未来における当たり前にあるはずの製品を、構想する手法がTRIZにはあります。
優れた思考を展開した発明家や事業家達の多様な思考。それを整理して、9つの枠として整理したもので、技術のことも、社会・ユーザのことも、過去からの流れで想起させるようなものです。
それをやっていくと、9ステップ中の8ステップ目が終わった段階で、未来の「社会状況、インフラ、ユーザライフスタイル」という製品を取り巻くものの姿が分かります。未来の「要素技術、要素部品」という使える要素も分かります。
ステップ9、それらが使える状況であれば、当然誕生しているであろう製品を描きます。
これが、手法の概要です。
最後は、思いっきり飛躍した考えをする、というのではなく、使える技術と環境を、思考材料にしたコンセプトデザイン、と言ったところですので、割と、飛躍的な考え方に冷ややかな人たちでも、順当に発想していけるよい手法です。
Information
9windowsのワークシートはこちらから、ダウンロードできます。
かつて、ホワイトボード素材のブレスト用ホワイトボードを作っていたことがあります。
現在は、廃盤になったのですが、そのときの紙面データは、ダウンロードできるようにしてあります。
社内や勉強会で使う分には自由にお使いください。
(ボードデザインを商業出版などへ、転載するときには、相談ください。)