スライド
TRIZ_9windows
2012年03月28日
「TRIZ 9windows」新製品を発想する思考の道を追体験する発想手法
TRIZの中に9windows(9画面法)という発想手法があります。9つのマスをつかって効果的に「未来の当たり前」を発想する技術です。
この9windowsという技法は、ワークシート的には、3×3の升目を用意するだけでもできるので、マンダラートのように見えますが、本質的には、これはGuided Brainstormingの一種です。みんなで未来製品を構想するときに、この手順で追いかけていくと、非常に力強くたくさんの発想が出ます。
しかも、ぽっと、思いつきで出すのではなく、社会と技術の取り巻く環境を分析的にあげていき、未来の製品を取り巻く環境と使える技術を想起します。ここまでは「思考のおもちゃ」の素材を準備するフェーズ。それで、それら材料を用いたら作り得る製品はなんだろうか。と発想します。
これは、未来の可能性を示唆する良い講演を聞いた後のコーヒーブレイクで見られるような、未来の新製品をめぐるブレストに似た状態を、有為的に引き起こせます。
ある講演に向けて作ったので、9windows部分だけに整えて、スライドを公開します。
2011年10月25日
【スライド】TRIZ発明原理と智慧カード
発明原理(技術的ブレークスルーの40パターン)と、それを意訳して作った「智慧カード」の解説スライドとミニワーク用のスライドを更新しました。
TRIZ発明原理と智慧カード_2011版.pdf
発明原理ってどうも難しいな、というTRIZ入門者によくある課題を、できるだけハードルを下げてみようという主旨で書き始めたスライドです。かれこれもう、3年も使ってきて大幅にブラッシュアップをしました。
追記:2011年11月16日
PDFファイルの内容を、わずかに更新しました。
TRIZ系の発想トリガー・リストも、予備(最後)に付けました。
TRIZ系の発想トリガー・リストも、予備(最後)に付けました。
2011年10月04日
この製品、次はどこへ向かう「技術の進化トレンド」
TRIZという創造的な技術開発の理論があります。そこには、面白い知識が沢山はいっています。
私は、創造工学の観点、特に「アイデアを引き出す道具としてこれは、どう使えるのか」という点から、知識を解釈し直します。(で、おせっかいにも、人に解説したりしています。)
世の中の、古今東西の発想法の文献の中で、TRIZはいい意味で異色です。他の技法にはちょっと見られないほど、リッチなコンテンツを内包しています。この水準は他にあまり例がありません。(ならば、なんでもっと、広く使われないのか、は、長くなるので、後で述べます)
そんなTRIZから、メカニカル系のエンジニアに使いやすい手法の1つを紹介します。
スライドの中では、スコップを例題にして、「次世代型のスコップを企画することになったあなたは、どう発想するか」を解説しています。
「え、スコップ、、、?
そんなの、もう、十分に熟成していて、
新しい製品の余地なんかないでしょう?」
となりそうな製品ですが、実は多くの可能性が眠っています。
(ちなみに、こういうモノの工夫の説明では、説明しやすい対象の条件がいくつかあります。スコップはそれを満たすので、取り上げています。ですが、手法を適用できるものはもっと多いです。基本的には物体の構造や機構を考えているような範疇であれば、だいたい適用できます。)
追記:
例によって、スライドは、説明付きでしか、よく分からない構成で恐縮です。いつかは動画とかも交じえて形にしたいと思っています。
或いは、僭越ながら、TRIZのいくつかの発想技法的な要素を、「ビジネス小説」や「漫画」で学ぶという感じのコンテンツも、世に提供したいなぁと思っています。できれば、30代のうちに。
TRIZが、理系、とくに、工学系の人が使う発想技法であるため、なかなか、企画系やクリエイティブ系の書籍のようは、カジュアルなトーンの解説書がないのですが、見せ方如何によっては、企画系の職種の人にも、かなり強力な武器になることは、間違いないと思います。アイデアワークショップに来て下さる方は、理系、文系の両方の創造系の仕事をしている方々ですが、そういう感触をいつも感じます。
「この製品、次はどこへ向かう?」
技術の進化トレンド.pdf
そんなの、もう、十分に熟成していて、
新しい製品の余地なんかないでしょう?」
2011年09月09日
【スライド】『サバイバル能力としてのTRIZ』TRIZシンポジウム2011
TRIZ2011_サバイバル能力としてのTRIZ
(資料)
黄色のカード『 智慧カード 』(智慧カード)
http://triz.sblo.jp/archives/20070814-1.html
↓
アプリ『 IdeaPod 』(アイデアポット)
■iPhone版 (English/Japanese)
http://itunes.apple.com/jp/app/ideapod/id325360569?mt=8
■Android版 (English/Korea/Japanese)
https://market.android.com/details?id=jp.co.etos.android.ideapod&hl=en
http://triz.sblo.jp/archives/20070814-1.html
↓
http://itunes.apple.com/jp/app/ideapod/id325360569?mt=8
https://market.android.com/details?id=jp.co.etos.android.ideapod&hl=en
1パラメータメソッド_ver2011.pdf
2011年08月05日
価値工学(VE)
世には様々な工学があります。私の専門、創造工学(非常にマイナー)も工学ですが、感性や認知系のものを工学的に扱うものは実は結構あります。工学、という名称をつけられていないだけで。
さて、それよりもかなり工学的な度合いの高い「Value Engineering (価値工学、通称 VE))」というものがあります。
産業界において、VEの使い手は、TRIZのユーザ層と似ているところもあり、お互いの手法領域はもっと融合的な新展開をみせてもいいのではないか、と思っていました。
そんな経緯もあり、かつ以前から、VE協会さんとは、講演でお招きいただいたこともあり、しっかり基礎の勉強はしたいと思っていました。
そこで、座学+『VE基礎講座テキスト』から、私なりに理解してメモしておきたいところをメモしてみました。それを、情報カード(名刺カードと同じサイズのカード)にまとめてみました。
VE_学習したことをまとめたカード.pdf
・・・引用 『VE基礎講座テキスト』
かなり、我流の理解ですので、初めて学ばれる方は、正確なテキストや講習で学ばれることをお勧めます。このファイルは、VEの雰囲気を表現してみたいのと自分なりにまとめておきたかったので作ったものです。
追記:
■VEにおけるアイデア発想法について
VEについては「代替案作成」のところで、アイデア発想法の事が出てきます。VEの文献を沢山見たわけではないので正確ではありませんが、そのアイデア発想法のパートに出てくる技法類は以下のハンドブックに技法のダイジェスト説明が多く、参照に便利そうです。(ただ、本格的な個々の技法を手取り足取り語るものではないのですが。あくまで事典。)
「新編 創造力事典」


これは、日本創造学会の現在の理事長「高橋誠」先生の書かれたもので、オーソドックな発想技法を知るにはこれがもっとも参考になるでしょう。
VEで言及されるような各種の発想技法は以下のページにあります。
302 形態分析法
307 チェックリスト法
312 マトリックス法
314 属性列挙法
316 希望点列挙法
318 欠点列挙法
325 SAMM法
331 ゴードン法
334 シネクティクス法
339 NM法
343 バイオニクス法
307 チェックリスト法
312 マトリックス法
314 属性列挙法
316 希望点列挙法
318 欠点列挙法
325 SAMM法
331 ゴードン法
334 シネクティクス法
339 NM法
343 バイオニクス法
2011年03月11日
1パラメータメソッド(改善したいものごとに効果の高いブレークスルーパターンを知るツール)
智慧カードやIdeaPodのユーザの方に、活用してもらえるように、TRIZ系のノウハウから1つ資料を作りました。

PDFのダウンロード
1パラメータメソッド_ver2011.pdf
使うシーン:
「ここのアームの旋回速度をよくする技術的な工夫を考えたい」とか「あの作業の生産性をもっと上げたい」という状況で、特に有効な示唆となる智慧カードを知りたい、という時に使います。
使い方:
更にたくさんアイデアを出したい時には、上位20、上位30とカードの範囲を広げていきます。
コツ:
自分が改善したいものがうまく見つからない場合は、相当する概念を探します。たとえば、「製造コストを改善したい」という場合は、明確に対応する項目がありません。(すこし、専門的な表現でいうと、TRIZの技術パラメータにはコスト項目ありません)。この場合は、製造コストを改善する場合に、貴重な資源をなるべく消費しない、という方向であればそれに見合った資源の節約に相当する項目があります。あるいは、作業員の人件費が高いということであれば、製造の容易性を改善したい、ということや、製造ラインでの道具の操作の容易性を上げる、ということになりますが、それらは相当する項目があります。この39の項目というのは、自分の願う改善の内容を分解すると、必ずどれかに対応できるようになっています。(まれに対応物が全くないケースもありますが)
本式のTRIZでは、マトリックスという手法を使います。「改善したい要素」と「悪化してしまうもの」のせめぎあいを明確にし、行列から対応する発明原理を4つ拾う、という方法です。この1パラメータメソッドを活用していくと、自分の望む改善策に合わせて更に番号を絞り込みたい、ということが出てきます。その時には、ぜひTRIZの「矛盾マトリックス」を活用してみてください。
1パラメータメソッド_ver2011.pdf
- 自分が今、改善したい、と考えているものに相当するものを、シートの「39の項目」から選びます。
- その隣にある数字の番号の上位10個の智慧カードを探し出して並べます。
- 順にそのカードで発想します。
更にたくさんアイデアを出したい時には、上位20、上位30とカードの範囲を広げていきます。
2010年12月30日
智慧カードで学ぶ発明原理40(電子書籍サンプル版)
TRIZのカード(智慧カード)の黄色い本のサンプル版を電子書籍の形式で、公開しています。
(iPad、iPhoneでも閲覧できそるそうです)
来年、条件が整えば、電子書籍でリリースすることも検討しています。
(追記:パートナー企業のマグネットデザインさんの中では、制作、プロモーション、本の作成、そして最近は電子書籍の技術など、必要なコマがそろっていますので、この黄色の本だけじゃなく、彼らの事業展開上、面白い電子書籍サービスが展開されるかもしれません。このサンプル版も、気が付いたら作ってくださっていたような感じのスピードです。)
2010年12月15日
黄色の本
2010年12月12日
「セルフX」で製品の未来の姿を発想
TRIZには、セルフXという概念があります。対象や系が自ら望むような機能を発揮して、問題を解決する、というものです。特許群にそういう構造をもったブレークスルーを見出していくと、更に面白いことがわかります。ダレルマンの教科書的TRIZの本『TRIZ実践と効用(1) 体系的技術革新』のP379に41個の「X」が示されています。同書、図18.6から図中の項目を引用します。
そして終わりには、「その他」のカテゴリについての言及があります。引用します。
また、P380の一文も興味深いものがあります。
以上、セルフXに関する部分を引用しました。
TRIZ「究極の理想解」という発想のアプローチでなかなか理想性の極限の状態は想像しにくいものですが、こういう具体的な実現されたセルフXを適用することで、発想のギャップを超える助け(ある種の、発想のトリガー)になるでしょう。
理想解、というアプローチのステップがやや長いので、発想法としては、すこし敷居が高いと感じる場合、まずは、既存の対象物にこれらの41+5個の理想解がありえないかを、さっと見てみると、技術的な実現可能性の高い理想解が想起できるかもしれません。
例:
例えば、新しい文具を発想したい、という時に、対象として「スティックのり」を題材に取り上げたなら、上記の46個をカードにして、一つ一つ、「これは、のりの理想状態に関係あるな」「ないな」「どちらともいえない」と分けていくことで、発想の手掛かりにできます。
今、実際に頭の中でやってみたのですが、間をちょっと省いて、思いついたことを書くとこんなことが発想できました。
「封筒のふちに糊付けをする時、先に専用ペンで塗りたいエリアをマーク(塗りつぶし)します。その上でスティックのりでなでると、マークしたところにだけのりが付着します。すると机を汚してしまったり、よけいにのりを使うことがない、という良い効果を持たせられます。この機能はちょっと簡単ではないのかもしれませんが、工業ラインの中で実装するならば、もしかしたら、既存の糊塗布工程を簡略化できるかもしれません。(具体的にはもっとつめて考える必要がありますが。)
1.配置する
2.内蔵する
3.調節する
4.試験する
5.電力を得る6.ロックする
7.清浄する
8.位置決めする
9.規動する(※1)
10.支える11.較正する(※2)
12.付加する
13.開閉する
14.補正する
15.密閉する16.除去する
17.粘着する
18.開始/停止する
19.偏移する(※3)
20.調心する(※4)21.加圧/除圧する
22.修復する
23.学習する
24.水平にする
25.時間を測る26.加熱/冷却する
27.穴あけ/ネジ切りする
28.膨らませる
29.混合する
30.破壊する31.伸張する
32.制限する
33.潤滑する
34.ラベルをつける
35.注入する36.発振させる(※5)
37.撹拌する
38.立て直す
39.充填する
40.消火する41.研磨する
42.その他
補足:文頭の数字と※の数字は、石井にて付与。
※1:Regulate:規則正しくなるように調整する。
※2:Calibrate
※3:Bias
※4:Centre(Center)
※5:Oscillate
これらの具体的な例として、P378、379に次の言葉が出ています。抜粋引用します。
物理的な移動に関連・セルフ―アライメント・セルフ―アジャスティング・セルフ―ポジショニング・セルフ―センタリング・セルフ―ベレリング・セフル―オープン/クロージング
非物理的な変化・セルフ―テスト・セルフ―タイム・セルフ―レギュレート・セルフ―リミット・セルフ―キャリブレート
新興の科学知識を利用・形状記憶合金、形状記憶ポリマー(自動 膨張/収縮)・蓮の葉効果(自動洗浄)・相変化に伴うエネルギー蓄積を利用(ひとりでに温める)・遺伝的アリゴリズム、エキスパートシステム(ひとりでに学習)
最近の技術革新・セルフ―バランス(均衡化)・セルフ―シール(密閉)・セルフ―リペア
「その他」のカテゴリーには、一つ二つの参照例しか持たない「セルフ-X」機能が多岐に渡って含まれている。その中には、
42a 鋳込む、
42b 含浸する、
42c 磨く、
42d 照らす、
42e 臭いを消す(!)
などの機能があり、やはり他の問題解決者たちがまだ広くは探求していないような能力(あるいは潜在能力)を表している。
補足:リスト化及び文頭の番号とアルファベットは石井にて付与。
特許データベースに見出される先人たちの「セルフ-X」解決策は、われわれ自身が到達したいと願っている機能を「ひとりでに」提供することを、もうすでに誰かが成功しているかもしれないという事実を十分に証言するものである
このセルフXであらかた発想したうえで「TRIZ理想解」の発想プロセスに入ると、より理解が容易になると思います。(学習は、先に具体、先に効果があって、後に抽象、後に理屈、を話すほうが吸収率がいいという傾向があります。先効後理(センコウゴリ)という学習特性、と私は読んでいます。)
「製品の未来の姿を発想」ということは、これからの社会ではより多くの人がかかわることになる思考技術です。というのも未来が単純な過去の延長線上にない時代にはいりましたので。その時に、セルフXもまた、そうした人々を助ける思考ツールの一つになるでしょう。
2010年11月01日
智慧カード2、誕生
智慧カードの新版の制作を行っていました。今回は、ユーザの皆様の声を反映した大幅な改良を加えています。「智慧カード2」と名称も変更しました。従来通り、TRIZの発想カードとして使えますが、より広い用途で発想ツールとして使えるようになりました。
1.デザインは、iPhoneアプリ「IdeaPod」と親和性高く

「智慧カードの解釈」を助ける説明や、「技術的な問題への解決策発想の手がかりとなる具体事例」がついています。”このフレーズはどういう意味だろう?”というときに参照すると具体的な製品例が理解を助けます。
また、智慧カードのユーザには「非技術分野」のビジネス領域で用いる方も多く、「組織の課題への解決策」や「プロフィットモデルの構想」時に用いられています。この本では、「ビジネス分野(非技術分野)」のアイデアだしにときに、発想の手がかりとなるものを、あわせて掲載しました。新規サービスのアイデアをブレストする時に便利です。
ビジネス系、技術系の両方のユーザにとって、智慧カードをよりよく活用してもらえるものとなるでしょう。TRIZの発明原理をさっと短時間で読みたい、というニーズにも応えてくれるでしょう。
智慧カードの売り上げは、これまでも「地域企業の技術課題の大規模調査事業(※)」などに活用させていただきました。今回の「黄色い本」も、新しいコンテンツを社会に提供していくことで社会に創造的な手法が活用されることに貢献できれば、という願いをこめて作り作りました。ぜひご活用していただけましたらば幸いです。
(従来の智慧カードをお持ちの方で、黄色い本をご希望の方は、宮城TRIZ研究会(石井)までご相談ください)
黄色い本
概要を紹介します。(クリックで大きく)
1.デザインは、iPhoneアプリ「IdeaPod」と親和性高く
2.表記を、日本語/英語の併記に
これまで、企画・開発チームの中に外国の方が入るようなグローバル企業のユーザさんは、日本語版ではなく英語版の智慧カード(Idea Pop-up Cards)をお求めいただいていました。今後は、ベンチャー・中小企業殿の中からも英語での展開をされるところが多いことをかんがみて、日本語と英語の併記を標準仕様にしました。多国籍のメンバーでブレインストーミングをするような場でそのまま使えます。
3.技術系だけでなく、ビジネス系のアイデア発想にも

「智慧カードで学ぶ発明原理40」という名称の本が標準で同梱されています。3.技術系だけでなく、ビジネス系のアイデア発想にも
智慧カードの売り上げは、これまでも「地域企業の技術課題の大規模調査事業(※)」などに活用させていただきました。今回の「黄色い本」も、新しいコンテンツを社会に提供していくことで社会に創造的な手法が活用されることに貢献できれば、という願いをこめて作り作りました。ぜひご活用していただけましたらば幸いです。
「地域企業の技術課題の大規模調査事業(※)」:
中小企業の技術トレンドと技術課題〜宮城県内の製造業系の中小企業が直面する技術トレンドと技術課題をTRIZ の観点でたずねたアンケート調査結果〜 Mi-TRIZ_report_001.pdf
(従来の智慧カードをお持ちの方で、黄色い本をご希望の方は、宮城TRIZ研究会(石井)までご相談ください)
宮城TRIZ研究会 会長 石井力重
Infomation
11月1日より、智慧カード2の出荷が開始しました。
従来通り、アマゾンと、オンラインショップから入手できます。
11月1日より、智慧カード2の出荷が開始しました。
従来通り、アマゾンと、オンラインショップから入手できます。
黄色い本
2010年10月31日
TRIZホームページに紹介されました
中川先生のTRIZホームページ、および、中川先生のメールマガジンに私たちのことを紹介していただきました。
WEBサイト http://www.osaka-gu.ac.jp/php/nakagawa/TRIZ/jpapers/2010Papers/IshiiRikie-TRIZSymp2009/IshiiRikie-TRIZSymp2009-100922.htm
メールマガジン(2010年10月1日付)より引用:
ありがとうございます。
中川先生の膨大で綿密な運営のおかげで、国内のTRIZ情報が集積・活用されています。
宮城TRIZ研究会の対外的な活動においても、地域企業の発展を支援するべく、鋭意邁進していきたいと思います。
先日の大阪での学会の折、中川先生から「石井さん、コラボページに、A4一枚ぐらいの記事を時々、書いてください」と、ありがたいお言葉をいただきました。中川先生のTRIZホームページの水準を考えると、身の細る思いですが、精一杯書いてみたいと思います。
これまで書いてきたものの中から、コンセプトに合うものを、ブラッシュアップしてみたいと思っています。(できれば、新しい表現も取り入れたいです。)
[2] TRIZシンポ2009 発表:「TRIZ普及リーダをサポートする会議ツールの開発
〜 9windows(新製品アイデア会議用)ボード 〜」石井力重 (アイデアプラント)、第5回日本TRIZシンポジウム ポスター発表、
2009年9月10-12日、国立女性教育会館、埼玉県比企郡嵐山町、紹介: 中川 徹 (大阪学院大学) (英文: 2009年11月22日)。著者は仙台市で「宮城TRIZ研究会」という有志のグループを作り、
地域企業向けに活動しています。
公募での研修を行い、毎回簡単なTRIZ技法を説明して演習した。そのようにしてTRIZを習得した人たちが、自分の会社などで
新製品開発のミーティングなどにTRIZ技法を試みようとすると
やはり難しい。そのような場でよりやさしく使えるように、技法をサポートする
ツールを作った。最も要望が大きかったのが、新製品開発のアイデア会議で使う
9画面法のツールであったという。
そのツールは簡便で楽しい、「9画面法の白地図」のようなもの
になった。
柔軟な発想が楽しい技法開発です。論文の拡張概要(1ページ)和文 、概要英文版、
ポスタースライド和文(16枚)、ポスター紹介スライド英文(4枚) 、
中川による簡単な紹介(「Personal Report」抜粋、英文)。
ありがとうございます。
中川先生の膨大で綿密な運営のおかげで、国内のTRIZ情報が集積・活用されています。
2010年09月09日
Idea Pop-up Cardsを海外からの参加者の方へ
"Idea Pop-up Cards"(=智慧カードの英語版)を
今日から始まる今年のTRIZシンポジウムの
海外参加者の方に贈呈いたします。
http://triz.sblo.jp/
(もしくは http://triz.sblo.jp/article/40566147.html )
をご覧ください。

今年は私も含め、宮城TRIZ研究会からは参加が出来ませんが
シンポジウムが盛会となりますことを、心よりお祈りしております。
今日から始まる今年のTRIZシンポジウムの
海外参加者の方に贈呈いたします。
http://triz.sblo.jp/
(もしくは http://triz.sblo.jp/article/40566147.html )
をご覧ください。
今年は私も含め、宮城TRIZ研究会からは参加が出来ませんが
シンポジウムが盛会となりますことを、心よりお祈りしております。
2010年07月26日
アイデアの上位概念もどし
TRIZ系の手法にUSITという手法があります。中川先生の整理されたUSITオペレーターの最後に興味深いアイデア創出プロセスがあります。
とても汎用的で、かつ、普段、無意識にしている代替案を発想する作業を定式化したものともいえるかもしれません。
ここにフォーカスして一つの手法としてご紹介します。(ただし、私なりに、他の発想技法の専門家さんとディスカッションしてアレンジしています。タイトルも取り立ててネーミングして見ました。正確な表現は中川先生のUSITトレーニングコースに参加されるか、書物をひもといてください)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
アイデアの上位概念もどり
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
先ず、課題(Aとします)があったとします。それに対する具体的に実行できるアイデア(idea1とします)が発案されたとします。
この後、このアイデアの周辺に潜むアイデアを次のような方法で発掘していきます。
【1】アイデアを上位概念化する。
(具体的な実行はできないレベルでいい。)
(上位概念化には自由度が沢山あるが、
課題Aを解決するように上位概念化する)
【2】その上位概念に当てはまるアイデアを発想する。
(具体的に実行できるレベル)
(具体化には自由度が沢山あるが、
課題Aを解決するように具体化する)
【3】【1】と【2】を繰り返す。
このとき、上位概念化【1】と具体的アイデア発想【2】を2個ずつ発想すると、あっという間に広がります。
アイデア1
→上位概念1、上位概念2
→アイデア2,3、アイデア4,5
→・・・
アイデア1から数えて、2度目のアイデアは4、3度目のアイデアは16
(上位概念は1度目で2、2度目で8、にもなります。)
僅か数段、繰り返すだけでも大量のアイデアが出されます。
「新製品の販売促進」のために「製品を使ったワークショップをする」という”課題”と”アイデア”があったとして、これの周辺にあるアイデアをざくざくと掘り起こしてみます。
課題A:新製品の販売促進
idea1:製品を使ったワークショップをする
上位概念1:優れた効果を体感する
上位概念2:使い方を覚える手間を省く
アイデア2:代表ユーザに体験してもらいUstでリアルタイムに流す
アイデア3:グループを作ってもらい中期間の無償貸し出し
アイデア4:ビデオマニュアルを入れたiPod touchのプレゼント
アイデア5:買うと魅力的な声の異性オペレータや執事やメイドさんコンセプトのオペレータが1時間フルレクチャー。おしゃべりにも付き合ってくれる。
こんな感じに広げます。
実際は、この後、上位概念3〜10(計8個)出して、さらにアイデア6〜21(計16個)出していきます。この辺まで来ると、当初のアイデアの周辺探索としては非常にリッチなアイデアの掘り起しができていてる状態です。
なお、途中で同じアイデアが別のところの中にも出てきますが、それでも結構です。ある程度アバウトに捕らえて、次々とアイデアを広げていくことに力を注ぎます。周辺を掘れば違うところから同じ要素がでてくることはざらにあるわけで、出てくれば出てきたで掘り出して、次のステップにさっさと進んでしまうほうが、実利的です。
なお、これを、「上位概念もどし」と表現しましたが、私なりの表現でこう書きました。明確な名称がなく「アイデアの一般化と具体化を繰り返す」というプロセス名で呼ばれているものです。
結構日常生活に中に使えます。休日の過ごし方(楽しみ方)、他にないかな?というときとか、何か使いにくいものの改善の方法を考えるときなど。続きを読む
とても汎用的で、かつ、普段、無意識にしている代替案を発想する作業を定式化したものともいえるかもしれません。
ここにフォーカスして一つの手法としてご紹介します。(ただし、私なりに、他の発想技法の専門家さんとディスカッションしてアレンジしています。タイトルも取り立ててネーミングして見ました。正確な表現は中川先生のUSITトレーニングコースに参加されるか、書物をひもといてください)
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アイデアの上位概念もどり
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先ず、課題(Aとします)があったとします。それに対する具体的に実行できるアイデア(idea1とします)が発案されたとします。
この後、このアイデアの周辺に潜むアイデアを次のような方法で発掘していきます。
【1】アイデアを上位概念化する。
(具体的な実行はできないレベルでいい。)
(上位概念化には自由度が沢山あるが、
課題Aを解決するように上位概念化する)
【2】その上位概念に当てはまるアイデアを発想する。
(具体的に実行できるレベル)
(具体化には自由度が沢山あるが、
課題Aを解決するように具体化する)
【3】【1】と【2】を繰り返す。
このとき、上位概念化【1】と具体的アイデア発想【2】を2個ずつ発想すると、あっという間に広がります。
アイデア1
→上位概念1、上位概念2
→アイデア2,3、アイデア4,5
→・・・
アイデア1から数えて、2度目のアイデアは4、3度目のアイデアは16
(上位概念は1度目で2、2度目で8、にもなります。)
僅か数段、繰り返すだけでも大量のアイデアが出されます。
「新製品の販売促進」のために「製品を使ったワークショップをする」という”課題”と”アイデア”があったとして、これの周辺にあるアイデアをざくざくと掘り起こしてみます。
課題A:新製品の販売促進
idea1:製品を使ったワークショップをする
上位概念1:優れた効果を体感する
上位概念2:使い方を覚える手間を省く
アイデア2:代表ユーザに体験してもらいUstでリアルタイムに流す
アイデア3:グループを作ってもらい中期間の無償貸し出し
アイデア4:ビデオマニュアルを入れたiPod touchのプレゼント
アイデア5:買うと魅力的な声の異性オペレータや執事やメイドさんコンセプトのオペレータが1時間フルレクチャー。おしゃべりにも付き合ってくれる。
こんな感じに広げます。
実際は、この後、上位概念3〜10(計8個)出して、さらにアイデア6〜21(計16個)出していきます。この辺まで来ると、当初のアイデアの周辺探索としては非常にリッチなアイデアの掘り起しができていてる状態です。
なお、途中で同じアイデアが別のところの中にも出てきますが、それでも結構です。ある程度アバウトに捕らえて、次々とアイデアを広げていくことに力を注ぎます。周辺を掘れば違うところから同じ要素がでてくることはざらにあるわけで、出てくれば出てきたで掘り出して、次のステップにさっさと進んでしまうほうが、実利的です。
なお、これを、「上位概念もどし」と表現しましたが、私なりの表現でこう書きました。明確な名称がなく「アイデアの一般化と具体化を繰り返す」というプロセス名で呼ばれているものです。
結構日常生活に中に使えます。休日の過ごし方(楽しみ方)、他にないかな?というときとか、何か使いにくいものの改善の方法を考えるときなど。続きを読む
2010年02月12日
【ご案内】智慧カードのツイッター
つぶやかないツイッター「智慧カード Twitter」を作りました。
https://twitter.com/ChieCard
「フォロー」よりも「ブックマーク」するほうが、オススメです。
アイデア出しをしたい時に眺めるページとしてつくりました。
ですので、いつ見に来ても、41ツイートのまま、です。
ツイッターの特性を活かして2つのことが出来ます。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
1)RT(ReTweet)で、一人ブレスト
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ツイッターには、RT(リツイート)で、元のつぶやきを引用する機能があります。
アイデアを考えているとき、https://twitter.com/ChieCard を表示して、気になるものだけを、つぎつぎRTすれば、タイムラインに、自分への発想の示唆リストが出来ます。
あとで、「自分のつぶやき」に並んだフレーズを眺めつつ、アイデアを出せば、隙間時間や通勤時間が、知的生産の場になります。
iPhone/iPod touchユーザの方へ:
智慧カードを、フリックで次々めくれる発想専用アプリ
「IdeaPod」もぜひご活用下さい。
シャッフルを押すと、あなたに必要なカードを提示します。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
2)ハッシュタグで、ゆるやかな情報共有
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
引用してつぶやく時、ハッシュタグ「 #chiecard 」か「 #TRIZ 」を引用文に入れると、他につぶやいている人とゆるやかなつながりが出来るでしょう。
私石井も、一人ブレストに、便乗ツイートさせてもらうかもしれません。
https://twitter.com/ChieCard
「フォロー」よりも「ブックマーク」するほうが、オススメです。
アイデア出しをしたい時に眺めるページとしてつくりました。
ですので、いつ見に来ても、41ツイートのまま、です。
ツイッターの特性を活かして2つのことが出来ます。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
1)RT(ReTweet)で、一人ブレスト
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ツイッターには、RT(リツイート)で、元のつぶやきを引用する機能があります。
アイデアを考えているとき、https://twitter.com/ChieCard を表示して、気になるものだけを、つぎつぎRTすれば、タイムラインに、自分への発想の示唆リストが出来ます。
あとで、「自分のつぶやき」に並んだフレーズを眺めつつ、アイデアを出せば、隙間時間や通勤時間が、知的生産の場になります。
iPhone/iPod touchユーザの方へ:
智慧カードを、フリックで次々めくれる発想専用アプリ
「IdeaPod」もぜひご活用下さい。
シャッフルを押すと、あなたに必要なカードを提示します。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
2)ハッシュタグで、ゆるやかな情報共有
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
引用してつぶやく時、ハッシュタグ「 #chiecard 」か「 #TRIZ 」を引用文に入れると、他につぶやいている人とゆるやかなつながりが出来るでしょう。
#chiecard のつぶやきをみる
#TRIZ のつぶやきをみる
私石井も、一人ブレストに、便乗ツイートさせてもらうかもしれません。
2010年01月24日
面白い依頼。TRIZで観光サービス業。
私の所には面白い依頼がよくきます。なるほどなぁと思うものや、貴重なきづきをもらたしてくれるものなど。
また一つ、面白い発想の依頼をもらいました。
『観光サービス業で、予約してある観光バスが到着して、大量のお客様に最適に冷えた氷水を提供する方法をTRIZを応用してサービスする方法を考案せよ。』というテーマです。
この状況、よくみますよね。例えば、企業見学のバスからおりて、昼をみんなでずらっとならんで食べる、なんて、よく、道の駅で見たりします。今の時期であれば、冷水を代わりに熱もの、と読み替えた方が、発想しやすいので置き換えます。熱ものといえば、陶板のうえにのった焼きもの、とか、温かい汁物、など。これを暖かいまま、多人数に一瞬で出そうとすると、中居さんは大わらわです。
理想型としては、中居さんがとてもたくさんいて、一気に出せればいいのですが、それは、実際問題むりなわけで、着席しても5分と火の付かない(あるいは、汁物がこない)末席の方、なんてありえるわけです。
かといって、予約時間ぴったりにむけて事前に、熱ものをセッティングしはじめると、ちょっとバスが遅れると、冷め始めてしまいます。だから、「来たぞ!」とおもったら、ばたばたと、とにかく誠意を持って極力早く出す、という対応になっています。
さて、TRIZを使うとこれは、どう解決案を発想出来るでしょうか。
これについて、別途書いてみたいと思います。いまは、とりあえず、課題を書いてみるところまで、で筆をおきます。
また一つ、面白い発想の依頼をもらいました。
『観光サービス業で、予約してある観光バスが到着して、大量のお客様に最適に冷えた氷水を提供する方法をTRIZを応用してサービスする方法を考案せよ。』というテーマです。
この状況、よくみますよね。例えば、企業見学のバスからおりて、昼をみんなでずらっとならんで食べる、なんて、よく、道の駅で見たりします。今の時期であれば、冷水を代わりに熱もの、と読み替えた方が、発想しやすいので置き換えます。熱ものといえば、陶板のうえにのった焼きもの、とか、温かい汁物、など。これを暖かいまま、多人数に一瞬で出そうとすると、中居さんは大わらわです。
理想型としては、中居さんがとてもたくさんいて、一気に出せればいいのですが、それは、実際問題むりなわけで、着席しても5分と火の付かない(あるいは、汁物がこない)末席の方、なんてありえるわけです。
かといって、予約時間ぴったりにむけて事前に、熱ものをセッティングしはじめると、ちょっとバスが遅れると、冷め始めてしまいます。だから、「来たぞ!」とおもったら、ばたばたと、とにかく誠意を持って極力早く出す、という対応になっています。
さて、TRIZを使うとこれは、どう解決案を発想出来るでしょうか。
これについて、別途書いてみたいと思います。いまは、とりあえず、課題を書いてみるところまで、で筆をおきます。
2010年01月20日
ITコーディネータ宮城会にお招き頂きました。
ITCの本田さんにお招きいただいて、「ITCにとっての、TRIZのビジネス応用モデルをつくれないか」ということで、試みのアイデア創出ワークをしてきました。


まずは、IT分野での改善事例を大量にあつめる、ということからしてみました。
TRIZ的な知の構造をつくるための第一ステップである「要素収集」です。
時間的には、このへんで終わってしまいました。
このようなワークをし、充分な要素がえられてくると、新規カテゴリーの登場がみられない飽和の時期がきます。
この後に2つのアプローチがあります。
「ブレークスルーの40パターン」にむけて、分類していく。
あるいは
「問題の類型化」をしてそれらを起点に「解決方法」を整理していく。(割りつけていく)
後者はTRIZの作られた過程を、再現するようなスタイルです。
前者の場合は、物体に対する概念を「人、組織」分野へと類推するならば、”SLP”的な類推方法もいいかもしれません。
(SLP:スマート・リトル・ピープル、TRIZ手法の一つ)
TRIZの知の構造、作り方は割とシンプルですが、その実施には相当な時間がかかります。ですがそれをのり越えて得られるものは大きいと思います。
ITCさんたちの取り組みが形になって、多くの人の使えるところをなることを、心から願っております。


まずは、IT分野での改善事例を大量にあつめる、ということからしてみました。
TRIZ的な知の構造をつくるための第一ステップである「要素収集」です。
時間的には、このへんで終わってしまいました。
このようなワークをし、充分な要素がえられてくると、新規カテゴリーの登場がみられない飽和の時期がきます。
この後に2つのアプローチがあります。
「ブレークスルーの40パターン」にむけて、分類していく。
あるいは
「問題の類型化」をしてそれらを起点に「解決方法」を整理していく。(割りつけていく)
後者はTRIZの作られた過程を、再現するようなスタイルです。
前者の場合は、物体に対する概念を「人、組織」分野へと類推するならば、”SLP”的な類推方法もいいかもしれません。
(SLP:スマート・リトル・ピープル、TRIZ手法の一つ)
TRIZの知の構造、作り方は割とシンプルですが、その実施には相当な時間がかかります。ですがそれをのり越えて得られるものは大きいと思います。
ITCさんたちの取り組みが形になって、多くの人の使えるところをなることを、心から願っております。
2009年11月08日
TRIZの発明原理を、観察の視点に使ってみます
先のエントリーの「ダブルス ピン(互いに刺し合う画鋲)」や「プニョプニョピン(シリコンぽいリングで針がカバーされた画鋲)」には、TRIZの発明原理の示唆するものと類似するものを結構感じます。発明原理の意訳である智慧カードのフレーズですこし、考えてみます。
「ダブルス ピン」の場合
さっと智慧カード40枚をめくってみると、次のカードが引き出せました。

34:出なくさせるか出たものを戻させよ
すこし、このピンの概念とは違うかもしれませんが、使わない時に、画鋲の針を画鋲の内部に戻させる、という概念を思いついた時に、自身の内部に戻すのはとても複雑ですが、画鋲同士で、ならば、こんな解決方法もあるんだなぁと思います。
22:よくない状況から何かを引き出し利用せよ
使わない時にも針が出ている、という状況を利用して、それを互いを組み合わせるパーツとして利用しています。
4:バランスを崩させよ
画鋲は大抵、押しやすさのためか、柄の部分の中心に針が配置させています。しかしこのピンは違います。中心からずらしたところに配置する。それによって2個を刺し違えるように、組み合わせられるようにしています。多少、さしにくさ、という犠牲はありますが、それを許容すれば、こんなに別の可能性がある、というのは示唆深いですね。
(ちなみに、製品のフォルム、非対称性が上がっていく、というのはTRIZの技術の進化トレンドとしても知られています。大抵は人間の身体が持つ非対称フォルムにマッチするように、が、発展のドライブフォースになっているのですが)
13:逆にせよ
画鋲という道具はみな、同じ向きにむけます。壁側、ですね。しかし、このピンは、2つのピンを逆向きにして収納します。また、一般に、画鋲とはさすものであって、刺されるものではない、わけですが、このピンは、「刺されるもの」にもしています。切るものを、切られるものにもする。撮るものを撮れられるものにもする。という切り口には、まだまだ、道具の改良を感じさせてくれそうです。刀のさやと刀を逆にしたら、おもしろい物ができたりしそうです。
7:内部に入り込ませよ
お互いの中に、針を入りこませることで、安全な形を実現しています。形の工夫の上で、基本的な概念です。
5:2つをあわせよ
使っていない時の画鋲があぶない。そのため、針にカバーをつけよう、というのは、わりと初期段階で思いつく発想です。しかし大抵は付けるのが面倒になったり、なくしたりしそうです。この「画鋲」と「画鋲の針のカバー」という2つを合わせたら?と考えることでも、この形状は発想に至りえるかもしません。消しゴムと鉛筆で消しゴム付き鉛筆、というのは、発想のパターンとしてよくいわれますが、それと本質は似ています。電池を使うデバイスと、発電する装置をくっつける、なていうのは、未来社会では比較的ポピュラーなアイデアになるんでしょうね。(長い脱線:2009年の今は、あまり実現性がありませんが、3つの条件が達成されればきっと、実現するでしょう。(1)エネルギー効率の改善で、充電は一カ月に1度程度でいいほどになる。(2)発電装置の効率の大幅な改善。生物の肉体が発生するエネルギーを効率よく発電にするには、適したメカニズムがあるはずで、それがいずれ民生品になる。(3)電池の超小型化。靴の裏に入れておけば歩けば充電完了するマイクロ発電ユニット内蔵ボタン電池、のようなもの。)
26:同じものを作れ
上記のように非対称にしたら、パーツが増えそうですが、このアイテムのように同じもので対応できている、というのは、生産コストの面でもつよいですね。この「同じものを作る」は、装置の複雑さを改善するなどの良い効果もあります。
これらのカードは、ちなみにこうやって取り出しました。
1.ダブルス ピンをあれこれいじって、「へー」「なるほど、こう工夫されているのか」「この切り口、使えそう」といった感想をひとしきり、好きなように感じます。
2.智慧カード40枚を左手に持って、右手でさっさっさっとよりわけます。要るカードは右に、要らないカードは左に。迷ったら真ん中に。
3.迷ったカードをよりわける。
直感的に選ぶだけでいいので大体、慣れた人だと2分ぐらいで、選り分けらそうです。(このブログのように、思考内容を、具体的に展開するなら、そのための時間は当然別途かかります。このブログを書くのに、大体1時間ぐらいかけています。いろいろ考察していますからね。でももっと、恣意的に直感的なメモを書き出してもいいです。
「プニョプニョピン」の場合
さっと智慧カード40枚をめくってみると、次のカードが引き出せました。

こちらについては、紙面の都合で(いえ、単に筆者の都合ですが)で、示唆コメントは割愛します。よかったら、およせください。
「ダブルス ピン」の場合
さっと智慧カード40枚をめくってみると、次のカードが引き出せました。

34:出なくさせるか出たものを戻させよ
すこし、このピンの概念とは違うかもしれませんが、使わない時に、画鋲の針を画鋲の内部に戻させる、という概念を思いついた時に、自身の内部に戻すのはとても複雑ですが、画鋲同士で、ならば、こんな解決方法もあるんだなぁと思います。
22:よくない状況から何かを引き出し利用せよ
使わない時にも針が出ている、という状況を利用して、それを互いを組み合わせるパーツとして利用しています。
4:バランスを崩させよ
画鋲は大抵、押しやすさのためか、柄の部分の中心に針が配置させています。しかしこのピンは違います。中心からずらしたところに配置する。それによって2個を刺し違えるように、組み合わせられるようにしています。多少、さしにくさ、という犠牲はありますが、それを許容すれば、こんなに別の可能性がある、というのは示唆深いですね。
(ちなみに、製品のフォルム、非対称性が上がっていく、というのはTRIZの技術の進化トレンドとしても知られています。大抵は人間の身体が持つ非対称フォルムにマッチするように、が、発展のドライブフォースになっているのですが)
13:逆にせよ
画鋲という道具はみな、同じ向きにむけます。壁側、ですね。しかし、このピンは、2つのピンを逆向きにして収納します。また、一般に、画鋲とはさすものであって、刺されるものではない、わけですが、このピンは、「刺されるもの」にもしています。切るものを、切られるものにもする。撮るものを撮れられるものにもする。という切り口には、まだまだ、道具の改良を感じさせてくれそうです。刀のさやと刀を逆にしたら、おもしろい物ができたりしそうです。
7:内部に入り込ませよ
お互いの中に、針を入りこませることで、安全な形を実現しています。形の工夫の上で、基本的な概念です。
5:2つをあわせよ
使っていない時の画鋲があぶない。そのため、針にカバーをつけよう、というのは、わりと初期段階で思いつく発想です。しかし大抵は付けるのが面倒になったり、なくしたりしそうです。この「画鋲」と「画鋲の針のカバー」という2つを合わせたら?と考えることでも、この形状は発想に至りえるかもしません。消しゴムと鉛筆で消しゴム付き鉛筆、というのは、発想のパターンとしてよくいわれますが、それと本質は似ています。電池を使うデバイスと、発電する装置をくっつける、なていうのは、未来社会では比較的ポピュラーなアイデアになるんでしょうね。(長い脱線:2009年の今は、あまり実現性がありませんが、3つの条件が達成されればきっと、実現するでしょう。(1)エネルギー効率の改善で、充電は一カ月に1度程度でいいほどになる。(2)発電装置の効率の大幅な改善。生物の肉体が発生するエネルギーを効率よく発電にするには、適したメカニズムがあるはずで、それがいずれ民生品になる。(3)電池の超小型化。靴の裏に入れておけば歩けば充電完了するマイクロ発電ユニット内蔵ボタン電池、のようなもの。)
26:同じものを作れ
上記のように非対称にしたら、パーツが増えそうですが、このアイテムのように同じもので対応できている、というのは、生産コストの面でもつよいですね。この「同じものを作る」は、装置の複雑さを改善するなどの良い効果もあります。
これらのカードは、ちなみにこうやって取り出しました。
1.ダブルス ピンをあれこれいじって、「へー」「なるほど、こう工夫されているのか」「この切り口、使えそう」といった感想をひとしきり、好きなように感じます。
2.智慧カード40枚を左手に持って、右手でさっさっさっとよりわけます。要るカードは右に、要らないカードは左に。迷ったら真ん中に。
3.迷ったカードをよりわける。
直感的に選ぶだけでいいので大体、慣れた人だと2分ぐらいで、選り分けらそうです。(このブログのように、思考内容を、具体的に展開するなら、そのための時間は当然別途かかります。このブログを書くのに、大体1時間ぐらいかけています。いろいろ考察していますからね。でももっと、恣意的に直感的なメモを書き出してもいいです。
「プニョプニョピン」の場合
さっと智慧カード40枚をめくってみると、次のカードが引き出せました。

こちらについては、紙面の都合で(いえ、単に筆者の都合ですが)で、示唆コメントは割愛します。よかったら、およせください。
2009年10月29日
TRIZがあなたにもたらしてくれるもの

スライドを創っていて、初心者の方にむけて「TRIZは一言でいえば、どういう効果がある道具なのか?」をとことん考えてみた結果、こういうスライドになりました。
たとえば、の話ですが、かんな。かんなは、使う人にいったい何を与えてくれるのか。木製のフラット面のあるブロック状の構造の中に刃がありまして…というのは、適切な答えじゃない。かんなが、使い手にくれるものは「木材の滑らかな表面」ですね。
その観点から言うと、TRIZは、なんだろう、と。
すると、最後の一言までしぼりこむなら「効率的なアイデアワーク」だと、言えるでしょう。技術系の人材に向けて言うならば。
(なお、企画部など、文系的な部門ならば、TRIZよりも、軽くて効果的な道具があります。なので、上記の言葉は、あくまで、TRIZの潜在的な使い手に対することば、であることを、補足しておきます。文系的な方向けには、私は、現代のシネクティクス手法を提供します。)
言葉は、絞るほど、強くなる。磨かれる。
エッセンスの単語をはぎ取った時、それは分かる。
2009年09月27日
進化パターン、伸びしろを探す方法
最近、TRIZ書籍各種をならべて一挙に読み比べています。
技術の進化トレンド(技術発展の傾向には、いくつかのパターンがある、という概念で整理された製品に含まれる技術要素発展のタイムライン)を、つぶさに理解しようとしています。
ゴミ箱、自転車、冷蔵庫、メカニカルなもの、などなど、いろんな製品が世の中にあります。それらの中にどういった(発展の)伸びしろがあるのか、わかります、その技術進化パターン集をつかうと。
TRIZを「創造力を補佐する道具」としてみたとき、発明原理に次いで、強力な道具だと思います。
アイデア発想法の中には、こうした「具体的なパターン」は少ない(発想法と呼ばれるものは、やり方・プロセスが多い)ので、発想法の視点からしても興味深く貴重なものです。
もうすこし整理してみたいと思います。
ダレルマンの『体系的技術革新』の一文が象徴的です。
最後に引用します。
『TRIZの技術進化のトレンドの概念は、技術革新が「どこで?」「どうやって?」起きるかを識別するためのユニークで強力な手段を提供する』
技術の進化トレンド(技術発展の傾向には、いくつかのパターンがある、という概念で整理された製品に含まれる技術要素発展のタイムライン)を、つぶさに理解しようとしています。
ゴミ箱、自転車、冷蔵庫、メカニカルなもの、などなど、いろんな製品が世の中にあります。それらの中にどういった(発展の)伸びしろがあるのか、わかります、その技術進化パターン集をつかうと。
TRIZを「創造力を補佐する道具」としてみたとき、発明原理に次いで、強力な道具だと思います。
アイデア発想法の中には、こうした「具体的なパターン」は少ない(発想法と呼ばれるものは、やり方・プロセスが多い)ので、発想法の視点からしても興味深く貴重なものです。
もうすこし整理してみたいと思います。
ダレルマンの『体系的技術革新』の一文が象徴的です。
最後に引用します。
『TRIZの技術進化のトレンドの概念は、技術革新が「どこで?」「どうやって?」起きるかを識別するためのユニークで強力な手段を提供する』
2009年09月13日
TRIZシンポジウム2009(2日目、3日目)
2009年のTRIZシンポジウム、全三日間の日程が、終了しました。
二日目と三日目について、簡単にレポートします。
二日目、実は私は東京で、クライアントとの打ち合わせがあり、シンポジウムには参加できていませんでした。(そして、IDEOのTom Kelley氏の講演を聞いていた前後の時間、クライアントとの打ち合わせをずっとしていたのでした)。
二日目は夜のプライベートなディスカッションタイムに参加しましたが、とても真剣かつ活発な意見交換やアイデア創出がなされていて、集まる人の創造的なエネルギーを強く感じることができました。
三日目午前は、世界的に見た時にTRIZの若きホープであるダレルマン氏の講演がありました。
彼の知の体系化は、とても興味深い洞察にみちています。TRIZだけじゃなく、それの中でのTRIZを位置付けていくなかで、TRIZの拡張概念領域や可能性を聞き手も広げていくことができる面白い五講演でした。基本的に同時通訳は尽きません。質疑応答はサマリアップして翻訳してくれます。そのため、和文スライドを同時に表示してくださいます(協会の鋭意努力のたまもの)。しかし、迫力あるプレゼンをそのまま聴けた方がいいので、やはりある程度、英語が聞き取れる能力があるほうが、TRIZシンポジウムは、格段におもしろくなるとおもいました。
三日目午後は、ポスター発表です。私もそこで発表しました。実は、私はこの出張前に、きつい腰痛になっていて、シンポジウム期間、風邪をひいたようで、のどがはれていて声がはれない、という、かなりスピーカーとして健康管理的に×な状態でした。本当は人前で話す時には、聞いてくだされる方に精一杯をおとどけしたいとおもってお話しするのですが、今回は、不十分であったとおもいます。これについては、今後の大きな糧として、健康増進を自らに義務付けようと思いました。
内容は、先日の動画で公開した内容です。また、実際に掲示したシートは、こちらです。こんな例を記入していました。
夕方は、特に印象に凝ったのは、産能大の澤口先生のご発表でした。TRIZありきでイノベーション教育の導入口は、はかりにくいのが実情。そういうなかで、彼ら産能大の教育プログラムは、ディスカッション中心で、最終的にTRIZ的な概念にたどりつき、学習効果をもらたすような、よい構造のものでした。そういうトレーニングを提供できるのは、TRIZに対する深い知識と、教育工学的なノウハウの蓄積が大きいのではないかと、一人察していました。
全般的に、不況期深くなったこの時期に、シンポジウムに、この規模の人数(目算ですが100名を軽く超えています)が参加したのは、とても意義深いことと思います。景気の先行きは不透明ですが、また、分野まだらに回復したならば、その時に増加する活動になるのだろうと、直感的におもいました。
参加するには、結構な時間と費用がかかるのも事実です。しかし、TRIZの初心者にとっては、2年出てみると、きっと、TRIZを一通り、理解して使える水準になるのではないかとおもいます。多く参加者の方を見ていると、そういうタイムスパンで、TRIZの活用者として最小限サイズまで成長する時間の長さは、2年ぐらいかなぁとおもいます。
それを超えると、事例発表をするような時期に入り、一層の活用をされたり、別の手法とのミックス活用といった思考がでてきて、「自社の発展系のTRIZ」が再構築されていく、そんな傾向があるように見えました。(もちろん、根づくまえに、多くの困難がなかったわけではなくその時期まで来る方は、相当強靭な精神力でのりきっているのだとおもいます)
多くの平均的な参加者にとって、「基本の新規要素の獲得」フェーズが終わりつつあり、次のステージへの探索的な意識が、あちこちで見られていた、と私の印象的には、感じられました。それがいかなる方向に発展・加速していくのか、興味深い所だと思います。
追記:
@IT(アイティメディア社)のイベントカレンダーでも、このイベントを掲示しておりましたが、それをご覧になってご参加いただいた方がいらしたら、この場を借りて御礼申し上げます。
二日目と三日目について、簡単にレポートします。
二日目、実は私は東京で、クライアントとの打ち合わせがあり、シンポジウムには参加できていませんでした。(そして、IDEOのTom Kelley氏の講演を聞いていた前後の時間、クライアントとの打ち合わせをずっとしていたのでした)。
二日目は夜のプライベートなディスカッションタイムに参加しましたが、とても真剣かつ活発な意見交換やアイデア創出がなされていて、集まる人の創造的なエネルギーを強く感じることができました。
三日目午前は、世界的に見た時にTRIZの若きホープであるダレルマン氏の講演がありました。
彼の知の体系化は、とても興味深い洞察にみちています。TRIZだけじゃなく、それの中でのTRIZを位置付けていくなかで、TRIZの拡張概念領域や可能性を聞き手も広げていくことができる面白い五講演でした。基本的に同時通訳は尽きません。質疑応答はサマリアップして翻訳してくれます。そのため、和文スライドを同時に表示してくださいます(協会の鋭意努力のたまもの)。しかし、迫力あるプレゼンをそのまま聴けた方がいいので、やはりある程度、英語が聞き取れる能力があるほうが、TRIZシンポジウムは、格段におもしろくなるとおもいました。
三日目午後は、ポスター発表です。私もそこで発表しました。実は、私はこの出張前に、きつい腰痛になっていて、シンポジウム期間、風邪をひいたようで、のどがはれていて声がはれない、という、かなりスピーカーとして健康管理的に×な状態でした。本当は人前で話す時には、聞いてくだされる方に精一杯をおとどけしたいとおもってお話しするのですが、今回は、不十分であったとおもいます。これについては、今後の大きな糧として、健康増進を自らに義務付けようと思いました。
内容は、先日の動画で公開した内容です。また、実際に掲示したシートは、こちらです。こんな例を記入していました。
夕方は、特に印象に凝ったのは、産能大の澤口先生のご発表でした。TRIZありきでイノベーション教育の導入口は、はかりにくいのが実情。そういうなかで、彼ら産能大の教育プログラムは、ディスカッション中心で、最終的にTRIZ的な概念にたどりつき、学習効果をもらたすような、よい構造のものでした。そういうトレーニングを提供できるのは、TRIZに対する深い知識と、教育工学的なノウハウの蓄積が大きいのではないかと、一人察していました。
全般的に、不況期深くなったこの時期に、シンポジウムに、この規模の人数(目算ですが100名を軽く超えています)が参加したのは、とても意義深いことと思います。景気の先行きは不透明ですが、また、分野まだらに回復したならば、その時に増加する活動になるのだろうと、直感的におもいました。
参加するには、結構な時間と費用がかかるのも事実です。しかし、TRIZの初心者にとっては、2年出てみると、きっと、TRIZを一通り、理解して使える水準になるのではないかとおもいます。多く参加者の方を見ていると、そういうタイムスパンで、TRIZの活用者として最小限サイズまで成長する時間の長さは、2年ぐらいかなぁとおもいます。
それを超えると、事例発表をするような時期に入り、一層の活用をされたり、別の手法とのミックス活用といった思考がでてきて、「自社の発展系のTRIZ」が再構築されていく、そんな傾向があるように見えました。(もちろん、根づくまえに、多くの困難がなかったわけではなくその時期まで来る方は、相当強靭な精神力でのりきっているのだとおもいます)
多くの平均的な参加者にとって、「基本の新規要素の獲得」フェーズが終わりつつあり、次のステージへの探索的な意識が、あちこちで見られていた、と私の印象的には、感じられました。それがいかなる方向に発展・加速していくのか、興味深い所だと思います。
追記:
@IT(アイティメディア社)のイベントカレンダーでも、このイベントを掲示しておりましたが、それをご覧になってご参加いただいた方がいらしたら、この場を借りて御礼申し上げます。
2009年09月10日
TRIZシンポジウム2009(1日目)
埼玉の武蔵嵐山(あらしやま、ではなく、らんざん)で、TRIZシンポジウム2009が開かれています。
駅前の風景。

むしろ、これくらい金色だと、なぜか納得してしまう看板。
駅前から900メートルのところにあるこの会場は、ゆったりした敷地で作りもしっかりしています。国立女性教育会館。

園内も広くて、国立公園のなかに、研修所と宿泊所があるような、というのが実感に近いです。
敷地内の移動の小道。

シンポジウム会場内は写真自粛ゆえ、園庭レポートふうに。
夜は、懇親会です。この分野の各国の一流の方が集まる貴重な機会です。
移動もまた、園内を、いきます。

その後は、テーマ設定された座談会があちこちで。私は11時半に部屋に戻りましたが、まだ、建物内では、活発な創造活動のディスカッションがなされているようです。
なお今日の印象深いものとして以下のものがありました。
今日は、講演の後、なんと大学院生さんによるTRIZの実施例が発表されました。お手本のようなきれいな実施プロセスで、しかも概念上の検証までなされていて、これは秀逸でした。
そのあと、発表は続き、コガネイさんからは、TRIZで、これまた、大きな革新をとげた装置の発表が。迫力ある事例でした。
駅前の風景。

むしろ、これくらい金色だと、なぜか納得してしまう看板。
駅前から900メートルのところにあるこの会場は、ゆったりした敷地で作りもしっかりしています。国立女性教育会館。

園内も広くて、国立公園のなかに、研修所と宿泊所があるような、というのが実感に近いです。
敷地内の移動の小道。

シンポジウム会場内は写真自粛ゆえ、園庭レポートふうに。
夜は、懇親会です。この分野の各国の一流の方が集まる貴重な機会です。
移動もまた、園内を、いきます。

その後は、テーマ設定された座談会があちこちで。私は11時半に部屋に戻りましたが、まだ、建物内では、活発な創造活動のディスカッションがなされているようです。
なお今日の印象深いものとして以下のものがありました。
今日は、講演の後、なんと大学院生さんによるTRIZの実施例が発表されました。お手本のようなきれいな実施プロセスで、しかも概念上の検証までなされていて、これは秀逸でした。
そのあと、発表は続き、コガネイさんからは、TRIZで、これまた、大きな革新をとげた装置の発表が。迫力ある事例でした。
TRIZシンポジウム2009で発表する内容を、動画でご紹介します。
本日からTRIZシンポジウム2009が始まります。
宮城からは、最終日である9月12日にポスター発表を行います。
13時から14時まで、1回20分を3度ほど。
他にも、私たちよりはるかにレベルの高い優れた創造的な事例が
紹介されます。ご興味のある方はぜひおいで下さい。
創造的な環境で刺激を受けたいと思う方にとっては、
TRIZに不慣れであっても十分な刺激とヒントが得られるでしょう。
TRIZシンポジウム2009の概要
http://miyagi-triz.sblo.jp/article/31965783.html
予行練習をかね、発表予定の内容を動画にしてみました。
全部で15分になります。
まず、どのようにして、私たち(宮城のチーム)が、 新製品アイデア会議専用のツールを作っていったのか、という経緯 と ツールの概要を説明します。
そして、被験者(ユーザ)の感想データを分析して
どのような道具になり得たのかを報告します。
最後に、私たちの理念や今後の活動を方向を説明しています。
発表概要は中川先生のサイトのPDF
http://www.osaka-gu.ac.jp/php/nakagawa/TRIZ/jlinksref/JapanTRIZ-CB/5thTRIZSymp09/jTRIZSymp2009-AbstractsJapan.pdf
の8ページ目に紹介されています。
会場で、石井を見かけたら、ぜひお声掛けください。
ポスターの最終日までいないという方ならば、
「いまここで話して」といっていただければ、
喜んで。
他にも、TRIZ関係なしに、アイデア創出の技術について
ご質問があれば、お気軽にどうぞ。
宮城からは、最終日である9月12日にポスター発表を行います。
13時から14時まで、1回20分を3度ほど。
他にも、私たちよりはるかにレベルの高い優れた創造的な事例が
紹介されます。ご興味のある方はぜひおいで下さい。
創造的な環境で刺激を受けたいと思う方にとっては、
TRIZに不慣れであっても十分な刺激とヒントが得られるでしょう。
TRIZシンポジウム2009の概要
http://miyagi-triz.sblo.jp/article/31965783.html
予行練習をかね、発表予定の内容を動画にしてみました。
全部で15分になります。
まず、どのようにして、私たち(宮城のチーム)が、 新製品アイデア会議専用のツールを作っていったのか、という経緯 と ツールの概要を説明します。
そして、被験者(ユーザ)の感想データを分析して
どのような道具になり得たのかを報告します。
最後に、私たちの理念や今後の活動を方向を説明しています。
発表概要は中川先生のサイトのPDF
http://www.osaka-gu.ac.jp/php/nakagawa/TRIZ/jlinksref/JapanTRIZ-CB/5thTRIZSymp09/jTRIZSymp2009-AbstractsJapan.pdf
の8ページ目に紹介されています。
会場で、石井を見かけたら、ぜひお声掛けください。
ポスターの最終日までいないという方ならば、
「いまここで話して」といっていただければ、
喜んで。
他にも、TRIZ関係なしに、アイデア創出の技術について
ご質問があれば、お気軽にどうぞ。
2009年09月01日
宮城TRIZ研究会をコアメンバーにて実施しています。
TRIZシンポジウム2009も近付いてきました。
本日は宮城TRIZ研究会のコアメンバーにて
研究会を実施しています。
半年ほど手を入れられていなかった公式サイトの
マイナーリニューアルと、
「取材してきました」コンテンツの更新を
メインに、目下作業中です。
また、この半年間に具体的な形になったものが3つあります。
それらの適切な形での紹介もしたいと思っています。
事例1:アイデア・スイッチ
(一部にTRIZコンテンツを盛り込んだビジネス書)
事例2:ブレイン・ペーパー02
(9windowsをベースにした新製品会議専用のホワイトボード)
事例3:IdeaPod
(KAYACさんと作ったTRIZ発明原理(智慧カード)のiPhoneアプリ)
支援組織としての宮城TRIZ研究会ですが、支援に必要なものを形にして広く必要な人に届けたいと思っています。その辺のフィロソフィーや外部組織との連携(作るには、外部の力が要りますから)の思想などを、午後にまとめます。
本日は宮城TRIZ研究会のコアメンバーにて
研究会を実施しています。
半年ほど手を入れられていなかった公式サイトの
マイナーリニューアルと、
「取材してきました」コンテンツの更新を
メインに、目下作業中です。
また、この半年間に具体的な形になったものが3つあります。
それらの適切な形での紹介もしたいと思っています。
事例1:アイデア・スイッチ
(一部にTRIZコンテンツを盛り込んだビジネス書)
事例2:ブレイン・ペーパー02
(9windowsをベースにした新製品会議専用のホワイトボード)
事例3:IdeaPod
(KAYACさんと作ったTRIZ発明原理(智慧カード)のiPhoneアプリ)
支援組織としての宮城TRIZ研究会ですが、支援に必要なものを形にして広く必要な人に届けたいと思っています。その辺のフィロソフィーや外部組織との連携(作るには、外部の力が要りますから)の思想などを、午後にまとめます。
2009年06月24日
TRIZ連載〜新しいゴミ箱のアイデア編〜【まとめ】
以前、地元の工業会で連載した記事があります。
「若い主人公がTRIZで工夫発想をしていく」ストーリーです。
今まではどこにもリンクを載せていなかったのですが、
手を入れて「智慧カード(Idea Pop-up Cards)」のサイトの事例のリンク先として、
活用するために整備しました。
下のボタンを押すと、「TRIZ連載 〜新しいゴミ箱のアイデア編〜」へ飛びます。

この連載は、智慧カード(TRIZ発明原理)をもとにアイデアを出すというものでした。近い将来に、9画面法で主人公がアイデアを出していく、というものも書いてみたいと思います。
「若い主人公がTRIZで工夫発想をしていく」ストーリーです。
今まではどこにもリンクを載せていなかったのですが、
手を入れて「智慧カード(Idea Pop-up Cards)」のサイトの事例のリンク先として、
活用するために整備しました。
下のボタンを押すと、「TRIZ連載 〜新しいゴミ箱のアイデア編〜」へ飛びます。

この連載は、智慧カード(TRIZ発明原理)をもとにアイデアを出すというものでした。近い将来に、9画面法で主人公がアイデアを出していく、というものも書いてみたいと思います。
2009年06月10日
TRIZ協会だより Vol.1
TRIZ協会だより、が創刊されました。メルマガなので、WEBサイトには今のところ公開されていないようです。読み応えあるいいメルマガです。受信希望される方はTRIZ協会へ依頼してみてはいかがでしょうか。たぶん、快く配信してくれると思います。
今年のシンポジウムの情報も事前にわかる内容になっていくともいます。技術開発のエッセンスが学びとれるいい機会ですので、ぜひ、シンポジウムへの参加もご検討下さい。
今年のシンポジウムの情報も事前にわかる内容になっていくともいます。技術開発のエッセンスが学びとれるいい機会ですので、ぜひ、シンポジウムへの参加もご検討下さい。
2009年05月22日
TRIZ分科会の実施報告をしました
5月22日。せんだいコーディネータ協議会で、各分科会の報告ほかがありました。
私が幹事を務めたTRIZ分科会(宮城TRIZ研究会と合同開催)について私から報告をいたしました。
TRIZbunkakai_houkoku.zip
報告をまとめてかいてみますと、
5回開催で、地域企業とコーディネータから合計で50名に参加してもらえました。
内容は、アイデア創出の実践です。TRIZを毎回使っています。
なぜ、こうした活動を選定したのかは、以前の地域の技術課題の調査レポートをもとに、こう考えています、ということを、レポートを引用しながらご説明しました。
新製品や新事業の初期的アイデアを創出する活動が必要である。
私たちの調査はそのように結論し、提案しています。
厳しい経済状況だからこそ、付加価値率をあげるには、競争力のある新製品企画をしていく必要があります。量的に稼いで収益を上げるモデルは縮小経済においては相当に難しい道ですから。
私が幹事を務めたTRIZ分科会(宮城TRIZ研究会と合同開催)について私から報告をいたしました。
TRIZbunkakai_houkoku.zip
報告をまとめてかいてみますと、
5回開催で、地域企業とコーディネータから合計で50名に参加してもらえました。
内容は、アイデア創出の実践です。TRIZを毎回使っています。
なぜ、こうした活動を選定したのかは、以前の地域の技術課題の調査レポートをもとに、こう考えています、ということを、レポートを引用しながらご説明しました。
新製品や新事業の初期的アイデアを創出する活動が必要である。
私たちの調査はそのように結論し、提案しています。
厳しい経済状況だからこそ、付加価値率をあげるには、競争力のある新製品企画をしていく必要があります。量的に稼いで収益を上げるモデルは縮小経済においては相当に難しい道ですから。
2009年05月21日
メキシコからの連絡をもらいました
TRIZシンポジウムで発表してきた内容が、英語で紹介されたのをメキシコの方が見て、資料を、とのことでご連絡をいただきました。
英語でのやりとり。
私に書けるのは2行まで。
なので、余計なことを書かずにシンプルに本質だけ。
自分たちのした活動が言葉の壁を越えて海外から興味を持ってももらえたことはうれしいですね。
続きを読む
英語でのやりとり。
私に書けるのは2行まで。
なので、余計なことを書かずにシンプルに本質だけ。
自分たちのした活動が言葉の壁を越えて海外から興味を持ってももらえたことはうれしいですね。
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2009年05月15日
宮城TRIZ研究会の成果物一覧
宮城TRIZ研究会の会長として、当会の作ってきた成果物をここにまとめてみます。
カードツール「智慧カード」
全カードコンテンツは
http://triz.sblo.jp/archives/20070814-1.html
にて閲覧できます。
実物がほしい、という場合は、アマゾンから入手もできます。
アマゾン
カードツール「Idea Pop-up Cards」
智慧カードを英訳してマニュアルを充実したものです。
アマゾンから入手もできます。
アマゾン
調査レポート「中小企業の技術トレンドと技術課題」
当会が地域の製造業系中小企業におこなったアンケート調査の結果をまとめたものです。宮城県エリアの企業はどういった技術課題を持っているのか、について参考資料としてご覧ください。またTRIZはその課題についてどのようなアドバイスをするのか、についても後半部で紹介しています。
無料ダウンロード
中小企業向けの簡易TRIZツール(1)「小さいマトリックス」
上記の調査を元に分かったことは、技術課題上位8つだけで全回答の大半を占める、ということでした。それを踏まえて、上位8課題のみへダウンサイジングした矛盾マトリックを作成ました。大きすぎると選ぶ負担感が大きくて見る気がしない、という初心者の心理的な壁を低くする「軽い道具」になれば、と思っています。また、矛盾問題に追い込めない初心者は「○○を改善したい」というものだけがあるものですが、それについての一定の示唆も提示するようになっています。
無料ダウンロード triz_small_matrix.pdf
中小企業向けの簡易TRIZツール(2)「新製品指針シート」
上記の調査で分かったことは、31の進化トレンドのうち、多くの抽象企業が経験しているものは、一部のトレンドに集中している、ということでした。残りのトレンドは、どの企業もまったくない経験していないものと、少数だけれども経験しているものがありました。それらを自社の開発の際の指針にしよう、という主旨で整理したものです。主流となる開発なら、多くの企業の進化トレンドをねらい、まったく他者とちがったを開発を望むならば、ほとんどの企業で経験していないトレンドを狙います。簡単なシートですが戦略的な開発に使ってもらえたら幸いです。
無料ダウンロード triz_d_strategy_sheet.pdf
中小企業向けの簡易TRIZツール(3)「技術的ブレークスルー・ノート」
現場に入って技術課題を伺って、その上でTRIZを適用して、発明原理から発案をする、という長いプロセスを何とか、自分だけでおこなえる道具を作れないか、とかんがえてつくったノートです。現場で技術課題があった時にひらき、課題のページを選びます。そのページは発明原理の示すナンバーに相当する智慧カードの発想フレーズがあり、発想の手順も書いてあります。それに記入するだけで結構なアイデアを引き出せるようになっています。
無料ダウンロード triz_idea_note.pdf
そして・・・
近日プレスリリースを打つ予定の新しいアイテム
「新製品アイデア会議用ボード」が最近完成しました。
とつとつと開発者自ら語っております
追記:上記アイテムもアマゾンから買えるようになりました。
アマゾン
カードツール「智慧カード」
全カードコンテンツは
http://triz.sblo.jp/archives/20070814-1.html
にて閲覧できます。
実物がほしい、という場合は、アマゾンから入手もできます。
アマゾン
カードツール「Idea Pop-up Cards」
智慧カードを英訳してマニュアルを充実したものです。
アマゾンから入手もできます。
アマゾン
調査レポート「中小企業の技術トレンドと技術課題」
当会が地域の製造業系中小企業におこなったアンケート調査の結果をまとめたものです。宮城県エリアの企業はどういった技術課題を持っているのか、について参考資料としてご覧ください。またTRIZはその課題についてどのようなアドバイスをするのか、についても後半部で紹介しています。
無料ダウンロード
中小企業向けの簡易TRIZツール(1)「小さいマトリックス」
上記の調査を元に分かったことは、技術課題上位8つだけで全回答の大半を占める、ということでした。それを踏まえて、上位8課題のみへダウンサイジングした矛盾マトリックを作成ました。大きすぎると選ぶ負担感が大きくて見る気がしない、という初心者の心理的な壁を低くする「軽い道具」になれば、と思っています。また、矛盾問題に追い込めない初心者は「○○を改善したい」というものだけがあるものですが、それについての一定の示唆も提示するようになっています。
無料ダウンロード triz_small_matrix.pdf
中小企業向けの簡易TRIZツール(2)「新製品指針シート」
上記の調査で分かったことは、31の進化トレンドのうち、多くの抽象企業が経験しているものは、一部のトレンドに集中している、ということでした。残りのトレンドは、どの企業もまったくない経験していないものと、少数だけれども経験しているものがありました。それらを自社の開発の際の指針にしよう、という主旨で整理したものです。主流となる開発なら、多くの企業の進化トレンドをねらい、まったく他者とちがったを開発を望むならば、ほとんどの企業で経験していないトレンドを狙います。簡単なシートですが戦略的な開発に使ってもらえたら幸いです。
無料ダウンロード triz_d_strategy_sheet.pdf
中小企業向けの簡易TRIZツール(3)「技術的ブレークスルー・ノート」
現場に入って技術課題を伺って、その上でTRIZを適用して、発明原理から発案をする、という長いプロセスを何とか、自分だけでおこなえる道具を作れないか、とかんがえてつくったノートです。現場で技術課題があった時にひらき、課題のページを選びます。そのページは発明原理の示すナンバーに相当する智慧カードの発想フレーズがあり、発想の手順も書いてあります。それに記入するだけで結構なアイデアを引き出せるようになっています。
無料ダウンロード triz_idea_note.pdf
そして・・・
近日プレスリリースを打つ予定の新しいアイテム
「新製品アイデア会議用ボード」が最近完成しました。
とつとつと開発者自ら語っております
追記:上記アイテムもアマゾンから買えるようになりました。
アマゾン
2009年05月11日
TRIZホームページでご紹介いただきました
TRIZの第一人者である中川徹教授の運営するTRIZホームページにて、私が会長をと詰める宮城TRIZ研究会の発表内容をご紹介頂きました。
TRIZホームページ内の紹介ページはこちら
同サイトの英語版はこちら
中川先生のような超多忙な方から、このように大変丁寧にご紹介たいだいて、本当に恐縮しています。しかも英語版の発信は、英語の苦手な私たちにとって、とても貴重な情報発信となっています。
なお、私たち宮城TRIZ研究会は、
2007年は、智慧カードを
2008年は、3つのツールを
(小さいマトリックス
新製品指針シート
技術的ブレイクスルーのためのワークシート)
を制作・発表してきました。
今年2009年は?というと
あるアイテムを制作しているのですが
タイミング的にぎりぎりなので悩ましい所です。
なんとか、社会に提供できるように、
全力を尽くしてみたいともいます。
こうして追い風のようにご支援をいただいている
方々の為にも。
TRIZホームページ内の紹介ページはこちら
同サイトの英語版はこちら
中川先生のような超多忙な方から、このように大変丁寧にご紹介たいだいて、本当に恐縮しています。しかも英語版の発信は、英語の苦手な私たちにとって、とても貴重な情報発信となっています。
なお、私たち宮城TRIZ研究会は、
2007年は、智慧カードを
2008年は、3つのツールを
(小さいマトリックス
新製品指針シート
技術的ブレイクスルーのためのワークシート)
を制作・発表してきました。
今年2009年は?というと
あるアイテムを制作しているのですが
タイミング的にぎりぎりなので悩ましい所です。
なんとか、社会に提供できるように、
全力を尽くしてみたいともいます。
こうして追い風のようにご支援をいただいている
方々の為にも。
2009年05月01日
2009年04月20日
製品構想の新人研修の講師
今日から、某社さんの新人研修がスタートしました。7週間にわたる新製品構想の研修です。
創造技法として使うものは「TRIZの9windows(ナイン・ウインドウズ:9画面法)」です。
この創造技法は過去と現在の差分から未来を構想する、というものです。TRIZの他のコンテンツは「発明原理(≒技術的ブレークスルーの40パターン)」や「トレンド(技術進化の31パターン)」といった具体的なパターンが発想を引き出すのに対して、9windowsは、思考プロセス、という点でTRIZの他の技法ほどの派手さはないのですが、シンプルな本質が9つのセルにまとまっていて実は初心者にもかなりの効果をもらたす技法だとおもいます。
この新人さんたちの研修、「未来の可能性を創る人を作る」仕事だと思って、本気で取り組んでいます。私は教育の専門家になりたいわけではないので、こういうタイプの仕事はどちらかと言えばイレギュラーですが、やるからには、本気です。
夕方、講義の終わった後も急いで自宅オフィスに戻り、関係者の資料となる動画ファイルを編集して配布したり、コミュニケーション用のメール関係の整備をしたり、していました。
ちなみに、アイデア会議マスター01(ブレイン・ライティング・シート)を使って発想してもらいました。発想に苦労している様子でしたが各チームのトップアイデアを伺ったところ、「おお、それはおもしろい」とおもうアイデアがいくつもありました。
これからの各チームのアイデアが育っていく様子が楽しみにです。ちょっと「ファーマー(農業者)」な気分ですね。アイデアの。
創造技法として使うものは「TRIZの9windows(ナイン・ウインドウズ:9画面法)」です。
この創造技法は過去と現在の差分から未来を構想する、というものです。TRIZの他のコンテンツは「発明原理(≒技術的ブレークスルーの40パターン)」や「トレンド(技術進化の31パターン)」といった具体的なパターンが発想を引き出すのに対して、9windowsは、思考プロセス、という点でTRIZの他の技法ほどの派手さはないのですが、シンプルな本質が9つのセルにまとまっていて実は初心者にもかなりの効果をもらたす技法だとおもいます。
この新人さんたちの研修、「未来の可能性を創る人を作る」仕事だと思って、本気で取り組んでいます。私は教育の専門家になりたいわけではないので、こういうタイプの仕事はどちらかと言えばイレギュラーですが、やるからには、本気です。
夕方、講義の終わった後も急いで自宅オフィスに戻り、関係者の資料となる動画ファイルを編集して配布したり、コミュニケーション用のメール関係の整備をしたり、していました。
ちなみに、アイデア会議マスター01(ブレイン・ライティング・シート)を使って発想してもらいました。発想に苦労している様子でしたが各チームのトップアイデアを伺ったところ、「おお、それはおもしろい」とおもうアイデアがいくつもありました。
これからの各チームのアイデアが育っていく様子が楽しみにです。ちょっと「ファーマー(農業者)」な気分ですね。アイデアの。
2009年04月16日
20年後の新製品を考案する新人研修
東北地方の電子機器メーカ大手さんの新人研修を、今年お手伝いします。創造性の技法の研修講師、という表現が適切でしょうか。
TRIZの9windowsという手法を用いて20年後の製品を構想してもらいます。数か月にわたるプロジェクト的な研修です。最後の仕上げには、経営者層へのプレゼンがあります。
規模も大きく、参加人数も50名ほど。講師は私がメインで、その企業のベテランの方にお手伝いいただき、動向系の知識提供などを行います。
これを夕べも朝方まで作っていました。スライドの締め切りまであと24時間。今日も寝れない夜になりそうです。
研修設計において、私はまず「理念」を決めます。今回の理念は「20年後の経営者層が現在の経営者層にプレゼンする」というつもりで、将来の社長や経営層になる人を始動させていただく、というつもりで臨みます。実際、新人さんの教育を5年続ければ、20年後、部長やその上の職についている人が出るでしょう。
「学生を終えたばかりの若者に教えてやる」という気持ちは、みじんもありません。未来の経営者に伝えたいメッセージを、できる限り分かりやすく、楽しく経験してもらう、という強い意識を持って、この研修設計と講師に臨みます。
この研修の基本構想は、別のプロジェクトや企業でも適用できます。そうした研修開発にご興味のある方はぜひご相談ください。私が講師までするのは、どちらかといえば珍しいケースでしょう。研修開発のチームに、創造工学的なアドバイザーとして参画するようなライトなやり方もふくめて、私の専門性が役に立つのであれば喜んでお手伝いいたします。
TRIZの9windowsという手法を用いて20年後の製品を構想してもらいます。数か月にわたるプロジェクト的な研修です。最後の仕上げには、経営者層へのプレゼンがあります。
規模も大きく、参加人数も50名ほど。講師は私がメインで、その企業のベテランの方にお手伝いいただき、動向系の知識提供などを行います。
これを夕べも朝方まで作っていました。スライドの締め切りまであと24時間。今日も寝れない夜になりそうです。
研修設計において、私はまず「理念」を決めます。今回の理念は「20年後の経営者層が現在の経営者層にプレゼンする」というつもりで、将来の社長や経営層になる人を始動させていただく、というつもりで臨みます。実際、新人さんの教育を5年続ければ、20年後、部長やその上の職についている人が出るでしょう。
「学生を終えたばかりの若者に教えてやる」という気持ちは、みじんもありません。未来の経営者に伝えたいメッセージを、できる限り分かりやすく、楽しく経験してもらう、という強い意識を持って、この研修設計と講師に臨みます。
この研修の基本構想は、別のプロジェクトや企業でも適用できます。そうした研修開発にご興味のある方はぜひご相談ください。私が講師までするのは、どちらかといえば珍しいケースでしょう。研修開発のチームに、創造工学的なアドバイザーとして参画するようなライトなやり方もふくめて、私の専門性が役に立つのであれば喜んでお手伝いいたします。
2009年04月11日
TRIZ協会の執行委員
私石井力重は、日本TRIZ協会の新執行委員となりましたことを、正式にご報告します。
運営会議における討議に参画し、よりよい運営にむけて、微力ながら提案をさせていただきたいと思います。
また、私は広報委員にもなりました。シンポジウムのアナウンスやプレスへの事前アナウンスなど、私ができることならば全力で行う所存です。これからもよろしくお願いします。
運営会議における討議に参画し、よりよい運営にむけて、微力ながら提案をさせていただきたいと思います。
また、私は広報委員にもなりました。シンポジウムのアナウンスやプレスへの事前アナウンスなど、私ができることならば全力で行う所存です。これからもよろしくお願いします。
2008年12月18日
Mi-TRIZ調査レポート001、公開しました。
12月17日、宮城TRIZ研究会は、2007年度に実施したアンケート調査
「県内企業の技術トレンドと開発・技術課題に関するアンケート調査」の集計結果を
「調査レポート001 ― 中小企業の技術トレンドと技術課題」として公開しました。
中小企業の技術トレンドと技術課題.pdf
「県内企業の技術トレンドと開発・技術課題に関するアンケート調査」の集計結果を
「調査レポート001 ― 中小企業の技術トレンドと技術課題」として公開しました。
2008年09月21日
英語版の智慧カードを製作しています
仕事の虫かなぁ、と自分でもおもいますが、休日も何か創っています。今日は、TRIZ理論の中にある40のブレークスルーパターンのカード「智慧カード」の英語版を製作していました。
中川徹教授(大阪学院大学)に、2007年の私たちの発表を英訳して公開していただきました。その際に、智慧カードのフレーズをすべて英語にしていただいたので、許可をいただいてその英語表現を使わせてもらっています。
単にカードのフレーズを英文に置き換えるだけでも、とおもって取り組みはじめましたが、フォントの種類、サイズ、改行、そしてカードのネーミング、をデザイン的に考えながら、作業をしていました。
冬にシリコンバレーに行きますが、その時に、何とか英語版のサンプルを製作し、プレゼントできるように、ピッチを速めています。
英語の能力が本当に低い私としては、英語でのアイテム開発は難航しますが、この作業を通じて少しずつ、自分に英語への慣れが出てきた気がします。
(蛇足:ある知に早く深くなれようとしたら「その知を簡単に使うツールを考案すること」は効果的なやりかたであると思います。ツールは自分自身を助けますが、なにより、いい道具をつくるには、含まれるコンテンツを、深く広く理解する必要があります。開発行為自体が、学びを大幅に促進します。)
中川徹教授(大阪学院大学)に、2007年の私たちの発表を英訳して公開していただきました。その際に、智慧カードのフレーズをすべて英語にしていただいたので、許可をいただいてその英語表現を使わせてもらっています。
単にカードのフレーズを英文に置き換えるだけでも、とおもって取り組みはじめましたが、フォントの種類、サイズ、改行、そしてカードのネーミング、をデザイン的に考えながら、作業をしていました。
冬にシリコンバレーに行きますが、その時に、何とか英語版のサンプルを製作し、プレゼントできるように、ピッチを速めています。
英語の能力が本当に低い私としては、英語でのアイテム開発は難航しますが、この作業を通じて少しずつ、自分に英語への慣れが出てきた気がします。
(蛇足:ある知に早く深くなれようとしたら「その知を簡単に使うツールを考案すること」は効果的なやりかたであると思います。ツールは自分自身を助けますが、なにより、いい道具をつくるには、含まれるコンテンツを、深く広く理解する必要があります。開発行為自体が、学びを大幅に促進します。)
2008年08月16日
UD×TRIZ(及び、夏休みの宿題、工夫工作のテーマをさがすお父さんへ)
UD(ユニバーサルデザイン)を独学で調べて勉強をしています。おもしろいですね、この知識セットは。
ユニバーサルデザインの7原則 → グーグル
万人が使いやすいものは、もちろん、成人にも使いやすいわけで、悪条件(たとえば、災害時で薄暗い、手が濡れている、けがをした状態で握力が低下している)に陥ったときにも、使える道具となります。大規模地震の予想されている宮城においては、災害時・避難後の生活を生きるための道具が使いやすい、というのは、かなり切実な問題であると個人的に思っています。
さて、UDとTRIZを車の両輪として使おうというアイデアです。
UDで、今の道具をもっと使いやすくする方向性、どうなったらいいのかという理想像がでます(whatが発想できます)。そうしたら今度は、じゃあ、どうやって、それを実現するか「howの発想」が必要になってきます。このときに、モノづくりのブレークスルーパターンであるTRIZの知識セットは使えるだろう、と感じます。
簡単に書くと
使いにくいモノを、使いやすくしよう
↓
UDの7原則をつかって「what」を発想する。使いやすい理想形を
↓
TRIZの40パターンを使って「how」を発想する。理想形にするための具体的な工夫を。
※ TRIZ40パターンは、広く深いので、簡便に智慧カードの40枚ではじめはトライ
↓
使いやすいモノを、はっきり描き、その具現化アイデアもある。
そういうモノづくりアイデアをだせる、のでは、と考えました。
UDのことを独学で勉強し始めたばかりですから、誤解もありそうです。でも、使える有効な知識は使えばいい、本格・厳密であることは、もっとあと。人に役だつことが大事。そうおもって、とにかく、アジャイルに知識活用を試みています。
宮城から世界へ。僕は(英語ができませんが)意識は、いつもそうです。クリエイティブな街から、世界に発信するぞ、と。
追記:アイデア「夏休みの宿題、工夫工作のテーマをさがすお父さんへ」
■続きを読む
ユニバーサルデザインの7原則 → グーグル
万人が使いやすいものは、もちろん、成人にも使いやすいわけで、悪条件(たとえば、災害時で薄暗い、手が濡れている、けがをした状態で握力が低下している)に陥ったときにも、使える道具となります。大規模地震の予想されている宮城においては、災害時・避難後の生活を生きるための道具が使いやすい、というのは、かなり切実な問題であると個人的に思っています。
さて、UDとTRIZを車の両輪として使おうというアイデアです。
UDで、今の道具をもっと使いやすくする方向性、どうなったらいいのかという理想像がでます(whatが発想できます)。そうしたら今度は、じゃあ、どうやって、それを実現するか「howの発想」が必要になってきます。このときに、モノづくりのブレークスルーパターンであるTRIZの知識セットは使えるだろう、と感じます。
簡単に書くと
使いにくいモノを、使いやすくしよう
↓
UDの7原則をつかって「what」を発想する。使いやすい理想形を
↓
TRIZの40パターンを使って「how」を発想する。理想形にするための具体的な工夫を。
※ TRIZ40パターンは、広く深いので、簡便に智慧カードの40枚ではじめはトライ
↓
使いやすいモノを、はっきり描き、その具現化アイデアもある。
そういうモノづくりアイデアをだせる、のでは、と考えました。
UDのことを独学で勉強し始めたばかりですから、誤解もありそうです。でも、使える有効な知識は使えばいい、本格・厳密であることは、もっとあと。人に役だつことが大事。そうおもって、とにかく、アジャイルに知識活用を試みています。
宮城から世界へ。僕は(英語ができませんが)意識は、いつもそうです。クリエイティブな街から、世界に発信するぞ、と。
追記:アイデア「夏休みの宿題、工夫工作のテーマをさがすお父さんへ」
■続きを読む
2008年02月08日
【外部化】TRIZホームページに掲載されました。
中川徹先生(大阪学院大学)が運営されている国内最大のTRIZサイトTRIZホームページに、私たちMiTRIZのシンポジウム(2007年夏)の発表内容が掲載されました。
・発表の際に提出した論文(8枚)
・シンポジウムの全体会場で行った2分間ショートプレゼン(スライド2枚)
・ポスターセッションで発表した資料(スライド16枚)
が全て掲載されています。
中川先生による英文はこちら
(なんと、智慧カードの全40枚の英語表現が!)
この資料は、宮城のメンバーとしても大変貴重な資料として拝見させていただきました。智慧カード40枚全てを英訳していただいています。TRIZのような発想のトリガーとなるフレーズを英語に訳すのは「TRIZ」と「英語」の両方に充分な知識が必要とされます。なかなかそのような人はいませんので、とても貴重なプレゼントを頂いたと思っています。
日本から世界へ、創造性のサポートツールが貢献する。そんなことを、何手か先に思い描いて、これからも小さく挑戦を続けて行きます。中川先生のお言葉がいつも励みになっています。ありがとうございます。
・発表の際に提出した論文(8枚)
・シンポジウムの全体会場で行った2分間ショートプレゼン(スライド2枚)
・ポスターセッションで発表した資料(スライド16枚)
が全て掲載されています。
中川先生による英文はこちら
(なんと、智慧カードの全40枚の英語表現が!)
この資料は、宮城のメンバーとしても大変貴重な資料として拝見させていただきました。智慧カード40枚全てを英訳していただいています。TRIZのような発想のトリガーとなるフレーズを英語に訳すのは「TRIZ」と「英語」の両方に充分な知識が必要とされます。なかなかそのような人はいませんので、とても貴重なプレゼントを頂いたと思っています。
日本から世界へ、創造性のサポートツールが貢献する。そんなことを、何手か先に思い描いて、これからも小さく挑戦を続けて行きます。中川先生のお言葉がいつも励みになっています。ありがとうございます。
2008年02月01日
早朝からTRIZの講義コンテンツ作り
横浜の展示会にゆく用事があったのですが、開場よりずっとはやかったので、早朝のカフェで、ある組織向けのTRIZ関連コンテンツを創っていました。その組織は非常に大きく社会インフラを担っています。TRIZの知識がその組織において活用されるならばその効果は非常に大きいだろうと思います。
TRIZについては、高度な依頼がでてくれば専門家に適切につないでいく動き方をします。そのため、いつも、適切な判断力をもって対応するようにこころがけています。今回のクライアントは、初歩・概論的な説明会を、とのこと。なので私が中心となって企画・実施を担います。
この出張続きの時期に、企画案作りも非常に大変でしたが、それによって多くの人が教授するメリットがあるならば、と一生懸命に創りました。この案件も、クライアントに喜んでもらえるよう、私の精一杯をつくして進めてゆきたいと思います。
TRIZについては、高度な依頼がでてくれば専門家に適切につないでいく動き方をします。そのため、いつも、適切な判断力をもって対応するようにこころがけています。今回のクライアントは、初歩・概論的な説明会を、とのこと。なので私が中心となって企画・実施を担います。
この出張続きの時期に、企画案作りも非常に大変でしたが、それによって多くの人が教授するメリットがあるならば、と一生懸命に創りました。この案件も、クライアントに喜んでもらえるよう、私の精一杯をつくして進めてゆきたいと思います。
2007年12月14日
宮城TRIZ研究会の定例会、全12回、完了しました。
本日、昨年末に計画した宮城TRIZ研究会の「定例会」が全12回、無事完了しました。
来年も動揺に実施する予定ですが、すこしスタイルや時間帯を変えるかもしれません。
今年最後の定例会では、Mi-TRIZの調査事業「県内企業の技術トレンドと、開発・技術課題に関するアンケート」の集計・分析の一部を報告しました。
ごく一部のみの分析ですが、興味深い傾向が見られました。この内容はさらに分析をすすめて、地域や学会などで適切な形で発表したいと思います。
なお、今年最後の定例会には、宮城県内企業のT社の社内USIT研究会(TRIZ研究会)のメンバーの方が参加されました。活動の様子をお互いに紹介しあい、とても勉強になりました。企業内のTRIZ研究会は、はるかに具体性・現実性が高く感心してうかがっておりました。
来年の日程等は、Mi-TRIZのサイトからご報告する予定ですが、もし情報をご希望される方にはメールでもお届けしますのでお気軽にお便りをお送りご連絡下さい。
アドレス
rikie_ishiiあっとまーくyahoo.co.jp
(あっとまーくを@に変えてお送りください。)
来年も動揺に実施する予定ですが、すこしスタイルや時間帯を変えるかもしれません。
今年最後の定例会では、Mi-TRIZの調査事業「県内企業の技術トレンドと、開発・技術課題に関するアンケート」の集計・分析の一部を報告しました。
ごく一部のみの分析ですが、興味深い傾向が見られました。この内容はさらに分析をすすめて、地域や学会などで適切な形で発表したいと思います。
なお、今年最後の定例会には、宮城県内企業のT社の社内USIT研究会(TRIZ研究会)のメンバーの方が参加されました。活動の様子をお互いに紹介しあい、とても勉強になりました。企業内のTRIZ研究会は、はるかに具体性・現実性が高く感心してうかがっておりました。
来年の日程等は、Mi-TRIZのサイトからご報告する予定ですが、もし情報をご希望される方にはメールでもお届けしますのでお気軽にお便りをお送りご連絡下さい。
アドレス
rikie_ishiiあっとまーくyahoo.co.jp
(あっとまーくを@に変えてお送りください。)
2007年12月06日
TRIZ Principles for Information Technologies
IT分野のTRIZが登場しつつあります。
"TRIZ Principles for Information Technologies"
(『IT技術のためのTRIZ発明原理』)、
Umakant Mishra 著 (インド) 、
Technical Innovation Center, ドラフト版、2007年4月
詳しい情報は、TRIZの第一人者、中川先生(大阪学院大学 教授)のTRIZホームページにあります。
そこから一部を引用します。
「[中川の所感]: 私はちょうど1年前にこの本の最初の3章を読む機会があったが、
このTRIZCON2007 で初めてその全体を目にした。
IT/ソフトウェア分野にマッチするように、TRIZの発明原理を
説明、適応、拡張、変更している著者のやり方は、非常にすばらしいと思う。
この本を読めば、あなたがIT分野でよく知っているさまざまな技術革新や改良が、
TRIZの発明原理でうまく説明できることを、分かるだろう。」
(引用ここまで)
中川先生の言葉から、このIT版TRIZの著書が良い出来であることがうかがえます。私もシンポジウムの席などで、ざっと拝見したのですが、システムやソフトウエアなど、システム開発のプロマネ、統括的な立場のSEにとって、とても貴重な「ITシステムの開発の技術的ブレークスルーのパターン集」になると思いました。あるいは、実際に現場で打ち合わせをするような、日々の仕事でシステムデザインを直していくような実践的SEにとって、「どうすればクライアントのこの要求をシステムに取り込めるかな」とアイデアを出す段階で効果的になる書籍だと思いました。
(メカニカルの分野で、開発の工夫を発想するために、オーソドックスなTRIZを活用することと似ています。)
また、中川先生はこうも、続けています。以下引用します。
「日本でわれわれは、本書を日本語に翻訳し、
出版したい (適当な出版社から出版してもらう) という計画をもっている。
私は著者とメールをやりとりしてきて、本書を
(著者のもともとの意図である) (小さな) TRIZ市場にではなく、
ずっと大きなIT分野向けに出版することを薦めてきた。」
(引用ここまで)
日本語への翻訳に取り組んでおり、チーム作り、有望な出版元の探索など、中川先生をして東奔西走せしめるだけのチャレンジ課題のようです。ぜひ、TRIZ分野にとどまらず、日本の多くのSEが、世界的に秀でたレベルの知を簡単に活用できるよう、優れた翻訳本を出版されることを切望しております。
IT版の発明原理で優れたアイデア出しを短時間でできるようになれば、既存のパターンには当てはめられないごくわずかのイノベーティブな問題に、「考える時間を集中投下」できるようになると思います。
すこし、区切って表現するならこうなるのかな、というものを以下、述べます。
■レベル1の課題■
IT版TRIZをつかわなくても、簡単に解ける課題
↓
手法を使わないで、すぐ、解決する。
■レベル2の課題■
なかなか解けずに、試行錯誤や他の開発事例を沢山見てヒントをもらってようやく解法が見出せる課題
↓
IT版TRIZを使って、効率的に、解決する。
■レベル3の課題■
どうやっても、既存の事例などがヒントに出来ない・大変チャレンジングなトップレベルの課題
↓
IT版TRIZを使って、解ける部分を効率的に解き進める。
TRIZですら範疇に含めることの出来ない、「トップ1%の課題を考えることに、たっぷりと時間を使う。
IT分野のエンジニアの方に、簡単にこの知識セットを説明するならば、こういうツールだ、と表現するべきものなのかも知れません。
なお、中川先生のページに、このミシュラ氏のサイトへのリンクがあります。この本の出版、期待して待ちたいですね。
"TRIZ Principles for Information Technologies"
(『IT技術のためのTRIZ発明原理』)、
Umakant Mishra 著 (インド) 、
Technical Innovation Center, ドラフト版、2007年4月
詳しい情報は、TRIZの第一人者、中川先生(大阪学院大学 教授)のTRIZホームページにあります。
そこから一部を引用します。
「[中川の所感]: 私はちょうど1年前にこの本の最初の3章を読む機会があったが、
このTRIZCON2007 で初めてその全体を目にした。
IT/ソフトウェア分野にマッチするように、TRIZの発明原理を
説明、適応、拡張、変更している著者のやり方は、非常にすばらしいと思う。
この本を読めば、あなたがIT分野でよく知っているさまざまな技術革新や改良が、
TRIZの発明原理でうまく説明できることを、分かるだろう。」
(引用ここまで)
中川先生の言葉から、このIT版TRIZの著書が良い出来であることがうかがえます。私もシンポジウムの席などで、ざっと拝見したのですが、システムやソフトウエアなど、システム開発のプロマネ、統括的な立場のSEにとって、とても貴重な「ITシステムの開発の技術的ブレークスルーのパターン集」になると思いました。あるいは、実際に現場で打ち合わせをするような、日々の仕事でシステムデザインを直していくような実践的SEにとって、「どうすればクライアントのこの要求をシステムに取り込めるかな」とアイデアを出す段階で効果的になる書籍だと思いました。
(メカニカルの分野で、開発の工夫を発想するために、オーソドックスなTRIZを活用することと似ています。)
また、中川先生はこうも、続けています。以下引用します。
「日本でわれわれは、本書を日本語に翻訳し、
出版したい (適当な出版社から出版してもらう) という計画をもっている。
私は著者とメールをやりとりしてきて、本書を
(著者のもともとの意図である) (小さな) TRIZ市場にではなく、
ずっと大きなIT分野向けに出版することを薦めてきた。」
(引用ここまで)
日本語への翻訳に取り組んでおり、チーム作り、有望な出版元の探索など、中川先生をして東奔西走せしめるだけのチャレンジ課題のようです。ぜひ、TRIZ分野にとどまらず、日本の多くのSEが、世界的に秀でたレベルの知を簡単に活用できるよう、優れた翻訳本を出版されることを切望しております。
IT版の発明原理で優れたアイデア出しを短時間でできるようになれば、既存のパターンには当てはめられないごくわずかのイノベーティブな問題に、「考える時間を集中投下」できるようになると思います。
すこし、区切って表現するならこうなるのかな、というものを以下、述べます。
■レベル1の課題■
IT版TRIZをつかわなくても、簡単に解ける課題
↓
手法を使わないで、すぐ、解決する。
■レベル2の課題■
なかなか解けずに、試行錯誤や他の開発事例を沢山見てヒントをもらってようやく解法が見出せる課題
↓
IT版TRIZを使って、効率的に、解決する。
■レベル3の課題■
どうやっても、既存の事例などがヒントに出来ない・大変チャレンジングなトップレベルの課題
↓
IT版TRIZを使って、解ける部分を効率的に解き進める。
TRIZですら範疇に含めることの出来ない、「トップ1%の課題を考えることに、たっぷりと時間を使う。
IT分野のエンジニアの方に、簡単にこの知識セットを説明するならば、こういうツールだ、と表現するべきものなのかも知れません。
なお、中川先生のページに、このミシュラ氏のサイトへのリンクがあります。この本の出版、期待して待ちたいですね。
2007年12月01日
明日の課題に、即効力となる使い方 〜TRIZ活用方法〜
TRIZの発明原理。面白いものだけれども、なかなか実際に使ってみようとするとどうしていいかわからない。そんな声にお答えして、TRIZ研究会では、簡単に発明原理をつかってみる5ステップを初心者の方に紹介しています。そのスライドを掲載します。

(クリックするとPDF資料を閲覧できます。)
※発明原理の使い方、第2〜4ステップのあたりは、口頭での説明が伴ってはじめて分かるような資料です。見ても分かりににくいかもしれません。不明点はいつでも気軽におたずね下さい。

(クリックするとPDF資料を閲覧できます。)
※発明原理の使い方、第2〜4ステップのあたりは、口頭での説明が伴ってはじめて分かるような資料です。見ても分かりににくいかもしれません。不明点はいつでも気軽におたずね下さい。
2007年11月30日
TRIZの大家、中川徹先生が来仙されました。
11月30日。中川徹先生が、来仙されました。
(来仙:らいせん、とは仙台の独特の表現で、仙台にアーティストや偉い人が来ることを、来仙する、と表現しています。外国のアーティストが日本にくると「来日」と表現しますが、その仙台版、といった感じです。)
TRIZの講演をしていただくためにいらっしゃったのでした。仙台駅から、デュナミスにいらして、オフィスの様子をみられて、それからデュナミスの下にあるFiveBridge(オープンスペースと貸し会議室:宮城TRIZ研究会の通常の開催場所)をご覧になられました。
その後、泉区の講演会場まで移動し、講演。今回は50人規模の参加者がいらっしゃいました。中川先生の講演のエッセンスが詰まった2時間の講演をしていただきました。中川先生でなければ話せないものがぎっしり詰まっていました。そこまでのものを惜しげもなくお話いただける先生に感謝!
今回は、道中ずっと同行させていただいたのですが、先生に私の大学院(私は現在、東北大の社会人博士の院生でもあり、そこを休学している状態です)のことをお話したり、ITのTRIZに関する話題を教えていただいたりして、とても沢山、先生と会話することが出来ました。アテンドをさせていただいた私の役得だと思います。私のような初歩の初歩しか知らない人間にも、丁寧に話してくださり、熱心にこちらの言うことを聴いてくださいます。その道の大家、として知られる方ですが、人柄は大変、きさくです。
中川先生がいなかったら、日本のTRIZの情報蓄積・共有の状況はもっと違ったものになっていたでしょう。いまほど豊富な情報がだれでもアクセス可能な状況にならなかったはずです。その人にしか出来ないことを、使命、と表現するならば、中川先生は、使命を全うしている数少ない貴重な方なんだなぁ、と講演する先生の姿に、思っていました。
(来仙:らいせん、とは仙台の独特の表現で、仙台にアーティストや偉い人が来ることを、来仙する、と表現しています。外国のアーティストが日本にくると「来日」と表現しますが、その仙台版、といった感じです。)
TRIZの講演をしていただくためにいらっしゃったのでした。仙台駅から、デュナミスにいらして、オフィスの様子をみられて、それからデュナミスの下にあるFiveBridge(オープンスペースと貸し会議室:宮城TRIZ研究会の通常の開催場所)をご覧になられました。
その後、泉区の講演会場まで移動し、講演。今回は50人規模の参加者がいらっしゃいました。中川先生の講演のエッセンスが詰まった2時間の講演をしていただきました。中川先生でなければ話せないものがぎっしり詰まっていました。そこまでのものを惜しげもなくお話いただける先生に感謝!
今回は、道中ずっと同行させていただいたのですが、先生に私の大学院(私は現在、東北大の社会人博士の院生でもあり、そこを休学している状態です)のことをお話したり、ITのTRIZに関する話題を教えていただいたりして、とても沢山、先生と会話することが出来ました。アテンドをさせていただいた私の役得だと思います。私のような初歩の初歩しか知らない人間にも、丁寧に話してくださり、熱心にこちらの言うことを聴いてくださいます。その道の大家、として知られる方ですが、人柄は大変、きさくです。
中川先生がいなかったら、日本のTRIZの情報蓄積・共有の状況はもっと違ったものになっていたでしょう。いまほど豊富な情報がだれでもアクセス可能な状況にならなかったはずです。その人にしか出来ないことを、使命、と表現するならば、中川先生は、使命を全うしている数少ない貴重な方なんだなぁ、と講演する先生の姿に、思っていました。
2007年11月04日
技術システムの発展を予測するツール(技術進化のトレンド)
TRIZの中には、発明原理(技術的ブレークスルーの40パターン)のほかに、技術システムの進化を予測する「トレンド」という貴重な知識があります。
トレンド、というのは何か、というのを説明します。
1.技術はだんだん発展します。
2.技術分野や製品によって、具体な技術の内容は違います。技術が発展していく内容も様々です。しかし、各技術の進化状況を分析すると、中には似たような発展の仕方をしているケースがあります。
3.TRIZ研究者たちの活動により、技術の発展の仕方(技術進化のトレンド)として多くの事例に認められるパターンが、抽出され、31個(※)に整理されています。(※文献によっては20個、などの場合もあります。31個は、ダレルマンの本など。)
どのパターンも、なるほど、と思うような自然な技術進化です。多分、ベテラン技術者の方であれば、そのうちの何割かは、過去の業務経験から暗黙知的に認識されていると思います。
各パターンは3〜6ぐらいの段階で構成されています。
では、その31パターンには、どういう効能があるか。
技術部門のリーダが、自社の製品の技術を31の項目(31パターン)で分析し、その各項目は、どの段階まで進んでいるか、ということを分析します。すると、マックスまでいっている項目もあれば、進化度の低い項目もあります。その低い項目は進化させる余地が多いにあります。(最高までいっている項目は、非連続な技術体系へジャンプすることを待つか、自らジャンプさせます。ジャンプは、破壊的なイノベーションであり大変です。)
あるいは、9画面法などで要素技術の過去10年の発展量を分析したときに、その技術進化のトレンドとして31のどれが顕著であるかを把握します。そしてその発展と同じだけ、次の5年間で進化する、と考えて、要素技術の5年後を予測します。
このように、製品企画の視点で、特に有効だと思います。
しかし、たとえば、ハイテクベンチャーが、自社で開発したの先端的な実験装置を改良しよう、というときに、装置の運転性をどうすると向上できるか、と考えるときに、この31パターンを見てみると、装置のメカニズムを発展させるべき方向が見出せます。
トレンド、というのは何か、というのを説明します。
1.技術はだんだん発展します。
2.技術分野や製品によって、具体な技術の内容は違います。技術が発展していく内容も様々です。しかし、各技術の進化状況を分析すると、中には似たような発展の仕方をしているケースがあります。
3.TRIZ研究者たちの活動により、技術の発展の仕方(技術進化のトレンド)として多くの事例に認められるパターンが、抽出され、31個(※)に整理されています。(※文献によっては20個、などの場合もあります。31個は、ダレルマンの本など。)
どのパターンも、なるほど、と思うような自然な技術進化です。多分、ベテラン技術者の方であれば、そのうちの何割かは、過去の業務経験から暗黙知的に認識されていると思います。
各パターンは3〜6ぐらいの段階で構成されています。
では、その31パターンには、どういう効能があるか。
技術部門のリーダが、自社の製品の技術を31の項目(31パターン)で分析し、その各項目は、どの段階まで進んでいるか、ということを分析します。すると、マックスまでいっている項目もあれば、進化度の低い項目もあります。その低い項目は進化させる余地が多いにあります。(最高までいっている項目は、非連続な技術体系へジャンプすることを待つか、自らジャンプさせます。ジャンプは、破壊的なイノベーションであり大変です。)
あるいは、9画面法などで要素技術の過去10年の発展量を分析したときに、その技術進化のトレンドとして31のどれが顕著であるかを把握します。そしてその発展と同じだけ、次の5年間で進化する、と考えて、要素技術の5年後を予測します。
このように、製品企画の視点で、特に有効だと思います。
しかし、たとえば、ハイテクベンチャーが、自社で開発したの先端的な実験装置を改良しよう、というときに、装置の運転性をどうすると向上できるか、と考えるときに、この31パターンを見てみると、装置のメカニズムを発展させるべき方向が見出せます。
2007年09月20日
次の構想へ(定期勉強会の第9回目)
9月18日。宮城TRIZ研究会、定期勉強会の第9回目を行ないました。
早いもので、1月から12回連続勉強会を始めて、もう、9回です。後3回行なうと、この定期勉強会は終了。あらためて、来年も勉強会をするのか、あるいは別の形態で活動をするのか、残り3回で決めてゆきたいとおもいます。
当会が中心となって開発した智慧カードは、TRIZシンポジウムで知り合った方やITmediaさんの記事をご覧になられた方から、興味を持っていただき、全国に出荷させていただきました。9月上旬に、初めて開発を発表したこのカードツールが、わずか1ヶ月足らずで100近いオーダーをいただき、全国の方にお届けすることになるとは、予想できませんでした。TRIZをテーマにしたものなので、もっとゆっくりと、必要な方が見つけて買われてゆくだろうとおもっていたのですが。そんな現在の状況を会の中で報告させていただきました。
さて、TRIZをもっと簡単に活用してもらうために、そのツールは出来ました。道具が出来たので、次は、実際にツールを活用する活動、です。次のテーマは、TRIZを活用して実際に、製品開発のアイデアを出していく活動を展開したいと思います。
実際にそれが企業にとっての新商品のアイデアになれば幸いですし、そうでなければ、「TRIZをもちいて企画した、既存商品の革新アイデア集」といった形で世に提供していきたいと考えています。
幸い、会長である私石井が、地元産業団体で、TRIZをテーマにした連載を持たせていただくことになりましたので、そこから、後者の活動を展開していくことは出来そうです。それを通じて前者のようなケースが出てくれば幸い。
宮城TRIZ研究会は、少数精鋭ですが、その活動の視点は、長期ビジョンで20年先の地域産業の発展を見つめています。智慧カードのような、分かりやすいモノばかりではないとおもいますが、20段の階段を上がったその先の未来には、ワンダーな未来があってほしい。そう思います。智慧カードは、階段の一段目に過ぎません。小さいけれども、大きな未来へ通じる確かな一歩として、当会は次の階段に歩みを進めます。
なお、私石井の現在の私見ですが、宮城には20年の間に、非常に高い確率で、大規模地震が発生すると考えられます。防災、減災のアイテムは、未充足なニーズが多いと感じています。生き延びるというのは、生命体の本能ですが、それを高度に支援するアイテムを企画する、改善提案する、というのも、宮城独自の活動として、望ましいのではないかと思います。当会なりの社会への貢献は、まだまだ小さなものですが「この組織があってよかった、といってくれる人が、世界中にいるようなモノ(アイテムや情報・知識)を創る」そんな大志を抱きつつ、身の丈にあった速度で進んで行きたいと思います。
早いもので、1月から12回連続勉強会を始めて、もう、9回です。後3回行なうと、この定期勉強会は終了。あらためて、来年も勉強会をするのか、あるいは別の形態で活動をするのか、残り3回で決めてゆきたいとおもいます。
当会が中心となって開発した智慧カードは、TRIZシンポジウムで知り合った方やITmediaさんの記事をご覧になられた方から、興味を持っていただき、全国に出荷させていただきました。9月上旬に、初めて開発を発表したこのカードツールが、わずか1ヶ月足らずで100近いオーダーをいただき、全国の方にお届けすることになるとは、予想できませんでした。TRIZをテーマにしたものなので、もっとゆっくりと、必要な方が見つけて買われてゆくだろうとおもっていたのですが。そんな現在の状況を会の中で報告させていただきました。
さて、TRIZをもっと簡単に活用してもらうために、そのツールは出来ました。道具が出来たので、次は、実際にツールを活用する活動、です。次のテーマは、TRIZを活用して実際に、製品開発のアイデアを出していく活動を展開したいと思います。
実際にそれが企業にとっての新商品のアイデアになれば幸いですし、そうでなければ、「TRIZをもちいて企画した、既存商品の革新アイデア集」といった形で世に提供していきたいと考えています。
幸い、会長である私石井が、地元産業団体で、TRIZをテーマにした連載を持たせていただくことになりましたので、そこから、後者の活動を展開していくことは出来そうです。それを通じて前者のようなケースが出てくれば幸い。
宮城TRIZ研究会は、少数精鋭ですが、その活動の視点は、長期ビジョンで20年先の地域産業の発展を見つめています。智慧カードのような、分かりやすいモノばかりではないとおもいますが、20段の階段を上がったその先の未来には、ワンダーな未来があってほしい。そう思います。智慧カードは、階段の一段目に過ぎません。小さいけれども、大きな未来へ通じる確かな一歩として、当会は次の階段に歩みを進めます。
なお、私石井の現在の私見ですが、宮城には20年の間に、非常に高い確率で、大規模地震が発生すると考えられます。防災、減災のアイテムは、未充足なニーズが多いと感じています。生き延びるというのは、生命体の本能ですが、それを高度に支援するアイテムを企画する、改善提案する、というのも、宮城独自の活動として、望ましいのではないかと思います。当会なりの社会への貢献は、まだまだ小さなものですが「この組織があってよかった、といってくれる人が、世界中にいるようなモノ(アイテムや情報・知識)を創る」そんな大志を抱きつつ、身の丈にあった速度で進んで行きたいと思います。
2007年09月15日
智慧カードが、記事になりました。(ITmedia)
智慧カードが、ITmediaの記事になりました。
“旧ソ連の発明法則”でアイデア出し──「智慧カード」
「TRIZ」とは、旧ソ連海軍の特許審議官が40万件の特許情報を分析し、発明法則をまとめた技術開発理論。この理論をカードにしたアイデア支援ツールが「智慧カード」である。
http://www.itmedia.co.jp/bizid/articles/0709/13/news114.html
また、記事についての読者の方の反応をふまえた関連記事も。
一方、ロシアは鉛筆を使った?
旧ソ連の技術開発論を元に開発したという「智慧カード」の話題が注目を集めました。「一方、ロシアは鉛筆を使った」のジョークと何らかの関係があるのでしょうか──。
http://www.itmedia.co.jp/bizid/articles/0709/14/news073.html
智慧カードは(ブレスターも、ですが)、新製品や新事業が今よりもっと生まれてくるような社会になればという願いをこめて開発してたものです。こうした記事を通じて多くの方にツールをしっていただけて大変幸運でした。
TRIZシンポジウムで見ていただいた各社さんからのご注文にくわえて、ITmedia記事をみてご注文くださった方も沢山いらっしゃいました。両ツールの事業化リーダとして、厚く御礼申し上げます、ありがとうございます。
追記:
ロシアでは小学生にTRIZを教える場があるそうです。先日のTRIZシンポジウムでも、日本における若年層への工夫発想の活動のサポートが、できないだろうか、という話も雑談としてありました。
智慧カードのサイト( http://triz.sblo.jp/ )を夏に構築していたときのことです。子供の夏休みの工夫発明にも、という言葉をサイトの仮オープンの際に書いていたら、随分沢山、「夏休み 自由研究 発明工作」「子供に教える 工夫の仕方」といった検索ワードでアクセスがありました。夏休み、お父さんが息子の工夫工作の宿題の面倒を見るときに、工夫の仕方を楽しく伝えるものが求められているんですね。
智慧カードの簡易版のようなものがあったら、という声は実際に何人かに言われました。息子とお父さんが楽しく、工夫工作できる、そんな風に使われるカードツール、というのもいいですね。時期はともかくとして、将来的には、そういうアイテムも取り組みたい。そう思います。
“旧ソ連の発明法則”でアイデア出し──「智慧カード」
「TRIZ」とは、旧ソ連海軍の特許審議官が40万件の特許情報を分析し、発明法則をまとめた技術開発理論。この理論をカードにしたアイデア支援ツールが「智慧カード」である。
http://www.itmedia.co.jp/bizid/articles/0709/13/news114.html
また、記事についての読者の方の反応をふまえた関連記事も。
一方、ロシアは鉛筆を使った?
旧ソ連の技術開発論を元に開発したという「智慧カード」の話題が注目を集めました。「一方、ロシアは鉛筆を使った」のジョークと何らかの関係があるのでしょうか──。
http://www.itmedia.co.jp/bizid/articles/0709/14/news073.html
智慧カードは(ブレスターも、ですが)、新製品や新事業が今よりもっと生まれてくるような社会になればという願いをこめて開発してたものです。こうした記事を通じて多くの方にツールをしっていただけて大変幸運でした。
TRIZシンポジウムで見ていただいた各社さんからのご注文にくわえて、ITmedia記事をみてご注文くださった方も沢山いらっしゃいました。両ツールの事業化リーダとして、厚く御礼申し上げます、ありがとうございます。
追記:
ロシアでは小学生にTRIZを教える場があるそうです。先日のTRIZシンポジウムでも、日本における若年層への工夫発想の活動のサポートが、できないだろうか、という話も雑談としてありました。
智慧カードのサイト( http://triz.sblo.jp/ )を夏に構築していたときのことです。子供の夏休みの工夫発明にも、という言葉をサイトの仮オープンの際に書いていたら、随分沢山、「夏休み 自由研究 発明工作」「子供に教える 工夫の仕方」といった検索ワードでアクセスがありました。夏休み、お父さんが息子の工夫工作の宿題の面倒を見るときに、工夫の仕方を楽しく伝えるものが求められているんですね。
智慧カードの簡易版のようなものがあったら、という声は実際に何人かに言われました。息子とお父さんが楽しく、工夫工作できる、そんな風に使われるカードツール、というのもいいですね。時期はともかくとして、将来的には、そういうアイテムも取り組みたい。そう思います。
2007年09月12日
発表論文(第三回TRIZシンポジウム、宮城TRIZ研究会)
第三回TRIZシンポジウムで、宮城TRIZ研究会が行なったポスター発表の資料を掲載します。
2007年09月01日
第三回TRIZシンポジウム(三日目)
9月1日。第三回TRIZシンポジウムの最終日です。三日間、朝から晩まで一緒にいるためか、かなり参加者同士の距離が縮んで会場のムードがこなれてきたように感じます。
午前中は、CREAXの方などのご講演が続きます。どれも貴重な話ばかり。ビジュアルやアイテムはTRIZにかぎらずオーディエンス(聴衆)の興味を引きますね。
午前中の終わりにポスターセッションの話者による2分程度のショートプレゼン。私は、その一番最後でプレゼンをさせてもらいました。(2分を越えてしまいました。すみません。。。)
Youtubeでその様子を公開しています。↓
午後は、そのポスターセッションです。1時間で20分3セット程度の説明を行ないます。私の発表にもTRIZエキスパートの参加者の方々は暖かく見守ってくれていました。ありがたいですね。
智慧カードの開発の動機「TRIZを簡単に体感してもらいたい」という思想は、TRIZに取り組み始めて年数の少ない方を中心に共感をもっていただけたようでした。
その後も講演が続きます。特に印象に残ったのが、アイデア社の桑原氏のご発表。「矛盾」と双璧をなすTRIZのナレッジ「技術システム進化」に関するもの。むずかしいと言われるTRIZのナレッジを、毎年三日目午後の時間帯で、同氏が平易な言葉とストーリー仕立てで解説(講演)してくれています。(TRIZ初心者には、貴重な内容だと思います。)
そのほかにも、沢山の知識がこの三日間にありました。TRIZの本質に関するお話。高度な活用事例。シンポジウムに参加するのは時間的にも金銭的にそれなりに投資がいるのですが、その価値は充分にあると私は思います。
なお、日本のTRIZは世界的に見ても参加者の多さが比肩するものなし、という領域にはいりつつあります。活用度の問題はこれからだとおもうのですが、潜在的に学ぼうとする人の裾野はひろいのだと、三日間を通じて感じました。
午前中は、CREAXの方などのご講演が続きます。どれも貴重な話ばかり。ビジュアルやアイテムはTRIZにかぎらずオーディエンス(聴衆)の興味を引きますね。
午前中の終わりにポスターセッションの話者による2分程度のショートプレゼン。私は、その一番最後でプレゼンをさせてもらいました。(2分を越えてしまいました。すみません。。。)
Youtubeでその様子を公開しています。↓
午後は、そのポスターセッションです。1時間で20分3セット程度の説明を行ないます。私の発表にもTRIZエキスパートの参加者の方々は暖かく見守ってくれていました。ありがたいですね。
智慧カードの開発の動機「TRIZを簡単に体感してもらいたい」という思想は、TRIZに取り組み始めて年数の少ない方を中心に共感をもっていただけたようでした。
その後も講演が続きます。特に印象に残ったのが、アイデア社の桑原氏のご発表。「矛盾」と双璧をなすTRIZのナレッジ「技術システム進化」に関するもの。むずかしいと言われるTRIZのナレッジを、毎年三日目午後の時間帯で、同氏が平易な言葉とストーリー仕立てで解説(講演)してくれています。(TRIZ初心者には、貴重な内容だと思います。)
そのほかにも、沢山の知識がこの三日間にありました。TRIZの本質に関するお話。高度な活用事例。シンポジウムに参加するのは時間的にも金銭的にそれなりに投資がいるのですが、その価値は充分にあると私は思います。
なお、日本のTRIZは世界的に見ても参加者の多さが比肩するものなし、という領域にはいりつつあります。活用度の問題はこれからだとおもうのですが、潜在的に学ぼうとする人の裾野はひろいのだと、三日間を通じて感じました。
2007年08月31日
第三回TRIZシンポジウム(二日目)
8月31日。TRIZシンポジウムの2日目です。
午前中には、ラリーボール氏から整理されたTRIZの考え方について講演がありました。

TRIZの解法は重複している。それをグループ化して例外を見つけて・・・としていくとのこと。すっきりとなったTRIZの姿に、「これはかなり使えそうだ」と感じていました。
今日明日は午後にポスターセッションがあります。昼食時に私のポスター(発表は明日)を張り出しました。

こんな感じです。開発したツールの紹介、なのですが、私は実際に、カードツールそのものも掲示しています。
さて、昼があけてポスターセッションが始まりました。

今回は200名の参加者、ということでポスターセッションも大盛況。説明者の近くでききとるものやっと。
午後にもいくつも発表がありました。片岡さんのご発表ではカプセル内視鏡の発展を分析した発表がありました。

某社のカプセル内視鏡のモックアップをまわされました。手に取ってみたのですが、本当に小さいですね。TRIZをもちいてその開発のトレンドを分析すると製品開発上の様々なことが見えてきます。二日目も大変勉強になりました。
TRIZを生かした独自コーディネート手法の確立にむけて道が見えてきました。
午前中には、ラリーボール氏から整理されたTRIZの考え方について講演がありました。

TRIZの解法は重複している。それをグループ化して例外を見つけて・・・としていくとのこと。すっきりとなったTRIZの姿に、「これはかなり使えそうだ」と感じていました。
今日明日は午後にポスターセッションがあります。昼食時に私のポスター(発表は明日)を張り出しました。

こんな感じです。開発したツールの紹介、なのですが、私は実際に、カードツールそのものも掲示しています。
さて、昼があけてポスターセッションが始まりました。

今回は200名の参加者、ということでポスターセッションも大盛況。説明者の近くでききとるものやっと。
午後にもいくつも発表がありました。片岡さんのご発表ではカプセル内視鏡の発展を分析した発表がありました。

某社のカプセル内視鏡のモックアップをまわされました。手に取ってみたのですが、本当に小さいですね。TRIZをもちいてその開発のトレンドを分析すると製品開発上の様々なことが見えてきます。二日目も大変勉強になりました。
TRIZを生かした独自コーディネート手法の確立にむけて道が見えてきました。
2007年08月30日
第三回TRIZシンポジウム(一日目)
8月30日。創造的な技術開発の理論「TRIZ」のシンポジウムが横浜で開かれています。初日から参加しています。
(私の業務とTRIZの関係について:私の職務の使命である「新技術事業化の支援」には、このTRIZがとても相性がいいと感じています。新事業に結びつくような技術開発をサポートする時に、事業化コーディネータ自身が、一定レベルの創造的活動を担うスタイルをとっています。つなぐサポータ、から、価値を創るサポータへ。将来的にはTRIZをベースにした、独自支援スキームを開発したいと思います。)
さて、初日。午前中はチュートリアルです。私はアドバンスコースを選択。産能大の澤口先生がお話されました。

TRIZには、「課題解決のTRIZ」と「商品企画のTRIZ」があり、澤口先生のところで重点的に展開されているTRIZ-DEは後者を行なうものです。未来シナリオのお話。10年先を考えてそこから7年前(現在から三年後)に何が起こっていたを割り戻して考えるという面白い構想手法です。
(私見)
企業の意識の分析も論じておられたのですが、製品を生産する力は日本は強い、けれど、商品を企画する、という部分にはまだまだ成長できる余地がある。その具体的な方法無しに「なんか考えよ」である現状からTRIZ-DEなどの手法を活用して効果的に未来を構想していくことは今後重要度をさらに増すと思います。特に、なぜそういう企画になるのか、を説得性の高い説明ができる部分も特徴だと思います。
午後は、日本のTRIZ大家である中川先生をはじめ運営をしていただいている方々からオープニングのお言葉が。

なんと200人の参加者がおられるそうです。学会と違って、かなり参加者に交流の配慮などをされていて、この場を創りだし運営するのはきっと大変な労力と思います。事務局の皆さんの活動に感謝!
午後は、講演がつづきます。一つだけ紹介しますと、アイデアマラソンの樋口健夫先生が講演された内容が大変印象に残ります。(他の方々のご講演も大変貴重なお話でした。企業の開発の心臓部ですから。ですが、コンフィデンシャルに近いものがあるので、言及は差し控えたいと思います。)
さて、その樋口先生。

アイデアマラソンは、以前書店で見かけて存じ上げていました。以前樋口先生がトラックバックをしていただいて、是非一度お話を伺ってみたいと思っていました。今回はとても幸運でした。
アイデアマラソンは使うものはA5のノート、それだけ、です。毎日アイデアを出す習慣をつけるとあることが起こるそうです。樋口先生自身、講演で話される様子をみていて「頭の回転が速く、しゃべるスピード以上に次々考えが浮かぶ」様子が感じられました。ジャパネットたかたでの導入事例はなるほど〜、と深く納得してきいていました。樋口先生の時間帯は、会場が大きく沸いたのも、印象に残ります。
懇親会でもすこしお話をさせていただいたのですが、お話しているだけこちらも元気なって、「アイデアマラソン、明日からやってみよう」という気持ちになります。創造性育成のエキスパートのお話に共通して登場するのが「人材がモチベートされる効果」です。どなたも強く意識していっているわけではないと思いますが、組織における創造性育成の手法が身についていくと若手社員のやる気が揚がることが観察されていく傾向があるようです。
懇親会の後は、参加者の方と、創造手法の実践的なハウツーに関してディスカッション。TRIZのユーザーの傾向として、大きな組織の中で一匹オオカミな創造的リーダーな方が多いと思います。日本がもっと面白い社会や製品を創り出していくには、こういうコミュニティの方々が活躍する場や特例的な権限が付与されることが必要だと思います。
(私の業務とTRIZの関係について:私の職務の使命である「新技術事業化の支援」には、このTRIZがとても相性がいいと感じています。新事業に結びつくような技術開発をサポートする時に、事業化コーディネータ自身が、一定レベルの創造的活動を担うスタイルをとっています。つなぐサポータ、から、価値を創るサポータへ。将来的にはTRIZをベースにした、独自支援スキームを開発したいと思います。)
さて、初日。午前中はチュートリアルです。私はアドバンスコースを選択。産能大の澤口先生がお話されました。

TRIZには、「課題解決のTRIZ」と「商品企画のTRIZ」があり、澤口先生のところで重点的に展開されているTRIZ-DEは後者を行なうものです。未来シナリオのお話。10年先を考えてそこから7年前(現在から三年後)に何が起こっていたを割り戻して考えるという面白い構想手法です。
(私見)
企業の意識の分析も論じておられたのですが、製品を生産する力は日本は強い、けれど、商品を企画する、という部分にはまだまだ成長できる余地がある。その具体的な方法無しに「なんか考えよ」である現状からTRIZ-DEなどの手法を活用して効果的に未来を構想していくことは今後重要度をさらに増すと思います。特に、なぜそういう企画になるのか、を説得性の高い説明ができる部分も特徴だと思います。
午後は、日本のTRIZ大家である中川先生をはじめ運営をしていただいている方々からオープニングのお言葉が。

なんと200人の参加者がおられるそうです。学会と違って、かなり参加者に交流の配慮などをされていて、この場を創りだし運営するのはきっと大変な労力と思います。事務局の皆さんの活動に感謝!
午後は、講演がつづきます。一つだけ紹介しますと、アイデアマラソンの樋口健夫先生が講演された内容が大変印象に残ります。(他の方々のご講演も大変貴重なお話でした。企業の開発の心臓部ですから。ですが、コンフィデンシャルに近いものがあるので、言及は差し控えたいと思います。)
さて、その樋口先生。

アイデアマラソンは、以前書店で見かけて存じ上げていました。以前樋口先生がトラックバックをしていただいて、是非一度お話を伺ってみたいと思っていました。今回はとても幸運でした。
アイデアマラソンは使うものはA5のノート、それだけ、です。毎日アイデアを出す習慣をつけるとあることが起こるそうです。樋口先生自身、講演で話される様子をみていて「頭の回転が速く、しゃべるスピード以上に次々考えが浮かぶ」様子が感じられました。ジャパネットたかたでの導入事例はなるほど〜、と深く納得してきいていました。樋口先生の時間帯は、会場が大きく沸いたのも、印象に残ります。
懇親会でもすこしお話をさせていただいたのですが、お話しているだけこちらも元気なって、「アイデアマラソン、明日からやってみよう」という気持ちになります。創造性育成のエキスパートのお話に共通して登場するのが「人材がモチベートされる効果」です。どなたも強く意識していっているわけではないと思いますが、組織における創造性育成の手法が身についていくと若手社員のやる気が揚がることが観察されていく傾向があるようです。
懇親会の後は、参加者の方と、創造手法の実践的なハウツーに関してディスカッション。TRIZのユーザーの傾向として、大きな組織の中で一匹オオカミな創造的リーダーな方が多いと思います。日本がもっと面白い社会や製品を創り出していくには、こういうコミュニティの方々が活躍する場や特例的な権限が付与されることが必要だと思います。
2007年08月27日
TRIZシンポジウムの準備。
8月27日。TRIZシンポジウムの準備作業を行ないました。
8月30日〜9月1日、新横浜で行なわれ、国内外のTRIZの関連の方が発表をされます。私は、宮城のTRIZ研究会の会長として、TRIZを広く活用してもらうためのツール開発の事例を発表していきます。
TRIZとは:
創造的な技術開発の理論です。
ロシアのアルトシュラー氏が世界中の特許を分析して優れた特許が
もつ問題のブレークスルーのエッセンスに似たものがあることを発見し
それを40のパターンに整理して行ったものです。(他のナレッジもあります。)
宮城県の産業振興のために、その理論を非常に優しく意訳しなおして、現場でも楽しく簡単に使ってもらうためのカードツールを開発しました。「智慧カード(ちえかーど)」といいます。
地域の技術系企業さんの新商品開発の際に、TRIZ的な工夫の発想手法を活用してもらえたら幸いです。
そのような主旨で、今回の発表を行なってまいります。そのために、今日はツールのセット作業を。結構数量が多いので大変です。
ブレスターの開発と非常に相性がいいので、このカードツールの開発は非常にスムーズに行きました。しかし、実際にモノにして製造する、セット作業をするということになると、また別格の大変さがあります。
使ってくれた人の「新しいものが出来た」というシーンを想像しながら、とにかく準備作業を進めていました。
8月30日〜9月1日、新横浜で行なわれ、国内外のTRIZの関連の方が発表をされます。私は、宮城のTRIZ研究会の会長として、TRIZを広く活用してもらうためのツール開発の事例を発表していきます。
TRIZとは:
創造的な技術開発の理論です。
ロシアのアルトシュラー氏が世界中の特許を分析して優れた特許が
もつ問題のブレークスルーのエッセンスに似たものがあることを発見し
それを40のパターンに整理して行ったものです。(他のナレッジもあります。)
宮城県の産業振興のために、その理論を非常に優しく意訳しなおして、現場でも楽しく簡単に使ってもらうためのカードツールを開発しました。「智慧カード(ちえかーど)」といいます。
地域の技術系企業さんの新商品開発の際に、TRIZ的な工夫の発想手法を活用してもらえたら幸いです。
そのような主旨で、今回の発表を行なってまいります。そのために、今日はツールのセット作業を。結構数量が多いので大変です。
ブレスターの開発と非常に相性がいいので、このカードツールの開発は非常にスムーズに行きました。しかし、実際にモノにして製造する、セット作業をするということになると、また別格の大変さがあります。
使ってくれた人の「新しいものが出来た」というシーンを想像しながら、とにかく準備作業を進めていました。
2007年08月17日
TRIZの各発明原理の記載回数が示唆するもの。
8月17日。TRIZのサイト開設に向けて準備を続けています。
その一環で、マトリックスのもつ情報を分析しています。
マトリックスを分析してって最初に気がついたのは、各発明原理の記載されている回数には、相当な偏りがある、ということ。具体的な数値は、最下部のデータをご覧下さい。
もっとも多いものが400回以上も記載されているのに対し、最も少ないものはたったの19回。実に20倍以上の開きがあります。(尚最も多いのは、35:パラメーターの変更。最も少ないのは、20:有用作用の継続。)
これをグラフにしてみました。図1(クリックすると大きくなります。)

縦軸:マトリックス内の記載回数
横軸:発明原理の番号(1〜40)
こうしてみると、特定の原理が飛びぬけて多いことが分かります。
これを、出現頻度順に並べてみました。さらに累積地も表示しました。図2

縦軸:マトリックス内の記載回数
横軸:発明原理の番号(1〜40)
こうしてみると、かなり頻繁に登場する発明原理と、かなり出番の少ない発明原理があることが分かります。
ここにはありませんが、円グラフにしてみて気がついたことがあります。
それは、上記のグラフの補助線で示したことでもあるのですが、
さらに積算していくと、分かるのは
発明原理が40もあっても、初心者の方には、多すぎてもてあましている。ということがあると思います。それをはじめは、上位10だけ、次は上位20だけ、と理解していけば、効果的なのではないでしょうか。
■上位1〜10
35:パラメーターの変更
10:先取り作用
1:分割
28:メカニズムの代替/もう一つの知覚
2:分離
18:機械的振動
15:ダイナミックス
19:周期的作用
32:色の変化
13:逆発想
■上位11〜20
26:コピー
3:局所的
27:高価な長寿命より安価な短寿命
29:空気圧と水圧の利用
34:排除と再生
16:部分的な作用または過剰な作用
40:複合材料
24:仲介
17:もう一つの次元
6:汎用性
さて、さらに下まで見ていくと、何が見えるでしょうか。
次は上位30位、を見ると、かろうじて累積数が90%をこえています。(正しくは、29位で)累積が90%をこえます。つまり、
■上位21〜30
22:災い転じて福となす
14:曲面
39:不活性雰囲気
4:非対称性
30:柔軟な殻と薄膜
36:相変化
37;熱膨張
11;事前保護
25:セルフサービス
38:強い酸化剤
最後に残った原理は、以下です。
■上位31〜40
31:多孔質材料
8:釣り合い(カウンターウエイト)
21:高速実行
7:入れ子
5:併合
23:フィードバック
12:等ポテンシャル
33:均質性
9:先取り反作用
20:有用作用の継続
以上のような構図になります。
推測、でしかないのですが、荒い、きわめて荒い近似を元に、推測すると、発明原理がもし、さらに10続いて、全部で50あったとした、それまでの傾向からして、上位50は、全体の1/16〜1/20程度になると思われます。カード一枚あたりに直せば、各カード、実際に使うのは100回の問題解決で、1回未満、ということに。
発明原理がなぜ40か、ということの背景には実はこういう構造もあるのかもしれません。
.参考資料:記載回数の元データ
その一環で、マトリックスのもつ情報を分析しています。
マトリックスとは:各発明原理が、どういう矛盾問題を解決するの役立つかを、39×39の行列で表現したもの。矛盾する2つの要素を縦と横の軸から選び、その交点をみると、発明原理の番号が書かれている。一つのセルには、たいてい、4つの原理が対応している。例外的に0〜3つの場合もある。)
マトリックスを分析してって最初に気がついたのは、各発明原理の記載されている回数には、相当な偏りがある、ということ。具体的な数値は、最下部のデータをご覧下さい。
もっとも多いものが400回以上も記載されているのに対し、最も少ないものはたったの19回。実に20倍以上の開きがあります。(尚最も多いのは、35:パラメーターの変更。最も少ないのは、20:有用作用の継続。)
これをグラフにしてみました。図1(クリックすると大きくなります。)
縦軸:マトリックス内の記載回数
横軸:発明原理の番号(1〜40)
こうしてみると、特定の原理が飛びぬけて多いことが分かります。
これを、出現頻度順に並べてみました。さらに累積地も表示しました。図2
縦軸:マトリックス内の記載回数
横軸:発明原理の番号(1〜40)
こうしてみると、かなり頻繁に登場する発明原理と、かなり出番の少ない発明原理があることが分かります。
ここにはありませんが、円グラフにしてみて気がついたことがあります。
それは、上記のグラフの補助線で示したことでもあるのですが、
・上位10位の発明原理の登場回数は、全体の数の50%に相当する。ということです。これはつまり、荒く言えば、TRIZで問題解決をするときに、統計学的に言えば、40の発明原理の知識をもっていなくても、上位10の発明原理だけ持っていれば、二回に一回は、解決策を発案できる、と解釈できます。きわめて荒い近似ではありますが。
さらに積算していくと、分かるのは
・上位20位の発明原理の登場回数は、全体の数の75%に相当する。ということです。簡単に言えば、上位20の発明原理だけ持っていれば、統計学的には、4回中3回は解決策を発案できると、解釈できます。ここまでくると、かなり有効度が高いと感じられます。
発明原理が40もあっても、初心者の方には、多すぎてもてあましている。ということがあると思います。それをはじめは、上位10だけ、次は上位20だけ、と理解していけば、効果的なのではないでしょうか。
■上位1〜10
35:パラメーターの変更
10:先取り作用
1:分割
28:メカニズムの代替/もう一つの知覚
2:分離
18:機械的振動
15:ダイナミックス
19:周期的作用
32:色の変化
13:逆発想
■上位11〜20
26:コピー
3:局所的
27:高価な長寿命より安価な短寿命
29:空気圧と水圧の利用
34:排除と再生
16:部分的な作用または過剰な作用
40:複合材料
24:仲介
17:もう一つの次元
6:汎用性
さて、さらに下まで見ていくと、何が見えるでしょうか。
次は上位30位、を見ると、かろうじて累積数が90%をこえています。(正しくは、29位で)累積が90%をこえます。つまり、
・上位30位の発明原理の登場回数は、全体の数の90%に相当する。ということです。これはつまり、発明原理を30番目まで知っておけば、統計的には、問題解決を10回中9回は出来ると解釈できます。ほとんど実用的には、たいていの場合、これでいける、といえるでしょう。
■上位21〜30
22:災い転じて福となす
14:曲面
39:不活性雰囲気
4:非対称性
30:柔軟な殻と薄膜
36:相変化
37;熱膨張
11;事前保護
25:セルフサービス
38:強い酸化剤
最後に残った原理は、以下です。
■上位31〜40
31:多孔質材料
8:釣り合い(カウンターウエイト)
21:高速実行
7:入れ子
5:併合
23:フィードバック
12:等ポテンシャル
33:均質性
9:先取り反作用
20:有用作用の継続
以上のような構図になります。
推測、でしかないのですが、荒い、きわめて荒い近似を元に、推測すると、発明原理がもし、さらに10続いて、全部で50あったとした、それまでの傾向からして、上位50は、全体の1/16〜1/20程度になると思われます。カード一枚あたりに直せば、各カード、実際に使うのは100回の問題解決で、1回未満、ということに。
発明原理がなぜ40か、ということの背景には実はこういう構造もあるのかもしれません。
.参考資料:記載回数の元データ
2007年08月16日
宮城TRIZ研究会、智慧カード活用サイトの開設準備。
8月15日。宮城TRIZ研究会の今年最大の活動である智慧カードの開発、限定販売にむけて、カードの活用サイトの開設準備に追われています。

当初、仮で作っていたサイト、黒と黄色を中心にしたデザイン、サイトの情報構造を大幅に改造して、上記のようなサイトに仕上げるべく準備作業を急ピッチで進めています。
TRIZを学びたい人、技術的なアイデアを出したい人が、閲覧して活用出来るサイトを目指したいと思います。また、国内のTRIZ関連組織(大学、企業)にとっても、TRIZユーザの底上げ、ひいては、各組織へクライアントが増加することも、宮城からの一つの貢献ではないかと考えています。
いずれにしても、より沢山のチャレンジャーがこの地域やわが国から沢山出てくるように、いい物を提供していく所存です。智慧カードの開発も大変でしたが、一つ一つの原理について、活用のためのドキュメントを作っていくのはなかなか骨が折れます。なにせ、40パターンもあり、それぞれに深いですから。でも、私たちにしか出来ないこと、楽しく高度な知を学ぶツール開発、はなんとしてでもやり遂げたい。そう思います。
たぶんに不手際もあるかもしれませんが、ぜひ暖かく見守っていただけたら幸いです。完成まで、後もう少し。がんばります。

当初、仮で作っていたサイト、黒と黄色を中心にしたデザイン、サイトの情報構造を大幅に改造して、上記のようなサイトに仕上げるべく準備作業を急ピッチで進めています。
TRIZを学びたい人、技術的なアイデアを出したい人が、閲覧して活用出来るサイトを目指したいと思います。また、国内のTRIZ関連組織(大学、企業)にとっても、TRIZユーザの底上げ、ひいては、各組織へクライアントが増加することも、宮城からの一つの貢献ではないかと考えています。
いずれにしても、より沢山のチャレンジャーがこの地域やわが国から沢山出てくるように、いい物を提供していく所存です。智慧カードの開発も大変でしたが、一つ一つの原理について、活用のためのドキュメントを作っていくのはなかなか骨が折れます。なにせ、40パターンもあり、それぞれに深いですから。でも、私たちにしか出来ないこと、楽しく高度な知を学ぶツール開発、はなんとしてでもやり遂げたい。そう思います。
たぶんに不手際もあるかもしれませんが、ぜひ暖かく見守っていただけたら幸いです。完成まで、後もう少し。がんばります。
2007年07月21日
TRIZシンポジウムに向けて昼夜休日もなし。
このところ、やりたいことをやっているので、すごく沢山するべきことがあります。TRIZシンポジウムは、なかなか準備のための時間がかかります。しっかりした場なので提出書類や論文形式もかなり厳密に。
学会発表を博士課程で随分したので、ポスターでの参加のシンポジウムはそれなりにいけるだろうと思っていた部分がありましたね。聞いて下される方のために全脳力、知的生産能力、を傾けてこの数日は取り組んでいます。
論文8ページ、ポスターA1が2枚、アブストラクト、概要スライド、および、英語版。
全力ダッシュのマラソン、そんな気分で時計をふと見ると、日付が変わっています。時間がたつのを忘れるほど集中できるのはありがたい、ことですね。
学会発表を博士課程で随分したので、ポスターでの参加のシンポジウムはそれなりにいけるだろうと思っていた部分がありましたね。聞いて下される方のために全脳力、知的生産能力、を傾けてこの数日は取り組んでいます。
論文8ページ、ポスターA1が2枚、アブストラクト、概要スライド、および、英語版。
全力ダッシュのマラソン、そんな気分で時計をふと見ると、日付が変わっています。時間がたつのを忘れるほど集中できるのはありがたい、ことですね。
2007年07月17日
TRIZシンポジウムの発表の準備。
7月17日。宮城TRIZ研究会の定例会を開催しました。
今回は、締め切りの迫った「TRIZシンポジウム」の発表内容の検討を行いました。これまで開発してきた「智慧(ちえ)カード」の開発の背景、開発プロセス、コンテンツ内容、ユーザアンケートの結果と分析、などなど。及び、提出する論文に記載する情報の範囲についての検討を行いました。(ここが一番、検討時間をとりました。)
カード開発当初の思想に照らし合わせて、どう進めるべきかの選択肢をあげ、最終的に意思決定しました。かなり悩みましたが、やはり当初の思想を貫くことにしました。(あとは、やってみて、どうなるか、反応をみることにします。)
以下、既に、WEB上で公開されている「発表概要」ですが、再掲します。(約300文字)
―――――――――――――――――――――――――――――
概要:
宮城でTRIZのセミナーを行った際に、何割かの参加者はTRIZに興味を持った。しかし、自社に戻ってTRIZがなぜよいのか、TRIZとはどういうものなのかをうまく説明できない、という声が宮城TRIZ研究会(以下、当会、と記する)に複数寄せられた。その中でも、「創造作業を促進するとはどういうことなのかを周りの人に理解してもらいにくい」という課題が共通のものとして見られた。そこで当会では、TRIZが何なのかを知らずともチームゲームとして手軽に使え、一定量のアイデアだしを体験できるツールの開発に着手した。本発表では、当会が独自に開発したそのツールの内容と、ツール体験者の感想をもとに、ツールの効果について報告する。
―――――――――――――――――――――――――――――
今回は、締め切りの迫った「TRIZシンポジウム」の発表内容の検討を行いました。これまで開発してきた「智慧(ちえ)カード」の開発の背景、開発プロセス、コンテンツ内容、ユーザアンケートの結果と分析、などなど。及び、提出する論文に記載する情報の範囲についての検討を行いました。(ここが一番、検討時間をとりました。)
カード開発当初の思想に照らし合わせて、どう進めるべきかの選択肢をあげ、最終的に意思決定しました。かなり悩みましたが、やはり当初の思想を貫くことにしました。(あとは、やってみて、どうなるか、反応をみることにします。)
以下、既に、WEB上で公開されている「発表概要」ですが、再掲します。(約300文字)
―――――――――――――――――――――――――――――
概要:
宮城でTRIZのセミナーを行った際に、何割かの参加者はTRIZに興味を持った。しかし、自社に戻ってTRIZがなぜよいのか、TRIZとはどういうものなのかをうまく説明できない、という声が宮城TRIZ研究会(以下、当会、と記する)に複数寄せられた。その中でも、「創造作業を促進するとはどういうことなのかを周りの人に理解してもらいにくい」という課題が共通のものとして見られた。そこで当会では、TRIZが何なのかを知らずともチームゲームとして手軽に使え、一定量のアイデアだしを体験できるツールの開発に着手した。本発表では、当会が独自に開発したそのツールの内容と、ツール体験者の感想をもとに、ツールの効果について報告する。
―――――――――――――――――――――――――――――
2007年06月22日
TRIZを楽しく学ぶサイト、オープン!
6月22日。宮城TRIZ研究会は、これまでTRIZを楽しく使うカードツール開発してきました。その完成にむけて、最終段階を進んでいます。
その商品化と平行して、カードを一枚一枚使いながら、技術的アイデアの出し方を紹介するブログをオープンしました。

私が運営するブログ「アイデアの出し方 ブログ」は様々なアイデア出しの手法を「設定・発散・収束・磨く」の4つに分けて紹介しているサイトですが、こちらの「楽しくカイゼン 工夫発想 エデュテイメント」はいわば、「技術的アイデアの出し方 ブログ」です。
ありがたい事に「アイデアの出し方 ブログ」は意外と広く見られているようです。こちらの「楽しくカイゼン・・・」も広く見ていただけるようなサイトになれば幸いです。
「楽しくカイゼンしたい」
「技術的アイデアを求められている」
「TRIZの発想促進効果を手軽に体験したい」
そんな方にむけて、40枚のカードを使ってアイデアの出し方をご紹介してゆきます。
楽しくカイゼン 工夫発想 エデュテイメント
創造的な技術開発の理論「TRIZ」をベースに、楽しく技術的アイデア出し
http://triz.sblo.jp/
その商品化と平行して、カードを一枚一枚使いながら、技術的アイデアの出し方を紹介するブログをオープンしました。

私が運営するブログ「アイデアの出し方 ブログ」は様々なアイデア出しの手法を「設定・発散・収束・磨く」の4つに分けて紹介しているサイトですが、こちらの「楽しくカイゼン 工夫発想 エデュテイメント」はいわば、「技術的アイデアの出し方 ブログ」です。
ありがたい事に「アイデアの出し方 ブログ」は意外と広く見られているようです。こちらの「楽しくカイゼン・・・」も広く見ていただけるようなサイトになれば幸いです。
「楽しくカイゼンしたい」
「技術的アイデアを求められている」
「TRIZの発想促進効果を手軽に体験したい」
そんな方にむけて、40枚のカードを使ってアイデアの出し方をご紹介してゆきます。
楽しくカイゼン 工夫発想 エデュテイメント
創造的な技術開発の理論「TRIZ」をベースに、楽しく技術的アイデア出し
http://triz.sblo.jp/
2007年06月20日
大阪学院大学。中川先生を訪問。
6月20日。今日は、大阪学院大学を訪問してきました。中川徹先生にお会いして、近況報告や現在と乗り組みをご報告させてもらいました。
中川先生は、TRIZ(トゥリーズ:創造的な技術開発の理論)の我が国の第一人者です。日本におけるTRIZ関連書籍やシンポジウムなど、国内のTRIZ関連活動の多くには、中川先生の貢献がその源流にあります。
今回は、私が宮城TRIZ研究会の会長として、「どうすればTRIZユーザを増やすことが出来るのか」に取り組んでいることをご報告し、そして、その具体的方策として、TRIZベースのアイデア出しのカードツール開発をしていることをご報告しました。その具体的なカードの内容を見ていただき、コメントをいただきました。特に、ある種の懸念事項を、開発時にずっと抱えていたのですが、先生にご相談して、その懸念事項へどのように対処すればいいのかが、クリアになりました。
先生のご好意で、カードツールの試作品を用いて若い方を交えてテストプレイもさせていただきました。普段仙台で接する学生さんたちとは、大分趣が異なりました。ブレスターをお求めいただいて、お使いになられている大学の先生方が結構いらっしゃるのですが、その先生方はこういう状況下でブレスターをつかっておられんだろう、と直感に理解しました。その状況下では何が重要なのか、どういうテイストにするべきなのか、多くのことを学ぶ機会となりました。
ちょうど一年前、TRIZの大家である中川先生に、だめでもともとと、初めてコンタクトをとらせてもらったのですが、こうして、一年ぶりに、先生の研究室を訪ねてカード試作品をお見せできる日が来るとは、そのときには思いもよりませんでした。
TRIZは、技術的課題に対し高い確率でブレークスルーする技術的アイデアを、引出すナレッジ― 智慧 ―です。モノはいいのに普及しにくい理論です。ぜひ気軽に使ってもらって、地域の中小企業さんが技製品改良、新商品開発をするさいに、活用してもらえたら、と思います。中川先生やTRIZ関連の方にご指導いただいている恩に答える意味でも、そうした価値提供を地道に長く続けて行きたいと思います。
中川先生は、TRIZ(トゥリーズ:創造的な技術開発の理論)の我が国の第一人者です。日本におけるTRIZ関連書籍やシンポジウムなど、国内のTRIZ関連活動の多くには、中川先生の貢献がその源流にあります。
今回は、私が宮城TRIZ研究会の会長として、「どうすればTRIZユーザを増やすことが出来るのか」に取り組んでいることをご報告し、そして、その具体的方策として、TRIZベースのアイデア出しのカードツール開発をしていることをご報告しました。その具体的なカードの内容を見ていただき、コメントをいただきました。特に、ある種の懸念事項を、開発時にずっと抱えていたのですが、先生にご相談して、その懸念事項へどのように対処すればいいのかが、クリアになりました。
先生のご好意で、カードツールの試作品を用いて若い方を交えてテストプレイもさせていただきました。普段仙台で接する学生さんたちとは、大分趣が異なりました。ブレスターをお求めいただいて、お使いになられている大学の先生方が結構いらっしゃるのですが、その先生方はこういう状況下でブレスターをつかっておられんだろう、と直感に理解しました。その状況下では何が重要なのか、どういうテイストにするべきなのか、多くのことを学ぶ機会となりました。
ちょうど一年前、TRIZの大家である中川先生に、だめでもともとと、初めてコンタクトをとらせてもらったのですが、こうして、一年ぶりに、先生の研究室を訪ねてカード試作品をお見せできる日が来るとは、そのときには思いもよりませんでした。
TRIZは、技術的課題に対し高い確率でブレークスルーする技術的アイデアを、引出すナレッジ― 智慧 ―です。モノはいいのに普及しにくい理論です。ぜひ気軽に使ってもらって、地域の中小企業さんが技製品改良、新商品開発をするさいに、活用してもらえたら、と思います。中川先生やTRIZ関連の方にご指導いただいている恩に答える意味でも、そうした価値提供を地道に長く続けて行きたいと思います。
2007年06月17日
試作品をほぼ製品レベルで作るフェーズ。
6月17日。TRIZベースのカードゲーム開発も、最終段階です。技術的アイデア出しを楽しむプロセスをこれまでずっと試作して、ユーザーテストしてきました。特に先日のブレスターワークショップで、多くの情報が得られました。これらを盛り込んで、高品質な紙に、最終フェーズのカード図案を印刷。やはりそのレベルでつくるといろいろわかってきますね。最後にもう一手間かけたいところ。
さて近日開発完了予告のパネルを作りました。

Five Bridgeにおいてあります。ざっとこんな感じのツールです。
さて近日開発完了予告のパネルを作りました。

Five Bridgeにおいてあります。ざっとこんな感じのツールです。
2007年06月13日
プロトタイプの最終版へむけて。
6月13日。今回は、いつもの勉強会ではなく、宮城TRIZ研究会のコアメンバーで、プロトタイプの最終版を創るミーティングを行いました。

このところ、絵的には似たようなものばかりですが、ゲームプロセスやアクションのバランスなどが、高度に改良されています。
今日はFive Bridgeのサロン側でミーティングを行いました。オープンスペースなので、ふらりと入ってきた一馬さん(デュナミス社長)が、別の提供形態についてのアイデアをだされたり。
この検討結果を踏まえて、最終版が出来上がります。このツールについては、夏のTRIZシンポジウム第3回(8月31日〜9月2日、横浜)で、報告させていただく予定です。最終日(三日目)午後のポスターセッション。
いいものに仕上がるよう、がんばります!

このところ、絵的には似たようなものばかりですが、ゲームプロセスやアクションのバランスなどが、高度に改良されています。
今日はFive Bridgeのサロン側でミーティングを行いました。オープンスペースなので、ふらりと入ってきた一馬さん(デュナミス社長)が、別の提供形態についてのアイデアをだされたり。
この検討結果を踏まえて、最終版が出来上がります。このツールについては、夏のTRIZシンポジウム第3回(8月31日〜9月2日、横浜)で、報告させていただく予定です。最終日(三日目)午後のポスターセッション。
いいものに仕上がるよう、がんばります!
2007年06月05日
異なるものを作ると見えてくるものがある。
6月4日。TRIZベースで、楽しくアイデア出しをするカードゲームの試作品が出来ました。実に、バージョン6。結論としてはもう少し手を加える必要がありましたが、何とか、技術的アイデア出しを楽しめるものになりました。
日中は、研究開発型中小企業の創業会長や、ハイテク企業の所長さんがFiveBridgeに遊びにいらしたので、この試作品を試してもらいました。「こりゃなんだ」「なになに、『**をせよ』だと。そもそもだなぁ・・・」「字が小さいぞ」などのブーイングとも応援とも取れる声が多かったのですが、最後は楽しんで「俺のアイデアがいいものだから、ほめろ」といった会長さんもいらして、皆さん楽しんでもらいました。改善すべき点も沢山発見しました。

夜は、開発チームの一部メンバーと日付が変わるまで打ち合わせ。ブレスターに付いてのある種の作業と、この新しい開発品について。結論としては、十分アイデアフルな人ならが、この段階でも楽しめるものですが、もっと、広い属性を対象に商品にするには、工夫すべき点があるとわかりました。特にブレスターがいかなるものであるかを、この次期開発を通じてよくよく理解することになりました。ブレスターには、ある種の効果を伴った独特の方法がありそうだと、テストプレイのころから感じていたのですが、ここに来て、その顕在化が一気に進んでいます。たぶん秋のいくつかの学会で発表できるのではないかと思います。
この独特の方法を、ブレスター・メソッドと呼ぶならば、技術アイデア出しのカードには、ブレスター・メソッドとTRIZのエッセンス(技術的ブレークスルーの40パターン)の両方を組み合わせたものといえます。ターゲットは狭く絞っていますが、より効果的な技術的思想のひきだしツールになるだろうと、確信をもった夜でした。
日中は、研究開発型中小企業の創業会長や、ハイテク企業の所長さんがFiveBridgeに遊びにいらしたので、この試作品を試してもらいました。「こりゃなんだ」「なになに、『**をせよ』だと。そもそもだなぁ・・・」「字が小さいぞ」などのブーイングとも応援とも取れる声が多かったのですが、最後は楽しんで「俺のアイデアがいいものだから、ほめろ」といった会長さんもいらして、皆さん楽しんでもらいました。改善すべき点も沢山発見しました。

夜は、開発チームの一部メンバーと日付が変わるまで打ち合わせ。ブレスターに付いてのある種の作業と、この新しい開発品について。結論としては、十分アイデアフルな人ならが、この段階でも楽しめるものですが、もっと、広い属性を対象に商品にするには、工夫すべき点があるとわかりました。特にブレスターがいかなるものであるかを、この次期開発を通じてよくよく理解することになりました。ブレスターには、ある種の効果を伴った独特の方法がありそうだと、テストプレイのころから感じていたのですが、ここに来て、その顕在化が一気に進んでいます。たぶん秋のいくつかの学会で発表できるのではないかと思います。
この独特の方法を、ブレスター・メソッドと呼ぶならば、技術アイデア出しのカードには、ブレスター・メソッドとTRIZのエッセンス(技術的ブレークスルーの40パターン)の両方を組み合わせたものといえます。ターゲットは狭く絞っていますが、より効果的な技術的思想のひきだしツールになるだろうと、確信をもった夜でした。
2007年06月01日
技術的アイデア出しのカードに、楽しさを抽入する。
6月1日。今日も日中の仕事が終わった後は、深夜まで、TRIZベースのカードツールの開発に専念していました。
技術的ブレークスルーの40パターンを、短い言葉と図にして、オリジナルのカードをつくってきたわけですが、今はゲーム教材としてもっとも重要な要素「楽しさ」を盛り込むために、奮闘しています。
いくつもいくつも、試作品を作ります。現在、バージョン6まできました。途中では、A3シートを何枚も使うようなゲームフローを作りもしました。また、ブレスターの特性を分析する作業も同時に走っているので、そこから得られた最新の発見を元に、あれこれと工夫を凝らし、ゲーム性を向上させるアイテムを開発しています。
ブレスターよりももっとターゲットユーザを限定する方針で開発しています。なので、ツールとしては高度なものです。それだけに、発想を引き出せるかどうか、属人的なものに依拠しすぎる部分がありました。そこをこえさせるために、ある種の仕掛けをいれてみました。TRIZのワークプロセスのうち、重要なプロセスを一つ利用して。
深夜までの開発は、体は疲れていますが、精神的には充実していてとても楽しいです。
技術的ブレークスルーの40パターンを、短い言葉と図にして、オリジナルのカードをつくってきたわけですが、今はゲーム教材としてもっとも重要な要素「楽しさ」を盛り込むために、奮闘しています。
いくつもいくつも、試作品を作ります。現在、バージョン6まできました。途中では、A3シートを何枚も使うようなゲームフローを作りもしました。また、ブレスターの特性を分析する作業も同時に走っているので、そこから得られた最新の発見を元に、あれこれと工夫を凝らし、ゲーム性を向上させるアイテムを開発しています。
ブレスターよりももっとターゲットユーザを限定する方針で開発しています。なので、ツールとしては高度なものです。それだけに、発想を引き出せるかどうか、属人的なものに依拠しすぎる部分がありました。そこをこえさせるために、ある種の仕掛けをいれてみました。TRIZのワークプロセスのうち、重要なプロセスを一つ利用して。
深夜までの開発は、体は疲れていますが、精神的には充実していてとても楽しいです。
2007年05月17日
概念を図にする作業を延々と。
5月17日。開発しているカードツールの改善案をいろいろと考えながら、TRIZの発明原理のを、ペイントソフトを使って図化しています。
概念を、図にする。というのは、結構な知的作業ですね。一つ二つはできてても、40個もあると、各概念を適切に図化するのはかなり大変です。しかも、モノクロでつくっていますので、色による変化はつけられません。
![27[1].jpg](http://ishiirikie.sakura.ne.jp/sblo_files/ishiirikie/image/275B15D.jpg)
![34[1].jpg](http://ishiirikie.sakura.ne.jp/sblo_files/ishiirikie/image/345B15D.jpg)
![18[1].jpg](http://ishiirikie.sakura.ne.jp/sblo_files/ishiirikie/image/185B15D.jpg)
絵にしてみて初めてわかることがありました。それは、その発明原理が本質的に意味していることがなんであるか、ということです。先日は英語に文章を訳すことで本質を考える、ということに気が付いたのですが、今度は、文章を図にすることで、本質を考える、ということに気が付きました。
余談ですが、ツール開発を通じて、一番効果があったのは、その加工するネタ(知識)を幾度も読みこなすことで理解が深まる、ということです。こどもの教育にも、「苦手分野のツールづくり体験」は活用できそうな気がします。
概念を、図にする。というのは、結構な知的作業ですね。一つ二つはできてても、40個もあると、各概念を適切に図化するのはかなり大変です。しかも、モノクロでつくっていますので、色による変化はつけられません。
![27[1].jpg](http://ishiirikie.sakura.ne.jp/sblo_files/ishiirikie/image/275B15D.jpg)
![34[1].jpg](http://ishiirikie.sakura.ne.jp/sblo_files/ishiirikie/image/345B15D.jpg)
![18[1].jpg](http://ishiirikie.sakura.ne.jp/sblo_files/ishiirikie/image/185B15D.jpg)
絵にしてみて初めてわかることがありました。それは、その発明原理が本質的に意味していることがなんであるか、ということです。先日は英語に文章を訳すことで本質を考える、ということに気が付いたのですが、今度は、文章を図にすることで、本質を考える、ということに気が付きました。
余談ですが、ツール開発を通じて、一番効果があったのは、その加工するネタ(知識)を幾度も読みこなすことで理解が深まる、ということです。こどもの教育にも、「苦手分野のツールづくり体験」は活用できそうな気がします。
2007年05月16日
プロトタイプ01で、テストプレイ。
5月15日。宮城TRIZ研究会の定例会をおこないました。今回は勉強会ではなく、独自ツールの開発をおこないました。
独自に開発中のカードツールの試作品を実際にユーザーにプレイしてもらいました。テストでは、3人でプレイ。内2名は、TRIZを全く知らない人物です。文系的なバックボーンでも十分に、TRIZ的発想を使ってもらえるようにつくったので、彼らのツール使用感はとても参考になりました。

アイデア出しのテーマは『30秒をはかる砂時計を改良し、途中でも、即30秒を測りはじめることができるものを考案しよう』というもの。なかなか面白いアイデアが出ました。一秒に一粒落ちるようにして、羽根車でカウントして、30カウントで、かちん、と音がなる。そんな改良型砂時計を考案した人もいました。機構が複雑になることは、別途解決する必要がありますが、それはさておき、このアイデアだと、カウントアップをアナログダイヤルでセットできるようにできそうです。アナログだけれど、砂時計の測定長を変更することが出来る可能性もあり、なかなか秀逸。ちなみに、それを出した人は、文系の社会人一年目の方でした。
今回のユーザーテストで、かなり荒熱をとる材料が得られました。特に今のフェーズで絞るべきフォーカスが何であるかが、見えました。
ブレスターを体験している人たちでしたので「ブレスターに比べて楽しくない」とのこと。なるほど。技術思想をともなうアイデアはでるが、ゲームとしての楽しさ面では、大幅な設計変更の余地がありそうです。引き続き、ツール開発の取り組みは続きます。
独自に開発中のカードツールの試作品を実際にユーザーにプレイしてもらいました。テストでは、3人でプレイ。内2名は、TRIZを全く知らない人物です。文系的なバックボーンでも十分に、TRIZ的発想を使ってもらえるようにつくったので、彼らのツール使用感はとても参考になりました。

アイデア出しのテーマは『30秒をはかる砂時計を改良し、途中でも、即30秒を測りはじめることができるものを考案しよう』というもの。なかなか面白いアイデアが出ました。一秒に一粒落ちるようにして、羽根車でカウントして、30カウントで、かちん、と音がなる。そんな改良型砂時計を考案した人もいました。機構が複雑になることは、別途解決する必要がありますが、それはさておき、このアイデアだと、カウントアップをアナログダイヤルでセットできるようにできそうです。アナログだけれど、砂時計の測定長を変更することが出来る可能性もあり、なかなか秀逸。ちなみに、それを出した人は、文系の社会人一年目の方でした。
今回のユーザーテストで、かなり荒熱をとる材料が得られました。特に今のフェーズで絞るべきフォーカスが何であるかが、見えました。
ブレスターを体験している人たちでしたので「ブレスターに比べて楽しくない」とのこと。なるほど。技術思想をともなうアイデアはでるが、ゲームとしての楽しさ面では、大幅な設計変更の余地がありそうです。引き続き、ツール開発の取り組みは続きます。
2007年05月13日
創造効果を体験するカード
5月12日。深夜、家族の寝た後に、昨日に引き続き、ツール開発をしています。
もっとシンプルにして効果体験にフォーカスを絞ったものも出来ないだろうか、とずっと考えていて、ある部分を捨てることでシンプルさをぐっとあげることが出来そうなツールセットを企画しました。一人で考えて時々、効果的な合いの手がもらえることが、私はとても恵まれています。

ゲーム性を切り出して、さいの目の偶然に任せる。そんな視点で、シンプルでもゲーム性を十分にもたせることができないか、に取り組んでいます。それを幾度もシミュレーションしてみて、プレイヤーが楽しんでいる様子が思い浮かべられるまで推敲していきます。
作ると売るはセットで。
これは、システムインテグレーションの多喜さんの言葉です。商品として作ったら売ることも一緒にデザインしないと。いくらでうるか、誰にどのようにうるか、そんなことも「創る」作業には車の両輪として大切です。その点についても、アイテム創作のもう一方で考えています。
もっとシンプルにして効果体験にフォーカスを絞ったものも出来ないだろうか、とずっと考えていて、ある部分を捨てることでシンプルさをぐっとあげることが出来そうなツールセットを企画しました。一人で考えて時々、効果的な合いの手がもらえることが、私はとても恵まれています。

ゲーム性を切り出して、さいの目の偶然に任せる。そんな視点で、シンプルでもゲーム性を十分にもたせることができないか、に取り組んでいます。それを幾度もシミュレーションしてみて、プレイヤーが楽しんでいる様子が思い浮かべられるまで推敲していきます。
作ると売るはセットで。
これは、システムインテグレーションの多喜さんの言葉です。商品として作ったら売ることも一緒にデザインしないと。いくらでうるか、誰にどのようにうるか、そんなことも「創る」作業には車の両輪として大切です。その点についても、アイテム創作のもう一方で考えています。
2007年05月12日
TRIZを使ったアイデア創出ゲームの試作。
5月11日。TRIZをベースにしたゲーム開発に取り組んでいます。
こちらは宮城TRIZ研究会としての活動です。創造的な技術開発の手法を、楽しく簡単な手順でつかうゲームツールを開発しています。来る発表の場に向けて急ピッチで試作物を作りゲームフローを検証していきます。

その写真をざっととってゲーム説明資料を作っていきます。シンプルで取り組み甲斐のあるゲームというのはなかなか難しいもので、何度もシュミレーションしてバランスや得点設定、課題のボリューム設定を調整していきます。12日の夜明けまで、取り組んでいました。
こちらは宮城TRIZ研究会としての活動です。創造的な技術開発の手法を、楽しく簡単な手順でつかうゲームツールを開発しています。来る発表の場に向けて急ピッチで試作物を作りゲームフローを検証していきます。

その写真をざっととってゲーム説明資料を作っていきます。シンプルで取り組み甲斐のあるゲームというのはなかなか難しいもので、何度もシュミレーションしてバランスや得点設定、課題のボリューム設定を調整していきます。12日の夜明けまで、取り組んでいました。
2007年05月09日
TRIZを自然と体験するツール開発。
5月9日。宮城TRIZ研究会のコアメンバーで、ツール開発のディスカッションをしていました。
いかにすればTRIZの魅力をコンパクトに体験してもらえるか。その一つの方法として、楽しく使えて自然とTRIZの智慧をつかってみるゲームツールを開発しています。

今日のディスカッションは、多くのアイデアを拡げ、そこから、えいっと絞り込んでいく作業でした。アイデアボード開発プロジェクトを通じて学んだことが大きく生きています。シンプルにすればそれだけ増すものがある、そんなことを、いつも意識するようになりましたから。
それから、試作したカードツールも、早速課題解決のために使いました。ある性能を上げようとするとある性能が上がらない。だったら、それをTRIZの矛盾マトリックスにいれてみる。そんなことをしてみると、TRIZの智慧になるほど、とおもいますね。
なかなか、いいものが出来そうです。シンポジウムで発表できるように最後の追い込み、がんばります!
いかにすればTRIZの魅力をコンパクトに体験してもらえるか。その一つの方法として、楽しく使えて自然とTRIZの智慧をつかってみるゲームツールを開発しています。

今日のディスカッションは、多くのアイデアを拡げ、そこから、えいっと絞り込んでいく作業でした。アイデアボード開発プロジェクトを通じて学んだことが大きく生きています。シンプルにすればそれだけ増すものがある、そんなことを、いつも意識するようになりましたから。
それから、試作したカードツールも、早速課題解決のために使いました。ある性能を上げようとするとある性能が上がらない。だったら、それをTRIZの矛盾マトリックスにいれてみる。そんなことをしてみると、TRIZの智慧になるほど、とおもいますね。
なかなか、いいものが出来そうです。シンポジウムで発表できるように最後の追い込み、がんばります!
2007年04月30日
TRIZを使って、TRIZのツール開発
4月30日。連休の間、買い物のときなどに時間を見つけては、開発中のツールのアイデアを考えていました。
TRIZのツールを改善して、より初心者に楽しく無理なく効果を体験してもらうには、ということで取り組んでいます。複雑にすると内容が増やせる、逆にシンプルにするには、内容を減らすことが必要だ、と。
戦略の本質は「捨てること」とあるコンサルタントの方がおっしゃっていましたがまさにそのとおり。
そこで、ふと気がついたのは、このツール開発の問題自体をTRIZ思考をつかって解けないだろうか、と。そこで矛盾マトリックスを開いて、見ました。
今のトレードオフを「作りやすさ」と「操作の容易さ」の技術パラメータだと捕らえました。すると、その解決には、32、25、12、17、とマトリックスにあります。
32 色を変える
25 セルフサービス
12 等位性
17 多次元への転換
です。なるほど、ツールとして、作りやすい(≒シンプルなツール)、かつ、使いやすい、を実現するには、こうした戦略がありえるわけですね。
これを元に、発想を拡げています。やはり、他の創造性理論にはない面白さがありますね、TRIZには。
TRIZのツールを改善して、より初心者に楽しく無理なく効果を体験してもらうには、ということで取り組んでいます。複雑にすると内容が増やせる、逆にシンプルにするには、内容を減らすことが必要だ、と。
戦略の本質は「捨てること」とあるコンサルタントの方がおっしゃっていましたがまさにそのとおり。
そこで、ふと気がついたのは、このツール開発の問題自体をTRIZ思考をつかって解けないだろうか、と。そこで矛盾マトリックスを開いて、見ました。
今のトレードオフを「作りやすさ」と「操作の容易さ」の技術パラメータだと捕らえました。すると、その解決には、32、25、12、17、とマトリックスにあります。
32 色を変える
25 セルフサービス
12 等位性
17 多次元への転換
です。なるほど、ツールとして、作りやすい(≒シンプルなツール)、かつ、使いやすい、を実現するには、こうした戦略がありえるわけですね。
これを元に、発想を拡げています。やはり、他の創造性理論にはない面白さがありますね、TRIZには。
2007年04月24日
TRIZのツール、急ピッチで試作中
4月24日。昨日のブレストをうけて、TRIZのツールを急ピッチで試作しています。
TRIZ研究会としての活動は、平日日中の業務が終わってからおこないますので、夕方に着手して明け方まで。こうしたものは、ある程度試作物があって、実際に手を動かして自分自身でそれの使い具合、楽しさを感じてみる、ということが重要です。いわゆる「ラピッドプロトタイピング」ですね。

このアイテムを初めは、モノクロでコピー用紙に出したのですが、色のついたカード専用紙に出力してみると、全く印象が違いました。その色や並び具合が、新しい着想を引き出します。
いろんな人に、TRIZという優れた理論を知ってもらい、次々イノベーションがおきることを祈って、徹夜のツール開発は続きます。
TRIZ研究会としての活動は、平日日中の業務が終わってからおこないますので、夕方に着手して明け方まで。こうしたものは、ある程度試作物があって、実際に手を動かして自分自身でそれの使い具合、楽しさを感じてみる、ということが重要です。いわゆる「ラピッドプロトタイピング」ですね。

このアイテムを初めは、モノクロでコピー用紙に出したのですが、色のついたカード専用紙に出力してみると、全く印象が違いました。その色や並び具合が、新しい着想を引き出します。
いろんな人に、TRIZという優れた理論を知ってもらい、次々イノベーションがおきることを祈って、徹夜のツール開発は続きます。
2007年04月23日
TRIZのツール開発にむけてブレスト
4月23日。今日は、宮城TRIZ研究会のツール開発にむけて、わくわくしたアイデア出しをしていました。これまでに作ってきたツールもあるのですが、夏にシンポジウムで発表することを前提に、一層、効果的なツールを企画しています。
楽しみながらTRIZにざっと触れてTRIZのよさ、技術系の発想促進効果を短い時間で体験してもらえる、そんなツールをいかに作るか。大変楽しいアイデア出しでした。
普段から一人でもアイデア出しをしていました。アイデア出しの方法はいろんな方や本、経験から学んできました。でも、やっぱり発想豊かな人をまえにブレストをするのは 楽しいですね。 そしてモチベートされます。 発見した可能性の芽を感じつつ、その場を後にした後は、移動の間、頭の中でずっとそのアイデアの発展思考が自然とおきていました。
格言風にいうならば、
良いアイデア会議は、メンバーのその後の思考に常駐する
といったところでしょうか。大変、人に恵まれた環境に感謝!
楽しみながらTRIZにざっと触れてTRIZのよさ、技術系の発想促進効果を短い時間で体験してもらえる、そんなツールをいかに作るか。大変楽しいアイデア出しでした。
普段から一人でもアイデア出しをしていました。アイデア出しの方法はいろんな方や本、経験から学んできました。でも、やっぱり発想豊かな人をまえにブレストをするのは 楽しいですね。 そしてモチベートされます。 発見した可能性の芽を感じつつ、その場を後にした後は、移動の間、頭の中でずっとそのアイデアの発展思考が自然とおきていました。
格言風にいうならば、
良いアイデア会議は、メンバーのその後の思考に常駐する
といったところでしょうか。大変、人に恵まれた環境に感謝!
2007年04月17日
宮城TRIZ研究会 定例勉強会 第四回
4月17日。今回は、いつもの勉強会ではなく、宮城TRIZ研究会のコアメンバーで発表の検討ミーティングを行いました。
活動の報告をある場で報告しようとしているのですが、発表の内容について、関係者への打診、その制約事項へ対する対策、新しい案づくり、などなど。
みな、忙しい中での活動なのでなかなかそれに対する時間を取れませんが、それでも創造性を駆使して、企画中。どんな発表が出来るのか、決まったらば報告します。ご期待ください!
活動の報告をある場で報告しようとしているのですが、発表の内容について、関係者への打診、その制約事項へ対する対策、新しい案づくり、などなど。
みな、忙しい中での活動なのでなかなかそれに対する時間を取れませんが、それでも創造性を駆使して、企画中。どんな発表が出来るのか、決まったらば報告します。ご期待ください!
2007年04月06日
【外部化】どうしたらTRIZを知らない人に、興味・理解を持ってもえるか。
4月6日。宮城TRIZ研究会の活動の中から、独自性あるものを発表用にまとめようとしています。
”どうしたらTRIZを知らない人に、TRIZに興味・理解を持ってもえるか”という問題への取り組みとしての試作したあるツールについて、です。
TRIZという知識の内容はすごく良いと思います。なかなか広くつかわれないのはなぜだろう。初めてTRIZを学んだときにそうおもいました。今、また、TRIZを知りはじめたからからも、同様のことを聞かれます。いろいろ答えるべきことはありますが、本当のところはどうしてなのか、わかりません。
さて、宮城TRIZ研究会は、私も含め、学び始めの人が多いため、優れた知識を楽しく学ぶことを意識しています。部分的でも良いから、興味を持ってもらうこと、手軽に体験してもらいTRIZというものへの広い認知と賛同をもってもらうこと。そういうことからは始めよう、と考えています。
こうした活動から、内部でトレーニングツールとして試作してきたものを、発表用にまとめはじめました。外部の方のご了解がもらえるかどうかで、その内容を発表できるかどうか、まだわかりませんが、ぜひその努力をして、多くの方に見てもらえるようにがんばりたいと思います。公表できるようになったらば、改めてご報告いたします。
”どうしたらTRIZを知らない人に、TRIZに興味・理解を持ってもえるか”という問題への取り組みとしての試作したあるツールについて、です。
TRIZという知識の内容はすごく良いと思います。なかなか広くつかわれないのはなぜだろう。初めてTRIZを学んだときにそうおもいました。今、また、TRIZを知りはじめたからからも、同様のことを聞かれます。いろいろ答えるべきことはありますが、本当のところはどうしてなのか、わかりません。
さて、宮城TRIZ研究会は、私も含め、学び始めの人が多いため、優れた知識を楽しく学ぶことを意識しています。部分的でも良いから、興味を持ってもらうこと、手軽に体験してもらいTRIZというものへの広い認知と賛同をもってもらうこと。そういうことからは始めよう、と考えています。
こうした活動から、内部でトレーニングツールとして試作してきたものを、発表用にまとめはじめました。外部の方のご了解がもらえるかどうかで、その内容を発表できるかどうか、まだわかりませんが、ぜひその努力をして、多くの方に見てもらえるようにがんばりたいと思います。公表できるようになったらば、改めてご報告いたします。
2007年03月15日
宮城TRIZ研究会 定例勉強会 第三回
3月15日。宮城TRIZ研究会の定例自主勉強会、第三回を開催しました。
今回は、新しい矛盾マトリックス(マトリックス2003)を紹介しました。

内容的に、かなり刷新されています。
付属の矛盾マトリックスもぐっと大きくなっています。

今月は、TRIZシンポジウム2007についての検討も行いました。せっかくの機会なのでぜひ取り組んでみたいと思います。
今回は、新しい矛盾マトリックス(マトリックス2003)を紹介しました。

内容的に、かなり刷新されています。
付属の矛盾マトリックスもぐっと大きくなっています。

今月は、TRIZシンポジウム2007についての検討も行いました。せっかくの機会なのでぜひ取り組んでみたいと思います。
2007年02月15日
Mi-TRIZの自主勉強会(第二回)を開催しました。
2月15日。宮城TRIZ研究会の定例自主勉強会、第二回を開催しました。これは今年1月から12回にわたって行う定例の勉強会です。
今回は、開催のちょっとまえ、当日に撮影し配信した映像があります。この日は、暖冬のこの冬において、まとまった雪の降った東北の冬らしい空模様となりました。そんなことも踏まえて言及しています。
http://video.google.com/videoplay?docid=8369453048120763587
(※音が出ます。音量に注意してください。約1分)
グーグルビデオが重くて途切れ途切れになる場合は、
音を消してしばらく再生しておいて、頭だしするとスムーズになります。
今月もTRIZの書籍について紹介しました。今月は「図解TRIZ」です。
http://video.google.com/videoplay?docid=8369453048120763587
(※音が出ます。音量に注意してください。約8分30秒)
なお、Mi-TRIZの中で、TRIZを楽しく学ぶためのツールとして「TRIZカード」というものを試作して使っています。その実物も今月は動画で少しご紹介しました。大変、手作り感満点なツールです。でもいろいろ構想は練っているんです。ぜひ一緒に楽しく学ぶツールを開発してみませんか。
http://video.google.com/videoplay?docid=7498388604908626936
(※音が出ます。音量に注意してください。約5分)
今回は、今年のMi-TRIZの活動展開についてディスカッションしました。長期的な活動を見据えて、面白い取り組みをして、東北であることのデメリットを減らすような活動方法に着手してみたいと思います。
自主勉強会、次回は3月15日に開催する予定です。
会の内容、時間、場所はこちら。
TRIZを使っている方、TRIZを学んでいる方、TRIZに興味がある方、
どなたでも歓迎です。毎回参加する義務はまったくありません。
ぜひ一度気軽においでください。
(勉強会の開催中には、会議室の前には、手作りのボードが出ています。
非常に手作りの、堅苦しさのない勉強会です。)
今回は、開催のちょっとまえ、当日に撮影し配信した映像があります。この日は、暖冬のこの冬において、まとまった雪の降った東北の冬らしい空模様となりました。そんなことも踏まえて言及しています。
http://video.google.com/videoplay?docid=8369453048120763587
(※音が出ます。音量に注意してください。約1分)
グーグルビデオが重くて途切れ途切れになる場合は、
音を消してしばらく再生しておいて、頭だしするとスムーズになります。
今月もTRIZの書籍について紹介しました。今月は「図解TRIZ」です。
http://video.google.com/videoplay?docid=8369453048120763587
(※音が出ます。音量に注意してください。約8分30秒)
なお、Mi-TRIZの中で、TRIZを楽しく学ぶためのツールとして「TRIZカード」というものを試作して使っています。その実物も今月は動画で少しご紹介しました。大変、手作り感満点なツールです。でもいろいろ構想は練っているんです。ぜひ一緒に楽しく学ぶツールを開発してみませんか。
http://video.google.com/videoplay?docid=7498388604908626936
(※音が出ます。音量に注意してください。約5分)
今回は、今年のMi-TRIZの活動展開についてディスカッションしました。長期的な活動を見据えて、面白い取り組みをして、東北であることのデメリットを減らすような活動方法に着手してみたいと思います。
自主勉強会、次回は3月15日に開催する予定です。
会の内容、時間、場所はこちら。
TRIZを使っている方、TRIZを学んでいる方、TRIZに興味がある方、
どなたでも歓迎です。毎回参加する義務はまったくありません。
ぜひ一度気軽においでください。
(勉強会の開催中には、会議室の前には、手作りのボードが出ています。
非常に手作りの、堅苦しさのない勉強会です。)
2007年01月15日
Mi-TRIZ(自主勉強会第一回)を開催しました。
1月15日。今年は、宮城TIRIZ研究会(Mi-TRIZ:ミトリーズ)では、毎月15日に自主勉強会を開催します。(土日祝日にあたるときは、前倒しの金曜日)。今日はその第一回目を行いました。
今回は、第一回目ということで、自主勉強会の内容を動画でお伝えします。
http://video.google.com/videoplay?docid=4167479164503100412
(※音が出ます。音量に注意してください。約1分。)
また、TRIZの書籍についての紹介もしました。
http://video.google.com/videoplay?docid=-2872880579505414918
(※音が出ます。音量に注意してください。約14分。)
グーグルビデオが重くて途切れ途切れになる場合は、
音を消してしばらく再生しておいて、頭だしするとスムーズになります。
自主勉強会の内容、次回は2月15日に開催する予定です。
会の内容、時間、場所はこちら。
http://ishiirikie.jpn.org/article/2983833.html
TRIZを使っている方、TRIZを学んでいる方、TRIZに興味がある方、
どなたでも歓迎です。毎回参加する義務はまったくありません。
ぜひ一度気軽においでください。

(勉強会の開催中には、会議室の前には、手作りのボードが出ています。
非常に手作りの、堅苦しさのない勉強会です。)
今回は、第一回目ということで、自主勉強会の内容を動画でお伝えします。
http://video.google.com/videoplay?docid=4167479164503100412
(※音が出ます。音量に注意してください。約1分。)
また、TRIZの書籍についての紹介もしました。
http://video.google.com/videoplay?docid=-2872880579505414918
(※音が出ます。音量に注意してください。約14分。)
グーグルビデオが重くて途切れ途切れになる場合は、
音を消してしばらく再生しておいて、頭だしするとスムーズになります。
自主勉強会の内容、次回は2月15日に開催する予定です。
会の内容、時間、場所はこちら。
http://ishiirikie.jpn.org/article/2983833.html
TRIZを使っている方、TRIZを学んでいる方、TRIZに興味がある方、
どなたでも歓迎です。毎回参加する義務はまったくありません。
ぜひ一度気軽においでください。

(勉強会の開催中には、会議室の前には、手作りのボードが出ています。
非常に手作りの、堅苦しさのない勉強会です。)
2007年01月07日
宮城TRIZ研究会、2007年の活動日程。
2007年、Mi-TRIZ(宮城TRIZ研究会)は、毎月、自主勉強会を行います。年間の活動日程を先月の研究会で定めました。以下、ご報告します。
TRIZ(トゥリーズ)とは:
TRIZは「創造的問題解決の理論」を意味しています。膨大な特許から
発明に見られるパターンを抽出して活用できるように整理体系化した
大きな知識体系です。学習に長い時間かかることと「(技術的)発想」
を支援する理論であることから、なかなか、十分な知識活用ができず、
活用したいけれども、うまく使えない、という方も少なくないのが現状です。
TRIZは、知の構造化、創造性開発、という現代の2つのトレンドに
うまくマッチした優れた理論です。将来、TRIZの具体データは変遷すれども、
TRIZの根本思想は、ある時点で大きく受け入れられると予想されます。
宮城TRIZ研究会とは:
宮城地域におけるTRIZの情報収集・共有・活用のための非営利活動を
行う任意団体(勉強会)です。多くの方がTRIZの活用をできるような
関係性を作っていこうとするする人々によって運営されています。
■基本的日時■
日程:毎月15日(土日の場合は前倒し。直前の金曜日に。)
時間:15:00〜17:30
場所:Five Bridge 会議室
具体的日程は以下です。
1月15日(月)
2月15日(木)
3月15日(木)
4月13日(金)
5月15日(火)
6月15日(金)
7月13日(金)
8月15日(水) お盆につき、変更する可能性あり。
9月14日(金)
10月15日(月)
11月15日(木)
12月14日(金) 納会、翌年度の計画策定
自主勉強会の内容は
1)自由参加(当日、ふらりと立ち寄っても結構です。)
2)TRIZの書籍・シンポジウムなどのテキストが閲覧できます。
3)TRIZの活用方法、ポイント、近況報告〜簡単なディスカッション。
を予定しています。
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TRIZ(トゥリーズ)とは:
TRIZは「創造的問題解決の理論」を意味しています。膨大な特許から
発明に見られるパターンを抽出して活用できるように整理体系化した
大きな知識体系です。学習に長い時間かかることと「(技術的)発想」
を支援する理論であることから、なかなか、十分な知識活用ができず、
活用したいけれども、うまく使えない、という方も少なくないのが現状です。
TRIZは、知の構造化、創造性開発、という現代の2つのトレンドに
うまくマッチした優れた理論です。将来、TRIZの具体データは変遷すれども、
TRIZの根本思想は、ある時点で大きく受け入れられると予想されます。
宮城TRIZ研究会とは:
宮城地域におけるTRIZの情報収集・共有・活用のための非営利活動を
行う任意団体(勉強会)です。多くの方がTRIZの活用をできるような
関係性を作っていこうとするする人々によって運営されています。
■基本的日時■
日程:毎月15日(土日の場合は前倒し。直前の金曜日に。)
時間:15:00〜17:30
場所:Five Bridge 会議室
具体的日程は以下です。
1月15日(月)
2月15日(木)
3月15日(木)
4月13日(金)
5月15日(火)
6月15日(金)
7月13日(金)
8月15日(水) お盆につき、変更する可能性あり。
9月14日(金)
10月15日(月)
11月15日(木)
12月14日(金) 納会、翌年度の計画策定
自主勉強会の内容は
1)自由参加(当日、ふらりと立ち寄っても結構です。)
2)TRIZの書籍・シンポジウムなどのテキストが閲覧できます。
3)TRIZの活用方法、ポイント、近況報告〜簡単なディスカッション。
を予定しています。
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2006年12月08日
産能大のTRIZセミナーに参加してきました。
12月8日。産業能率大学のTRIZセミナーに参加してきました。実は今日まで新潟に滞在していたですが、どうしても、このセミナーを聞きたくて、このセミナーを受けるためだけに、仙台に戻ってきました。この後新潟の滞在先へまた戻る予定です。
聞かせていただいたセミナーはこちら。
”TRIZ”を活用した技術者育成の新しい取組み
内容は「TRIZとは」「TRIZ-DE(※)」「リスクマネジメント(リスク予測手法)」でした。とても勉強になる良い内容。新潟から駆けつけた甲斐のある3時間でした。
詳しい内容は、掲載を差し控えます。(宮城TRIZ研究会の内部で資料の印刷・転載はせず、対面に限り、情報共有してゆきます。)
地域の中小企業の社長さんに、いろいろお話を伺った際に、コア技術をもった企業さんほど「うちの会社、次の事業を作る人間が必要なんだよ」とおっしゃっていました。いまの事業は、いずれ社会の変化で衰退する。そういうことを深く洞察した社長さんは、今の事業基盤が永遠ではないことをよくしっています。一方で、いつも新事業や新製品開発をおこなっているわけではない自社で、育っていく中堅社員が「創る」系の仕事を経験していないことが多く、社長の次の人材を育成し切れていない、とおっしゃいます。
そうしたときに、具体的な技術開発手法、しかも概論ではなく、実践的なツールとなりえるものが必要だ、と感じました。その意見は、宮城TRIZ研究会の設立と大きく関係しています。そうした新製品開発において、試行錯誤100%から、成功確率を上げるツールを地域に普及させたい、という思い。
さて、話は戻ります。本日のTRIZ-DE。これは、そういう自社の事業の5〜6年後、あるいは、3年後。そういった事業がどうあるべきかを描き出します。過去に学び未来を予測し、少し先の未来を描き出す。産能大の提供するサポートはそうした、企業の未来を描く人材を育てる人材開発に一つ特徴があるように感じました。
TRIZ-DEとは:DEは”Directed Evolution:方向づけられた進化”、「技術進化のパターンを活用して、未来への新製品企画や開発の方向づけ等に活用する」(引用、産能大 WEBサイトより)ものです。9つのステップで構成。
聞かせていただいたセミナーはこちら。
”TRIZ”を活用した技術者育成の新しい取組み
内容は「TRIZとは」「TRIZ-DE(※)」「リスクマネジメント(リスク予測手法)」でした。とても勉強になる良い内容。新潟から駆けつけた甲斐のある3時間でした。
詳しい内容は、掲載を差し控えます。(宮城TRIZ研究会の内部で資料の印刷・転載はせず、対面に限り、情報共有してゆきます。)
地域の中小企業の社長さんに、いろいろお話を伺った際に、コア技術をもった企業さんほど「うちの会社、次の事業を作る人間が必要なんだよ」とおっしゃっていました。いまの事業は、いずれ社会の変化で衰退する。そういうことを深く洞察した社長さんは、今の事業基盤が永遠ではないことをよくしっています。一方で、いつも新事業や新製品開発をおこなっているわけではない自社で、育っていく中堅社員が「創る」系の仕事を経験していないことが多く、社長の次の人材を育成し切れていない、とおっしゃいます。
そうしたときに、具体的な技術開発手法、しかも概論ではなく、実践的なツールとなりえるものが必要だ、と感じました。その意見は、宮城TRIZ研究会の設立と大きく関係しています。そうした新製品開発において、試行錯誤100%から、成功確率を上げるツールを地域に普及させたい、という思い。
さて、話は戻ります。本日のTRIZ-DE。これは、そういう自社の事業の5〜6年後、あるいは、3年後。そういった事業がどうあるべきかを描き出します。過去に学び未来を予測し、少し先の未来を描き出す。産能大の提供するサポートはそうした、企業の未来を描く人材を育てる人材開発に一つ特徴があるように感じました。
TRIZ-DEとは:DEは”Directed Evolution:方向づけられた進化”、「技術進化のパターンを活用して、未来への新製品企画や開発の方向づけ等に活用する」(引用、産能大 WEBサイトより)ものです。9つのステップで構成。
2006年11月19日
試作、TRIZカード
宮城TRIZ研究会の活動の一環として、TRIZの初心者向けの知識提供に取り組んでいます。TRIZの内容の一部を、ゲームやワークショップの中で、ポイントで使って楽しんでもらいたい、そう思います。
先ずTRIZの一部を体験してもらい、その効果にふれてもらう。そこで大きくTRIZの魅力に気がついて、自ら本格なTRIZの知識に意識が向いていく。そういう「意識化」が必要と考えて、ゲームなどを試作しています。
その一つ、TRIZカード。というものを試作してみました。販売する目的ではありません。私的に内部で勉強のために使うものです。なので、100円ショップですべての部材をそろえます。100円のトランプ、100円のプリンター用シールシート。それらに”TRIZ40の発明法則”の概要情報を印刷して、貼り付けます。40枚とJOKER2枚、計42枚を使います。

詳しい方法の説明は省きますが、若いエンジニアなどで輪になって、ちょっとした技術的な課題のアイデア出しを、余興的に行うものです。アイデアを出していって長く残れたらカードがもらえます。TRIZカードがヒントになるので勝っている人ほど発想材料ができて、有利になります。ただひっくり返されるリスクもはらんでいきます。60分経つかカードがなくなったら終了。そんな感じのものです。(とはいえ、TRIZ熟知者には、カードが多くてもさほどメリットはありません。知識を持っている人はカードが無くてもアイデア耐久レースに勝てるでしょうから。)
そのほか、40の発明原理をランダムに抽出するために、1〜40を均等に出すためのサイコロを作成しています。これもまた、既存の100円ショップで調達します。普通の四角いサイコロ3つに、お手製のシールをはって、同時に3ついっぺんに投げます。ランダムに出てくる数字の示す数(1〜40)を使って、発明原理を参照します。(本当は、発明原理は根本的矛盾の分析ワークの後に適用するものなのですが。)これを使ってまた別の楽しみ方をしてみたいと思います。
先ずTRIZの一部を体験してもらい、その効果にふれてもらう。そこで大きくTRIZの魅力に気がついて、自ら本格なTRIZの知識に意識が向いていく。そういう「意識化」が必要と考えて、ゲームなどを試作しています。
その一つ、TRIZカード。というものを試作してみました。販売する目的ではありません。私的に内部で勉強のために使うものです。なので、100円ショップですべての部材をそろえます。100円のトランプ、100円のプリンター用シールシート。それらに”TRIZ40の発明法則”の概要情報を印刷して、貼り付けます。40枚とJOKER2枚、計42枚を使います。

詳しい方法の説明は省きますが、若いエンジニアなどで輪になって、ちょっとした技術的な課題のアイデア出しを、余興的に行うものです。アイデアを出していって長く残れたらカードがもらえます。TRIZカードがヒントになるので勝っている人ほど発想材料ができて、有利になります。ただひっくり返されるリスクもはらんでいきます。60分経つかカードがなくなったら終了。そんな感じのものです。(とはいえ、TRIZ熟知者には、カードが多くてもさほどメリットはありません。知識を持っている人はカードが無くてもアイデア耐久レースに勝てるでしょうから。)
そのほか、40の発明原理をランダムに抽出するために、1〜40を均等に出すためのサイコロを作成しています。これもまた、既存の100円ショップで調達します。普通の四角いサイコロ3つに、お手製のシールをはって、同時に3ついっぺんに投げます。ランダムに出てくる数字の示す数(1〜40)を使って、発明原理を参照します。(本当は、発明原理は根本的矛盾の分析ワークの後に適用するものなのですが。)これを使ってまた別の楽しみ方をしてみたいと思います。
2006年11月18日
パットブレーンの片岡さん、来仙。
11月18日。東京からパットブレーンの片岡さんがお見えになりました。片岡さんはTRIZの専門家であり、東北大ゆかりのかた。先日の宮城県産業技術総合センターでTRIZセミナーの講師もしていただきました。今日は恩師のイベントで仙台にお見えになったとのこと。市内のホテルで1時間ほどお話を伺いました。
TRIZのソフトウエアのGFIN(ゴールドファイヤーイノベータ)を見せてもらいました。ソフトウエア分野のTRIZコンテンツがありなかなか使い勝手がよさそうです。
聞けば夕べは深夜運行バスで仙台にいらしたとか。多忙ななかの仙台出張だったようです。TRIZの普及展開について熱心な方はバイタリティーあふれる方が多いようにおもいます。
宮城TRIZ研究会からも、ちょっとした企画を考え始めました。TRIZキッズ。TRIZの初心者の集まりの席で、ちょっとTRIZ発想法であそんでみる余興ゲームです。本当のTRIZは広くて深い。その一部を楽しんで使ってみて、ユーザーの間口を広げるためのちょっとしたツールです。なので、テイストはきわめてシンプルでおもちゃ風。本当のTRIZユーザに叱られてしまいそうなものなので、キッズ(子供)と銘打ってみました。今、開発中のアイデアボードの副産物として、時折つくっています。次のシンポジウムまでには、なにか様子をまとめてみたいと思います。片岡さんからは様子の動画を、ともアドバイスをいただきました。
TRIZのソフトウエアのGFIN(ゴールドファイヤーイノベータ)を見せてもらいました。ソフトウエア分野のTRIZコンテンツがありなかなか使い勝手がよさそうです。
聞けば夕べは深夜運行バスで仙台にいらしたとか。多忙ななかの仙台出張だったようです。TRIZの普及展開について熱心な方はバイタリティーあふれる方が多いようにおもいます。
宮城TRIZ研究会からも、ちょっとした企画を考え始めました。TRIZキッズ。TRIZの初心者の集まりの席で、ちょっとTRIZ発想法であそんでみる余興ゲームです。本当のTRIZは広くて深い。その一部を楽しんで使ってみて、ユーザーの間口を広げるためのちょっとしたツールです。なので、テイストはきわめてシンプルでおもちゃ風。本当のTRIZユーザに叱られてしまいそうなものなので、キッズ(子供)と銘打ってみました。今、開発中のアイデアボードの副産物として、時折つくっています。次のシンポジウムまでには、なにか様子をまとめてみたいと思います。片岡さんからは様子の動画を、ともアドバイスをいただきました。
2006年10月25日
2006年10月04日
創造性育成セミナー(いわき)
10月4日。いわきでTRIZ関連のセミナーに参加。TRIZコンサルの大手であるIDEA社の前古社長が講師です。話の内容は詳しく述べることは控えたいとおもいますが、非常に面白い講義でした。なぜTRIZなのか、ということと、TRIZの活用がもたらすもの、についてわかりやすくて迫力のあるお話でした。
なお、質疑の中で、私が質問しご回答いただいたことの、概要を掲載したいとおもいます。
はじめに、問題を本質化する作業が必要。
▼
問題の根本原因を考える。
▼
さらにその根本原因を考える。
▼
どこまで深堀するかといえば、自分の裁量でどうにかなるか、どうにもできないか、というレベルまで。
アイデア会議やディスカッションのテーマ設定でも、テーマ設定が実はすごく重要です。テーマとして何を選ぶか、は、どうアイデアを出すか、と同じくらい重要だとおもいます。その意味では、上記のコメントは非常に貴重なものだとおもいます。(アイデア社が行うTRIZコンサルが高い評価を得ているのは、こうした部分にも優れた能力を持っていることも大きく関係していいるとおもわれます。)
なお、質疑の中で、私が質問しご回答いただいたことの、概要を掲載したいとおもいます。
はじめに、問題を本質化する作業が必要。
▼
問題の根本原因を考える。
▼
さらにその根本原因を考える。
▼
どこまで深堀するかといえば、自分の裁量でどうにかなるか、どうにもできないか、というレベルまで。
アイデア会議やディスカッションのテーマ設定でも、テーマ設定が実はすごく重要です。テーマとして何を選ぶか、は、どうアイデアを出すか、と同じくらい重要だとおもいます。その意味では、上記のコメントは非常に貴重なものだとおもいます。(アイデア社が行うTRIZコンサルが高い評価を得ているのは、こうした部分にも優れた能力を持っていることも大きく関係していいるとおもわれます。)
2006年09月21日
宮城県でTRIZセミナーが開催されました。
9月21日。宮城県の機関である宮城産業技術総合センターにてTRIZセミナーが開催されました。参加者はざっと見た目で40名前後。講師はパットブレーンの片岡先生で、90分の講演の中で、「事例」+「ポイントを絞った理論&演習」+「強い知財にむけて」の3つをお話しいただきました。会場から結構活発に質問や発言がなされていました。

私も宮城TRIZ研究会として簡単にご挨拶をさせていただきましたところ、ありがたいことに、その後、研究会へのお問い合わせや参加を希望をされる方からのご連絡をいただきました。皆様からの要望を受けて、十月中旬の平日の夜、仙台市内にて、勉強会を開催すべく準備を進めています。(候補日時:10月19日木曜日18:30〜、五橋近辺)ぜひご質問やお問合せあれば宮城TRIZ研究会(Mi-TRIZ)までお気軽にお問合せください。

私も宮城TRIZ研究会として簡単にご挨拶をさせていただきましたところ、ありがたいことに、その後、研究会へのお問い合わせや参加を希望をされる方からのご連絡をいただきました。皆様からの要望を受けて、十月中旬の平日の夜、仙台市内にて、勉強会を開催すべく準備を進めています。(候補日時:10月19日木曜日18:30〜、五橋近辺)ぜひご質問やお問合せあれば宮城TRIZ研究会(Mi-TRIZ)までお気軽にお問合せください。
2006年09月04日
宮城県主催のTRIZセミナー
宮城県産業技術総合センターにて、TRIZセミナーが開催されます。講師は、東北大通信研究所やメーカ勤務を経て、現在知財の専門家としてご活躍されている片岡敏光氏です。このセミナーには3つのPRポイントがあります。
▼製品改良から独自開発まで、技術開発、知財に携わる方に最適です。
▼問題解決のスピードUP、強い特許が取れるアイデアの出し方を学ぶことができます。
▼心理的惰性の打破、イノベーションへの気づきを得られます。
〜 記 〜
■演題:「TRIZで自社技術ブラッシュアップ」強い特許取得を目指して
■日時:2006年9月21日 14:00〜16:00
■場所:宮城県産業技術総合センター(仙台市泉区、宮城大学向かい)
■主旨:問題解決時の無駄な試行錯誤を減らし、コストダウン、アイデア出しの量産、スピードUPが可能となります。TRIZを使えば、 公知となってしまった自社技術のブラッシュUP、特許取得が可能なアイデアの創出も容易です。イノベーションを図り、強い特許を取るためTRIZをどのように使うか、長年現場で技術開発と知的財産創造に携わった講師が、具体例を交えてやさしく解説します。(パンフレットより抜粋。ファイルがうまく表示されないときにはこちらからはいって”技術セミナー一覧”の欄をご覧ください。)
■申込:パンフレットをご覧ください。
私が会長を務める宮城TRIZ研究会(Mi-TRIZ:ミトリーズ)も開催の協力をしています。アイデア系のかたも、技術開発の方も、MOTの方も、ご興味があればぜひおいでください。
▼製品改良から独自開発まで、技術開発、知財に携わる方に最適です。
▼問題解決のスピードUP、強い特許が取れるアイデアの出し方を学ぶことができます。
▼心理的惰性の打破、イノベーションへの気づきを得られます。
〜 記 〜
■演題:「TRIZで自社技術ブラッシュアップ」強い特許取得を目指して
■日時:2006年9月21日 14:00〜16:00
■場所:宮城県産業技術総合センター(仙台市泉区、宮城大学向かい)
■主旨:問題解決時の無駄な試行錯誤を減らし、コストダウン、アイデア出しの量産、スピードUPが可能となります。TRIZを使えば、 公知となってしまった自社技術のブラッシュUP、特許取得が可能なアイデアの創出も容易です。イノベーションを図り、強い特許を取るためTRIZをどのように使うか、長年現場で技術開発と知的財産創造に携わった講師が、具体例を交えてやさしく解説します。(パンフレットより抜粋。ファイルがうまく表示されないときにはこちらからはいって”技術セミナー一覧”の欄をご覧ください。)
■申込:パンフレットをご覧ください。
私が会長を務める宮城TRIZ研究会(Mi-TRIZ:ミトリーズ)も開催の協力をしています。アイデア系のかたも、技術開発の方も、MOTの方も、ご興味があればぜひおいでください。
2006年09月02日
USITのシカフス氏。中川教授。大御所の続く最終日。
9月2日。TRIZシンポジウムの三日目(最終日)。この三日間のシンポジウムに総数で100名以上(うろ覚えですが、150名とも。)の参加が国内外からありました。世界的にもてもTRIZの会議としては最大級なものだそうです。
最終日は、USITの開発者であるシカフス氏、日本のTRIZ普及推進の大家である中川教授の発表他がありました。
USITとは:
創造的問題解決法、あるいは、やさしくしたTRIZ、とも表現されます。企業の課題解決のために、問題の定義から解決策の生成まで、一連のプロセスと手法がセットになった優れた手法です。シカフス氏が開発をされました。国内では中川先生のご活躍で多くの人にわかりやすく手法が提供されています。中川先生の公式サイトでの、USITに関するすばらしい解説があります。

(エド シカフス氏の講演。右下の人物がシカフス氏)
■Ed Sickafus氏からは、問題解決方法論各種の根底にあるもの−メンタル的な資源を使用する方法の理解−に関する講演がありました。創造的技法の開発者のシカフス氏ならでは興味深い洞察がたくさん。「組織化されず論理的でもないが、しばしば見落とされがちな資源が自然な思考にはある。」「(右脳と左脳は)両方とも、論理付け、記憶、コミュニケーションおよび問題解決を行ないます。しかし、2つの脳はそれらを違ったやり方で行い、結果を共有します。例:一方はロジックがより得意で、もう一方はメタファー(隠喩)理解がより得意です。」(※和訳テキストに、一部加筆)「RHは空間の情報を分析するが、その結果を言葉で表すことができません」「一般的に、我々は瞬間的で、直感的な解決概念で始めます(写真のスライドの内容)」「組織化は思考のためではなく、コミュニケーションのための実践である」「私たちの創造的思考(コミュニケーションでない)を最大にするために、RHの隠喩的な思考を促している間に、LHの論理的推測を抑制する必要があります。」「構造と言語は論理的なコミュニケーションのツールです。イメージとメタファー(隠喩)は創造的思考のツールです。」「RHの隠喩的な思考を取るために簡単なスケッチを使用してください。画像的な表現に説明を合わせてください。洞察の直観的なジャンプを促進するために、アイデアの判定を一時停止してください」
(私見)TRIZが、USITが、ということを超えて、論理的に潜在意識の階段を下りて、創造的なフィールドで脳を動かすということが、すこし理解できたような気がします。USITという創造的な手法がその背景に持っているものが、「感じられた」ような気がします。
■中川先生から「USITの「6箱方式」の使い方と意義」についての講演がありました。そこで、類比思考のプロセスのあいまいさをなくすUSITの6箱方式について、事例を踏まえてコンパクトにお話をしていただきました。(詳細は、(備考)部分に記述しました。)
(私見)USITは、技術開発にも強力で使いやすいツールですが、技術以外の一般の課題に対してもきわめて適用のしやすい発想プロセスだとおもいます。その意味もあって、先生の例示では、「裁縫で短くなった縫い糸をとめる方法」「忘れ物を防止する方法」といった、身近で面白い課題をテーマに取り上げておられるのだとおもいます。優れた手法のセットですが、中でも「属性分析」と「USITオペレータ」は特に優れた「智慧」だとおもいます。決して今まで誰もしたことのない特殊な思考方法ではありませんが、意識的にその思考様式をとることの重要さ、そして、ツールとしての利用可能形態にしたこと、とてもすばらしいとおもいます。
■ポスターセッションもありました。その中でもっとも興味深いと個人的に感じたのは、台湾のChen氏の発表「矛盾マトリクスの空のセルに関連する問題を解決するための「単一特性法」」です。矛盾マトリクスには対応する原理の入っていないセルがありますが、そのときに、改善特性の同じ行に並ぶ発明原理を活用する、という切り口です。その行に出てくる原理を出現頻度によって分類しながらリストアップします。(A=19回以上、…、G=1〜3回)そうして、それらの高頻度のものを候補として適用しよう、というものです。この考えのよいところは、空白のセルをどうしよう、というだけではなく「The TRIZ Method Without Contradiction Information(矛盾情報を使わないTRIZの方法)」である点です。改善したい特性にたして、何が悪化する特性なのかを特定せずに、候補となる発明原理を判断できます。悪化する特性を、掘り下げ分析していくことが解決への基本だとしても、悪化する特性がどうにもわからない(絞りきれない)ときもありますが、そういったときに、活用しやすい知識となりそうです。なお、Chen氏に、どうやってこの方法に思い至ったのですか?とたずねると彼はこう答えました。「空白のセルをどうしよう、という問題を解決するのに、TRIZを使ったのだ」と。確かに、情報の損失。そしてアバウト原理などの原理が対応しそうです。TRIZはその自身の手法発展においてもその手法内容が適用される可能性のある、とても面白い理論体系であるおもいます。
■TRIZの有力なコンサル企業、アイデア社からのご発表もありました。TRIZという理論をユーザにとって、もっともわかりやすくお話していただきました。電気シェーバーの改良をする際に、TRIZを使うとどういう思考を展開していくべきか、ということをモデルに。開発者にとってのTRIZのツールとしての使い方が、すっとわかりました。こうした優れたコンサル企業があることは今日の日本のTRIZの展開に大きく影響しているとおもいます。
■(備考)6箱方式のフロー概要、他
最終日は、USITの開発者であるシカフス氏、日本のTRIZ普及推進の大家である中川教授の発表他がありました。
USITとは:
創造的問題解決法、あるいは、やさしくしたTRIZ、とも表現されます。企業の課題解決のために、問題の定義から解決策の生成まで、一連のプロセスと手法がセットになった優れた手法です。シカフス氏が開発をされました。国内では中川先生のご活躍で多くの人にわかりやすく手法が提供されています。中川先生の公式サイトでの、USITに関するすばらしい解説があります。
(エド シカフス氏の講演。右下の人物がシカフス氏)
■Ed Sickafus氏からは、問題解決方法論各種の根底にあるもの−メンタル的な資源を使用する方法の理解−に関する講演がありました。創造的技法の開発者のシカフス氏ならでは興味深い洞察がたくさん。「組織化されず論理的でもないが、しばしば見落とされがちな資源が自然な思考にはある。」「(右脳と左脳は)両方とも、論理付け、記憶、コミュニケーションおよび問題解決を行ないます。しかし、2つの脳はそれらを違ったやり方で行い、結果を共有します。例:一方はロジックがより得意で、もう一方はメタファー(隠喩)理解がより得意です。」(※和訳テキストに、一部加筆)「RHは空間の情報を分析するが、その結果を言葉で表すことができません」「一般的に、我々は瞬間的で、直感的な解決概念で始めます(写真のスライドの内容)」「組織化は思考のためではなく、コミュニケーションのための実践である」「私たちの創造的思考(コミュニケーションでない)を最大にするために、RHの隠喩的な思考を促している間に、LHの論理的推測を抑制する必要があります。」「構造と言語は論理的なコミュニケーションのツールです。イメージとメタファー(隠喩)は創造的思考のツールです。」「RHの隠喩的な思考を取るために簡単なスケッチを使用してください。画像的な表現に説明を合わせてください。洞察の直観的なジャンプを促進するために、アイデアの判定を一時停止してください」
(私見)TRIZが、USITが、ということを超えて、論理的に潜在意識の階段を下りて、創造的なフィールドで脳を動かすということが、すこし理解できたような気がします。USITという創造的な手法がその背景に持っているものが、「感じられた」ような気がします。
■中川先生から「USITの「6箱方式」の使い方と意義」についての講演がありました。そこで、類比思考のプロセスのあいまいさをなくすUSITの6箱方式について、事例を踏まえてコンパクトにお話をしていただきました。(詳細は、(備考)部分に記述しました。)
(私見)USITは、技術開発にも強力で使いやすいツールですが、技術以外の一般の課題に対してもきわめて適用のしやすい発想プロセスだとおもいます。その意味もあって、先生の例示では、「裁縫で短くなった縫い糸をとめる方法」「忘れ物を防止する方法」といった、身近で面白い課題をテーマに取り上げておられるのだとおもいます。優れた手法のセットですが、中でも「属性分析」と「USITオペレータ」は特に優れた「智慧」だとおもいます。決して今まで誰もしたことのない特殊な思考方法ではありませんが、意識的にその思考様式をとることの重要さ、そして、ツールとしての利用可能形態にしたこと、とてもすばらしいとおもいます。
■ポスターセッションもありました。その中でもっとも興味深いと個人的に感じたのは、台湾のChen氏の発表「矛盾マトリクスの空のセルに関連する問題を解決するための「単一特性法」」です。矛盾マトリクスには対応する原理の入っていないセルがありますが、そのときに、改善特性の同じ行に並ぶ発明原理を活用する、という切り口です。その行に出てくる原理を出現頻度によって分類しながらリストアップします。(A=19回以上、…、G=1〜3回)そうして、それらの高頻度のものを候補として適用しよう、というものです。この考えのよいところは、空白のセルをどうしよう、というだけではなく「The TRIZ Method Without Contradiction Information(矛盾情報を使わないTRIZの方法)」である点です。改善したい特性にたして、何が悪化する特性なのかを特定せずに、候補となる発明原理を判断できます。悪化する特性を、掘り下げ分析していくことが解決への基本だとしても、悪化する特性がどうにもわからない(絞りきれない)ときもありますが、そういったときに、活用しやすい知識となりそうです。なお、Chen氏に、どうやってこの方法に思い至ったのですか?とたずねると彼はこう答えました。「空白のセルをどうしよう、という問題を解決するのに、TRIZを使ったのだ」と。確かに、情報の損失。そしてアバウト原理などの原理が対応しそうです。TRIZはその自身の手法発展においてもその手法内容が適用される可能性のある、とても面白い理論体系であるおもいます。
■TRIZの有力なコンサル企業、アイデア社からのご発表もありました。TRIZという理論をユーザにとって、もっともわかりやすくお話していただきました。電気シェーバーの改良をする際に、TRIZを使うとどういう思考を展開していくべきか、ということをモデルに。開発者にとってのTRIZのツールとしての使い方が、すっとわかりました。こうした優れたコンサル企業があることは今日の日本のTRIZの展開に大きく影響しているとおもいます。
■(備考)6箱方式のフロー概要、他
2006年09月01日
Darrell Mann、ソフトウエアのTRIZ。
9月1日。TRIZシンポジウムの二日目。朝から晩まで、講演が続きます。
TRIZの矛盾マトリックスはアルトシュラーがつくり今日の書籍ではほとんどがそのマトリックスですが、よくみるとあちこちに、空白のセルあります。そこには対応する発明原理が示されていません。これに対して、今日的な特許まで分析し完全にセルが埋められた新しい矛盾マトリックス(マトリックス2003)があります。Darrell Mann(ダレルマン)氏のした仕事です。そのMann氏が、今回は、ソフトウエア分野でのTRIZについての分析を発表されました。この中で特に印象深かったのは、40の発明原理が、ソフトウエアでどう現されるべきかを示したリストです。
TRIZはその起源からしてメカニカルなのものへの解決力が強いと感じます。一方で、ソフトウエアやナノテクなどの非機械的な要素への適用は、発明原理の表現するものに違和感があるようにおもいます。Mann氏の講演ではソフトウエア分野に対応した、あたらしい表現になっています。(シンポジウム資料に詳細があります。その紹介は別の機会に譲りたいとおもいます。)

(夜の懇親会にて。右がダレルマン氏。左は片岡氏)
二日目には、TRIZ/USITの新刊でしられる粕谷茂氏(プロエンジニア研究研究所)、9月21日に宮城県のTRIZセミナー講師においでいただく片岡敏光氏(パットブレーン)のご発表もありました。
TRIZの矛盾マトリックスはアルトシュラーがつくり今日の書籍ではほとんどがそのマトリックスですが、よくみるとあちこちに、空白のセルあります。そこには対応する発明原理が示されていません。これに対して、今日的な特許まで分析し完全にセルが埋められた新しい矛盾マトリックス(マトリックス2003)があります。Darrell Mann(ダレルマン)氏のした仕事です。そのMann氏が、今回は、ソフトウエア分野でのTRIZについての分析を発表されました。この中で特に印象深かったのは、40の発明原理が、ソフトウエアでどう現されるべきかを示したリストです。
TRIZはその起源からしてメカニカルなのものへの解決力が強いと感じます。一方で、ソフトウエアやナノテクなどの非機械的な要素への適用は、発明原理の表現するものに違和感があるようにおもいます。Mann氏の講演ではソフトウエア分野に対応した、あたらしい表現になっています。(シンポジウム資料に詳細があります。その紹介は別の機会に譲りたいとおもいます。)
(夜の懇親会にて。右がダレルマン氏。左は片岡氏)
二日目には、TRIZ/USITの新刊でしられる粕谷茂氏(プロエンジニア研究研究所)、9月21日に宮城県のTRIZセミナー講師においでいただく片岡敏光氏(パットブレーン)のご発表もありました。
2006年08月31日
TRIZシンポジウム2006。長野におけるTRIZ実践事例。
8月31日。TRIZシンポジウム2006が大阪で開催されています。全国のTRIZ関係者と欧米アジアからTRIZの専門家が来日し、合計で100名以上が三日間にわたりTRIZに関する情報交換やディスカッションを行います。大阪の中川先生をはじめ、事務局をされている方は国内の強力なTRIZ推進者で構成されています。先生自ら身を粉にしてシンポジウムを運営されておられます。頭の下がる思いで参加させてもらいました。

(開会の様子。最前列には、USITの大家、シカフス氏がアメリカから。)
初日に当たる31日はとても興味深い発表がありました。特に印象深かった3つの発表についてご紹介します。
■TRIZの優れた実践事例
株式会社タカノの横内社長殿のご発表で、「溶接レス・パイプ構造体を実現するジョイント構造」が今回最も興味深いと個人的に感じました。長野の製造企業であるタカノ殿では、チャレンジテーマを社内でアイデア出しして、地域の開発系コンサル企業であるプラーナー殿などの協力をえて、TRIZを用いて開発を成功させます。単に構造体の開発をするのではなく、作業環境改善、工期の超短縮など、非常に優秀な結果を上げています。これからの社会のありようにもとてもマッチした可能性の高い技術が生まれています。
■TRIZの基本についての講演
産能大の澤口学先生(『VEとTRIZ』著者)が、TRIZの基本ツールについて明快に講義されました。初学者にとってとても勉強になりました。特に「抽象化による解決の原則」(抽象化→導出→具体化:類比発想)のプロセスを、二次方程式の一般解をモデルにとてもわかりやすく言及させれました。これは、なるほど、とおもいました。TRIZの思考プロセスのエッセンスがそこにあります。
■ブレークスルー思考の日比野氏による講演
『ブレークスルー思考』のジェラード・ナドラー、日比野省三といえば非常に有名ですが、その日比野氏本人による講演です。過去と現在の延長線上に未来がない、そういう時代には、未来から。目的の目的はなにか?目的の目的の目的は何か?・・・、非常に興味深いブレークスルー思考のお話でした。
・デカルトの思考(これまでの思考):事実、真実、実態、先例、事例
・ブレークスルー思考:根本、根源、本質・・・目的
(開会の様子。最前列には、USITの大家、シカフス氏がアメリカから。)
初日に当たる31日はとても興味深い発表がありました。特に印象深かった3つの発表についてご紹介します。
■TRIZの優れた実践事例
株式会社タカノの横内社長殿のご発表で、「溶接レス・パイプ構造体を実現するジョイント構造」が今回最も興味深いと個人的に感じました。長野の製造企業であるタカノ殿では、チャレンジテーマを社内でアイデア出しして、地域の開発系コンサル企業であるプラーナー殿などの協力をえて、TRIZを用いて開発を成功させます。単に構造体の開発をするのではなく、作業環境改善、工期の超短縮など、非常に優秀な結果を上げています。これからの社会のありようにもとてもマッチした可能性の高い技術が生まれています。
■TRIZの基本についての講演
産能大の澤口学先生(『VEとTRIZ』著者)が、TRIZの基本ツールについて明快に講義されました。初学者にとってとても勉強になりました。特に「抽象化による解決の原則」(抽象化→導出→具体化:類比発想)のプロセスを、二次方程式の一般解をモデルにとてもわかりやすく言及させれました。これは、なるほど、とおもいました。TRIZの思考プロセスのエッセンスがそこにあります。
■ブレークスルー思考の日比野氏による講演
『ブレークスルー思考』のジェラード・ナドラー、日比野省三といえば非常に有名ですが、その日比野氏本人による講演です。過去と現在の延長線上に未来がない、そういう時代には、未来から。目的の目的はなにか?目的の目的の目的は何か?・・・、非常に興味深いブレークスルー思考のお話でした。
・デカルトの思考(これまでの思考):事実、真実、実態、先例、事例
・ブレークスルー思考:根本、根源、本質・・・目的
2006年08月28日
TRIZ特別講演「ハイテク企業におけるTRIZの推進と適用」を聴講してきました。
8月28日。東京でアイデア社のTRIZの特別講演があり参加してきました。TRIZで高い成果を上げている企業である韓国のハイテク企業の事例を、お話いただいたのですが、とても興味深いものでした。内容については深い話を書くことは差し控えたいとおもいますが、具体で現場の話というのは貴重でとても参考になりました。私の職の使命である産学連携の推進と新技術の事業化にたいして、非常に有効に活用できそうだと感じました。貴重な機会を作っていただいた、アイデア社殿、中川先生、講師のバレリさん、ありがとうございました。
特に興味深かったのは、
・15のTRIZツール
・ロードマップ(どのタイプの案件のどのフェーズに、どの技法を活用するか。)
・ARIZの実際
です。いつか整理してみたいともいます。
特に興味深かったのは、
・15のTRIZツール
・ロードマップ(どのタイプの案件のどのフェーズに、どの技法を活用するか。)
・ARIZの実際
です。いつか整理してみたいともいます。
2006年08月17日
宮城TRIZ研究会(Mi-TRIZ)
宮城におけるTRIZの情報の共有と発信・理解・活用を目的とした組織、宮城TRIZ研究会(略称、Mi-TRIZ:ミトリーズ)の公式サイトをwikiを使って開設しました。
宮城TRIZ研究会 公式サイト
2006年5月に設立した組織で、創設者である私が会長兼事務局長を務めています。TRIZに関する組織作りやそこでの活動を通じ、地域に付加価値の高い事業を創出する支援をできれば幸いです。
宮城TRIZ研究会 公式サイト
2006年5月に設立した組織で、創設者である私が会長兼事務局長を務めています。TRIZに関する組織作りやそこでの活動を通じ、地域に付加価値の高い事業を創出する支援をできれば幸いです。
2006年07月20日
TRIZセミナーの企画ミーティング。
5月20日。今日は某所の方とミーティング。宮城でTRIZのセミナーを企画しています。これまでにも何度か打ち合わせをして、PR用のポスター案ができてきたので、それの内容についてディスカッション。
私の方で請け負う仕事を確認してゆきます。企画ごとなので方向性やこういった感じで、ということをお互いに共有しながら作業を確認・分担してゆきます。セミナー企画のプロが推進してくださっているので、もういきなりハイレベルなポスターが案として提示されてきて、その能力に感心。この企画の担当をされている方は非常に多忙な人なので手早く案を作られたとおもうのですが、そのクオリティーは相当なものでした。
このセミナーの開催を通じて、地域の技術系企業、技術者の方々が、効果的な技術開発の指針として、TRIZのエッセンスを吸収していただけたら幸いです。今以上に優秀な企業がたくさん活躍する地域になることを目指して、日々できる限りのことを汗をかきかき走り回って提供してゆきます。この日の打ち合わせは4本。どれもとても充実したものとなりました。
私の方で請け負う仕事を確認してゆきます。企画ごとなので方向性やこういった感じで、ということをお互いに共有しながら作業を確認・分担してゆきます。セミナー企画のプロが推進してくださっているので、もういきなりハイレベルなポスターが案として提示されてきて、その能力に感心。この企画の担当をされている方は非常に多忙な人なので手早く案を作られたとおもうのですが、そのクオリティーは相当なものでした。
このセミナーの開催を通じて、地域の技術系企業、技術者の方々が、効果的な技術開発の指針として、TRIZのエッセンスを吸収していただけたら幸いです。今以上に優秀な企業がたくさん活躍する地域になることを目指して、日々できる限りのことを汗をかきかき走り回って提供してゆきます。この日の打ち合わせは4本。どれもとても充実したものとなりました。
2006年07月14日
9画面法 『鳥の目虫の目で、現在過去をみる。で未来は?』
TRIZに、9画面法という思考方法があります。時間軸と空間軸(あるいは概念空間軸)の2つで新しい発想をしていく方法です。TRIZや技術課題、というキーワードを超えて、面白い思考方法だと思います。一般のアイデア出しに活用できる方法だと思いますので、ぜひ使ってみてください。
(以下の、出展は、USITセミナーテキストです。私の理解・解釈に基づく表現ですので多分に不十分なものがある可能性があることをご了承ください。)
3かける3のマス目を書きます。(アイデア出しのときに使うマンダラートと同じ)
横軸は時間軸です。(10年前、今、5年後)
縦軸は思考対象物の範囲(スコープ)です。(上位・相当物・下位)
6[過去・上位システム] 3[現在・上位システム] 7[未来・上位システム]
4[過去・ システム ] 1[現在・ システム ] 8[未来・ システム ]
5[過去・下位システム] 2[現在・下位システム] 9[未来・下位システム]
全ての升目を埋めるとこのようになります。数字に発想のコツがあると感じました。
まず真ん中の列です。ここに現在のことを書きながら整理します。
中段に、今考えている対象物を書きます。
下段に対象物の下位システム(構成要素)を書きます。
上段に対象物の上位システム(対象物を包含して全体として機能を効能を提供しているもの)
次に左の列に移ります。これは過去について。主に10年前を念頭に。
中段に、対象物の10年前の姿を書きます。
下段に、その下位システムを書きます。
上段に、その上位システムを書きます。
最後は右の列です。主に5年後を予測します。ここは下記込む順番が違います。
まず、上段のマス、上位システムを書きます。手始めに将来社会のキーワードを書きます。そして、5年後の上位システムの姿を予測します。
次に、中段のマス、対象物の将来の姿を描きます。結局ここを書きたいわけですが、ここにいたるまでの7つのマス目が優れた発想を広げます。
さらに、下段のマス、対象物の将来の姿の下位システムを描きます。簡単に言うと対象物の将来の姿を構成する構成要素やそれが持っている諸機能です。
ここがさらに、対象物の将来の姿を色鮮やかに描き出し、アイデアが具体的になります。
以上、9画面法という手法を紹介しました。ある意味、発想をめぐらしているときに自然と使っている頭の使い方です。それを意識的にすることで効果的に着想を得ることができます。
■例:大学の休講を知らせる掲示板、を追記部分で考えて見ます。
(以下の、出展は、USITセミナーテキストです。私の理解・解釈に基づく表現ですので多分に不十分なものがある可能性があることをご了承ください。)
3かける3のマス目を書きます。(アイデア出しのときに使うマンダラートと同じ)
横軸は時間軸です。(10年前、今、5年後)
縦軸は思考対象物の範囲(スコープ)です。(上位・相当物・下位)
6[過去・上位システム] 3[現在・上位システム] 7[未来・上位システム]
4[過去・ システム ] 1[現在・ システム ] 8[未来・ システム ]
5[過去・下位システム] 2[現在・下位システム] 9[未来・下位システム]
全ての升目を埋めるとこのようになります。数字に発想のコツがあると感じました。
まず真ん中の列です。ここに現在のことを書きながら整理します。
中段に、今考えている対象物を書きます。
下段に対象物の下位システム(構成要素)を書きます。
上段に対象物の上位システム(対象物を包含して全体として機能を効能を提供しているもの)
次に左の列に移ります。これは過去について。主に10年前を念頭に。
中段に、対象物の10年前の姿を書きます。
下段に、その下位システムを書きます。
上段に、その上位システムを書きます。
最後は右の列です。主に5年後を予測します。ここは下記込む順番が違います。
まず、上段のマス、上位システムを書きます。手始めに将来社会のキーワードを書きます。そして、5年後の上位システムの姿を予測します。
次に、中段のマス、対象物の将来の姿を描きます。結局ここを書きたいわけですが、ここにいたるまでの7つのマス目が優れた発想を広げます。
さらに、下段のマス、対象物の将来の姿の下位システムを描きます。簡単に言うと対象物の将来の姿を構成する構成要素やそれが持っている諸機能です。
ここがさらに、対象物の将来の姿を色鮮やかに描き出し、アイデアが具体的になります。
以上、9画面法という手法を紹介しました。ある意味、発想をめぐらしているときに自然と使っている頭の使い方です。それを意識的にすることで効果的に着想を得ることができます。
■例:大学の休講を知らせる掲示板、を追記部分で考えて見ます。
2006年07月13日
TRIZとUSIT
USITトレーニングセミナーを受講し、TRIZの書物、説明会、ソフトツールなどから学んできたものを元に、ここで一度整理してみました。(以下のPPTファイル)
TRIZとUSITの位置づけ
ここに述べたことはあくまでも私の私見です。まだまだ学び始めたばかりで事実と異なる認識をしている可能性もあります。あらかじめご了承ください。
TRIZとUSITの位置づけ
ここに述べたことはあくまでも私の私見です。まだまだ学び始めたばかりで事実と異なる認識をしている可能性もあります。あらかじめご了承ください。
2006年07月12日
TRIZソフト操作セミナーに参加してきました。
7月12日。TRIZコンサル企業であるアイデア社のセミナーに参加して、TRIZソフトを実際に体験してきました。結論から報告しますと、TRIZソフト(TechOptimizer)はとてもできの良いソフトウエアでした。
あまり具体的な内容への言及は差し控えたいと思いますが、TOPE(TechOptimizerをこう略記します。プロフェッショナル・エディションのPEとおもわれます。)は、ユーザが活用するという視点からみてともて使いやすくできていました。TRIZがもつ知識ベースを十二分に引き出していました。さらに動画機能やあるものの自動生成がなかなかすごい。効果的な質問をしてくれるコンサルタントがそばにいるようなレベルです。
多分、TRIZソフトツールの効果的な活用には初期の訓練があったほうがよりよく使えると思われますが、ちょっとしたガイダンスをうけて後はつかってみながら自分の実問題に臨んでみる。という使い方が十分想定できます。たとえば公設試験所などに分析装置の時間貸し(有料)がありますが、そういうスタイルでTRIZソフトが、公設試験所にあってガイダンス+時間貸し(有料)があってもいいだろうなぁと感じました。
最後に、ちょっとだけセミナーのグループワークの様子をご紹介します。(写真は情報が劣化するように処理してありますので見にくいですがご了承ください。)

写真は休憩時間にグループのテーブルを撮影。この後ポストイットはさらに増え。
セミナーの内容も大変勉強になります。またグループには業種をこえてさまざまな企業のエンジニア、研究企画者の方とディスカッションしながら課題を実行していくことで、同じ志向の人材との交流も生まれます。実はこれもこのセミナーに参加することの大きな魅力、だと思います。貴重な機会を与えてくださったK講師殿に感謝!
あまり具体的な内容への言及は差し控えたいと思いますが、TOPE(TechOptimizerをこう略記します。プロフェッショナル・エディションのPEとおもわれます。)は、ユーザが活用するという視点からみてともて使いやすくできていました。TRIZがもつ知識ベースを十二分に引き出していました。さらに動画機能やあるものの自動生成がなかなかすごい。効果的な質問をしてくれるコンサルタントがそばにいるようなレベルです。
多分、TRIZソフトツールの効果的な活用には初期の訓練があったほうがよりよく使えると思われますが、ちょっとしたガイダンスをうけて後はつかってみながら自分の実問題に臨んでみる。という使い方が十分想定できます。たとえば公設試験所などに分析装置の時間貸し(有料)がありますが、そういうスタイルでTRIZソフトが、公設試験所にあってガイダンス+時間貸し(有料)があってもいいだろうなぁと感じました。
最後に、ちょっとだけセミナーのグループワークの様子をご紹介します。(写真は情報が劣化するように処理してありますので見にくいですがご了承ください。)
写真は休憩時間にグループのテーブルを撮影。この後ポストイットはさらに増え。
セミナーの内容も大変勉強になります。またグループには業種をこえてさまざまな企業のエンジニア、研究企画者の方とディスカッションしながら課題を実行していくことで、同じ志向の人材との交流も生まれます。実はこれもこのセミナーに参加することの大きな魅力、だと思います。貴重な機会を与えてくださったK講師殿に感謝!
2006年07月10日
USITセミナーを振り返って。
USITトレーニングセミナーの事例報告を作成しています。せっかくなので知識を構造的に整理し、活用できる知恵に消化するために、がっちりと取り組みます。壁にはグループワークで使った模造紙をはって、二日間のプロセスを振り返ります。事例報告のフォーマットファイルには、全体が理解できるような示唆がついているので、これを書いていくだけで自然と事後の理解がすすみます。なかなかの優れもの。
さて、セミナー全体を振り返ってみて得られた感想と気づきが3つほどあります。以下。
1、人間の創造性は事前にアイデアを生成させている。しかしアイデアは、漠然と考えているときには漠然とした理想形を描き、対象物と問題を明確に考える努力の分だけ理想形は明確な形を描く、ということを今回の構造化されたプロセスを通じて実感した。
2、漠然とした理想形は、ニーズを言い換えただけのアイデアになりがち。(例:うまく性能を発揮する機能をもった道具、といったような表現のアイデア)それに対して明確な理想形、特にUSITを使って生成する理想形は、問題定義・問題分析のプロセルと、USITオペレータを用いることで、具体的な手段や機構、物体構造を伴ったレベルのアイデアになる。
3、問題を明確に定義すること、と、手順を踏んで分析すること、は非常にたくさんのアイデアを触発する行為であった。経営学の分野では、構造化された効果的な問いが、優れた戦略立案に貢献することがあるが、テクノロジーマネジメントの分野でも同様の構造化された知識があると実感した。
これらは、USITが、というよりも、効果的なアイデア出し作業における本質的な性質のいくつかに気がついた、というほうが正しいかもしれません。アイデア出しの組織運営を行ってきた経験から言うと、USITというのは単に膨大な特許のエッセンスの抽出した知識セットをコンパクトにしたものではなく、人間の創造性や、分析眼と発想性能についての深い洞察があるように感じます。USITはTRIZを単にコンパクトにしたものにとどまらず、USITならではの付加価値があるような感じがします。ただそれを深く考察するには私には知識と経験がもっと必要です。もう少しわかってきたらまた報告をしたいと思います。
2006年07月07日
USITセミナーに参加しています。(2日目)
USITセミナーの二日目では、最後に解決策を生成するところまで行きます。各チームの内容を述べることはできませんが、各セッションごとに発表と討論があり、だんだんとそのテーマが仕上がっていくのをみることができ興味深いです。ちょっとした商品開発会議を複数チームで同時進行しているようなものです。参加者の能力も高いので非常にエキサイティングです。
ちょっと脱線ですが、私は久々に頭脳が疲れる(疲れきって思考が散漫になる)という経験をしました。楽しいしどんどん内容が発展していくので面白いのですが、脳みその活動度は半端ではありません。創造的な行為をずっとつづける、というのは、常に新しい道を走り続けるドライブのようなものです。旅先で数百キロもドライブすると、次々新しくて楽しいけれど、近所を走るよりもずっとつかれるあの状態に似ています。創造活動というのは普通、効率的にできないので疲れきるほど創造行為はしにくいのですが、USITトレーニングでは、効率的に創造していくので、ある意味、頭脳は休むことなくずっと創造的な脳の部位を使い続けます。これはすごいことだと思います。
終わってみて、なるほど、課題が解決されました。たった二日で、何も試作物やモデルを使うことなく、紙と頭脳とディスカッションだけで、です。もちろん、魔法ではなく技法なので、USITでなくてもたどり着く解決策であるかもしれません。ただ、2日間でマスターしながら行ったので多少長いのですが、これはマスターした上で行えば多分一日弱で、持ち込まれた課題についての解決策をチームで生成することができると感じました。
なお、特に印象に深かったのは、問題を”定義する”ことです。具体内容をここにはかかないので抽象的な話になりますが、問題を定義する、という作業を時間をかけてしっかり行うこと、というのはある意味ものすごいアイデアを喚起する作業です。(たしかIDEOの「発想する会社」でも”現場でつぶさに視ること”をすすめています)あまりにアイデアがわいてきて、問題定義をすっ飛ばして一足飛びにアイデアを作りたい衝動に駆られます。これは次の「問題を分析する」でも、同じです。(私見:これはアイデアカードとしてストックしておいたほうがきっといいと思います。後半でアイデアの生成をするときに体系的にさらにそのアイデアを広げることができます。ある意味、アイデアを網羅的に使い切る、といった感じの現象を体験できます。)(私見2:チーム作業でなら、アイデアがでたらテーブルの上のかごにアイデアカードを書いて入れておいてもいいかも知れません。分析中に人はアイデアを出したくなるけれど、それをするべきフェーズではないときには、アイデアを殺さず色あせる前にカタチ(カード)にしておく。というのが面白いかもしれません。)
以上、2日間のセミナーでは多くの知識習得がありました。そして貴重な体験を貴重なメンバーで行うことができました。講師の中川先生、そのほかスタッフの皆さんにこの場を借りて御礼申し上げたいと思います。ありがとうございました。
ちょっと脱線ですが、私は久々に頭脳が疲れる(疲れきって思考が散漫になる)という経験をしました。楽しいしどんどん内容が発展していくので面白いのですが、脳みその活動度は半端ではありません。創造的な行為をずっとつづける、というのは、常に新しい道を走り続けるドライブのようなものです。旅先で数百キロもドライブすると、次々新しくて楽しいけれど、近所を走るよりもずっとつかれるあの状態に似ています。創造活動というのは普通、効率的にできないので疲れきるほど創造行為はしにくいのですが、USITトレーニングでは、効率的に創造していくので、ある意味、頭脳は休むことなくずっと創造的な脳の部位を使い続けます。これはすごいことだと思います。
終わってみて、なるほど、課題が解決されました。たった二日で、何も試作物やモデルを使うことなく、紙と頭脳とディスカッションだけで、です。もちろん、魔法ではなく技法なので、USITでなくてもたどり着く解決策であるかもしれません。ただ、2日間でマスターしながら行ったので多少長いのですが、これはマスターした上で行えば多分一日弱で、持ち込まれた課題についての解決策をチームで生成することができると感じました。
なお、特に印象に深かったのは、問題を”定義する”ことです。具体内容をここにはかかないので抽象的な話になりますが、問題を定義する、という作業を時間をかけてしっかり行うこと、というのはある意味ものすごいアイデアを喚起する作業です。(たしかIDEOの「発想する会社」でも”現場でつぶさに視ること”をすすめています)あまりにアイデアがわいてきて、問題定義をすっ飛ばして一足飛びにアイデアを作りたい衝動に駆られます。これは次の「問題を分析する」でも、同じです。(私見:これはアイデアカードとしてストックしておいたほうがきっといいと思います。後半でアイデアの生成をするときに体系的にさらにそのアイデアを広げることができます。ある意味、アイデアを網羅的に使い切る、といった感じの現象を体験できます。)(私見2:チーム作業でなら、アイデアがでたらテーブルの上のかごにアイデアカードを書いて入れておいてもいいかも知れません。分析中に人はアイデアを出したくなるけれど、それをするべきフェーズではないときには、アイデアを殺さず色あせる前にカタチ(カード)にしておく。というのが面白いかもしれません。)
以上、2日間のセミナーでは多くの知識習得がありました。そして貴重な体験を貴重なメンバーで行うことができました。講師の中川先生、そのほかスタッフの皆さんにこの場を借りて御礼申し上げたいと思います。ありがとうございました。
2006年07月06日
USITセミナーに参加しています。(1日目)
7月6日。新宿南口のマイクロソフトのビルで2日間のセミナーに参加しています。内容はUSIT(ユーシット)のトレーニングです。簡単にいうとTRIZをやさしくしたものです。
歴史的にいいますと、TRIZがロシアから欧米に渡り、発展していった中で、イスラエルでSIT(構造化された発明の技法)という手法に発展します。その後、アメリカで自動車メーカで働いていたシカフス氏が、USTI(統合的SIT)として技法を発展させました。その後日本でもこのUSTIをさらに発展させて使いやすいものへと技法が向上しています。今日はその内容を座学と実践で学んでいます。
内容については深い説明を感心しきりで聞いていました。問題を明確にするプロセスには技法独自のノウハウがたくさん詰まっています。その後に分析、そして、解決のための発想の切り口(しかも非常に体系的に整理されたもの)を用いてアイデアをだし、解決策を生成します。
セミナーの内容(技法そのもの、適用のコツ・ノウハウ)もすごいのですが、参加している方もすごい仕事をされている方ばかりで、ここに参加することは大きな学びと刺激となりました。
歴史的にいいますと、TRIZがロシアから欧米に渡り、発展していった中で、イスラエルでSIT(構造化された発明の技法)という手法に発展します。その後、アメリカで自動車メーカで働いていたシカフス氏が、USTI(統合的SIT)として技法を発展させました。その後日本でもこのUSTIをさらに発展させて使いやすいものへと技法が向上しています。今日はその内容を座学と実践で学んでいます。
内容については深い説明を感心しきりで聞いていました。問題を明確にするプロセスには技法独自のノウハウがたくさん詰まっています。その後に分析、そして、解決のための発想の切り口(しかも非常に体系的に整理されたもの)を用いてアイデアをだし、解決策を生成します。
セミナーの内容(技法そのもの、適用のコツ・ノウハウ)もすごいのですが、参加している方もすごい仕事をされている方ばかりで、ここに参加することは大きな学びと刺激となりました。
2006年06月18日
TRIZ、3つの基本ツールの位置づけに関する考察
TRIZの3つの基本ツールはそもそも互いにどういう位置づけにあるのかを、考察してみたいと思います。TRIZの知識構造自体をアナロジーとして活用する際にこれは大きなヒントになると思います。
3ツールの位置づけですが、きわめてラフな言い方すると、私は次のように解釈しました。プリンシプルズは対象とする系の内部の(トレードオフを解決する)話であり、エフェクツは系の内部がどうであるかとは基本的に無関係に存在する外部の話、そして、プレディクションはの系の仕組みが今後どのような発展を見せるかという指針を与えてくれるもの、だといえるかも知れません。つまり整理すると以下の様になります。
(1)プリンシプルズは、内部資源に関するイノベーションのエッセンス。
(2)エフェクツは、外部資源に関するイノベーションのエッセンス。
(3)プレディクションは、未来や指針に関するイノベーションのエッセンス。
なおこれを経営学にあてはめてアナロジーを考えるならば、
(1)プレディクションは、経営資源の各項目のトレードオフを解消し、両方を向上させるうまいビジネスモデリングの方法を提供するもの。
(2)エフェクツは、企業を取り巻く外部環境(人口構成、ライフスタイルといった社会環境、産業構造、貿易、IT化などの技術革新、法規制、市場動向、業界動向、他の業界の動向)がもたらすものを”機会”の視点で分類したもの
(3)自社のビジネスモデルや業界、市場、社会が今度どのように変わっていくのか、あるいは変化に対応するためにどういう指針を持つべきか、多様な業種、多様な時代、からトレンドのエッセンスを引き出したもの
であると私はとらえました。内部を知り、外部をしり、そして来るべきトレンドを知る。そういうツールになるのかもしれません。
ちなみに蛇足ですが続きを読む
3ツールの位置づけですが、きわめてラフな言い方すると、私は次のように解釈しました。プリンシプルズは対象とする系の内部の(トレードオフを解決する)話であり、エフェクツは系の内部がどうであるかとは基本的に無関係に存在する外部の話、そして、プレディクションはの系の仕組みが今後どのような発展を見せるかという指針を与えてくれるもの、だといえるかも知れません。つまり整理すると以下の様になります。
(1)プリンシプルズは、内部資源に関するイノベーションのエッセンス。
(2)エフェクツは、外部資源に関するイノベーションのエッセンス。
(3)プレディクションは、未来や指針に関するイノベーションのエッセンス。
なおこれを経営学にあてはめてアナロジーを考えるならば、
(1)プレディクションは、経営資源の各項目のトレードオフを解消し、両方を向上させるうまいビジネスモデリングの方法を提供するもの。
(2)エフェクツは、企業を取り巻く外部環境(人口構成、ライフスタイルといった社会環境、産業構造、貿易、IT化などの技術革新、法規制、市場動向、業界動向、他の業界の動向)がもたらすものを”機会”の視点で分類したもの
(3)自社のビジネスモデルや業界、市場、社会が今度どのように変わっていくのか、あるいは変化に対応するためにどういう指針を持つべきか、多様な業種、多様な時代、からトレンドのエッセンスを引き出したもの
であると私はとらえました。内部を知り、外部をしり、そして来るべきトレンドを知る。そういうツールになるのかもしれません。
ちなみに蛇足ですが続きを読む
2006年06月17日
Effects 『技術的問題解決の科学的・工学的効果集』
発明的問題解決理論、TRIZの中の基本ツール3点セットの中のひとつ、Effectsについて紹介します。”40の発明原理”や”分離の原則”を用いて課題を解決する着想が生まれたら、次にそのアイデアを現実へむけてより具体的に検討をしていく段階が必要になります。そのときに、過去の他分野の優秀事例から類比発想する場合、「(事例から転用して)これこれの機能をもつ技術を使って、これこれすればよいのだ」という段階において、さあ、こまります。ブレストを組織で行うと、そもそも誰も知らないものは出てきません。類比発想で、「○○な技術があったとすればそれをつかって○○してしまおう」という発言をしにくい背景には、実は「それって、本当にできる?」「その技術が世の中になければ意味ないじゃん」というアイデアキラーの台詞を自分の中で発している部分があるでしょう。あるいは、そもそも、広範な基礎的技術がない人は、「○○な技術があったとして」という前提さえ作ることが困難かもしれません。そこで、電磁気の教科書を開いて、そういう機能を有する法則がないか、しばし考えて見ます。しかしそこには限界があります。そもそも、従来の技術分野は、提供機能別ではなく、技術体系ごとに分割発展してきた技術なので、機能別になっているものはあまりありません。
そこで、このTRIZのEffectsを活用することで、安心して「○○な技術があるとして」と発言できるようになります。というのも、たいていのほしい効果をこのEffectsから見つけていくことができます。望む効果を持つ自然法則・技術をここから見つけて、さらに具体的にその技術が何であるのかを効果的にしっていくことで、上記の課題をきれいに解決していけます。さてではEffectsとはどのような切り口であるのか、ということで言えば、以下のように19の切り口(大項目ベース)になります。
パラメータ(※1)を
・安定させる
・減少させる
・増大させる
・測定する
・変化させる
場を
・検出する
・生成する
・蓄積する
・防止する
物質を
・相変化させる
・移動する
・形成する
・結合する
・検出する
・生成する
・蓄積する
・排除する
・分離する
・保持する
※この19の切り口の下階層に、中項目(技術機能、かなり具体的な機能)、小項目(具体的効果名、技術事例)が続きます。参考文献150ページ
この切り方もなぜこうなのかは一般に自明ではなく、興味深いものがあります。技術者の目から見て「やりたいこと別」に各種技術を再整理したらこうなるのであろう、と私は解釈しています。今後アイデア出しにおいてこれらを活用してみてこの構成のもつ意味を理解してゆきたいと思います。(参考文献:『革新的技術開発の技法 図解TRIZ』)
■(※1) パラメータ
そこで、このTRIZのEffectsを活用することで、安心して「○○な技術があるとして」と発言できるようになります。というのも、たいていのほしい効果をこのEffectsから見つけていくことができます。望む効果を持つ自然法則・技術をここから見つけて、さらに具体的にその技術が何であるのかを効果的にしっていくことで、上記の課題をきれいに解決していけます。さてではEffectsとはどのような切り口であるのか、ということで言えば、以下のように19の切り口(大項目ベース)になります。
パラメータ(※1)を
・安定させる
・減少させる
・増大させる
・測定する
・変化させる
場を
・検出する
・生成する
・蓄積する
・防止する
物質を
・相変化させる
・移動する
・形成する
・結合する
・検出する
・生成する
・蓄積する
・排除する
・分離する
・保持する
※この19の切り口の下階層に、中項目(技術機能、かなり具体的な機能)、小項目(具体的効果名、技術事例)が続きます。参考文献150ページ
この切り方もなぜこうなのかは一般に自明ではなく、興味深いものがあります。技術者の目から見て「やりたいこと別」に各種技術を再整理したらこうなるのであろう、と私は解釈しています。今後アイデア出しにおいてこれらを活用してみてこの構成のもつ意味を理解してゆきたいと思います。(参考文献:『革新的技術開発の技法 図解TRIZ』)
■(※1) パラメータ
2006年06月14日
Prediction 『技術システム進化の共通パターン(標準解、トレンド)』
TRIZの中の基本ツール3点セットのうちのひとつ、プレディクションについて紹介します。技術の発展は、分野や業種や個別の事例によって全く内容は異なるわけですが、その技術体系が長期的にどういうカタチへ発展していくか、ということを見ていくと、いくつかの共通した傾向が見られるそうです。TRIZではその技術を進化させていく思考の展開方法をパターン化して「プレディクション(予測)」という魅力的なツールの一部として提供しています。
なぜそうなるのか、自明ではない独創的な数パターンの内容はとても興味深いものがあります。この知識を持っておくと、目の前の技術が今後こういう感じになるだろうな、という予想ができるわけです。昔であれば長年生産現場にいたベテラン技術者が「おう、それは昔もおんなじような問題にであったぞ。その時はだな・・・」と繰り返し現れる問題の本質を「知恵」として伝承していって暗黙知を蓄積していました。(ちなみに、現在は長く生産現場にいることがそもそも難しい、ベテランたちの「知恵」が構造的に急速大量的に失われている、という状況があります。)「なぜかはわからないけれど、技術や社会には、ステージを変えて同じ問題は繰り返し現れる」ので、技術では分野ごとにその道のベテランがコンサルテイトできたわけです。それをもっと広げて、全技術分野を網羅しその中に含まれる共通傾向を抜き出して体系的にまとめたものがプレディクションだ、と私は解釈しています。具体的にその共通傾向を参考図書では14種類の観点から整理されています。(引用:参考図書99ページ、括弧部分は抜粋・加筆しています)
1、新しい物質の導入(内部→外部→環境→物体間)
2、改良物質の導入
3、モノ→バイ→ポリ(類似物)(単→2→多→複合)
4、モノ→バイ→ポリ(異質物)
5、物質や物体の細分化(モノリス→分割モ→液体粉末→ガスプラズマ→電磁界)
6、空間の細分化(モノリシック→空洞→複数空洞→毛細管多孔質→活性毛細管)
7、表面の細分化(平ら表面→突起ある表面→荒い表面→活性細孔の表面)
8、可動性の向上(不動→ジョイント→複ジョ→完全弾性→液体気体→電磁界)
9、リズムの調和(連続→パルス→共鳴モードパルス→複数パルス→進行派)
10、作用の調和(未調整→部分調整→統制→間欠)
11、制御性の向上(直接的制御→起動機構を介する→フィードバックシステム)
12、線構造の幾何学的進化(点→線→二次元曲線→三次元曲線)
13、立体構造の幾何学的進化(平面→円筒面→球面→複合面)
14、トリミング(削除)の増大(従来→オブジェクト削除→一部削除→削除)
文字で表すだけでなかなか意味するところが理解しにくいのですが、TRIZの本などにある事例をみるとどれも大変興味深いもので感心させられます。以上は、プレディクションの中に含まれる「トレンド」というものです。以下、プレディクションの基本となる「物質−場分析」と「標準解(あるいは標準発明)」を紹介します。
対象とする系を2つの物質とその間を満たす場がある、というモデル化を行います。作用するもの、されるもの、そしてその間をつなぐもの、というシンプルモデルです。そのときに「新しい物質を導入する」など76通りの改良方法が、発明解として明らかにされています。これらを一つ一つ当てはめることで、改良を行う切り口が見えてきます。
なお、この発明解と上述のトレンドは具体的な内容を見るとわかるとおり、「発明解のいくつかを段階的に並べたもの」=「トレンドのひとつ」という関係があります。
(参考図書:『革新的技術開発の技法 図解TRIZ』)
■(私見) 「物事が繰り返し現れること」について
なぜそうなるのか、自明ではない独創的な数パターンの内容はとても興味深いものがあります。この知識を持っておくと、目の前の技術が今後こういう感じになるだろうな、という予想ができるわけです。昔であれば長年生産現場にいたベテラン技術者が「おう、それは昔もおんなじような問題にであったぞ。その時はだな・・・」と繰り返し現れる問題の本質を「知恵」として伝承していって暗黙知を蓄積していました。(ちなみに、現在は長く生産現場にいることがそもそも難しい、ベテランたちの「知恵」が構造的に急速大量的に失われている、という状況があります。)「なぜかはわからないけれど、技術や社会には、ステージを変えて同じ問題は繰り返し現れる」ので、技術では分野ごとにその道のベテランがコンサルテイトできたわけです。それをもっと広げて、全技術分野を網羅しその中に含まれる共通傾向を抜き出して体系的にまとめたものがプレディクションだ、と私は解釈しています。具体的にその共通傾向を参考図書では14種類の観点から整理されています。(引用:参考図書99ページ、括弧部分は抜粋・加筆しています)
1、新しい物質の導入(内部→外部→環境→物体間)
2、改良物質の導入
3、モノ→バイ→ポリ(類似物)(単→2→多→複合)
4、モノ→バイ→ポリ(異質物)
5、物質や物体の細分化(モノリス→分割モ→液体粉末→ガスプラズマ→電磁界)
6、空間の細分化(モノリシック→空洞→複数空洞→毛細管多孔質→活性毛細管)
7、表面の細分化(平ら表面→突起ある表面→荒い表面→活性細孔の表面)
8、可動性の向上(不動→ジョイント→複ジョ→完全弾性→液体気体→電磁界)
9、リズムの調和(連続→パルス→共鳴モードパルス→複数パルス→進行派)
10、作用の調和(未調整→部分調整→統制→間欠)
11、制御性の向上(直接的制御→起動機構を介する→フィードバックシステム)
12、線構造の幾何学的進化(点→線→二次元曲線→三次元曲線)
13、立体構造の幾何学的進化(平面→円筒面→球面→複合面)
14、トリミング(削除)の増大(従来→オブジェクト削除→一部削除→削除)
文字で表すだけでなかなか意味するところが理解しにくいのですが、TRIZの本などにある事例をみるとどれも大変興味深いもので感心させられます。以上は、プレディクションの中に含まれる「トレンド」というものです。以下、プレディクションの基本となる「物質−場分析」と「標準解(あるいは標準発明)」を紹介します。
対象とする系を2つの物質とその間を満たす場がある、というモデル化を行います。作用するもの、されるもの、そしてその間をつなぐもの、というシンプルモデルです。そのときに「新しい物質を導入する」など76通りの改良方法が、発明解として明らかにされています。これらを一つ一つ当てはめることで、改良を行う切り口が見えてきます。
なお、この発明解と上述のトレンドは具体的な内容を見るとわかるとおり、「発明解のいくつかを段階的に並べたもの」=「トレンドのひとつ」という関係があります。
(参考図書:『革新的技術開発の技法 図解TRIZ』)
■(私見) 「物事が繰り返し現れること」について
2006年06月11日
物理的矛盾、克服する4つの方法。「分離」
昨日紹介したマトリックスには、実は同一属性の交差セルには、発明原理の番号は付与されていません。同じ属性のもの同士なので、そもそもそこにはAとBのトレードオフ、ということがありません。ですが、このマトリックスの興味深いところは、縦軸の属性が「改善されるもの」で、横軸が「悪化してしまうもの」という考え方である点です。かならずしも「重さ」が改善する、とは”重さが軽くなる”というわけではないようです。
そうするとわかることは、遠くに届くようにあるものの”長さを長くしたい”と同時に、移動時にはそれがコンパクトなほうがいいので”長さを短くしたい”ということがありますが、このときには、マトリックスの同一属性同士の交差セルにも、解くべき課題がある、といえます。(改善特性は、「長さ」が長くなる。悪化特性は「長さ」が長くなる。=持ち運びには短くしておきたい)では、それはどうなるのか。こういう同一属性同士が、Aであってほしいが同時にAでなくあってほしい、ということがあるのをTRIZでは「物理的矛盾」と呼んでいて、これを克服するのに4つの方法を提案しています。「分割」もしくは「分割の原則」と呼ばれています。表現や順番は書物などにより異なるようです。ここでは先日セミナーで伺ったメモを元に表現してみたいと思います。
1、時間で分離
仕事もしたいし遊びたい。午前を仕事、午後を遊び。
2、空間で分離
プレゼンのときに前だけ暗く、後ろを明るく。といった対応。
3、下位概念・上位概念へ移行する
プロジェクタースライドをやめる。明るくても見えるプロジェクターの開発。
4、システムとその構成要素で分離。
柔らかくないといけない、同時に硬くないといけない。
戦車やブルドーザーのキャタピラ。やわらかいとだめだが、
全体はフレキシブル。
構成要素は硬いが、システムとしてはやわらかい。
(4つ目は「相変化を利用する」とされることも。
液体が固体になる、形状記憶合金、など)
これは、技術的なものだけではなく、日常生活の課題解決への発想の切り口などにも応用が聞きやすいものだと感じています。アイデア出しに困ったらぜひ一度使ってみてください。
■続きを読む
そうするとわかることは、遠くに届くようにあるものの”長さを長くしたい”と同時に、移動時にはそれがコンパクトなほうがいいので”長さを短くしたい”ということがありますが、このときには、マトリックスの同一属性同士の交差セルにも、解くべき課題がある、といえます。(改善特性は、「長さ」が長くなる。悪化特性は「長さ」が長くなる。=持ち運びには短くしておきたい)では、それはどうなるのか。こういう同一属性同士が、Aであってほしいが同時にAでなくあってほしい、ということがあるのをTRIZでは「物理的矛盾」と呼んでいて、これを克服するのに4つの方法を提案しています。「分割」もしくは「分割の原則」と呼ばれています。表現や順番は書物などにより異なるようです。ここでは先日セミナーで伺ったメモを元に表現してみたいと思います。
1、時間で分離
仕事もしたいし遊びたい。午前を仕事、午後を遊び。
2、空間で分離
プレゼンのときに前だけ暗く、後ろを明るく。といった対応。
3、下位概念・上位概念へ移行する
プロジェクタースライドをやめる。明るくても見えるプロジェクターの開発。
4、システムとその構成要素で分離。
柔らかくないといけない、同時に硬くないといけない。
戦車やブルドーザーのキャタピラ。やわらかいとだめだが、
全体はフレキシブル。
構成要素は硬いが、システムとしてはやわらかい。
(4つ目は「相変化を利用する」とされることも。
液体が固体になる、形状記憶合金、など)
これは、技術的なものだけではなく、日常生活の課題解決への発想の切り口などにも応用が聞きやすいものだと感じています。アイデア出しに困ったらぜひ一度使ってみてください。
■続きを読む
2006年06月10日
Principles 『40の発明原理』
TRIZの初心者むけツールセット、と私が位置づけているものの一つ目、プリンシプル。膨大な特許から共通する発明のエッセンスが抽出され、それを集約して40通りのスタイルに、TRIZの研究者は纏め上げました。「40の発明原理」と呼ばれます。1番の分割原理、から始まり、最後40番は複合材料原理まで、独創的な40の原理で構成されてます。過去の叡智である特許のエッセンスを集約してできたものなので、ほとんどの困難な技術課題はこのどれかの方法が解決の示唆を与えてくれる、というものです。
アイデア出しのときに、この40の発明原理をアイデアのチェックリストとして活用しても面白いと思います。ブレストの考案者であるオズボーン氏がアイデアを得るために「7つのチェックリスト」というアイデア出しの切り口リストを作っています。”大きいものを小さくしたらどうなるか”などの問いかけリストです。プランニング系のアイデア出しにおいて、この7つの問いを行うことで大体これまでのアイデアは出される、というものです。技術系の課題のアイデア会議において、オズボーンのチェックリストではなかなか具体的な展開が難しいのですが、この”40の発明の切り口”を疑問系で問いかけてみると、そこに新しい着想を得られる、そんな気がします。
個別にどんな原理なのかはいづれ紹介したいと思います。TRIZがパワフルなツールだと思うのは、40個の切り口をどういう技術課題の時にはどれを使うと効果が得られやすいか、ということをマトリックスのカタチで示されていることです。もしそういう指南がついていなければ、技術課題に出会った人は、40個の原理を端から試してみないといけません。それがないのです。
対象となる技術課題を39の特性であらわしています。この39の選び方も独特で必ずしも自明ではない構成であり興味深いです。この39をタテ・ヨコになれべてそのマトリックスの中に、4つの数字(1〜40)がその課題に一番適した順に書かれています。縦は改善したい特性、横はそれによって悪化してしまう特性。その交点に、両方を改善するための発明原理がある、という構成です。TRIZのツールの中でも、コレだけでも相当多くのことができそうで、大変興味深いものです。
アイデア出しのときに、この40の発明原理をアイデアのチェックリストとして活用しても面白いと思います。ブレストの考案者であるオズボーン氏がアイデアを得るために「7つのチェックリスト」というアイデア出しの切り口リストを作っています。”大きいものを小さくしたらどうなるか”などの問いかけリストです。プランニング系のアイデア出しにおいて、この7つの問いを行うことで大体これまでのアイデアは出される、というものです。技術系の課題のアイデア会議において、オズボーンのチェックリストではなかなか具体的な展開が難しいのですが、この”40の発明の切り口”を疑問系で問いかけてみると、そこに新しい着想を得られる、そんな気がします。
個別にどんな原理なのかはいづれ紹介したいと思います。TRIZがパワフルなツールだと思うのは、40個の切り口をどういう技術課題の時にはどれを使うと効果が得られやすいか、ということをマトリックスのカタチで示されていることです。もしそういう指南がついていなければ、技術課題に出会った人は、40個の原理を端から試してみないといけません。それがないのです。
対象となる技術課題を39の特性であらわしています。この39の選び方も独特で必ずしも自明ではない構成であり興味深いです。この39をタテ・ヨコになれべてそのマトリックスの中に、4つの数字(1〜40)がその課題に一番適した順に書かれています。縦は改善したい特性、横はそれによって悪化してしまう特性。その交点に、両方を改善するための発明原理がある、という構成です。TRIZのツールの中でも、コレだけでも相当多くのことができそうで、大変興味深いものです。
2006年06月09日
TRIZ。技術的課題を解決する魅力的なツールセット。
TRIZ(発明的問題解決理論)を勉強しています。書物で見ると非常に多様な知識セットを含む理論で、何から使うとうまくいくのか、初心者にはなかなか判断がつきにくそうに見えます。そこでこれまでに人から教えてもらったことも踏まえて、私なりに少しまとめてみたいと思います。
本質的な課題を提示されたときに「コレとコレをこういう切り口で使えば効果的な解決策が得られる」という「ツールの選び方・使い方(ツールボックスの運用方法)」を。(※1)
まず、豪華フルセットではなく、入門者向けツール・コンパクトセット的な道具箱で話を進めます。ここには以下の3つの道具が入っています。
・Principles『(発明の)原理』を提示してくれるツールです。
・Prediction『(進化の)予測』を提示してくれるツールです。
・Effects『(望む)効果』をもった技術を提示してくれるツールです。
どれもすばらしいデザインの魅力的なツールです。これらを今後、折に触れて紹介していきます。記事としては飛び飛びになります。
■
本質的な課題を提示されたときに「コレとコレをこういう切り口で使えば効果的な解決策が得られる」という「ツールの選び方・使い方(ツールボックスの運用方法)」を。(※1)
まず、豪華フルセットではなく、入門者向けツール・コンパクトセット的な道具箱で話を進めます。ここには以下の3つの道具が入っています。
・Principles『(発明の)原理』を提示してくれるツールです。
・Prediction『(進化の)予測』を提示してくれるツールです。
・Effects『(望む)効果』をもった技術を提示してくれるツールです。
どれもすばらしいデザインの魅力的なツールです。これらを今後、折に触れて紹介していきます。記事としては飛び飛びになります。
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2006年06月08日
TRIZセミナーに参加してきました。
本日は、東京で行われた株式会社アイデア殿の主催するTRIZセミナーに参加してきました。内容はTRIZ理論の概論とTRIZの主要な知識ベースや問題の本質化プロセスを備えたソフトウエアの概要についてです。
私自身、独学で本と雑誌連載でTRIZを勉強しているような状態でしたので、TRIZの中のポイントはどこか、実際に技術課題を解決するときにどういうフローで進めていけば効果的なのか、どのツール(知識)をどういう視点で使うとうまく展開するのか、といったことが良くわかっていませんでした。今回、このセミナーを受けてよく分かりました。また、ソフトウエアについては、非常にツールとしての出来がよくて、なるほど、これを使うとかなり効率的に技術課題の解決のアナロジーが得られそうだ、と感じられるものでした。アイデア社のトップページに3つのフラッシュ動画がありますが、ちょうどセミナーの内容(の非常に集約されたもの)になっています。一度セミナーを聞いた人ならば、このフラッシュを見ながら他の人にTRIZの概要を説明できるような、良い出来のフラッシュ動画です。
■(私見)
私自身、独学で本と雑誌連載でTRIZを勉強しているような状態でしたので、TRIZの中のポイントはどこか、実際に技術課題を解決するときにどういうフローで進めていけば効果的なのか、どのツール(知識)をどういう視点で使うとうまく展開するのか、といったことが良くわかっていませんでした。今回、このセミナーを受けてよく分かりました。また、ソフトウエアについては、非常にツールとしての出来がよくて、なるほど、これを使うとかなり効率的に技術課題の解決のアナロジーが得られそうだ、と感じられるものでした。アイデア社のトップページに3つのフラッシュ動画がありますが、ちょうどセミナーの内容(の非常に集約されたもの)になっています。一度セミナーを聞いた人ならば、このフラッシュを見ながら他の人にTRIZの概要を説明できるような、良い出来のフラッシュ動画です。
■(私見)
2006年05月23日
大阪学院大学、中川教授を訪問しました。
(今日はご本人の許しを頂戴して内容の一部と写真を掲載しています。)
5月23日。本日は大阪学院大学(大阪府吹田市)を訪問してきました。以前からずっとお会いしたかった中川先生にお会いすることができました。

中川先生は、TRIZ(トゥリーズ:発明的問題解決理論)の日本におけるオーソリティーで、先生の運営されるTRIZホームページは、TRIZに関する理論、論文、セミナーなどの情報が集積する一大サイトです。すべて先生ご自身の手で作成・更新されているそうです。90年代後半に日本にTRIZが紹介されて以来、日経系の雑誌やインターラボなどの専門誌にTRIZの連載や各地に出向いてセミナーを行われたりと、その理論の普及に大きく貢献されています。
現在、私はTRIZを活用した地域企業の独自支援スキームを開発するために準備を進めています。同時に地域で情報交換や普及のための研究会活動を展開しようとしています。こうした経緯もあり、本日は先生の貴重なお時間をいただいて訪問したものです。
日本のTRIZの大家である先生にお伺いするのにはまだまだ私の知識が少なすぎるとためらっていたのですが、勇気を出して先生をたずねて、私の現在の取り組みや構想をお話しさせていただきました。先生からは多くのアドバイスをいただきました。さらに私の理解があいまいであったUSIT(ユーシット:やさしくしたTRIZ、ともいわれています。)について教えていただき、その考え方の土台がよく理解できました。先生にご教授いただいたことをいかして、今後、長期的な視野で、TRIZを用いた地域企業の革新の支援活動を行ってゆきたいと思います。
なお、とらせていただいた先生の写真は私の腕の問題で非常に硬い感じの雰囲気になってしまいましたが、ちょうどかばんから出したときにシャッターが下りて自然な先生の様子を収めたカットがありますので最後に掲載します。

知名度の高さに比べてあまり人物像の知られていない中川先生ですが、お話を直接お伺いして、先生の気さくなお人柄、高い社会性が強く印象に残りました。このカットにその雰囲気を感じてもらえたら幸いです。
■ちなみに、私がTRIZに出会った経緯について。
5月23日。本日は大阪学院大学(大阪府吹田市)を訪問してきました。以前からずっとお会いしたかった中川先生にお会いすることができました。
中川先生は、TRIZ(トゥリーズ:発明的問題解決理論)の日本におけるオーソリティーで、先生の運営されるTRIZホームページは、TRIZに関する理論、論文、セミナーなどの情報が集積する一大サイトです。すべて先生ご自身の手で作成・更新されているそうです。90年代後半に日本にTRIZが紹介されて以来、日経系の雑誌やインターラボなどの専門誌にTRIZの連載や各地に出向いてセミナーを行われたりと、その理論の普及に大きく貢献されています。
現在、私はTRIZを活用した地域企業の独自支援スキームを開発するために準備を進めています。同時に地域で情報交換や普及のための研究会活動を展開しようとしています。こうした経緯もあり、本日は先生の貴重なお時間をいただいて訪問したものです。
日本のTRIZの大家である先生にお伺いするのにはまだまだ私の知識が少なすぎるとためらっていたのですが、勇気を出して先生をたずねて、私の現在の取り組みや構想をお話しさせていただきました。先生からは多くのアドバイスをいただきました。さらに私の理解があいまいであったUSIT(ユーシット:やさしくしたTRIZ、ともいわれています。)について教えていただき、その考え方の土台がよく理解できました。先生にご教授いただいたことをいかして、今後、長期的な視野で、TRIZを用いた地域企業の革新の支援活動を行ってゆきたいと思います。
なお、とらせていただいた先生の写真は私の腕の問題で非常に硬い感じの雰囲気になってしまいましたが、ちょうどかばんから出したときにシャッターが下りて自然な先生の様子を収めたカットがありますので最後に掲載します。
知名度の高さに比べてあまり人物像の知られていない中川先生ですが、お話を直接お伺いして、先生の気さくなお人柄、高い社会性が強く印象に残りました。このカットにその雰囲気を感じてもらえたら幸いです。
■ちなみに、私がTRIZに出会った経緯について。
2006年04月04日
『TRIZ』発明的問題解決の理論(自主レポート)
ロシアのアルトシュラー氏が生み出したシステマチックなイノベーションの理論があります。当初、私はアイデアプラントでのアイデア出しの技法開発のために勉強し始めた理論ですが、この理論「TRIZ」にかなり深い可能性を感じて、最近独学でこの理論の勉強をはじめました。幸い、インターラボ(産学連携分野の無料雑誌)にTRIZの大家の中川先生の連載がありそれが非常に分かりやすく助かっています。自主レポートとして、連載第一回目の内容を以下、簡単にまとめました。これから業務において専門的に活用したいと考えてある種の構想を練っています。
■■■■■■■■■■■■■■■■■
自主レポート 『TRIZ』
■■■■■■■■■■■■■■■■■
(出展:インターラボ 2006年1月)
■TRIZの意味
発明問題解決の理論を意味する
ロシア語の頭文字をつづったものを英語表記に直したもの。
■発祥
旧ソ連のアルトシュラー(1926-1998)が50年にわたり
発展させ確立させた。
■日本での普及
本格的に紹介されたのは1996年〜1998年。
現在では米・欧で国際会議が毎年開催されるようになった。
■TRIZの情報源
(日本)(大阪学院大学 中川教授、編集)
TRIZホームページ www.osaka-gu.ac.jp/php/nakagawa/TRIZ/
(米国)
TRIZ Journal www.triz-journal.com
■入門書的な本
三菱総研編著(1999)『革新的技術開発の技法:図解TRIZ』日本実業出版社
■教科書的な本
Darrell Mann、中川徹監訳(2004)
『TRIZ実践と効用(1)体系的技術革新』創造開発イニシアチブ
■TRIZのそもそもの発想。
アルトシュラーが特許関係の仕事で多数の特許を調査する中で、
「特許のアイデアのエッセンスには、似たパターンがしばしば現れる。
もしそのパターンを抽出して学べば、誰でも発明家になれるだろう。」
と考えたもの。
■特許から抽出したそのパターンが、発明原理。
40の発明原理、サブ原理レベルでは、約100項目を抽出・整理。
分割の原理、分離(摘出)の原理、局所的性質の原理、などから
複合材料の原理など、いろいろ。
■抽出は直感的になされている。
TRIZはボトムアップに、事実を整理していって次第に仮説を形成し、
それを実地応用で検証しながら高めていく(深めていく)という
帰納的・実証的アプローチで形成してきた。
この40の発明原理はその後ずっと使われ、
書く原理の含蓄が深まり、多数の事例が集められている。
■そのほかの、特許の分析からまとめられたもの。
科学技術の現象・原理や諸技術を網羅したもの
(Effects:物理・化学的効果データベース)
機能目標から実現手段を調べるデータベース
技術の進化・発展の方向性をまとめたもの(進化のトレンド)
■TRIZでのそれらの知見の使用方法
問題を抱えている技術者たちの視野を広げ、
自分の専門知識だけでなくて、他の科学技術分野、
他の産業などでの知識を有効に使えるようにするもの。
「誰かがどこかであなたの問題をすでに解決している」
というのを警告としてではなく、「解決の鍵」として
使おうとするもの。
自分の問題の本質が解決されているのであって、
実際の問題の解決策は、状況によっていろいろに
変化が必要。そこに自分の創造がある。
(石井私見)TRIZと歴史学の思想的根底には、同じ温故知新があるように思えます。
■デボノの「水平思考」
デボノの水平思考と基本的には同じ。
具体的な知識ベースを蓄積し活用する点で異なる。
デボノの水平思考
■発明のアイデアを出す方法
技術上の困難な課題に対して、確実に創造的な解決策を
作り出す方法としてTRIZは開発された。
■使う場面
第一には、将来の製品やサービスを構想する場合。
9画面法で、現在の製品やサービスの上位と下位のシステムを考え、
過去・現在・未来の発展を、「進化のトレンド」の知識などを
つかって考える。
第二には、技術的な問題(困ったこと)に遭遇した場合に
解決策を考える場面。
一つの製品・サービスの初期の企画・設計・開発の段階だけでなく、
製造の段階でも、保守の段階でも、要するに技術的な
問題点を解決する、そのための基本方針を作るのに使う。
■「発想法」「発明のノウハウ」との違い
TRIZでは、問題の設定、問題の分析、解決策の生成など、
きちんと段階を踏んで問題解決をします。
知識ベースを使うこと。
しっかりした技術的思想に基礎があること。
■問題の設定、分析の段階の方法の特徴
問題を広く体系的に捉え、問題の根本原因を考えて、
その問題の技術システムのメカニズムを理解しようとすること。
システムの機能と属性に関する分析をきちんとすること。
■解決策のアイデアを出す段階にも方法をもつ。
知識ベースに蓄積した「発明の原理」や「進化のトレンド」
などの中から、分析結果に応じて有効そうなものを
ヒントとして提示することが、もっとも典型的で有効なやり方。
TRIZの機能分析のやり方の一つに「物質・場分析」と
呼ばれるものがあり、その分析結果に応じて出されるヒント集を
「76の発明標準解」と呼ぶ。
■TRIZでもっとも特徴的な方法。
問題が持っている本質的な困難さを「矛盾」として明確にし。
その上で(妥協や最適化でなく)きちんと解決すること。
TRIZでは「一つの側面を改良しようとすると、別の側面が悪化する」型の
矛盾に対してはこれらの側面の組に対して今までの発明者たちが最も多く
使用した発明の原理を抽出しており「アルトシュラーの矛盾マトリックス」
と呼んで公表している。
また「一つのシステムの一つの側面に対して、正・逆の互いに対立する
要求が同時である問題」(TRIZではこれを物理的矛盾と呼ぶ)を
確実に解決する方法を持っている。
■二律背反、にっちもさっちもいなかい状況が、解決できる。
「分離原則」と呼ばれ、次の3段階で行う。
「(1)対立する要求を吟味して、それらを空間、時間、
またはその他の条件で分離しなさい
(2)分離できたら、分離した状況でそれぞれの要求を完全に
満たす解決策を作りなさい。
(3)そして、両者を統合して用いなさい。」
大抵の問題で(1)(2)は比較的容易に進むが、(3)で
はたと困る。この段階に、それぞれの分離条件に応じて、
多数の発明原理が有効であることが知られている。
発明原理をうまく適用すると、矛盾が鮮やかに解決される。
■■■■■■■■■■■■■■■■■
自主レポート 『TRIZ』
■■■■■■■■■■■■■■■■■
(出展:インターラボ 2006年1月)
■TRIZの意味
発明問題解決の理論を意味する
ロシア語の頭文字をつづったものを英語表記に直したもの。
■発祥
旧ソ連のアルトシュラー(1926-1998)が50年にわたり
発展させ確立させた。
■日本での普及
本格的に紹介されたのは1996年〜1998年。
現在では米・欧で国際会議が毎年開催されるようになった。
■TRIZの情報源
(日本)(大阪学院大学 中川教授、編集)
TRIZホームページ www.osaka-gu.ac.jp/php/nakagawa/TRIZ/
(米国)
TRIZ Journal www.triz-journal.com
■入門書的な本
三菱総研編著(1999)『革新的技術開発の技法:図解TRIZ』日本実業出版社
■教科書的な本
Darrell Mann、中川徹監訳(2004)
『TRIZ実践と効用(1)体系的技術革新』創造開発イニシアチブ
■TRIZのそもそもの発想。
アルトシュラーが特許関係の仕事で多数の特許を調査する中で、
「特許のアイデアのエッセンスには、似たパターンがしばしば現れる。
もしそのパターンを抽出して学べば、誰でも発明家になれるだろう。」
と考えたもの。
■特許から抽出したそのパターンが、発明原理。
40の発明原理、サブ原理レベルでは、約100項目を抽出・整理。
分割の原理、分離(摘出)の原理、局所的性質の原理、などから
複合材料の原理など、いろいろ。
■抽出は直感的になされている。
TRIZはボトムアップに、事実を整理していって次第に仮説を形成し、
それを実地応用で検証しながら高めていく(深めていく)という
帰納的・実証的アプローチで形成してきた。
この40の発明原理はその後ずっと使われ、
書く原理の含蓄が深まり、多数の事例が集められている。
■そのほかの、特許の分析からまとめられたもの。
科学技術の現象・原理や諸技術を網羅したもの
(Effects:物理・化学的効果データベース)
機能目標から実現手段を調べるデータベース
技術の進化・発展の方向性をまとめたもの(進化のトレンド)
■TRIZでのそれらの知見の使用方法
問題を抱えている技術者たちの視野を広げ、
自分の専門知識だけでなくて、他の科学技術分野、
他の産業などでの知識を有効に使えるようにするもの。
「誰かがどこかであなたの問題をすでに解決している」
というのを警告としてではなく、「解決の鍵」として
使おうとするもの。
自分の問題の本質が解決されているのであって、
実際の問題の解決策は、状況によっていろいろに
変化が必要。そこに自分の創造がある。
(石井私見)TRIZと歴史学の思想的根底には、同じ温故知新があるように思えます。
■デボノの「水平思考」
デボノの水平思考と基本的には同じ。
具体的な知識ベースを蓄積し活用する点で異なる。
デボノの水平思考
■発明のアイデアを出す方法
技術上の困難な課題に対して、確実に創造的な解決策を
作り出す方法としてTRIZは開発された。
■使う場面
第一には、将来の製品やサービスを構想する場合。
9画面法で、現在の製品やサービスの上位と下位のシステムを考え、
過去・現在・未来の発展を、「進化のトレンド」の知識などを
つかって考える。
第二には、技術的な問題(困ったこと)に遭遇した場合に
解決策を考える場面。
一つの製品・サービスの初期の企画・設計・開発の段階だけでなく、
製造の段階でも、保守の段階でも、要するに技術的な
問題点を解決する、そのための基本方針を作るのに使う。
■「発想法」「発明のノウハウ」との違い
TRIZでは、問題の設定、問題の分析、解決策の生成など、
きちんと段階を踏んで問題解決をします。
知識ベースを使うこと。
しっかりした技術的思想に基礎があること。
■問題の設定、分析の段階の方法の特徴
問題を広く体系的に捉え、問題の根本原因を考えて、
その問題の技術システムのメカニズムを理解しようとすること。
システムの機能と属性に関する分析をきちんとすること。
■解決策のアイデアを出す段階にも方法をもつ。
知識ベースに蓄積した「発明の原理」や「進化のトレンド」
などの中から、分析結果に応じて有効そうなものを
ヒントとして提示することが、もっとも典型的で有効なやり方。
TRIZの機能分析のやり方の一つに「物質・場分析」と
呼ばれるものがあり、その分析結果に応じて出されるヒント集を
「76の発明標準解」と呼ぶ。
■TRIZでもっとも特徴的な方法。
問題が持っている本質的な困難さを「矛盾」として明確にし。
その上で(妥協や最適化でなく)きちんと解決すること。
TRIZでは「一つの側面を改良しようとすると、別の側面が悪化する」型の
矛盾に対してはこれらの側面の組に対して今までの発明者たちが最も多く
使用した発明の原理を抽出しており「アルトシュラーの矛盾マトリックス」
と呼んで公表している。
また「一つのシステムの一つの側面に対して、正・逆の互いに対立する
要求が同時である問題」(TRIZではこれを物理的矛盾と呼ぶ)を
確実に解決する方法を持っている。
■二律背反、にっちもさっちもいなかい状況が、解決できる。
「分離原則」と呼ばれ、次の3段階で行う。
「(1)対立する要求を吟味して、それらを空間、時間、
またはその他の条件で分離しなさい
(2)分離できたら、分離した状況でそれぞれの要求を完全に
満たす解決策を作りなさい。
(3)そして、両者を統合して用いなさい。」
大抵の問題で(1)(2)は比較的容易に進むが、(3)で
はたと困る。この段階に、それぞれの分離条件に応じて、
多数の発明原理が有効であることが知られている。
発明原理をうまく適用すると、矛盾が鮮やかに解決される。











