツール、というアイデアワークの第1,2,3,0フェーズを徐々に作ってきました。それぞれ、ブレスター/IDEAVote/PPCO(これは製品化していませんが、ワークプロセスのコンテンツとしては、熟しつつあります)と、世に出してきました。最後のテーマ設定の部分は、ワークショップではやるのですが、これを人手を離れて、「楽しく遊びながら学べる」道具にするのは相当に、悩ましい問題です。でも、ここまで来たら、もう開発テーマにあげて宣言しまいます。カードだけじゃなく、ボードだったりサイコロだったり何か布製のものだったり、そういうテーブルゲーム風の作業をしていくと、自然と良いテーマを選出できる、というものが出来るといいな、と思います(今の段階では、ほぼノープランです。なので、これから楽しい製品企画ブレストができる!と思っています)
 
4.大手とのタイアップ商品

これは、私だけの力ではどうにもなりません、時の運と、石井の努力才能如何にも、関係します。どこと?というもの、分かりません。一緒にやりたいなと、思う人は各地にいるので、どこか一社だけでも、今年は形になる水準まで突き抜けていけるといいなと思います。とりあえず、去年まではこういう「大手の製造業と何かを作る」という行為はほとんど時間をさけなかったので、今年はここで宣言してしまい、もっと注力していきます。(ブログにはほとんどかけない活動にはなりましょうが)
 
5.北欧訪問

重要度の順に書いているわけではないのでもっと、後ろでもいいのですが思いついた順です。僕の仕事には、良質なインプットを継続的にすることがとても大事です。創造工学の研究、というメカニズム的な切り口ももちろん、重視していてベースなのですが、一方で、感性的なものも、もっともっと新鮮にあびつづけないと。その意味では、震災イヤーで断念した北欧訪問、今年は、ぜひ。何を見ると達成なのかは、行ってから決めます。そんな行き当たりばったりな、でいいのか。いいのです。できれば一週間ぐらい、1つの宿に泊まってその街の、なんてことのない街でもいい、ずっと現地の人の吸う空気を感じて、新しい目を創りだそうと思います。デザインとアイデアは隣接概念なので、北欧デザインに浸ることはとても、その後の製品開発に影響があるでしょう。出来る事なら、スウェーデンにいる創造性の専門家にもインタビュをしたいですし。(言葉が問題ですが、情熱でなんとかなるでしょう)
 
6.院生時代の借りを社会に返そう

大学院に私は結構長くいました。社会人を終えて戻ってきてからも合わせると、理学修士2年、工学博士2年、経済学博士2年、合計で6年間、MとDにいた計算になります。学生院生というのは学費を払いますが、大学には国からお金がでています、教育の一部を国が負担し、それは税金である、と当時から思っていました、学費を払っているのだから、院を出た後どう生きようともかってだろう、と思いがちですが、私は税金で担われている大学の一部を利用しての研究期間に得た知識は、社会にゆっくり還元していくべきだと思っています。私の仕事の仕方はとても、ハウツー部分を外に出すスタイルなのですが、1つにはその意味合いもあります。今年はそれとはまた違った形で、借りを社会に返していこう、と決意しました。それがなんであるかは伏せておきます、ブログにも一切登場しないでしょうけれども、やります。動き始めは3月。
 
7.脳波デバイス事業

これも、ぎりぎり、どうかなー、と思う線ではありますが、リスクは最小限に抑えて、この街に生まれていく脳波デバイス関連事業の一環を、創造の側面からサポートできるように、それもいわば(心の中の)定款に加えるぞ、という決意として書きました。創造の側面から、かねてより、脳波デバイスを用いて事業展開をしてみたいと思っていました。ブレインストーミングを面白い切り口でより良い体験に出来る道具であると、2008年にシリコンバレーで見てからずっと思っていました。震災でその夢が一気に引き寄せれて今は仲間たちと進んでいます。ファンドロイド、としてだけではなく、(ひたすらアナログな)アイデアプラントとしても、私たちらしいスタイルでこれに取り組む決意でいます。
 
8.ブレスト実験場

昨年、ブレストCafeを目標にあげました。当初は、国分町のバールをAさんあたりに相談して、不定期のブレインストーミングCafe(もしくは、Bar)をやろうと考えていましたが、震災の影響でそれどころではなくなり、逆に震災後に立ち上がったファンドロイドでは、何度も何度も、ブレストCafeをすることになりました。お酒を入れるという点では達成できなかったのですが、だいたい人々が集まりブレストをカジュアルにする場の設計・運営はできました。東京で今年からは、パートナーたちがブレストCafeを展開すると聞いて、私もアドバイザリーボードとして参画させてもらうつもりでした。ただ、それだと発展的目標にしにくいなーと、思っていたのですが、1つのコンセプトを思いつきました。ここは「実験場」と(石井の中ではそういうことに)する、と。創造工学の研究者だった時代には、よくブレインストーミング実験をしました。同じ条件下でアイデアの出現特性を調べたりするものです。当時は研究目的なのであまり遊びの要素は入れられなかったのですが、いろんなタイプのブレストを、この場に持ち込んでは実験してみる、少量のアルコールだったり、お面をかぷっての実施だったり、変形させたブレインライティング法だったり。来るたびに違うことをみんなは体験できます。もちろん、同じものがいいのであればそれをして、最後の30分はアドバンストタイム、先進的なブレスト方法を試してみて、日本の組織用にアレンジしちゃおう、とうようなものをできたら、と思います。主体者が私ではないので、そんなことをできるのかは、分かりませんが、その場で無理のない範囲でやらせてもらって、無理のある範囲は、いろんな地方のいろんな人たちとやる時にどんどん試してみます。石井の中でのこれは「ブレインストーミング実験場」と位置付けて、いろいろやってみようと思います。



以上、どの目標も、語ればワクワクして仕方ない、じっとしていられないテーマです。

昨年も最後に書きましたが、半分ぐらいは達成できて、半分ぐらいはできずに、急に入ってくる何かによって代替えされるでしょう。昨年も、6つできて、1つは中止で、1つは別のものに差し替えられています。

(そもそも、昨年は、3か月に、大震災が来るなんてわからない時点での立案でした、それでも6つやり切れたのは、超優秀なパートナーたちのおかげです。彼女ら、彼等には心から感謝しています)

今年も、運と縁とが私たちを導くでしょう。それに自然と道を拓いてもらって、でも意思を持って、力強く、2012年も、アイデアプラントは、進んでいきます。

皆さま、どうぞ今年もよろしくお願いします。
 

2012年01月01日

無道昇龍(年賀状の代わりと言ってはなんですが)

新年となりました。今年もよろしくお願いします。

年賀状のない今年はここを年賀状的に、してみます。
この時代らしく、スマートフォンアプリで、書き初めをしてみました。




龍.jpg


無道昇龍

無道昇龍.jpg


込めた意味は、次の書の通りです。


無きを登りて龍道となす
無きを登りて龍道となす.jpg


無かったところに道を切り開き、
どんどん成長への軌道を駆け上がる。
道が無いのに、龍が昇っていく、
さながら「龍の道」のように、力強く。

「無道昇龍」は、それを縮した造語です。


人々が今よりも、もっともっと明るい未来、幸せな日々を送れるように、皆様にとっての「龍道の一年」なることを心から願っております。


私石井も、力不足ではありますが、命の限り、使命と決めた道を全力で行きます。

皆様どうぞ今年もよろしくお願いします。
 
2012年 正月
石井力重
 

2011年12月31日

『逆境では、縁ができる』

バックデートで書きます。2011年1月2日に書いています。内容的には、いろんな場面で話したり書いたりしている事と重複しますが、将来、年末と元旦のブログは読み返す記事なので、ここにまとめて書き記します。


2011年、壮絶な年でした。

私たちは、多くのモノも仲間も失いました。

死んだ友人。

遺体があがらない友人の事をどうしても「死んだ」といえず、「戻らない友人」としか言えなかったのですが、震災から8か月たってようやくその仲間のいたコミュニティーで生き残った皆と再開し、気持ちの上で、現実を受け入れられるようになり、「死んだ、亡くなった」と言えるようになりました。でも「亡くなった」という、紋切型の事象では言えず、私なりの親密さを込めて「死んだ」と私は表現しています。荒っぽい表現ですが。

死んじゃった友人たちは、心残りもあったはず。高い志しもありましたから。
それを想うと、どうしようもない気持ちにかられます。

人はいつか死ぬ。友人も何人もそうなった。自分もいつか確実に死ぬ。
だからこそ。

生きてる限りは、命一杯、手を抜かず。愚直に毎日行く。
愛する多くの人々と生きて、人生を謳歌しよう。
そう、思うのです。

私は明日死んでも、割と悔いなし。
今日が一番やりきった、おしまずに。
そういう生き方をしています。

震災後。特に。

未来がもっと明るいものであるようにしよう、
そのなかで、愛する人々ともっと幸せに生きよう。
明日も、明後日も。毎日。地道に行く。

そんな風に、思いました。


3月11日の後、この大災害によって、一度はすべてがお終いか、と本気で思いました。
巨大な余震がひたすら続き、暴力的に家を街を揺さぶり続けます。

まるで戦争中のようです。夜眠る時には

「明日の朝、生きて目が覚められるだろうか」

朝は朝で、上空をずっと旋回している自衛隊のヘリが何機もいる。

特に、震災の晩、街からすべての明かりが消え信号すらも消え、外に出て、周囲の安全を確認しに出た時に見た星空は、人生で見たことのない輝きで「美しい」を通り越して、背中がぞくぞくする「肉眼ではこれまで見たことのない壮大な自然の姿」でした。こわいな、とすら思いました。

そして翌日には、きっと生活は徐々に戻るだろうと思ったものの、電池が切れていくなかで知った、発電所の事故。私は修士時代、理論物理学を専攻していて、放射線の実験も教養の一部としてやっていたのですが、炉の構造ことまでは、詳しく分かりません。ただ、極めて荒っぽい近似をもとに考えると、状況は予断を許さないはずで、いつでも、半径数百キロの強制避難の事態が背中合わせである、ということを感じていました。

仙台で水も電気もないまま三日が過ぎ、備蓄食料がそこを付き始め、神戸の時のようには、行かないと悟りました。防災アイテムの考案プロジェクトをしていた時に、読んでいた本に、「200時間を生き延びろ」つまり、8.3日は、自律的に生き延びるべし、と。今回の被害範囲から、規模の甚大さをみて多分そうなるだろうと考えを切り替えました。

子どもの学校が3月の学期末を終えていなかったので、妻の実家の新潟へ連れて行くかどうかを家族で話し合いながら、8日が過ぎた時点で、水道の復旧の見通しが立たない(電気は3日たった深夜に復旧しました)ので、新潟へしばらく身を寄せることにしました。

久々に、温かいご飯を食べ、新鮮な野菜を食べ、たっぷりお湯の入ったお風呂に入った時の心地よさは、当時のブログにかいていますが、心に強く感じるものがありました。

その、避難中、妻の実家の部屋を一つ借り、「発想を引き出す道具の子供版」をずっとこもって開発していました。再び、事業を再開できるかどうかも分からない時期でしたが、それでも、自分に何かあった時にも、子どもたちに残せるものを残しておきたい、とおもい開発に没頭しました。(これは、形になり、2011年後半、全国のワークショップでテストプレイをへて、2012年の一番最初の新製品になりそうです)




代表や理事や会長ということを務める組織が、実は私には四つあります。2011年を振り返ります。

TRIZ研究会の会長として:
ほぼ機能できなかったのですが、できることは徐々に変わってくるはず。VE協会での創造技法の提供など、技術開発者向けのTRIZの極めて簡単な部分の導入の部分については、アイデアプラントのWSを通じて提供できたかもしれません。徐々にまた、TRIZという知をツールにして世に出すことはできるはずで、アイデアプラントの事業と伴走するような形で展開していきます。

ファイブブリッジの理事として:
これは名ばかりで、申し訳なく。復興の拠点となったファイブブリッジには沢山のリーダが震災前からいました。震災後彼らの活躍は目覚ましいものでした。私なりの地域への貢献は、ファンドロイドにその軸足をおきました。

ファンドロイドの理事長として:
被災地が自立的に復興するには、仕事がいります。ファンドロイドは、震災後に東北のクリエータに(萌芽的なIT産業領域で)仕事を作る組織として、この街のIT団体のリーダたちが組織したものです。ファンドロイドは活動するほどに運営者が増えていく不思議な自主的組織です。楽しく創造的に展開したいというこで、たまたま理事長を務めさてもらいました。
ファンドロイドは、誰かのもちものではありませんし、ましてや理事長のものでもありません。人々が希望の旗を遠くからも見えるように、この地に立てたものです。その旗が倒れないように足元に石が沢山寄せられた。石が増えれば、旗はさらに高くできる、大きくなる。私はその中の一つの石にすぎません。この旗は、より良い形へ変形し、大きい風を一杯にはらんで、人々に更に仕事を作り出す物となるでしょう。
最近参画してくれた運営メンバーはあまり知らないことですが、Fandroidの設立準備チームで、最初にこの旗をたて、引っ張ってきてくれた(転がり始めが一番重い、ファーストギヤ、ですが)のは、TRUNKの舘内さんでした。私はシフトの二段目、彼から継いだバトンをもって、みなと一緒にセカンドギヤ一杯にひっぱってきました。速度の上がり方を見ると、ギヤ比的には、そろそろ、サードにいれる時期が来るでしょう。いずれにしても、発展的に育ち続ける活動であり続けるはずです。

そして、アイデアプラントの代表として:
この一年。震災後の世界では、創造がとても必要になりました。縮小や喪失のトレンドが加速したことの裏返しでもあります。アイデアプラントが人々に提供できることは、ごく狭い、アイデア創出の支援です。ツールか、ワークか、コンサルティングか。アイデアプラントの代表としての僕の規定する本業は「職人」あるいは「作家」です。「発想ツールを作る作家である」と。ただ、それにはこだわらず(むしろ講演家のように全国を回るのは)、アイデアプラントの志し「創造的な人や組織が次々と生まれてくる社会を作りたい」、それにかなうものであれば、全てIDEAPLANTの事業領域の範疇だと考えています。秋口からは特に、全国出張が多くて、何週間も仙台に帰ってこれず、という旅の日々でした。それでもうまくできているのは、マグネットデザインやラーニングプロセスや多くの協力をしてくださるパートナーの皆さんのおかげでした。



この一年間を、前向きな視点でつぶさに振り返ってみて、思い浮かんだ言葉はこれです。


『 逆境では普通は会えないような人と縁ができる 


シェークスピアの言葉ですが、まさにその通りです。
(彼の原文のニュアンスにはすこし含みがありますが)

私たちは、世界中から、物心ともに、支援をしていただきました。頼もしい人とも沢山会いました。有名な人、無名な人。でも、知名度や社会的ステータスなんかは、心の底からどうでもいいことで、その人自体が頼もしい人々。そういう人と沢山会いました。

特に、大きな情熱とクレバーな頭脳をもった人々との出会いが、本当にたくさんありました。

この国は窮地の際に、志士となる人が沢山輩出されますが、突然そうなるわけでもなく元から平時もその下地を持った人はこの国にいっぱいいて、震災後の世界ではその、意思の力が発現して、相乗的にエネルギーとなって、人々を率いていく力となった、と思います。(普段から、そういう文化だといいんですが、日本という国のなかなか、もったいない所ですけれども)

21世紀初頭の日本では、そういう人は、ソーシャルベンチャーやNPO活動に高い確率でいたんだなぁと、のちに歴史を検証する時に言われると思います。

時代がさらに進んで、この国の形が変わるかもししれませんが、それでも、危機的状況がレッドゾーンを超えるとこの国の人々は強烈にイノベーションを突貫工事でやっていくだろう、そんな気がします。311に同席したものとして、この国の礎(いしずえ)にじっと目を凝らし、私はそんな風にも感じました。
 

終りに:

この一年、正直に言えば、去年は気持ちが喪に服していました。

年末の年賀状を検討する時に、今年は数枚を除いて、出すことをやめました。
新年あけまして、「おめでとう」なんていう気になれない、と。

でも、そうじゃない。やっぱり、正月になれば、めでたい!不思議とそういう気持ちになりました。
2012年の元日、目が覚めて正月特有の朝の光に感じた気持ちです。
 
心に正直に表現しようとすると、いろいろ説明がややこしいのですが、そういうのもまた、この時点での本当の気持ちです。

もし、友人がこの世界にまだいたならば ”  いつまでも、うつむいたって何にも発展しない。走るには顔を上げて。さあ、行って!ほら、どんどん、走った、走った ” と言うだろうな、と、背中にさす新年の陽光の暖かさを感じつつ、思うのでした。


我々は、石ころだらけの道を長くゆく。
だからこそ、楽しく復興したい。
人生を謳歌しながら、皆で幸せになっていきたい。
 

2011年12月29日

師走。広島と徳島に行く(3)

予定になかった徳島訪問をして、そのまま夜、皆さんとお酒を飲んでしまい翌日は徳島から移動スタートです。

高速バスは、徳島の北東にある淡路島をゆき、兵庫県の神戸と加古川の中間あたりにある「舞子」という所まで、連れて行ってくれます。

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高速バスの出発乗り場の近くには、やっぱり、うどんやさんがあるので、いただきました。かけ(小)と、かきあげ。合計300円。うまし!

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徳島から淡路島へ。

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瀬戸大橋と同じように時々島があるのかな、という程度かと思ったら大間違いでした。地図で見てもそれは分かるのですが、淡路島は、大きい。

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淡路島に入ると、そこが島であることを忘れるぐらい普通に陸地が続きます。高速バスで結構長く長く北上します。(かつて、阪神淡路大震災で大きな被害を受けた地域か、、、と思うと今の私には、昔とは違った目で淡路の町並みを見ていました。)

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そして、また瀬戸内海へ。対岸が見えます。ちなみに、淡路島は徳島と本州の間ですが、県は兵庫。

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本州側につくとすぐ、高速道路のバス停「高速舞子」があり、そこでおろされます。

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地上8階ぐらいの高さから、エレベータか階段で地上へと降りていきます。振り返って、明石海峡大橋をとりました。

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地上への出口は、降りてこれるけれど下からは入れないドアです。いろんな意味があるのでしょう。

降りるとすぐに、JRの舞子駅があります。

awajishima_DSC01593.jpg

在来線で、神戸を抜けて新大阪へ。写真は在来線からみた瀬戸内海。

この神戸や淡路の町が(多分、まだ苦しみはあるのでしょうけれども)復興しているのを見て、感じるものがたくさんありました。

hiroshima_DSC01594.jpg

結局、広島への旅は、帰りのルートが、広島⇒(新幹線)⇒岡山⇒(瀬戸大橋)⇒四国[香川⇒徳島]⇒淡路島(明石海峡大橋)⇒兵庫、と抜けて、どうしても仙台にたどりつきたかったので、後は、新幹線で戻りました。(ちなみに、まっすぐ帰ることに比べて、四国周りのこの旅程で余計にかかった交通費は、6000円ぐらい。意外と少ないものです。

(私の仕事スタイルだと、出張は、出張というより「旅」に近いので、旅、とよく言っていますが、行程の途中で、立ち寄ってください―、と言われていた企業さんを訪問したり、ディスカッションしたり、即興で発想法のワークショップをしたりしています。今回は、そのもっとも好例だったので、つまびらかに書きました。今回のブログには殆ど仕事の事が出てきませんが、道中、いろんな仕事をしながら、旅を続けています。)
 
そんな感じに、震災のあった今年、2011年最後の旅は、終わりました。

で、旅の最後にいつも思うのです。年中、日本じゅうを旅して、やっぱりどこよりも私が好きだなぁと思うまちは、仙台、だと。
 



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